[RIZIN MMAルール:
1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(70.3kg契約)]
スペシャルワンマッチ。
1R、組み付きからサワーをあっさりとテイクダウンさせた宮田は、三角締めに行く。これを強引にほどいたサワーだが、次に宮田はがぶりからフロントチョークに。これも極まらずにマウントポジションでのパウンドでサワーを削っていく。
そして最後は腕十字が極まりサワーはついにタップ。宮田が一本勝ちを収めた。
マイクを取った宮田は「(サワーは)思ったより寝技に対応してて危なかったです。去年はK-1ルールで負けましたけど今年は勝ててよかったです。ありがとうございました」とアピール。
宮田和幸のコメント
──試合の感想をお願いします。
宮田 とりあえずはホッとしてます。
──展開的にはコントロールしてるように見えたんですがどうでしたか?
宮田 思っていた以上に寝技に対応していたというか、技術的なことよりも最初に三角に入ったときに落とさないとタップしないんだなと思ったんで。
──寝技では意外とという感じでした?
宮田 絶対に負けないと思ってたんですけど、負けるとしたらノックアウトされるなというのはわかってたんで。自分の中では緊張感がありましたね。たぶんケガしていると思うんですけど、音が鳴ってたんで。
──プラン通りだったということですか?
宮田 欲を言えばジャーマンを出したかったんですけど、その余裕はなかったです。
アンディ・サワーのコメント
──試合の感想をお願いします。
サワー 試合を振り返ると、ちょっとがっくりきたところがありますけど、自分としては自分のいいところや強みを皆さんに知らしめる場があまり自分の所に回ってこなかったという気持ちです。これは傲慢で言っているのではなく、自分はいいファイターだし、ストライカーでもあるし、世界中で強い選手が集まる格闘技の大会に出てきましたし、タイトルもたくさん取ってきています。今回RIZINで2回目の敗戦となってしまってがっかりしていますけど、日本もRIZINも大好きだし、MMAも大好きになってきているところなんです。MMAでは日々学ぶこともありますし、こういった機会をいただけたので、どうしていいのかわからないという態度を皆さんに出したくないんですけど、願わくばRIZINのほうで私といい試合ができる、不足のない相手と闘いたいです。50分でも60分でも時間関係なくやっていいければと思います。やる気もあるので、次回RIZINに戻ってきて、いい試合をお見せできればと思っております。そして、今度は勝って、いいパフォーマンスを見せたいと思います。とにかく次回はいい試合をしたいと思います。
──キックボクシングを長くやって来て、MMAという新しい挑戦となりましたが、寝技は学ぶところがあると思うんですが、宮田選手と闘ってどう感じましたか?
サワー 12月ということで準備期間が数カ月しかなく、体得できなかったものがあります。寝技にもっていかれた時にはエスケープしか考えていなく、そういう闘い方では勝てないし、リスクも大きいとわかりました。今日の負けは自分の責任ですけど、自分の名前もかかっている試合ですし、もっと対等に闘えるバランスの取れた相手だといい試合ができたと思います。私はファイターですから、オリンピックの銀メダリストと闘えと言われれが闘いますけど、宮田選手のほうが経験値が高かったし、アンバランスな闘いだったんじゃないでしょうか? まあ練習もしているし、柔術、レスリング、MMAを日々学びながら取り組んでいきたいと思います。
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