2015年12月29日 SARABAの宴 第三試合 スペシャルワンマッチ
元谷友貴
1R 5:46 ノーコンテスト
フェリペ・エフライン
1R
両者オーソドックス。元谷は左インロー、右ローからジャブを放っていく。エフラインがパンチを振るってくるが元谷はこれを当てさせず、逆に強気に右ストレートを返して向かい、そこから組むと足を刈ってテイクダウン。
エフラインはハーフガードで元谷の攻めをこらえて立ち上がるが、元谷は再び倒してグラウンドに戻り、そしてバックを奪ってスリーパーを狙い、背後からのパンチ、さらにヒジも見舞っていく。エフラインが立ち上がってオンブの状態となり、しかし元谷は背後から、あるいは足を掛けて再びのテイクダウンと攻勢。
スタンドで打ち合いとなり、攻勢の元谷は右フックから左フックを繋ぐが、エフラインは右アッパーから左フックを同じタイミングで見舞い、この左フックで打ち抜き元谷はダウン。エフラインが左パウンドを連打したところレフェリーが試合をストップした。
しかしエフラインは事前の計量で体重超過をおかしており、試合はノーコンテストの裁定となった。
フェリペ・エフライン試合後インタビュー
―試合を振り返っての感想は?
試合を終えて、うれしく思っています。
―相手に組まれた展開も多かったですが?
最初のうちはどんな選手なのか様子を見ていたのですが、とても強くていい選手でした。自分のペースに持っていくのが、なかなか難しかったです。
―戦前の気持ちについては?
通常の試合ではナーバスになりますが、今日は落ち着いてリングに上がれました。観客の応援も感じられました。最初は試合の流れに任せましたが、途中で自分のペースにできたと思います。シュートボクセの代表として日本のリングに上がれたことがうれしいです。
―あなたの勝利でシュートボクセのファンが増えると思いますか?
はい、もっと多くのかたがたにシュートボクセの戦いを観ていただきたいと思います。まだ、多くの先輩がいますし、日本で試合をすれば多くの日本のファンを魅了してくれると思います。
―契約体重をオーバーしたことについては?
みなさんにご心配かけ、申し訳なく思います。体重を半日で落とさなければいけなかったのですが、お風呂で汗をかいても十分に対応することができませんでした。
(セコンドからの説明)いままで彼は何も問題なく体重を落としてきました。しかし、今回は27時間のフライトがあり、初めての時差も経験しました。また、ホテルにサウナがなかったので、お風呂で落とそうと思いましたが、時差もあってか、本人の具合も悪くなりかけたので、体重を落とすことを重視しませんでした。次回、チャンスがあれば体重を落とすことができると思いますし、よりよい試合を見せることができると信じています。
―セコンドとしてシュートボクセのフジマール会長に来てもらったことについては?
私はとても幸せです。フジマールは父のような存在で、私にたくさんのインスピレーションをくれます。最後に榊原実行委員長に感謝しています。すばらしいイベントを作っていただきました。できれば31日の大会にも参加したいなという気持ちもあります。
元谷友貴試合後インタビュー
―試合を終えた感想は?
自分のパンチが雑だったのかなというのはあります。
―最後のKOは覚えてますか?
パンチが当たったのはわからないですけど、その前後はだいたい覚えてます。
―相手が契約体重を守らなかったことについては?
そういうのは気にしていなくて。自分の実力で負けたと思っています。
―バックマウントを自ら解いたのは1R10分なのを考慮して?
そうですね。相手の足も外れてきてたので、そこでこだわるのはこっちの足も疲れるので、展開を変えようと思いました。
―結果は無効試合ですが、実質的にはKO負けです。これをどう受け止めていますか?
いまここで、大事なときでKO負けしたと思っています。今後についてはゆっくり考えます。一番負けたらいけないときに負けてしまったと思っています。
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