2021年12月22日(水)、Yogibo presents RIZIN.33へ出場する三浦孝太が都内で練習を公開した。
“キング・カズ”こと、三浦知良の次男・三浦孝太。宮田和幸率いるBRAVEに入門し、今回大晦日でMMAデビューを果たす。そのネームバリューで戦前より話題を呼ぶ三浦は、リングの上でその実力を証明することが出来るのか、注目が集まる。
公開練習では、1分間のミット打ちを披露。その後、インタビューに応じた。
三浦孝太 公開練習風景
三浦「緊張は全然ない」質疑応答
ーー先日、初めて記者会見に参加されましたが、感想はどうでしたか?
三浦 ウキウキしましたね。いつも見ていた会見なので、そこに自分が立ってたのでそれが何か面白かったです。
ーー闘う実感は湧いてきましたか?
三浦 初めて対戦相手と向かい合ったので、遂にやるんだなと思いました。
ーー試合まで10日を切りましたが、現在のコンディションはいかがでしょうか?
三浦 順調です!
ーー減量なども順調でしょうか?
三浦 はい。
ーー会見でも緊張した姿が見受けられないのですが、普段から緊張はあまりしないのですか?
三浦 全然緊張しなくて、逆に大丈夫なのかなという感じですね。
ーー本番も緊張しさそうな感じですか?
三浦 このまま行ったらしないんじゃないかなという感じですね。
ーー相手の選手の映像などなにか研究はある程度できそうですか?
三浦 5年前くらいの映像を見ていますが、最近の映像があまりないので昔の動画とかはある程度見ていますね。
ーー公開練習は打撃中心でしたが、普段はどういう割合で練習していますか?
三浦 全部同じくらいの割合で練習をやっていて、全然打撃だけやっているという感じではなく普通にMMAとして全ジャンル同じくらいやっています。
ーー打撃を他の所に行くとかはなく、全てBRAVEジムで練習しているということですか?
三浦 いや、打撃は別のところで、ボクシングジムに行ってはいますが、でも宮田さんのところでは、組だったり寝技、ボクシングで習った打撃をMMAで活かせるようにやっています。
ーー打撃はキックじゃなくてボクシングなんですね。
三浦 はい、そうです。
ーーちなみにどこに行っていますか?
三浦 葛西裕一トレーナーがやっているGLOVESジムっていうところで一応パンチは結構前からやっているという感じです。
ーー一番最初の格闘技を始めるキッカケがボクシングと聞いていたのですが、それはそもそも葛西さんのところですか?
三浦 いや、別の総合格闘技のジムでボクシングのレッスンが週に1回あって、それがたまたま自分がサッカーやっていた休みの日だったので、興味本位でそのボクシングのクラスに出ていたという感じですね。
ーー相手がキック系の選手みたいなので、打撃勝負になると予想しますか?
三浦 自分も、向こうは打撃でガンガンくると思うので、しっかり自分も打撃が得意なので、一番良いのはKO出来たらなと思います。
ーー先程見せたワンツーのストレートで仕留めるイメージですか?
三浦 全然、あれは本当にごく一部なので、やってきたことや作戦はいっぱいあるので、あれは全然ほんの一部です。
サッカー、ボクシングからMMAへ挑戦したキッカケとは?
ーー最初はボクシングの教室から格闘技の入り口に入って、そこからMMAに行こうと思ったキッカケと決断の理由を教えて下さい。
三浦 ボクシングとかの映像を見ている中で、天心選手の動画が関連ワードみたいなやつで出てきて、それで実際にRIZINに足を運んで見に行ったら、総合格闘技の魅力に引かれたというか、それでジムもちゃんとした所に入って本格的にやろうかなと悩んでいた時に、知り合いの知り合いという形で宮田さんと出会えたので、そこから総合の道へ来ましたね。
ーーちなみにその見に行ったRIZINはどの大会だったのですか?
三浦 堀口選手と天心選手がメインでやっている試合でした。
ーー最初にやっていたサッカーから格闘技へというと、なかなか冒険的な挑戦に見えますが、自分自身はどうですか?
三浦 たしかに格闘技のファンの方からしたら、ちっちゃい時から格闘技をやっていたわけではないので、そういうふうに「大丈夫か?」と思われるかもしれませんが、逆に自分は小さい頃からやっていないからこそ気付けることとかもあると思っているので、冒険的な感じにはなりますけど、お父さんとかもそういう生き方をしてきたと思うので、自分のその血を受け継いでいるというのは思っているので、絶対にどんな冒険になっても大丈夫だって思ってます。
ーーお父さんもいきなりブラジルに行って、そういうチャレンジしていますもんね。三浦家のDNAですか?
三浦 はい、そうですね。それを自分は自信をもってやっているので。
ーー今の三浦選手の理想のファイター、憧れのファイターはいますか?
三浦 結構いろんな選手の良いところを見ているので、この人になりたいというのはないんですけど、やっぱりRIZINのトップに立っている選手達は自分はすごく格好良いと思っているので、自分は誰かみたいになりたいと言うかはオリジナルで、実力でRIZINに上がって来たような選手といつか拳を交えて、自分がそういう風に新しいジャンルで、みんなに色んなものを見せれたらと思います。
ーーこの選手のここ、というものがあれば教えてください。
三浦 やっぱり、朝倉兄弟さんとかはいろんなメディアに出て活躍して格闘技を広げていますし、天心選手はボクシングだったりキックボクシングだったりMMAだったりに挑戦していてすごく格好いいなと思いますし、そういういろんな輝き方ってあると思うので、そういう所を意識してみていますね。
ーー格闘家の目標は、そういったビッグファイトというか、注目のリングに上がるということですかね?
三浦 そうですね。いまはやっぱり話題性とか、そういうまだ実力がないにも関わらずこういう舞台に立たせてもらうので、そこは勘違いせずに、実力で上がってきた選手達みたいに実績を挙げれていけたらなと思います。
ーーお父さんが今、8球団くらいからオファーがあってどこに行くんだ?みたいなことが話題になっていますが、これは息子としてどの様に見守っていますか?
三浦 正直、あの年齢で若い年齢の選手と混じってサッカーをやるということに対して家族としてはシンプルに心配な気持ちもあるんですけど、でもお父さんは家族がなんと言おうと自分がサッカーを好きで本気でやっている姿を誰よりも見てきているので、家族としてはお父さんがどういう選択をしようと、お父さんが満足行くまでは精一杯応援したいなと思います。
ーー競技は違いますが、向上心を持って努力を続けるアスリートとして共通する所はありますか?
三浦 尊敬しています。
RIZIN参戦への葛藤「反対覚悟で自分は出たいという気持ちがあった」
ーー先日の会見の時の赤のスーツはお父さんが貸してくれた思い入れのあるスーツですか?
三浦 そうですね。お父さんが今キャンプに行っているのですが、その間に会見が決まって自分のスーツがなかったので、速攻で電話して「スーツ貸してくれ」と言ったら、もともと用意されたスーツが2-3個あって、その一つがあれだったので、あれで決めてきた感じですね。
ーーその色を選んだのは三浦さんですか?
三浦 お父さんが選んだ色が、最初は上下真っ赤なスーツで、これはちょっと自分はまだ早いなというか全然似合っていなかったので、どうしようと思ってもう一個あったのがあのセットだったのでそっちを着ました。まぁほぼお父さんが選んでくれたようなものですね。
ーー会見で話していましたが、最初はお父さんは「小さな舞台からやった方が良いのでは」とおっしゃっていましたが、最終的に大晦日にRIZINデビューすることになったのは、三浦選手の意思が強かったのでしょうか?
三浦 やっぱり自分はこの舞台に憧れてはいたので、もちろん最初に話が来た時に、自分もそういう選手たちが苦労してその舞台に上がってきた事は知っていたので、こんなまだ実績のない自分が(舞台に)立って良いのかと思っていて、親に相談したら案の定大反対で、そこはどちらかと言うと一致していたと言うか、一応最初にお話を頂いた時はあまり前向きな方向で答えることは出来なかったのですが、もう一度そういう話を頂いた時にもう一回家族と話し合った時に、そういうチャンスはそう何回も来るもんじゃないなという話になって、そこで家族が「孝太が出たいんだったら、出る選択肢も別に悪いことではない」という風に言っていたので、話を頂いたからには挑戦するのも一つだと言われたので、その言葉が自分にすごく響いたと言うか反対されるのを覚悟の上で自分は出たいんだなという気持ちがあったので、それを素直に親に言ったら一気に応援してくれるようになった、という感じです。
ーーではこの試合を終えたら、場合によってはアマチュアを含めキャリアを積んでいきたい気持ちもありますか?
三浦 そうですね、自分は格闘技を好きでやっているので、この舞台じゃなきゃ上がれないとかそういうことでやっているわけではないので、本当に自分を出してくれるのであればRIZINの舞台でそれは上がりたいですし、それ以外でもチャンスがあればどんどんチャレンジしていきたいと思います。
ーー今の練習環境を知りたいのですが、原口兄弟やRENA選手とも組み合っているのを見ました。アドバイスをどの様にもらっているますか?
三浦 自分の悪いところとか、あんまり言いたくないというか試合前なので言えませんが、打撃でも悪い癖だったりいい癖もあったので、そういう所を海選手だったり、組で言うと原口選手のお兄ちゃんの方と良く練習するので、とか宮田さんとか色んな人にアドバイスをもらっているという感じですね。
三浦「人にどう思われるか関係なしに、なんとしても勝ちたい」
ーー対戦相手が166cmというのを見ると蹴りがかなり有効になってくると思いますが、そういう所も磨いていますか?
三浦 そうですね。
ーーご自身の中で手応えはどうですか?
三浦 自信はありますね。サッカーもやっていたので、蹴り方は全然違いますけど。今はどのことも自信しかないです。
ーー対戦相手はホストで仕事もしながらボディビルもやってきて、ただMMAという意味ではどちらかと言うと副業的な形で望むと思います。そういう意味で2年間格闘技に打ち込んできた孝太選手としては負けられないという気持ちもありますか?
三浦 そうですね。絶対に負けられないですし、シンプルに人にどう思われるか関係なしに自分自身が勝ちたいので、なんとしても勝ちたいです!
ーーデビュー戦ですがどんな勝ち方をしたいですか?
三浦 デビュー戦と言われていますが、RIZINに出してもらえるということなのでデビュー戦とは思えないような試合をしたいなとは思います。
減量食?入場イメージはなど、17LIVEからの質問に回答!
ーー初めての減量になるとおもいますが、どの様な減量食を取っていましたか?
三浦 4kgくらいなので、食べ物は12月入ったくらいから身体に良くないものだったり脂肪になっちゃうものとかは省いて、お母さんは食事を作っていたので、いろいろ分かっているので、体重が増えちゃいけないということも伝えて作ってもらっていますね。
ーー将来、闘いたい選手はいますか?
三浦 正直、今はいないです。自分はまだそれを発言していいいレベルではないので、自分はまだ言えないです。
ーーサッカーボールキックで相手の顔面を蹴れますか?
三浦 闘いなので、そこは思いっきり蹴ろうと思っています。
ーー入場のイメージは出来ていますか?
三浦 自分は曲とかも結構前から決めていて、試合に出るとなったらこの曲と決めていたので、そういう所に注目してもらえたらと思います。イメージは湧いてますね。
ーーRIZINファンへここを見てほしいなど、注目ポイントはありますか?
三浦 自分は打撃が得意なので、そういう打撃だったり、チャンスがあれば皆んなが見たいと思っているサッカーボールキックも思いっきり蹴ろうと思っているので、そういうところにも注目してください!
ーー勝って『孝太ダンス』してくださいと来ています!
三浦 ありがとうございます!でも本当に、インスタとかでも最初は結構、誹謗中傷くらいのことも言われていたのですが、最近では「応援してます!」とか心強い応援メッセージが届くので、本当に感謝しています。
ーー武田選手と日サロは行かないのですか?
三浦 行かないですね。
ーーBRAVEジム勢は勢いが凄いですが、三浦選手から見た宮田さんはどんな人ですか?
三浦 すごい心強いですし、普段の練習ではちょっと怖いんですけど、(9月の)会場とかでも自分が初めて発表させてもらったときにも近くでずっと居てくれて自分も緊張せずにリングに上がれたので、凄い心強いですね。
ーー最後に17LIVEのリスナーへ一言お願いします!
三浦 自分の方にメッセージや応援してくれている人に本当に感謝していて、そういう人が自分の事を応援してよかったなと思えるような試合を絶対に見せるので、そして絶対に勝つので、これからも応援よろしくお願いします!
公開練習の様子(YouTube)
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