11月11日(金)、東京ドームシティホール(TDCホール)にて『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup 2016』が開催された。
第3試合、トーナメント1回戦に登場したのは今大会がシュートボクシング初参戦となるチャールズ・“クレイジーホース”・ベネット。アウェイの会場で、目出し帽にジーンズという怪しげな姿で登場し会場を沸かせる。
ベネットは1R序盤から積極的に手を出していく。ラウンド中盤、変速の右フックが見事に決まりダウンを奪う。
その後もMASAYAの鋭いハイキックをかわしボディを入れるなど好戦。独特のスタイルでタイミングをずらしながら闘うベネットだが、2Rが始まるとMASAYAの攻撃が次々と決まりだす。2R中盤、左右のパンチの連打でダウンすると、ダウンカウント中にリングロープに座り込み、戦意喪失と見なしたレフェリーが試合を止め、テクニカルノックアウトで試合終了。MASAYAが2R2分4秒TKO勝利を挙げた。
第10試合にワンマッチで登場したのは、MMAルールでRIZIN参戦を経て、1年振りにシュートボクシングのリングに帰ってきた”絶対王者”アンディ・サワー。1R、軽快なフットワークで様子をみせながら距離を詰めていくアンディ。得意の強烈な蹴りを繰り出すもなかなかクリーンヒットはせず。逆に相手の宮越にカウンターのパンチを合わせられてしまう場面も。
2R、宮越のパンチがコツコツと入り出すが2R中盤アンディがダウンを奪う。そこから一気にたたみ掛けるが試合を決定することはできず、結果は3R判定(3-0)でアンディ・サワーが勝利した。
セミファイナルはMASAYA vs ザカリア・ゾウガリーのトーナメント決勝戦。試合を制したのはオランダのザカリア・ゾウガリー。2Rに3つのダウンを奪い圧巻のTKO勝利を決め、トーナメント初優勝を飾った。
そして、メインイベントで登場したのはシュートボクシング”絶対女王”RENA。緊張感たっぷりで始まった1R。決定打はなく両者様子を見る感じで終了する。
2R、決定的な場面こそなかったが、徐々にRENAのパンチやボディへの膝蹴りが決まりだしていく。
3R、膠着した状態からRENAが飛び膝蹴りを繰り出す。試合残り10秒、RENAは強烈な左ボディと膝蹴りの連続攻撃を仕掛けるが決めきれずに試合は終了。結果は3R判定でRENAが勝利した。
試合後、RENAは「ちょっと変な試合をしてしまったんですが、これだけは言わしてください。夢が叶ったぞー! それと、RIZINのポスター真ん中にしてもらっちゃったんで、年末はRIZINに出ないわけにはいきません!(笑)」とコメントした。
<試合結果一覧>
第12試合 メインイベント
【スペシャルマッチ/フライ級=51.0kg】≪3分×3ラウンド:延長無制限/エキスパートクラス特別ルール≫
RENA(51.0kg) vs キンバリー・ノヴァス(50.35kg)
3R判定3-0 RENA勝利
第11試合 セミファイナル
【S-cup65kg世界トーナメント決勝戦/スーパーライト級=65.0kg)】≪3分×3ラウンド:延長1ラウンド/S-cupルール≫
MASAYA(64.9kg)vs ザカリア・ゾウガリー(64.65kg)
2R 1分14秒TKO ザカリア・ゾウガリー勝利 ※トーナメント優勝
第10試合
【スペシャルマッチ/71.0kg契約】≪3分×3ラウンド:延長無制限ラウンド/エキスパートクラス特別ルール≫
アンディ・サワー(70.95kg) vs 宮越宗一郎(71.0kg)
3R判定3-0 アンディ・サワー勝利
第9試合
【SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ/スーパーバンタム級=55.0kg』≪3分×5ラウンド:延長無制限ラウンド/エキスパートクラスルー≫
内藤大樹(54.85kg) vs 植山征紀(55.0kg)
3R KO 内藤大樹勝利 ※SB日本スーパーバンタム級王座初防衛に成功
第8試合
【S-cup65kg世界トーナメント準決勝戦第2試合/スーパーライト級=65.0kg)】≪3分×3ラウンド:延長1ラウンド/S-cupルール≫
タップロン・ハーデスワークアウト(64.55kg)vs ザカリア・ゾウガリー(64.65kg)
3R判定 3-0 ザカリア・ゾウガリー勝利
第7試合
【S-cup65kg世界トーナメント準決勝戦第1試合/スーパーライト級=65.0kg)】≪3分×3ラウンド:延長1ラウンド/S-cupルール≫
MASAYA(64.9kg) vs Hideki(64.65kg)
1R TKO MASAYA勝利
第6試合
【SB日本女子ミニマム級王座決定戦/ミニマム級=48.0kg】≪3分×5ラウンド:延長無制限ラウンド/エキスパートクラスルール≫
MIO(47.85kg)vs Union朱里(47.9kg)
5R判定1-0、延長判定3-0 MIO勝利 ※MIOがSB日本女子ミニマム級王者となる
第5試合
【S-cup65kg世界トーナメント1回戦/スーパーライト級=65.0kg)】≪3分×3ラウンド:延長1ラウンド/S-cupルール≫
タップロン・ハーデスワークアウト(64.55kg) vs 水落洋祐(64.75kg)
2R40秒 タップロン・ハーデスワークアウト勝利
第4試合
【S-cup65kg世界トーナメント1回戦/スーパーライト級=65.0kg)】≪3分×3ラウンド:延長1ラウンド/S-cupルール≫
ザカリア・ゾウガリー(64.65kg) vs 山口裕人(64.65kg)
1R1分27秒TKO ザカリア・ゾウガリー勝利
第3試合
【S-cup65kg世界トーナメント1回戦/スーパーライト級=65.0kg)】≪3分×3ラウンド:延長1ラウンド/S-cupルール≫
MASAYA(64.9kg)vs チャールズ・“クレイジーホース”・ベネット(65.0kg)
2R2分4秒TKO MASAYA勝利
第2試合
【S-cup65kg世界トーナメント1回戦/スーパーライト級=65.0kg)】≪3分×3ラウンド:延長1ラウンド/S-cupルール≫
鈴木博昭(65.0kg) vs Hideki(64.65kg)
3R判定1-0、延長1R判定3−0 鈴木博昭勝利
第1試合(スーパーフェザー級=60.0kg)≪3分×3ラウンド:延長無制限ラウンド/エキスパートクラス特別ルール≫
村田聖明(60.0kg) vs 中神吉彦(59.6kg)
3R判定3−0 村田聖明勝利
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