IZAの舞 第六試合 武尊 VS ヤン・ミン 試合結果

2015年12月31日 IZAの舞 第六試合 スペシャルワンマッチ

1R

サウスポーのミンに武尊は右ハイ、右ミドルと放ってスタート。ミンも右ローを返す。両者まずは蹴り合い。ミンは左インローから展開せんと狙っているか。しかし頭から入って組み付いてしまうミンにレフェリーは口頭注意を与える。

武尊は顔への打点の高いヒザを当て、右クロスを繋いで攻めるが、ミンも右フックを当てる。武尊の右ヒザにミンは左フックをリターン。武尊は右ストレートから左ローで前に出る。笑みを見せる武尊にミンも気迫のこもった顔で前に出る。武尊は右ヒザを入れ、さらにボディにダメージを見て取ったか右フックもボディに打ち込む。

2R

ミンが左ストレートを当て、武尊がこれに右ミドルを返して打ち込むとミンは来いとばかりに挑発する。

武尊は左ロー、左ハイ、そして顔面前蹴り。その後でミンのボディにヒザを打ち込む。ミンはこのヒザが効いて動きが落ちる。武尊はプレッシャーを強め、ジリジリと出て、右ミドル、右ヒザと追い立てる。武尊の右ボディフックにミンは左フックを返すが、武尊は止まらない。

武尊はプレッシャーを緩めず、右フック、左ハイでコーナーに詰め、ボディ打ちでミンを刈り取らんとする。武尊の左ボディにミンは左ストレートを返すが、武尊は全くプレッシャーを落とさず強力な左右のボディフックから仕留めに掛かる。

失速が隠せなくなってきたミンに武尊は左フックから右ストレートでミンの頭をロープの間から外に出してダウンを奪取。カウントぎりぎりで再開への意思を見せたミンだがレフェリーは試合を止め、武尊がノックアウト勝利を上げた。

トレードマークのバク宙を決めた武尊は「K-1から来た武尊です。1つだけ言わせてください。いまサッカーとかラグビーとか野球とかずっと人気あるんですけど、格闘技が一番です。格闘技サイコー！　K-1もめっちゃ面白いんで、K-1も見にきてください」とファンにアピールした。

武尊試合後コメント

―いまのお気持ちは？
最高でした。

―試合を振り返って？
相手は気持ちも強く、打撃も重い選手でした。試合前から噛み合うと思ってましたが、打ち合いに来てくれたからこそ、こちらの打撃も当たりました。凄く楽しかったです。

―軽量級の凄さを見せられましたか？
はい。軽量級のスピード感や、ヘビーに負けない試合を見せたかったので、KOで証明できたかな、と。でも、まだ見せ切れていないので、K-1に来てほしいですね。

―ビッグイベントに上がった感想は？
大晦日のリングはみんなが集まって来るというか、昔見ていたことの雰囲気を味わうことができて気持ちよかったです。でも、もの足りない気持ちもあって、もっと格闘技は盛り上がると思うし、盛り上げたいと思います。

―HIROYA選手の勝利は刺激になりましたか？
はい。普段からご飯や走ったりする仲で、HIROYAが勝ったのはチームK-1としても友だちとしてもうれしかったし、自分も続かなきゃいけないと思いました。同い年でライバルなので、いいプレッシャーになりましたね。

―次の3月のK-1は誰と戦いたいですか？
たぶん、出場予定はないです。今日の試合では燃え尽きていいくらい賭けてきたので、次のことは何も考えてないです。

―序盤からヒザや前蹴りが有効的でしたが、ボディ狙いでしたか？
いろんな武器を用意していて、どれが当たるかなと試してみて、一番ハマったのがボディだったので。ヘビーに負けないくらいのハデなKOをしてやろうと思っていて、結果的に三日月蹴りが入ったのは、いい収穫でした。

―2RでのKOについては？
僕、事前のインタビューで、2RでKOするって言ってたんですよ。それを有言実行しないととって思って、2Rはスイッチを入れましたね。

―裏では魔裟斗選手の試合もありましたが？
そこには負けられないと。番組的にも視聴率的にも注目してくれないとダメだと思うので、負けたくないですね。いま現在のスーパースターは僕なので。

―キックは世界中でもポピュラーですが、もっと自分の強さを広めたいと思いませんか？
そうですね。それを毎回思ってやっています。

―トランクスはこだわりの金ですか？
はい、スターはやっぱり金かと思って、全部を金にしました。