格闘技のバックボーンは小学校4年から中学3年まで学んだボクシングだ。第2回全日本幼年ボクシング大会で優勝するなど、幼くしてその才能を開花させる。高校生になるとMMAに興味が傾き、やがてTHE OUTSIDERを目指すようになる。16年にそのTHE OUTSIDERでデビューすると、ボクシングで培った打撃を武器に、THE OUTSIDER初代50-55王者に輝くなど、その非凡なセンスで快進撃を続ける。18年11月にはROAD FCでキム・テギュンを膝蹴りでKOし、DEEP初参戦となった19年5月大会ではヨシKINGを僅か15秒、パンチ一発でKO勝利を飾る。6月には中山ハルキを判定で下し、9月には藤田大和をチョークで絞め落とし、デビュー以来破竹の12連勝を飾った。しかし12月の鮎田直人戦では判定で敗れ、プロ初黒星を喫した。

21年3月のRIZINデビュー戦では杉山廣平を1Rわずか33秒でマットに葬り、RIZIN2戦目となった21年10月大会でベテランの中村優作を1R終盤にグランドパンチでマットに沈めRIZIN2連勝を挙げる。22年2月のDEEPでは福田龍彌に敗れるも5月のDEEPで関原翔と壮絶な殴り合いを演じ勝利を収め、7月のRIZIN沖縄大会で宮城友一に2Rに左フックをヒットさせ倒れたところに追撃でレフェリーストップ再び連勝を飾る。8月に開幕したDEEPフライ級GP1回戦で原虎徹を判定で破り、2回戦の相手ビョン・ジェウンから2R終盤にダウンを奪い勝利を挙げる。23年2月の準決勝で本田良介相手に判定負けしGP敗退となったが、同年5月のRIZIN.42で山本アーセンの復帰戦の相手に抜擢される。試合ではアーセンの粘り強さが勝り、フルラウンド戦うも判定で敗れた。連戦となった7月の超RIZIN.2では朝倉未来チャレンジのヒロヤに、10月のRIZIN LANDMARK 6ではトップノイ・キウラムにそれぞれ判定勝利し、2連勝。

今大会はベテランの上田将年相手に挑み、3連勝を挙げたい。