2020年7月7日(火)に実施されたLIVE配信による記者会見にて、今年2月以来、約半年ぶりとなる大会実施の発表がされた。会見には榊原信行CEOが登場し、今回もマスコミを入れずに会見は行われた。
「自分としてもようやく覚悟が決まりました」
榊原CEOは「みんなさんの前で会見をさせていただくこの日まで、いろんな事がありました。その中で自分としてもようやく覚悟が決まりました」と、この会見をするにあたり覚悟を決めたということを伝え、また「僕の思いを、そして日本の格闘技の未来を一緒に考えてもらう時間にしていただけたら」と話し、会見がスタートした。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大会の中止・延期を行っていたプロスポーツが無観客で試合を再開した事に関し、榊原CEOは「無観客のプロスポーツを見たときにはっきり分かったことがあります」と話し、続けて「特にRIZINの空間に関して言えるのは、観客のみんながRIZINをつくっている、ということです。観客のみんながいなかったら、RIZINがRIZINとして成り立ちません。観客なしで選手が試合をして、臨場感とか興奮とか感動っていうものを作り出すというのは、僕らは出来ません」と、無観客で試合は出来ないとファンに向けて話した。
「だからどうしても、観客のみんなと一緒にあの空間を取り戻すしかないんです。」
榊原CEOは、「ちょっと長くなると思うんですけど…」と前置きした上で、PRIDEの消滅と格闘技界から離れていた7年間の思い、そして2015年の年末にRIZINをスタートさせてから今まで、継続させることの難しさを話した。
さらに「始めることは簡単。継続して、出来れば次の世代に続いていくものにするには、愛してくれるファンのみんなさん、そしてこの舞台で人生を賭けて闘ってくれる選手たち、そういったみんなの力があって、RIZINという生き物が次の時代へつながる」と、先日、自身のTwitterで吐露したつぶやきに対し、選手や関係者、ファンからたくさんのコメントを貰ったことで新たな決意を固めたことを明かした。
8月にRIZIN.22 / RIZIN.23の2大会をぴあアリーナMMで開催!
榊原CEOは「今回、Twitterでつぶやいたことに関して、たくさんの言葉に背中を押されたし、ファンのみんなのRIZINを必要としてくれている思いに、自分の覚悟が決まりました」と話し、8月9日(日)と10日(祝・月)の2日間、神奈川県横浜市みなとみらいのぴあアリーナMMで、RIZIN.22とRIZIN.23の2大会を行うことを発表した。
また今回のRIZIN.22 / RIZIN.23開催にあたり、クラウドファンディング「RIZIN活動継続クラファン」を行うことも発表された。
「RIZINは、ファンのみんなとともにさらにスケールアップして、次の格闘技の未来を築きたい、そのためのチャレンジを精一杯、この二日間でやりたいと思います。」と榊原CEOは続けて話した。
大会に関する追加情報は随時発表予定!
また今回発表したRIZIN.22 / RIZIN.23の2大会に関して、今後どんどん発表していくとも話された。「まだ海外選手の入国が出来ないため、全て日本人選手でのカード、オール日本人対決」と話し、対戦カード第一弾の発表が近日中にあると言うことも明かされた。
そして最後に榊原CEOは「8月、ぴあアリーナでみんなの笑顔を見れることを楽しみにしています」と、会見を締めくくった。
約半年ぶりに開催が決定したRIZIN.22 / RIZIN.23。今後発表される対戦カードや、さらなる追加発表の情報をお見逃しなく!
公開記者会見の様子(Youtube)
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