第14試合 那須川天心

画像: 第14試合 那須川天心

ーー今の気分は?
那須川 まあ、とりあえず勝ててホッとはしているのですけれども、できたところ、できなかったところをいろいろ今、振り返って考えるときです。

ーーできた部分は?
那須川 体重の調整の仕方を考えて、体の動きのキレはいつもより出てきたかなと思ったのですけど、そこでちょっとパンチ打っていて、いま振り返って(みると)、パンチどうかな?蹴りどうかな?と思っていて。蹴りはすごい走ってたんですけどね。パンチはちょっと体が緩いかなっていう風に感じました

ーー何度も取りましたが会心のダウンは?
那須川 最初のミドルじゃないですか。あれは誰でも倒れると思う。あんなバチンと入って、いい音も鳴って、しかも今まで出していない大振りだったり、オーバーハンドのパンチも出して、それが相手にとってのガードになって。そこで当たったので、大振り入れたらミドル入るんだなと思いました。

ーー最初のダウンでいける感触が?
那須川 これで終わったかなと思ったら立ってきたのでそれで冷静になって。

ーー急遽、名乗りを上げたブランコ選手はいかがでしたか?
那須川 一発もらったら危ないなというのはあったので、今回パンチ一発ももらっていないと思うんですけど、そこはしっかり冷静に戦えてよかったです。2ラウンドで終わったけど1ラウンド様子見て、2、3ラウンドでコンビネーションで中に入って行こうと思ってやっていて、その途中でミドルが入って、早く決められてよかったです。

ーードロップキックは狙っていた?
那須川 狙っていたというか、盛り上げるためにやりました。

ーー関西初上陸ということで、結構なファンの方達が最後まで残っていました。
那須川 すごい熱かったですね。いろんな人から声をかけてもらって「すごい良かったよ」とか「いつも元気もらってます」とか言ってもらえたり。自分が誰かの人生を変えるというか、誰かの元気の源になれればいいなというのは、昔からあったので。それが少しずつやれていることで、格闘技もまだまだ盛り上がると思うし、自分もまだまだ成長しなきゃなあと思いますし。

ーー肉体改造の仕上がりは?
那須川 仕上がって、まあまだまだですけど、どんどん、どんどん体が変化していると思うので、余分な筋肉は付けず、自分を高めるということをやっていきたいと思います。

ーーそのためにも来月のエディオンアリーナが?
那須川 やっとたどり着いたんで。RIZINも二戦やりましたけど。やる予定ではなかったですけど、2試合クリアしたので、やっと気合入るなと感じですね。モチベーションが全然違うので。

ーー今はエディオンアリーナ大会に向けてのテンション?
那須川 関西も本当に盛り上がっているんだなというのが実感できたので、やってやるしかないなと。6月もありましたね。6月もあったんだ!6月もしっかりクリアしたいと思います。

ーーそれも含めて、良い夏を迎えたいですね?
那須川 しっかりと勝って、成長した姿を見せたいと思います。そこでちょっとだけ休もうと思います。ちょっと。突っ走ってきたんでね。

ーーはじめて那須川選手を生で見た方もいたと思います。いかがでしたか?
那須川 強さを見せられたと思いますし、周りと全然違うなっていうのも、見ればわかる試合をできたと思うので、その辺はすごいよかったかなあと思いますね。

ーー試合詰まってましたが、この間に一番気をつけたこと、オンオフなど難しかったと思うのですが、心がけていることは?
那須川 心がけてきたというか、なんだろうな本当に、ずーっとオンですかね。オフっていうか…。まあ慣れたのでこの今の状況に。みなさんが毎日仕事に行くように、自分も毎日格闘技を一生懸命やっているということだと思います。今やっていて本当に楽しいというか。向上心しかないので、別に自分が好きなことやっているので、オフというのは別に必要ない、必要なくはないと思いますが、そこまで重視はしていない。あとは、テレビだとか、撮影の時はちょっとはリラックスできるかなあと思います。

ーーよくオーバーワークに気をつけるというのが多いと思うのですが?
那須川 常にオーバーワークだと思いますけど、ずっとやってけば、それに慣れればオーバーワークじゃなくなるので、やりすぎということはなく、まだ二十歳で若いので、今はまだまだ詰められる時期じゃないかなと。

ーー今日の試合の1ラウンドで、ステップワークうまく使いながら距離も、ディフェンス重視に相手の能力を察知することに時間を使っていた印象。意図は?
那須川 意図っていうより、5ラウンドあるということもあるし、相手の情報もあんまりないというのもあり、最初に大きなパンチを打ってきたので、もらったら危ない、もらってはいけないということで色々試して、どういうパンチを打ったら、どう返ってくるというを考えながらやりました。

ーー情報処理能力は経験で増している?
那須川 増しています。どれだけ早く相手の情報を得るかが大事なので、情報を得ても、2ラウンドからもっと違う動きをしてきたり、もっとトリッキーにきたりする場合があるので、集中しながら、2ラウンドは攻めていこうと思ったので、コンビネーションの上手い選手だったので、中に入っていこうというのがあったのですが、その前にまず、蹴りをきかせて終わらせることができたのでよかったと思います。

ーー世界へ飛び出したいとおっしゃっていましたが、RISEのトーナメントを制するイメージ?違うリング?
那須川 まずはしっかりRISEを制覇するというのはありますが、あとは世界出たいですよね。盛り上がってるのでオファーがあればどこでもやります。

ーー世界というのを口にしたのは、井上尚弥選手が刺激?
那須川 刺激にもなってますし、もともと世界を熱狂させたい、世界一になりたいというのが目標なので、日本にいて世界一といっても説得力がないので、自分から出て世界の人に知ってもらうというのがもうそろそろあっても良い。日本でやらなきゃいけないこともあるけど、だんだん無くなってきたので、そろそろ良いかなと感じています。

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第14試合 マーティン・ブランコ

画像: 第14試合 マーティン・ブランコ

ーー那須川選手の印象は?
ブランコ 非常にいい選手で特に動きがいいと感じました。強い選手とは理解していましたが、実際感じたのは、もっとパンチが強いと思っていましたが、倒れましたが、受けた強さは思っていたほどではなかったです。

ーースピードや技の破壊力は想像ほどではなかった?
ブランコ 強い選手ですけれども、もっともっと厳しい強い選手という印象を持って試合に臨んだ、ということです。

ーーその中で、自分の勝機は感じられましたか?
ブランコ もっとうまく戦ったら勝機はあったと思いますが、距離がうまく取れなくて、思うような試合ができませんでした。

ーー負けたことは悔しいと思うが、今後どうしていきたい、というのはありますか?
ブランコ 今回残念ながら勝つことはできませんでしたが今後も続けて、また日本に来て東京や大阪で試合できることを楽しみにしています。日本が大変良い国で、気に入りました。

ーー右のパンチが2回ほどかすったのですが、戦略としてはどういう?
ブランコ もっと時間をうまく利用して、左のパンチを活かしたかったのですが、戦略通りに行きませんでした。

ーー距離を作れなかったのは、那須川のステップバックやスピードが優っていた?
ブランコ 自分の思っていたのと違うのは、ステップバックがうまく、非常にコントロールして、思うように自分のペースが作れなかったです。

ーー 一番ダメージのあった打撃は?
ブランコ ボディに受けたのが効きました。

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第13試合 浜崎朱加

画像: 第13試合 浜崎朱加

ーーおめでとうございます。ジン・ユ・フレイ選手を実際にリング上で見て、体、大きいと思いませんでした?
浜崎 思いました。だいぶ戻ってるなと思いました。

ーーそこから実際のパワーは?
浜崎 一発一発パンチも強くて何発かいいのもらったので、ちょっと危なかったですね。

ーー判定はご自分でどのように捉えていますか?
浜崎 ユニファイドルールだったら、1、2ラウンドは取られていたと思います。

ーーそこからどのように挽回を?
浜崎 打撃勝負がしたくて打ち合いをしましたけど、いいのもらったので、3ラウンド目はテイクダウンで行こうかなとは、その時に思いました。

ーーローキックは効いてた感じありましたか?
浜崎 最初は全然、効いてなくて普通に蹴らせてて平気かなと思ったのですが途中から痛くなっちゃって、今もまだだいぶ痛いです。

ーー最初の方に足技を狙っていた?
浜崎 柔道の?全然。組むアレがなかったんで。そういう状況にならなかったので全然狙ってはいなかったです。

ーー再戦してみて、どうでしたか?
浜崎 打撃はやっぱり強くなっていたと思います。

ーー試合後に涙を浮かべていましたが?
浜崎 勝てても負けてもいつも泣いちゃうんですけど、悔しい気持ちも。極めれなかった悔しさと、判定基準がRIZINの場合ラウンドマストじゃないんですけど、もしINVICTAだったら判定で負けてたなという思いもあります。

ーーユニファイドルールだったら1、2ラウンド取られていた実感があるということは、RIZINルールを頭に入れて1、2ラウンドは打撃で行こうと思っていた?
浜崎 それもありますし、打撃を試してみたい気持ちもあって。あまり作戦練るタイプじゃないのですけど、ふと思いつきました。3ラウンド目は寝技というのは2ラウンド終わったインターバル中には思っていました。

ーー2ラウンドからと思えば2ラウンドからやれていた?
浜崎 最初からあの戦い方だったら、ユニファイドルールでも全然勝てた。

ーー危ないと思った時はありましたか?
浜崎 一発いいのもらってたんですけど、それ以外は、なかったですね。

ーーダイヤモンドは今まで手にしたことは?
浜崎 ないです。

ーーはじめてのダイヤモンド?
浜崎 はい。

ーー王座も防衛して、次の目標、やりたいことなどを教えて下さい。
浜崎 今回もINVICTAのチャンピオン連れてきてくれて結構強い選手呼ぶなと思ったんですけど、まだまだ他にも強い選手を連れてきてくれると思うので、しっかり勝って防衛したいです。

ーーまた海外に挑戦したい気持ちは?
浜崎 特にあまり考えていないのですが、そういう機会があればチャレンジしたい気持ちも少しあります。

ーーハム・ソヒ選手が挨拶しましたが将来的にやりたい?
浜崎 そうですね、流れですかね。過去二回やってるので、その中で、しっかり、ハムちゃんも参戦すると思うので、しっかり勝ってもらって、挑戦してもらいたいと思います。

ーー大晦日なり、どこかでできればと?
浜崎 そうですね、はい。

ーー今日、大晦日にやったカンナ選手と美憂選手がやって美憂選手が勝った。次というとアレですが、美憂選手への興味は?
浜崎 やっぱり、数年前に比べたらかなり強くなっている印象もあるし、何と言ってもフィジカルが強いので、油断していられないというか、脅威じゃないですけど、侮れない相手だと思います。

ーータイトルマッチも感じながら?
浜崎 はい、そこはもちろん頭に入れています。

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第13試合 ジン・ユ・フレイ

画像: 第13試合 ジン・ユ・フレイ

ーー試合の感想からお願いします。
フレイ 非常に動揺しているといいますか、勝って帰りたいと思っていましたので。ハードな試合でした。

ーー判定についてどう思いましたか?
フレイ 私はまだ判定については不確かな面があったと思っていて、ここでの判定基準に慣れていないところもありますのでUSA判定の基準と照らして、向こうに戻って試合を見直したいと思っています。

ーー以前、浜崎選手と戦った時と比べてどの部分が強かった?自分はどの部分が成長した?
フレイ お互いに前よりも良くなったとは思います。ちょっと新しく、トリッキーになって、もう少し自分は経験を積んでいくところが大切だと思います。

ーー3ラウンドにグラウンドに持ち込まれた時の心境は?
フレイ 思い返してみると、私は用心深くなりすぎていたように思います。アームバーは彼女の得意技だからキメられないように腕を取られないように警戒していたけど、もっと。勝ちにいく。もっとスクランブルを作ろうとするべきでした。

ーー初めて日本で試合をした経験の気持ちを教えてくれますか?
フレイ RIZINで試合をしたことは、とてつもない経験になりました。すごく参考にもなった。もちろんベルトを持って家に帰りたかったけど、それ以外のことは、すごい経験だったと思っています。

ーーRIZINのルールは他と違います。全体でジャッジすることになれない点があったのでは?3ラウンド目でついた判定に満足していますか?
フレイ 勉強になりました。ルールに違う部分があっても、経験ができたので学ぶことがありました。

ーーRIZINには浜崎選手以外にも選手がいますが、また戦いたいと思いますか?誰か次に戦いたい選手はいますか?
フレイ とてもいい経験ができて、プロダクションをはじめとして全てがトップグレードで、また次に具体的にどういう選手というのは頭にないけれど、RIZINでまた戦いたいという気持ちは、もちろんあります。

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第12試合 山本美憂

画像: 第12試合 山本美憂

ーー最初のテイクダウンをカンナさんに切られた時どんな心境でしたか?
美憂 私のテイクダウンを?全然覚えてない(笑)本当ですか?ショックです。今それ聞いてショックです。

ーーカンナ選手のタックルを首を巻いて返してた。今回の試合用に練習を?
美憂 あれレスリングの技でもあるんですよ。牛殺しっていう。それで、レスリングの癖で多分出たんだと思うんです。

ーー下からの攻め、しかけなんですけど、それに関してどうでしょう。クインテットで練習したと思うのですが?
美憂 カンナ選手の方がやっぱり総合の経験もあるしグラップリングは上だと思ってたので、下からの立ち上がり方や下からのエスケープ、あと上になった時のプレッシャーのかけ方とか、それは特訓しました。

ーーカンナ選手がいわゆる洗濯バサミをやってきた。あれは焦りましたか?
美憂 全然。なんか、それも覚えていない。いつもは一つ一つ目の前にきたものとか外したりとか手をコントロールしたり、そういう基本的な練習をずっとしてきたので、そういうところで多分焦りはなかったんだと思うのですよ。

ーーカンナ選手を倒したことでベルトが見えてきたのでは?
美憂 今やっとそこに近づいたのかな?という実感は、そういう話は試合前から聞いてはいましたが、それよりもとにかく目の前の一戦を勝つことだけに集中してきたので、今、そうですね、なんか、次、タイトルマッチが、チャンスがあれば、光栄です。

ーーBellatorにRENA選手が出ますが、挑戦したい気持ちはありますか?
美憂 それはまあ、コーチと相談して(笑)。

ーーレスラー同士の戦いと言っていてそこに興味があった?余裕を持ちながらさばいていたように見えた実際は?
美憂 この試合に向けての練習で、絶対カンナ選手が入ってくるのを想定して、パートナーにどんどん入ってもらって何回もぶっ倒されたりしたので。そこをまあしっかり落ち着いて、自分のレスリングのタックルのさばきをすれば大丈夫とずっと言い聞かされてきたので。でも今まで戦った選手の中で一番その、タックル入ってきて、レスラー二人目ですけど、タックル入ってきて、切るのが大変だったのはカンナ選手ですけど、レスリングも今回いっぱいやったので、その辺は落ち着いてできました。

ーー息子さんのアーセン選手も勝って初めて親子二人で勝った記念すべき大会。それに関してどう思いますか?
美憂 今回は絶対親子で勝つと決めていたので、アーセンが勝った時点で、ああこれで私も勝った、自分も勝つと決めていたので、嬉しかったというか、力になりました。

ーーアーセン選手と事前に話はした?
美憂 ずっと今まで通り、練習通りやっていれば絶対大丈夫だからと、思い切って行こうって。アーセンが試合で思い切って戦って、ああいう肘が出たりしたので、パンチ一発一発、リラックスするところではリラックスしてだけど、当てに行く時は思いっきり当てに行ってねってアドバイスを。

ーーKID選手に伝えたいことは?この勝利もそうですし、親子揃っての勝利など報告したい気持ちや言葉はありますか?
美憂 目の前で伝えるのが一番よかったけど、絶対どこかで見てるから。これからだよって多分言ってると思います。

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第12試合 浅倉カンナ

画像: 第12試合 浅倉カンナ

ーー試合を終えて今どんな心境でしょうか?
浅倉 今日は本当に征矢(貴)くんの復帰戦になって、本当は一緒に勝ちたかったけど、一緒に勝てなかったので、倍悔しいって感じです。

ーー戦ってみて山本選手はどのような印象持ちましたか?
浅倉 本当に美憂さんと戦えて本当に嬉しかったですけどやっぱり、すごい強くて、憧れを越せなかったという感じですね。

ーー特にどこに強さを感じた、もしくはやりにくさを感じましたか?
浅倉 レスリング力の差もそうですし試合前に言っていた、パワーもそうですし、何もさせてもらえなかったですね。

ーー試合直後で先のこと考えられないと思うのですが、これからもっと自分のこの辺りをアップさせなくてはいけないと今言えることはありますか?
浅倉 ごめんなさい。正直、本当に次のことは全然考えていないんですけど、小さい頃を思い出して、もともと本当に才能もなかったし、こういう悔しい思いをして強くなってきたので、腐らずにまたやり直そうと思います。

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第11試合 ジェイク・ヒューン

画像: 第11試合 ジェイク・ヒューン

——まずは試合の感想からお願いします。
ヒューン ハードな試合だった。ロッキーは非常にタフで、彼の攻撃はすごくハードで強い選手です。非常に素晴らしい戦いができて、RIZINが彼やらせてくれて、とても光栄だ。令和のRIZINにいいものが出せたと思う。

——非常にタフなファイトだったですが、勝敗を分けたのはどの辺りだと思いますか?
ヒューン 最後の勝敗を分けたのはロッキーは小柄な重量級で、中に入ってパンチを打ちこむ、僕の方がリーチが長くスピードをいかす。ただ、今日は本当に自分のほうがラッキーだっただけだ。

——ロッキー選手がテイクダウンに来ることは想定していました?
ヒューン ロッキーは終わらせたかったんだと思うけど、メディアでも言ってきたのは、俺たちはスタンドの試合をしようぜって言う話をしていて、お客さんが観たいのは立ちの試合だと思うからね。1ラウンド、2ラウンドは持ちこたえたけど3ラウンドで疲れて持ちこたえきれずテイクダウン取られてしまったんだ。

——試合が終わったばかりなんですけど、次に誰と戦いたい?どのようにRIZINで活動していきたいと思いますか?
ヒューン 7月のRIZINで93kgで戦いたいんだよね。ロシアのビタリー・シュメトフと戦いたいんだ。何か起こる感じがするでしょう。アメリカ対ロシア、ヒューンvsシュメトフっていうのをさいたまでやるっていう。

ーー減量大変では?
ヒューン いやあ、ビール飲むのをやめるだけで大丈夫だよ。

ーー試合が終わって、今は何をしたいですか?
ヒューン これから12日間、日本を楽しみたいと思います。チームと京都や大阪の観光をして、帰国したらトレーニングに戻り、7月に備えたいと思います。

ーーRIZINのような大舞台での初勝利おめでとうございます。勝利を飾ったことでの気持ちは?
ヒューン もちろん最高に素晴らしい気分だよ。RIZINで戦うってことは他のどんなこととも比べ物にならないことで、観客の盛り上がりはすごくてファンは最高で、注目は2ラウンドでのサッカーボールキックで、頭の中で、「おい、俺は今ここにいるんだ。ついにやったぞ!」って頭の中で言っていたんだ。PRIDEで初めてあれを観た頃からトレーニングをしてきて、ついにやった。これからもがんばっていきたいと思う。

ーー過去にロッキーはミルコの試合でもカットがあって、それによって試合が止まって終わってしまった。カットで試合が終わるという恐れはなかった?
ヒューン そういうことは恐れていなかった。というのは、先に彼がカットしたが止まることはなく、自分がカットした時は立ち止まって深呼吸をして問題ないと思っていたら続けられたので、カットで試合がストップした時には、深呼吸をするよう言うね。試合が止まらなかったから、良い戦いを見せられてよかったよ。

ーー先ほど、ビタリー・シュメトフと戦いたいと言う野望を語っていましたが、ロシアン・ブラザーズがインターネットですごいアピールしてクレイジーなことやっています。実際マッチメイカー、榊原さんが、この組み合わせをすると思う?
ヒューン 100パーセントね。ロシアンブラザーズはRIZINのいいショウになると思うよ。USA vs ロシアっていうのはいつやってもエキサイティングなものになる。だから、やろうぜ。さいたまにこいつらがいるべきだろう?

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第11試合 ロッキー・マルティネス

画像: 第11試合 ロッキー・マルティネス

ーーまず試合の感想からお願いします。
マルティネス 非常に残念です。がっかりしています。

ーーヒューン選手と戦ってみての感想をお願いします。
マルティネス タフガイですね。闘争心みなぎるタフガイだと思った。

ーーパンチについてはどう思いますか?
マルティネス 彼のパンチのパワーはよかったと思います。高いレベルだと思ったし、右をカットされて、よく振れていたとも思う。

ーーヒューン選手は勝ったことはラッキーだったと言っていました。勝敗を分けたのはどういうポイントだったと思いますか?
マルティネス 彼が僕のミスに付け入ることができたと言うことだ、かなり早い段階で右手がおかしくなってしまって、左手一本に頼らざるを得なければならなくなったところがあって、違う方法を勝つためには見つけられていたかもしれませんけど、今日はできなかった。できることはあっただろうが、できなかった。

ーー右手は今どういう状態ですか?
マルティネス ドクターが言うには、拳の突き出たところが少し後退して骨折状態で明日病院でX線をとらなければいけません。

ーー何ラウンドでその状態になったか自分でわかっていますか?
マルティネス 実際1ラウンドのかなり早い段階で、グラウンドで下になった彼にパンチを上から振り下ろしたところ彼の頭がすごく硬くて、その時に違和感を覚えているので、1ラウンドで痛めたと思います。

ーー今後のプランなどは?
マルティネス すぐにでもまた戦いたいと思いますが、しばらく傷が治るまで待たなければいけないのが残念です。またRIZINにカムバックしてできる限り早く戦いたいと思います。

ーー過ぎたことをケガをしている方に聞くのは申し訳ないが、今回よりも、自分をより良くするためにどう戦えばいいと思いますか?
マルティネス たくさんこれから取り組まなければいけないことがあります。今日のパフォーマンスは全然良くなかったのでがっかりしていて、様々な点から改善の必要があると思っています。

ーー傷は1ラウンド目だったのか、あとだったのでは?
マルティネス やはり、1ラウンド目で、ファーストコンタクトで彼が下になって、僕がマウントから頭頂部にパンチを振り下ろした時に、頭の一番硬いところに拳が当たった。当たりどころが悪かったのだと思います。最初のパンチで違和感があってどれくらい悪い状態かはわからなくて、色々試みてみたのですが、やっぱり1ラウンドだったと思いますね。

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第10試合 中村優作

画像: 第10試合 中村優作

――歯は大丈夫ですか?
中村 全然大丈夫じゃないです!めちゃめちゃ喋りにくいですよ、ホンマに。

――何本いってしまった?
中村 前歯二本とここグラグラ。あいつ肘うまいですよ、めっちゃヤバかったです。

――試合を終えた感想をお願いします。
中村 KO狙いすぎてすごい大振りになってしまって、どうしても、関西の大会なので、やっぱり、見せたいって気持ちが強くて、やっぱり、心と体がついていっていない感じがありました。はい。ほんま滑りましたね、だいぶ、試合は。滑ってたと思います。

――当初はどのようなプランで戦うつもりだったのですか?
中村 プランは、プラン的には右を当てて、右と、左フックは絶対当たると思ったのですけど、うーんと、間合いがちょっとあってなかったっていうのと、やっぱ力みすぎたっていう、一発で倒したい、っていうのは強かったんで、ちょっと力みすぎたなという感じなんですけど。

―― タックルはすごいいいタイミングでした。
中村 はい、あれは練習していました。「寝技も頑張ってきたんだぞ」というのを見せたかったんですけど、結構あっさり立たれちゃって。もうちょっと練習します。

――トップノイ選手と戦ってみて、どういう風に感じましたか?
中村 やっぱりあの、距離の詰め方とかは、やっぱり慣れてるからうまいなというのがあって、なかなかそういう部分で距離で合わせられない部分が僕にもあって、すごいやりづらかったですね。

――歯を折ったのは初めて?
中村 はい。しかも前歯二本ですよ。貴重な、ほんまに貴重なところだと思うんですよ。試合に勝ったけど勝負に負けた?そういうことすか?歯ぁ持ってかれてますからね、この代償はでかいですよ。全然喋られへん、これ。ほんまに。もう、ここ、グラグラしてるし、両方。

――保険は大丈夫ですか?
中村 RIZIN さんから保険はないでしょうか…。セラミック代…?はい、いや、困るわぁ、ほんまに。すごいお金かかるんでしょうね。これ治すのに。(60万という声)カーッ!!……交渉します。

――試合を終えて、今何をしたいですか?
中村 やー、歯、治したいです!こんなんで前、出れないです。僕ほんま会場に出たないんですもんこんなんで、ほんまに、恥ずかしい。(新世界のおっさんみたい)情けない、情けないっすわ。

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第10試合 トップノイ・タイガームエタイ

画像: 第10試合 トップノイ・タイガームエタイ

ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。
トップノイ 残念に思っています。

ーー戦ってみた対戦相手の印象を伺えますか?
トップノイ 一緒に戦って、全体的に自分が勝っていた思っていたので、残念な結果になってしまい、悔しく思っています。

ーーそれは、ゲームブラン通りにはできていると思っていた?
トップノイ そうです。

ーー敗因などは分析できていますか?
トップノイ ムエタイの立ち技が得意な方ですが、今回は寝技も特訓してきたのですが、寝技をうまく出すことはできませんでした。

ーーRIZINに出るということは?
トップノイ これからも、ここでまた戦いたいと思います。そして、ランキングに入っていけたらと思います。

ーー今後の展望をお願いします。
トップノイ 天心選手とキックボクシングでやってみたいです。

ーー対戦相手の選手は「歯を失って、勝負に勝って試合に負けた」と言っていましたが、何かありますか?
トップノイ 選手の二人とも同じ立場で見て欲しかった。自分がタイ人で向こうが日本人ということではなく、判定は公平にして欲しかった。

ーー中村選手は歯が折れてしまったのですが、中村選手に言いたいことはないですか?
トップノイ 本当にそこまでやってしまって申し訳なかったんですけど、歯が抜けた時、自分も気づいてて。

ーー自分の肘は痛くないのですか?
トップノイ ちょっと痛かったんですけど。

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第9試合 トフィック・ムサエフ

画像: 第9試合 トフィック・ムサエフ

――試合を終えての今の心境をお願いします。
ムサエフ 試合が終わってからの心境を一言で言葉で説明するのはとても難しいので、後でじんわり自分で湧いてくるものだと思います。

――ダロン選手と戦ってみて、どんな印象を受けましたか?
ムサエフ 相手は世界のトップランカーで、とても強い選手でしたが、試合前に自分で「試合が証明する」といった通り、頑張って良い試合ができたと満足しています。

――ご自分では一番の勝因はなんだったと思いますか?
ムサエフ 1ラウンドは、試合を見ればわかる通り、相手がどういう風に出てくるか、相手の出方を見ていました。2ラウンド、3ラウンドは、最終的には寝技の方が彼は弱いとわかり、そちらに持ち込みました。

――ダロン選手は危険な打撃技を持っていると思いますが、全く恐れずに自分から前に出たと思いますが、ダロン選手の打撃は、怖くなかったですか?
ムサエフ (鼻で笑って)特に攻撃や強いキックを恐れることはありませんでした。それで、そのキックがその試合で有効であるかどうかは、戦っている本人たち同士がわかることですので、私もわかっていたし、彼もわかっていたと思います。強いキックや強いパンチはいい試合につながるし、それは私にもあることであって、彼にもありますし、もちろん私にもある。両方が良い技術を持っています。

――この勝利でライト級グランプリの出場はほぼ決定ではないかと思いますが、優勝する自信はありますか?
ムサエフ それはアッラーの神のみぞ知ることです。

――試合が終わって今一番何をしたいですか?
ムサエフ 私を応援してくださったファンの方に会いたいです。私と写真を撮ってSNSに載せてくれた方などに、応援のお礼がしたいです。

ムサエフ 最後に、僕を支えてくれている隣にいるトレーナーに感謝を述べたいと思います。

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第9試合 ダロン・クルックシャンク

画像: 第9試合 ダロン・クルックシャンク

ーー試合を終えての今の気持ちは?
クルックシャンク 非常にタフな試合だったと思います。ファンにとって、素晴らしい試合になったと思います。アクションもたくさんあり、ぶつかり合いましたので、楽しんでくれていたらよかったと思う。

ーームサエフ選手のプレッシャーの力はどれくらいでしたか?
クルックシャンク 対戦相手はすごくタフだった。彼はより高いレベルの戦いへ向かってることがわかっていた。今日彼が勝って、きっとライト級グランプリでお目見えするだろうから、リマッチするだろう。

ーー下になって、なかなか立つことも、上に立つこともできなかった。あれはムサエフ選手の抑え込む力が強かったから?
クルックシャンク 言う通り彼は非常に強くてタフな試合をして、それは打ち負かせない、タップに追い込まれてはいないし自分がリードしていた部分もあって今回は残念でしたが、次には皆さんに見せたいと思います。

ーーライト級グランプリの出場は諦めていない?
クルックシャンク 自分が一番期待してることなんだ。自分を負かしてきた全ての選手に会えると言うことが楽しみで、RIZINのキャリアで今までたくさんの相手と戦ってきたその試合が自分のモチベーションに繋がってるので、グランプリでまた戻ってきたい。

ーー初めてではなく、過去もRIZINに敗戦後にまた戻ってきてくれていますね。今日の試合は接戦だったと思うが、今後もグランプリで再戦すると思う?
クルックシャンク 可能であれば、自分の気持ちとしてはグランプリ挑戦していきたいと思っていて、そのことで彼と当たるということも起きるだろう。それは期待していることで望んでもいるからRIZINが出してくれるといいが。

ーーより将来的な試合で、次の試合に向けてどう言うことを心に留めて、どう言う期待をしていますか?対戦したい相手など?
クルックシャンク 自分を倒した相手とはリマッチしたいのは基本的にあるとして。RIZINでは10回目の戦いになったのですが、まあ会社員みたいなもので、オファーがあればNOということはない。相手が誰であれ素晴らしいショーをみなさんにお見せしようと思っていて、今年中にRIZINでまた何試合かしたいと思ってるよ。

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第8試合 魚井フルスイング

画像: 第8試合 魚井フルスイング

――試合の率直な感想をお願いします。
魚井 プロとしてみっともなかったと思います、すみません。

――KOしたのに、合格点ではないんですか?
魚井 そうですね、ダメですね、はい。

――試合を振り返って自分の心境的にはどのように1ラウンドから重ねていったのですか?
魚井 ちょっと、やっぱり、腹は決めていたつもりだったのですが、こう言う大舞台で変に逆に落ち着いて景色が見えすぎたと言うか、集中しきれなかったのかなあと言う感じですね、で、最後の最後、相手が倒れる際のところで、その試合中の自分の心理的な状態とかセコンド陣が全部把握してくれているので、走らない馬を思い切り蹴とばして、走らせてって言う感じにしてもらって、おかげで、そのひと押しでなんとか、締まった。

――テイクダウンされて押さえ込まれた時の心境は?
魚井 「やばい!」って感じです。

――地元の応援は聞こえました?
魚井 はい。たくさん聞こえました。

――スイングぶりは、フルで?
魚井 や、まあ、10点くらいです。本当にダメでしたね。狙ったりとか、なにより気持ちが入りきらなかったですね、はい。

――最後に攻められたのは、セコンドに結構けしかけられたからですか?
魚井 だから相手も倒れてくれたかなと。相手選手のスタミナが、3ラウンド入ったくらいでヒーヒー言ってるのがわかったので、自分も疲れていたのですけど、最後、パンチ前に出れたのはセコンドの人たちのおかげですね。あとはお客さんの、地元の人らの声援のおかげで、なんとか、前に出れた。と言う感じです。

――試合が終わったばかりですが、今後のプランや目標は?
魚井 もっと練習して、どの舞台になるかはわからないですけど、いい試合にしたいなあと、見てもらいたいなあと、そう言った感じですね。

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第8試合 カナ・ハヤット

画像: 第8試合 カナ・ハヤット

――試合の感想からお願いします。
ハヤット 良い試合だったと思っています。結果に納得はしていないけど、試合は、何が起こるかわからないし、どんなカードが出てくるかわからないけど、RIZIN、日本で経験できたことを嬉しく思い感謝しています、格闘技が好きなので、また帰ってきます。

――ご自分のプラン通りには進められたのでしょうか?
ハヤット もちろんプランはあったのですが、なかなか実行するのが難しかったです。いい試合はできたのですが、できればテイクダウンとってもっと寝技を仕掛けたかったですし、(打撃も充分に出せず)相手が動き回るということもあり、なかなかそこに持って行くのが難しかったです。(ひとつ言えるのはサウスポーの選手と試合をするのはちょっと難しくて、動きを増やしていかねばならず、)でも試合自体は良いパフォーマンスができたと思っています。

――魚井選手のパンチを最後にもらったのはなぜだと思いますか?
ハヤット パンチをもらった理由ははっきりとは言えませんが、(テイクダウンされてしまって何発かもらったと言うだけでなぜ試合が止められてしまったかはわからない。)ただ、実際に受けて倒れてしまったことは言い訳無用だね、レフェリーの判断には敬意を払います。レフリーがもっとうまく処理してくれたらとは思います。

――まだ戦えたと言うことですか?
ハヤット もちろん起き上がることはできたし、続ける気持ちが十分にあったのに、なぜレフリーが止めたのかは解せないところではあります。(もちろんファイトですから彼が飛び込んできて何発かいい打撃があって、自分が倒れたときはちょっとぐらついた形でしたがテイクダウンを切ろうと素早くリカバーしたので、なんで止められたか本当にわからないのだけど)。やはり試合においては、レフリーに敬意の念を持って従うことは大切ですから、(自分が納得できないとしても、)安全面ということでそうなったんだと思いますが、少し残念です。

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