9月15日(火)RIZIN事務局にて、Yogibo presents RIZIN.24の追加対戦カード発表会見が行われた。会見には榊原信行CEOと朝倉海、昇侍の2名が出席した。
朝倉海 vs. 昇侍、RENA vs. 富松恵美の2カードが追加決定!
榊原CEOから対戦カードの発表に入る前に、今回参戦が決定した朝倉海、昇侍が登場。榊原CEOから追加カードとして朝倉海 vs. 昇侍、そして女子の対戦カードとしてRENA vs. 富松恵美の計2カードが発表された。
榊原CEOはこれについて「日本の格闘技として、今回の一番大きなテーマは『世間と格闘技でどう勝負するか』。フジテレビのゴールデンタイムの放送枠をいただいているので、その中で日頃、格闘技に興味のない一般の人たちにも格闘技の魅力を届けるチャンス。その中で世間とどう向き合うか。RIZINの中でこれまで活躍してきてくれた実績を基に、自信を持って送り出すカードとして発表したい」と、今大会は地上波ゴールデンタイムでの放送を意識し、以前より参戦の交渉を重ねてきた朝倉海、RENAのカードを発表したとこれまでの経緯を説明した。
RENA「いま私にできることは闘うことしかない」
まず、今回の記者会見に出席できなかったRENA、富松恵美のコメントが代読された。富松恵美は「RIZIN初参戦、並びにRIZINのエースであるRENA選手との対戦を組んで頂き素晴らしい舞台に立てる事を大変嬉しく思う。RIZIN女子では後輩の(浅倉)カンナが活躍しているが『パラエストラ松戸にこんな半熟女がいるんだ』と、魅せる戦いをしたい」と、初参戦の意気込みについてコメントした。
対するRENAは「榊原代表からRIZIN.24の出場オファーをいただいた。いずれ富松選手など実績あるベテラン選手に挑戦したい気持ちはあった。私の第2の格闘技人生の扉を開いてくれたRIZINは、私にとってシュートボクシングと同様に大事な守るべき場所。RIZINがコロナ禍で大変な状況にあるのであれば、いま私にできることは闘うことしかないと思い、今回思い切って出場を決めた」とRIZINを守るため、出場に踏み切った心中を明かした。
朝倉海「チャンピオンとして盛り上げるのが責任。僕の熱い闘いを世間に届けたい」
朝倉海と昇侍のカードについて榊原CEOは「日本人選手しかマッチアップできない中で、ベルトを持ったNo.1の男に出てきて欲しい。それが一番の狙いだが、朝倉海に真っ向勝負できる相手を考えた時、一発を持って海に真っ向勝負出来る男は昇侍しかいないと、直感的に思った。海は世間と勝負する中で、チャンピオンとして役割を果たす、だからマッチメイクは任せると言われた。だったら今回は昇侍に白羽の矢を立てようと思い、このカードを決定した」と説明した。
昇侍は「格闘技に初めて苦節18年、最高で最強の相手を迎えて戦えることにもの凄く感謝している。今バンタム級最強の男と戦えることは、格闘家にとってどれだけ名誉なことかは言うまでもない。『精神は肉体を凌駕する』という言葉があるが、思いの強さで自分の実力の何倍以上もの力を出して頑張りたい」と、今回の出場に賭ける思いを話した。
対する朝倉海は「今回は正直、出場を見送ろうと思っていたが、榊原社長の『協力して欲しい』という言葉で出場することを決めた。RIZINが困っている時こそ、チャンピオンとして盛り上げるのが責任。今回僕が大会を盛り上げ、地上波放送で僕の熱い闘いを世間に届けたい」と、今回出場を決めた経緯と榊原CEOが話した『世間と格闘技でどう勝負するか』に対して海の考える思いを話した。
残り1~2カードも調整中!瀧澤謙太参戦も?!
カード発表の後、榊原CEOは発表済み10カードに加え、更にもう1~2カードの追加を視野に現在調整中であることを明かした。「パンクラスで注目を浴びている瀧澤謙太選手を軸にバンタム級でもう1試合組みたい。追加でさらにもう1試合あるか。最終11~12試合で世間と勝負したい」と、具体的に瀧澤謙太の名を上げ、バンタム級カードを調整中であると話した。
またマスコミから朝倉未来についての質問が及ぶと、榊原CEOは朝倉未来が今回大会に出場しない件について、以下のように説明した。
「未来選手とはこの会見前にも電話で話した。コロナの影響で中止になったいくつかの大会のメインをお願いしていたが、残念ながら中止になってしまった。8月大会後も今大会に出て欲しいという話はしていた。斎藤裕選手とフェザー級のタイトルマッチも考えていたが、初代王者を決める大切なタイトルマッチを両選手が66kgで準備するには時間が短かったため、今大会は見送ることにした。未来選手と斎藤選手の対決をいつにするかは近々具体的に発表したいと思っている」
現在まで10カードが発表されたが、本日の会見で更に1~2カード追加されることが話された。残りのカードはいったいどんなカードが組まれるのか?!今後の情報もお見逃しなく!
Yogibo presents RIZIN.24追加対戦カード
朝倉海
今回は正直、出場を見送ろうと思っていたのですが、榊原社長からの「協力して欲しい」という言葉をいただいて...ちょうど一年前も同じような事を言われたと思うんですけど、RIZINが困っている時こそ、チャンピオンとして盛り上げるのが責任かなと思うので、出場することを決めました。やらなければそれ以上のことは起こらないと思うのですが、年末に向けてもっと盛り上げるためには挑戦することも必要かなと思うので、今回僕がこの大会を盛り上げたいと思います。地上波放送もあるので僕の熱い闘いを世間に届けたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします!
昇侍
昇侍です。RIZINからこのような機会をいただいて非常に光栄に思っています。格闘技に初めて苦節18年、キツイ思いも苦しい思いも嬉しい思いもたくさん経験してきましたが、それを何倍も超えるような大チャンスと、最高で最強の相手を迎えて戦えることにもの凄く感謝しています。今、日本でバンタム級最強の男と戦えるというのは、格闘家にとってどれだけ名誉なことなのかというのは言うまでもありません。今まで苦しい思いもしたし栄光も掴んできましたが、そんな自分の18年の思いを、自分の格闘技人生をぶつけたいと思います。
海選手は身体能力もポテンシャルも格上で、もの凄く才能ある選手で、これからも日本人格闘家として世界に名を馳せていく選手だと思っています。ただこんな自分でも、こうやって自分を信じて頑張って行けばこんなチャンスを掴むことが出来ると言うことを、これから格闘家を目指す若い人や、同世代で頑張っている格闘家の希望となるべく、自分の格闘人生をもって、9月27日さいたまスーパーアリーナで、『精神は肉体を凌駕する』という言葉がありますが、思いの強さで自分の実力の何倍以上もの力を出して頑張っていきたいと思います。
RENA
皆さんこんにちは。シュートボクシング、そしてRIZINのRENAです。このたび榊原代表から27日のRIZIN.24に出場オファーをいただきました。
対戦相手が富松選手ということになりましたが、MMAの舞台で試合をしている以上いずれ富松選手や黒部選手、前澤選手という実績のあるベテラン選手の皆さんに挑戦したい気持ちはあったものの、今回は時間が短く、せめてもう少し準備期間が欲しいというのが正直な気持ちでした。でもそのMMAにチャレンジするきっかけをくれて、私の第2の格闘技人生の扉を開いてくれたRIZINは、私にとってシュートボクシングと同様に大事な大事な守るべき場所です。そのRIZINがコロナ禍で大変な状況にあるのであれば、いま私にできることは闘うことしかないので今回思い切って出場を決めさせていただきました。やる以上は私の試合を見てくださる皆さまに面白いと思っていただけるように精一杯頑張りますので楽しみにしててください。富松選手よろしくお願いします。
富松恵美
パラエストラ松戸の富松恵美です。この度はRIZIN初参戦、並びにRIZINのエースであるRENA選手との対戦を組んで頂き素晴らしい舞台に立てる事を大変嬉しく思います。コロナ禍により練習も出来ない期間もあり、ただのヘヴィメタル好きな韓流ドラマ好きおばさんになっていましたが、最近は大好きな柔術とウエイトトレーニングの練習もしっかり出来ています。
RENA選手の打撃の強さ、根性の強さは試合を拝見するだけで脅威を感じております。自身の階級より上の契約体重にはなりますが、相手にのまれず、自分のやってきた技術を信じ、ウエイトトレーニングで強化した筋力を存分に発揮したいと思います。RIZIN女子では後輩の(浅倉)カンナちゃんが活躍していますが『パラエストラ松戸にもこんな半熟女がいるんだぞ!』と魅せる戦いをします。ただの思い出作りにはしません(笑)歳は...ですが、スキンケアには日々力を入れてますので、RENA選手には負けない肌のコンディションを整えて試合に臨みます!「年齢はただの数字」を皆さんに感じて頂ける試合をします!!もちろん自分でもそれを感じたい!!さあ、今日から禁酒します!!9月27日、自分自身とても楽しみにしています!