トレント・ガーダム
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
自分が勝っていたと思っていました。なので今回のジャッジは理解できません。私は負けを潔く認めるのですが今回の結果は受け入れがたく、とても不愉快です。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
ジャブが上手い選手だと思いました。グラウンドも良いものを持っていて、2Rのバックコントロールは優れていましたが、私は諦めず凌ぎました。打撃を当てていたが相手が向かって来たのでタフだと思いました。
——試合前に「相手は柔術も良いものを持っている」と話していましたが、実際に戦ってみていかがでしたか？
思っていたほどではありませんでした。相手はチョークを何回か仕掛けてきましたが、私は諦めずに2回凌ぎました。以前のビクター・ヘンリーには仕掛けられフィニッシュされましたが、彼の得意の極めは強くないと思いました。
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
今のところは何も考えられないです。この試合に勝って契約を延長し日本で闘いたかったですがこの様な結果になってしまいました。何を考えていいか分かりません。判定に関しては納得がいかず、普段自分はこの様な事を言う男ではありませんが、今回は言わざるを得ません。試合が終わった後に相手選手が頭を下げ、自分が両手を上げる事を確信していました。それはお互いわかっていたと思います。なぜ勝者に勝利者インタビューをしなかったのか、皆もわかっていると思います。
井上直樹
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
なんとか勝てて良かったなと思いました。ただフィニッシュ出来るところで極めきれなかったです。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
相手はスイッチするかと思っていましたが、サウスポーのままで、お互い自分の間合いのとりあいでした。
——セコンドに入っていた佐々木憂流迦選手からはどんなアドバイスをもらっていたのですか？
得意のジャブを先に当てていけと耳元で言われました。それが凄く良い感じに当たっていたので、セコンドのお陰です。
——試合前のインタビュー等で「同い年」ということを何度か口にしていましたが、「同い年」というのが脅威に感じたとか、「同い年」だけど自分のほうが上回っていると感じたか、などありますか？
そういう意味ではなくて、結構MMAの選手は自分たちより年上の選手がたくさんいるので、勝っていって自分たちの新しい時代を作っていくという感じの意味で言いました。
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
今後はRIZINで活躍できたら良いなと思います。今回フィニッシュ出来なかったのでしっかり極めきることとパンチでしっかりガツンと当てたいと思います。
ホベルト・サトシ・ソウザ&チーム中井
——まずチーム中井の皆さんに伺います。RIZINのリングはいかがでしたか？
木村 思ったよりも広くて、緊張がとにかくやばかったです。
籠原 緊張しました。初めてのリングでいい動きをしたかったのですが、できるだけ一生懸命動きました。
重水 テレビで見ていたあこがれのリングで、まさか自分が上がれるとは思っていなくて、昨日まで緊張していましたが、入場の直前に急にニヤけてきてしまい、目一杯楽しもう、出来るだけリングに長く居たいと思うくらい楽しかったです。
中井 柔術マッチのさせて頂く機会を頂けて本当に感謝しています。その気持が一番です。世界のメダリストのホベルト選手と組めることに喜びを感じていました。ありがとうございました。
品川 RIZINファンとしていつかゲスト解説とかあるかなと思っていましたが、まさか先にリングに上がるとは思っていませんでした。リングサイドで髙田 （延彦）さんが見ているのも不思議すぎて、嬉しいのですが変な時間だなと思いながらリングに上がっていました。ありがとうございます。
——続いてサトシ選手に質問ですが、再びRIZINのリングに上った感想をお聞かせください。
今日は柔術をやりましたが、すべての緊張が戻りました。でも本当に良かったです、この緊張が戻ったので本当に試合がしたいです。
——中井さんに伺います。今回のこのエキシビジョンを通して、柔術の素晴らしさを伝えられましたか。
私自身はあまり良い動きが出来なかったのですが、他の皆さんが良い動きをしていたので見ている方に伝わったんじゃないかなと思います。
——サトシ選手、ファンの方に一言お願いします。
昨年の10月は（試合に負けて）本当にごめんなさい。負けたけど問題ないです。格闘技はたまに勝ちたまに負けます。一番悲しいのはよくない試合をすることです。良い試合をして負けても問題ないですが、良くない試合が一番悲しいです。でも私は諦めません。本当に戻りたい、RIZINのベルトを日本にに戻したいです。
金太郎
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
勝てたことが嬉しいです。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
大分違いましたね。向こうは刺し違える覚悟があったんですが、僕が油断していた訳ではないですが、相手を少し舐めていたのかもしれません。
——「殺傷能力、破壊力」は観客に十分魅せられましたか？まだまだアピールしたいですか？
今回の試合では殺傷能力は見せれていないですね。でも危険なものを持っているというところ、倒す時は一気にという思い切りを魅せることが出来たと思います。どっちみち打撃でも寝技でも判定は狙っていないので、フィニッシュすることを意識していました。
——勝ったことでまたフォロワーが増えそうですね。
今日の勝ち方で増えますかね？
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
今後もRIZINにどんどん出ていきたいというか、ファンが推してくれたので今回出れたと思っています。世間の人が僕を応戦してくれたのでここで闘えたと思っています。ファンの人が見たいカードをどんどんやりたいです。
——レスリングシューズを履いていたのでテイクダウンを狙っていたからですか？
実は左足を痛めていて試合直前に、2-3週間前から左足首をやってしまい練習出来ていない状態でした。保護する意味も込めて履きました。
——次は誰と闘いたいですか？
大阪での開催も言われているので、地元である大阪で盛り上がる選手とやりたいです。東京対大阪とかやりたいです。マネル・ケイプはチャンピオンなので出来ないですが、尊敬の意味も込めて朝倉海選手、今日のバンタム級の中で一番目立っている選手と闘いたいです。
——試合前に甘いものを食べたいとおっしゃっていましたが、今一番何が食べたいですか？
計量後にいつも何も考えずにお菓子を食べるのですよ。今回はお菓子をやめろと言われたのでお菓子をやめていました。なのでホテルに帰ってお菓子をたくさん買って、菓子パー（お菓子パーティー）しようと思っています。笑
加藤ケンジ
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
完敗です。自分よりも金太郎選手が強かったと思っています。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
印象どうこうよりも、自分より強かっただけです。
——試合前に話していた「自分の距離」で闘えうことができましたか？
相手のパンチは見えていましたが、組んでからの動きが相手の方が早く、自分の方が対応が遅かったです。
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
特にケガがないので練習を始めて、主戦場である修斗で使ってもらえるならばまた一から再出発したいと思います。
マルコス・ヨシオ・ソウザ
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
最初は少し緊張していました。相手は身体が大きく、彼は柔術黒帯で、そこは自分も黒帯なので同じ系統だと思いました。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
（身体が強いと）試合前に思っていましたが、リングに上ったらそれを忘れて試合に挑みました。リングの上では勝てるのは一人だけです。
**——プラン通りの試合展開が出来ましたか？
特に作戦はなく、リングに入ったら闘いをするだけです。柔術を見せたかったですがパンチが入ったので今回のような展開になりました。サトシの過去の試合あと同じで、できるだけ柔術を見せたかったのですがパンチが入ったので打撃での勝利となりました。
——地元浜松の応援は力になりましたか？
これが私のモチベーションになりました。自分の応援だけでなく自分のファンの応援も他の選手のファンの応援も力になりました。
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
とりあえずサトシを手伝って、将来的にはファイターとしての生活を終え、ボンサイ柔術の代表としてジムを管理をしていきたいと思っています。たくさんの生徒がいるので、クオリティを上げて将来的に朝倉選手と対等に闘える選手を育てたいです。
——今日の試合のモチベーションはなんですか？
自分のためだけではなく、自分の生徒たちのモチベーションを高めるため、また自分が勝利することで生徒を助けたいと思いました。
——試合後のマイクで涙を見せていましたが、どのよな感情でしたか？
人生は一つの出来事によって左右されます。私にとってそれは昨年の10月の試合でした。あの出来事で私は人生のどん底になりました。そういった場面で諦めてしまうことが多いですが、ポルトガル語で「七転び八起き」という言葉があります。前回の試合で負けて私の人生は最悪でした。ただ自分が諦めると多くの人を悲しませてしまうと思いました。今の私は選手最高の状態ではないですが、人として最高でありたい。
ファルコ・ネト
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
率直に残念な気持ちです。練習はしっかりしてきましたが、私自身思い描いていた試合展開は出来ませんでした。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
まず人格としては、相手は誠実な人物だと思いました。格闘家としては、今回の展開になったことに驚きがありました。立ち技の攻撃が強かったです。
——試合前のインタビューで、相手の得意分野の柔術の対策をしてきたと言っていましたが、マルコス選手の打撃はどうでしたか？
まず私の話をすると、オールラウンダーでバランスよく力を持っていると思います。今回マルコス選手と対戦して、マルコス選手が立ち技が強いということに驚きました。柔術に自信があるのでテイクダウンをしたかったのですが、相手が私の思っている以上に立ち技で来たことに驚きました。
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
今日より、これまでよりもっと強くなって、またこのリングに戻って来たいです。私は今、膝と肩に故障があるので、それを治してまた戻ってきたいと思います。