2019年10月9日（水）、都内にてBELLATOR × RIZIN 全面対抗戦緊急記者会見が行われた。
会見にはRIZIN榊原CEOの他、Bellatorプレジデント スコット・コーカー氏が登壇。榊原CEOは今回の会見について「スコット・コーカー氏と皆さんの前でようやくこの発表が出来ることを嬉しく思っている。BELLATOR日本初進出となる12月29日の大会を手伝えることは本当に嬉しいこと。これは簡単なことではなかった。このチャレンジを受けてくれたBELLATORの皆さんや関係者の方々に敬意を評したい。MMAの未来を、可能性を感じてもらえるような大会にするため全力を尽くしたい。」と関係者への感謝の言葉と今大会へ掛ける思いを語った。
またスコット・コーカー氏も「この日を迎えられたことを大変嬉しく思っている。12月29日のビッグイベントを開催するにあたって、榊原CEOを始め関係者の方々に感謝をしている。本当であればこのメインイベントはL.A.で開催する予定だったが、私が反対し日本で開催をすることとなった。」と今回の日本開催への思いを語った。
そしてここでスコット・コーカー氏より12月29日の対戦カードが発表された。会見への登壇が発表されていたエメリヤーエンコ・ヒョードル、そしてその対戦相手は過去にPRIDEで数々の名勝負を繰り広げ、第7代UFC世界ライトヘビー級王者にも輝いたクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンだ。
先に登壇したランペイジは「自分が一番好きな日本でまた戦えることを本当に嬉しく思っている。めちゃくちゃテンションが上っている。」と述べ、またヒョードルも「大好きな国 日本で戦えることを本当に嬉しく思っているし、このオファーをしてくれた関係者や日本のファンには本当に感謝している。」と述べた。
記者からの質疑応答では、おそらく日本での闘いが最後となるであろうヒョードルに対し、現在どういう気持かという質問が飛ぶと、ヒョードルは「19年前に初めて試合をしたときから惚れ込んでいる日本でまた試合が出来ることに本当に感謝している。最大限の努力をして試合に挑みたい。」と語った。
またランペイジには、ヒョードルと戦うオファーを受けたときの気持ちはどうだったかという質問が飛ぶと「知っている人もいると思うが、私が一番好きなファイターはヒョードル。なので最初は変な気分ではあったが、大好きな日本で試合がしたかったので誰であろうと構わない。」と語った。
年末のさいたまスーパーアリーナという地で戦うことに対しての気持ちを訪ねた記者に対し、ランペイジが「12月29日は娘の誕生日なのでこの日に戦うことを特別に思っている。」と述べると、ヒョードルも「実は私の娘も誕生日が12月29日なんだ。」と答え、会場からは拍手が起こり、両者が向かい合い笑顔を交わすというシーンもあった。
今回の記者会見ではヒョードルとランペイジの対戦カードだけではなく、堀口恭司がBELLATORへ乗り込みベルトを勝ち取ったことを受け、スコット氏からRIZINとBELLATORで3対3もしくは5対5の対抗戦を考えていると言う発表もあった。参戦選手については今後随時発表していくという。
RIZIN、BELLATORともに誰が対抗戦に出場するのか、今後の発表に注目だ。
記者会見の模様（YouTube）
BELLATOR JAPAN 対戦カード
［ユニファイドMMAルール ： 5分 3R（ヘビー級）］
エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン