6月6日(土)ゼビオアリーナ仙台にて開催されたRIZIN LANDMARK 14 in SENDAIの出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI 試合後インタビューまとめPart2

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元谷友貴「全部ダメだった」

——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

元谷 全然ダメだったなと思いました。

——その全然ダメだった点を具体的にお伺いすることは可能でしょうか?

元谷 具体的に……、うーん。全体的に、もう全部ダメだったなと思いました。

——対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

元谷 全体的に強い、いい選手だなと思いました。

——全体的にダメだったという話にも繋がりますが、元々のプランが実行できなかったのか、それとも想定よりも相手が強かったのか、どのように考えていますか。

元谷 うーん、どうなんだろう。ちょっと分かんないっす。

——ご自身の試合の後のフライ級王座戦はご覧になりましたか。

元谷 見てました。

——その感想も一言いただけますか?

元谷 神龍選手がすごい最初から自分のペース取れて、すごい冷静というか。すごい冷静に、動きよかったっすね。なんかすごい、よかったなと思いました。

——試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

元谷 今後はうーん、どうなんだろう……。展望ってまだそうっすね、まだそこまでは考えられないんで。ま、ちょっとゆっくり今後のことは考えます。

——1R、ララミー選手の打撃に少し押される場面もあったかと思います。あの時のダメージは?

元谷 ダメージはそんな深くはないと思ってます。ま、かすった感じかなっていう。そんななんか、顎なんかな?顎?鼻かなんか、分かんないですけどそんな深い感じはなかったですけどはい。

——印象としてはよくないな、と?

元谷 まあそうですね。印象はよくないなと思いました。

——そうやって試合が進んでいく中で、どこかで逆転、仕掛けるタイミングがあったと思います。作戦や流れとしてどのように進めていましたか。

元谷 最初ちょっと印象取られちゃったんで、そこから自分の流れに持っていきたかったんですけど。一個も作れなくて、そのまま相手のペースで流れちゃったなって感じでした。

——ララミー選手と比べて、体の厚みを感じました。戦いながら体格について何か感じるものありましたか?

元谷 誰が、厚みがあったんですか?

——ララミー選手の体が。

元谷 うーん、まあどうなんすかね。ちょっとデカい……うーん、分かんないっす。

——フライ級は新しいチャンピオンになって色々と変わっていくとは思いますが、その中でも展望は少しゆっくりしてまた考えたいということですね。

元谷 そうすね。展望は分かんないんで、とりあえず休んでゆっくり考えます。

トニー・ララミー「大晦日にタイトルマッチをやりたい」

——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ララミー 今、足首がすごく痛いですが、それ以外には気分は良いですし、パフォーマンスに満足しています。思ったより、あの、疲れてしまったという部分はあるんですけど、もしかしたらそれがその抗生物質の影響なのかどうか分からないですけれども、それでも自分が思っていたよりずっと良いパフォーマンスができたので満足しています。

——試合後に足を引きずっていたのは、どのタイミングで痛めてしまったのか、教えていただけますか。

ララミー 最終Rの、多分、残り一分ぐらいだったと思うんですけれども、後ろに退がった時に足首を捻ってしまって、何かがブチっていう音は感じて「やっちまった!」と思いましたが、残り一分だったのでそのまま戦い抜きました。

——今は大丈夫ですか?ドクターに見てもらいましたか?

ララミー ちょっと見て包帯を巻いてもらって、「捻挫だろうか」みたいな感じでは言われましたが、カナダに戻ってから精密検査をしたいと思います。

——対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

ララミー 本当にしつこくてゴリゴリやってくる選手だなと思いました。非常にいい選手でした。思っていたより、ちょっと動きが遅かったですね。もしかしたら自分がそれだけ速く動いたのかもしれないですが、攻めの内容としては自分が予想していた通りのことをやってきたと思いますし、それをひとつひとつ完封できたのでよかったと思います。

——フライ級のタイトルマッチは見ていましたか?見ていたら感想も教えてください。

ララミー 自分の試合と比べたらかなり退屈な試合だったんじゃないかと思います。抱きつく場面や、逃げる動きがたくさんあったので。それを除けば、神龍選手がすごくいい動きをしてたんじゃないかなと思うので、彼と戦って、元谷選手と同じように完封することを楽しみにしています。

——試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ララミー 次の目標は、できれば近い将来タイトルマッチを戦うことです。ただ、まずはこの足首の状態を見ないといけませんが。願わくば、大晦日の大会が理想です。その前に少し休みたいです。これで7か月の間に3試合目です。振り返ってみて、以前はもっと頻繁に試合ができると思っていましたが、もう昔ほど若くないんじゃないか、ということに気づきました。ちょっと体に負荷がかかっているのかなと思いますし、やはりフライ級は非常にペースの速い階級ですし色々とたくさん動くので、そう言った部分も相談しながら、少し休んでから戻ってきたいです。できれば大晦日に。RIZINが始まってからずっと大晦日に戦うことを特別なこととして、出たいと思っていますので、ぜひ大晦日のタイトルマッチを実現してもらいたいです。

——試合前に犬に噛まれたということがすごく話題になりました。試合には怪我の影響がありましたか。

ララミー そうですね。普段であればスタミナは無尽蔵に、人一倍あると自分では思っているのですけれども、1R序盤の打ち合い、元谷選手の最初のやり取りでちょっと体が重いなと感じました。ちょっと水を抜いた後に、水分補給するプロセスがうまく行かなかった、体が違う反応をしたんじゃないかなと思っていました。今朝起きた時に体調があの、あんまりすっきりしていなくて、力が入らない感じでした。でもそんなことは気にしすぎず、とにかくここに来て、試合で一生懸命思いっきりやれることをやろうと思い、そして自分なりのベストは出せたと思っています。

——日本のファンの間で、元谷選手にあんな勝ち方をしたララミー選手に噛みついた犬はどんな犬なんだと話題になっています。

ララミー ハハハハ!(笑)ピットブルみたいな、アメリカン・ブルドッグ系の犬でした。友人がかなりの大型犬を飼っているんですが、それよりも大きかったので、相当大きな犬だったと思います。もしかしたら50kgぐらいあったんじゃないかなと思います。とにかくデカいやつでした(笑)。

——入場曲が日本のASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲になっていました。選んだ理由があれば教えてください。

ララミー 自分の大好きなアニメ『NARUTO』のオープニング曲として使われているからです。8歳の頃からずっと見ていました。日本で戦う前から本当に日本の文化に対して触れるきっかけになったものなので、日本のファンに歩み寄りたいという部分があって。自分は格闘技を始める前から日本が好きで、『NARUTO』はもう、20回以上は見ていますので、ファイトキャンプが始まる前は必ず『NARUTO』を見ながら自分の心を整えて、あれを見るとすごくやる気になってよし練習するぞっていう気持ちになるのであのそういった背景があります。

——『NARUTO』で好きなキャラクターは

ララミー もちろんナルトになると思うんですけれども、本当に何度やってもやっぱり立ち向かって戦いますし、時に負けることあるけれども、負けてもまたトレーニングして強くなって、戻ってくるっていう部分がすごく魅力的だなと思いますし、まず何よりもこう人のためにやってる、自分のために戦うのでなくて人のために戦ってるっていうのがやっぱりヒーローの定義ですので、自分としてやっぱりこうナルトのいろんな性格を、自分もそういう部分は持っているんじゃないかなと思っています。

——今日のパフォーマンスと前回の征矢貴戦のパフォーマンスを比べると、今回のコンディションを考慮しても、どちらを高く評価できますか?

ララミー 今日の方が対戦相手のレベルが高かったので、それを考慮すると今日のパフォーマンスの方がよかったんじゃないかなと思います。征矢選手との試合はすごく綺麗でクリーンな打撃や動きが見せられたと思いますが、今回与えられた条件を考えると、最大限頑張ってすごくいいパフォーマンスができたと思うので、このいろんな条件の中でこれだけ動けるっていうことは、自分はもしかしたらすごくいい選手なのかもしれないと思います。

——今日のパフォーマンスでタイトル挑戦権を獲得したという前提で、もし自分がマッチメーカーとして自分の試合以外のフライ級でのマッチメイクをするとしたらどういったマッチメイクをしますか?たとえば伊藤裕樹選手の相手をどう組んだりしたいですか。フライ級でどんな試合が組まれることが妥当だと思いますか。

ララミー そんなことは分からない。自分がタイトルに挑戦してチャンピオンになって、他が来たら、誰でもぶっ倒してやる(笑)。みんな最高です。ありがとうございます。

“ブラックパンサー”ベイノア「ここ(仙台)が私のアナザースカイ」

——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ベイノア いや、よかったっす。最高です、はい。よかったっす。マジで。アメイジング。

——いつぶりの、スカッとした勝ち方ですか?ご本人的には。

ベイノア 海外とは違いますね。海外では去年一回KOしてるんですけど。RIZINではね、前回は倒されて、その前はイチャモンがつくような判定、あのジョニケ戦っすね。で、その前は回って勝って、それもイチャモンみたいな(笑)。だいぶ久々っすね。だいぶ久しぶり。

——煽り映像ではオレンジ色の髪型の時、沖縄での試合が使われていたので……、

ベイノア はい、そうすね。もう、三年前以上すか。いやあ、やっとですね、このRIZINでは回って勝つかぶっ倒されるかっていう、その呪爆からやっと解き放たれたなって思ってます、押忍。

——最初からアグレッシブな戦い方というか、とても野生的な印象を受けました。どのようなプランで攻めようと思っていましたか。

ベイノア いや、もうガツガツ行くしかないと。強みをぶつけようと。もう失うものもないんで。もう、強みぶつけてダメならしょうがないっていう感じで自分全開できました。Noah Bayスタイルを。

——対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

ベイノア いや、本当に僕、最初ね、キャラクターとかも知らなくて、だいぶ最初から答えてくれて、はい。なんなら超えてきて。「Noah Bayより面白いじゃん、アイツ」みたいな空気感になってんのも、「おいおいおいおい!」と思ってたんですけど。本当今回の試合もすごい粘ってくれて、すごい打ち合って答えてくれたんで、もう本当粘り強くて最高な選手でしたね。

——最後の決まり手となったのはハイキックだと思います。二発蹴って、二発目で相手が倒れたと思うのですが、あれは狙っていたのでしょうか?

ベイノア 最初はもう、自然に自分の得意な技を色々出してこうと思ってたんですけど。その中で1R目に左ハイが入ったんで、「見えてないな」って思ったんで。ま、ちょっと1R目、相手粘ってきて焦っちゃったんですけど、2R目もう一回冷静になってその左ハイを狙いました。

——試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ベイノア そうですね、もう本当に試合終わって、誰とやりたいかって言ってちょっとなんか色々反響して聞こえづらかったんですけど、いろんな声があって、はい。前決まっていたノジモフとか、僕が負けてる選手へのリベンジとか、井上雄策さんていう声もあったんですけど。ま、いろんな声があって、本当にみんなが見たいって思うような選手とやって勝っていけば、おのずとベルトがついてくると思うんで。やっぱやってるからにはね、この今出てるカテゴリーの頂点を目指したいと思ってますんで、やってやろうかなと。ポスター配って終わりじゃないよって。この競技でトップ目指しますよ、押忍。

——フィニッシュのハイキックの前に一発ミドルというか三日月蹴りですかね?を入れていたと思います。同じ軌道でハイに繋げようっていう意識があったのですか。

ベイノア そうですね。はい。やっぱり相手の頭の中に、見えてないとはいえ、そっちが来るってのがあると思うんで、蹴り分けようと思いました。

——勝った瞬間は、嬉しさが爆発したのか、ほっとした感じなのか正直どちらでしたか。

ベイノア いや、あの瞬間は爆発しましたね。はい。爆発です。仙台BOMB!イエス。

——「特別よかった」なのか、「自分の力がやっと出た」なのか、どう思っていますか?

ベイノア 特別よかったのか自分の力が出たのか?どうなんすかね?ま、自分の力でもあるし、ま、自分の力ですね。いや!まだまだこんなもんじゃないですよ、自分の力は。そう思ってます。押忍。

——今RISEで取材をしている方々に「ベイノア選手がすごくいい試合したよ」ってLINEをしたら「嘘つけ」って言われたんですけど、そんな人たちに言い返してください。一言お願いします。

ベイノア イヤハハハ!いやいや、まあ裏でね、RISEやってました。いや、やってますからね。いや、冷たいな。おい。おい、お願いしますよ。いやいやいやいや、ちゃんと見てください。あのね、復活したんで。こっからまだまだ「あ、ベイノアは強いじゃん」っていうのを、RIZINだけでなく、もう日本全国、世界中に知らしめたいと思ってます。

——今回これでもう勝ち筋というか、自分のファイトスタイルを掴んだ感じがありますか?それで、もう次以降はもうこういう試合ができるという自信がありますか?

ベイノア いや、だいぶ自信にはなりましたね。はい。もう一回試合前にも言ったんですけど、自分のスタイルの見直しというか、全部の技術は分上がってるけど、じゃあ試合でどれを出すのかっていう部分で、やっぱり自分の強みを存分に活かせる戦い方をもう一回できたんで、ちょっと見えたなって感じはあります。「見えてるよ」ってRISEの人に伝えといてください。

——去年の大晦日はヤン坊選手にベイノア選手の持ち味である打撃を逆に食らってという、かなり屈辱的な敗戦だったと思います。今の気持ちとしてはヤン坊選手にやり返したいとかそういう思いっていうのはありますか?

ベイノア いや、もう組まれればっていう感じですね。そこがどうしてもって感じじゃないですけど、一番はやっぱりここからこの階級の頂点に行くためにリベンジっていうのが求められるのであれば僕はやりたいですし、はい。もうとにかくもう頂点に駆け上がりたいですね。そこです、僕としては。

——その頂点のベルトまで自分はどのぐらいの距離がまだあると思っていますか?もうすぐ行けるのか、まだやはり吸収するものがあるのか。

ベイノア いや、行けると思ってます。僕は。距離があるようで見えてると思います。RISEの人に「見えてるよ」って伝えておいてください。

——ポスター配りであちこち仙台を巡ったと思います。仙台のファンは、どんなファンでしたか?

ベイノア いやあ、あったかかったですね。あったかいすね。マジでホームだなって思いました。はい。

——ここが私の?

ベイノア アナザースカイ!

——最後のフィニッシュは“前足での”左ハイでした。あれは最初から、狙っていた形だったのでしょうか?

ベイノア ま、最初からというか、ま、1R目入ってきたところで左ハイがあったんで、そっから2R目にもう一回冷静に狙いましたね。1R目そっからちょっと相手復活してきて慌てちゃったんですけど、もう一回「あ、左ハイだな」と。はい。

——オーソから入る、という。

ベイノア そうですね、極真です。はい。This is 極真。

芳賀ビラル海「誠意を見せて打撃で倒したいなと思ってた」

——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

芳賀 なんか、殴り合ってたことしか、ちょっとごめんなさい、覚えてないんですけど。昨日の段階で色々手を尽くしたっすけど計量オーバーしてしまって、それをベイノアの漢気で、「元のルールでいい」ということで受けてくれたんで。で、ちょっと、なんでしょう、今回、僕は寝技が主体の選手ですけど、ベイノアと殴り合って。で、僕も漢気を見せようと思ってました。ちょっと組んでたかも分かんないですけど、ちょっとごめんなさい。試合の記憶がなくて。自分の持ってるものは出したのかなと思います。ちょっと見てないんで、それも何ともなんですけど。はい。

——対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

芳賀 身長が確か178cmだったと思うんすけど、リーチがかなり長いような印象で。ま、それも記載されてたと思うんすけど。なんでしょう、データ以上の身長を感じたかな、という感じでしたね。やっぱりあとRISEの元チャンピオンっていうのもあって、打撃は想定してた通り一級品だなというところで、そんな選手と打ち合えたこと、あと、そもそもスキンカラーもあってリスペクトしてるというか、好きな選手の一人だったんで、そんな選手と試合できたことを本当に光栄に思います。

——漢気を見せて自分も殴り合うという話がありました。今回の計量オーバーの件を受けて今までの作戦を変えたのか、元々殴り合うイメージだったものを全面的にそうすると切り替えたのかなど、プランの変更はありましたか。

芳賀 もちろん、殴り合うというかポイント、ポイントでは僕も打撃をするので、それで攻めようと思ってたんすけど。ルールも本当はジョニー・ケース戦の時みたいにアイツが優位な状態で、尚且つ僕が勝ってもドローっていうルールで進むはずだったところで、もっと言ってしまえば、この試合をキャンセルしてベイノアの勝ちをもぎ取れたところを、試合してくれて尚且つ「フラットな状態でやってあげるよ」と言ってくれたのは本当に漢だなって思って、で、それに対してこう漢気で返そうっていう、そういうプランだったんで。元々、僕は打撃をして組みに繋げる選手なんすけど、今までのフィニッシュは一本勝ちですけど、打撃でどこまで自分ができるのかっていうのと、ベイノアへの誠意を見せて打撃で倒したいなと思ってたのが今回の試合です。

——試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

芳賀 僕はGRACHANのライト級チャンピオンとしてこの場に立たせてもらって、やっているんですけど。皆さん海外で試合をして、「自分をもっと高めていこう」とか「世界トップを取りたい」みたいなとこがあると思うんすけど、僕はRIZINが本当に好きでというか、国内でこんな格闘技団体があって、みんな見てくれて、そんな団体って素晴らしいなっていう風に思ってて。なので、このRIZINで再起して、何としてでも勝ちをもぎ取りたいっていう気持ちが一番あると思ってます。なので、そんなところに近い将来繋げられるといいかと思ってます。

酒井リョウ「(親に)頑張ってんだぞっていうところを見せたかった」

——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

酒井 いやあ〜、RIZINで一勝は遠いな、と思いますね。

——今回この試合の前に前日の相手の計量オーバーがあり、ただし酒井選手は通常ルールで受けたということがありました。その件について、ご自身で今どう思っていますか?

酒井 ええまあ普段メガトンでやってるんで、ぶっちゃけ……一回、即答したんすけど、あの、昨日の夜何でやっちゃったんかな、とか色々考えたんですけど、今日は何も感じなかったですね。「もう普通にやるだけだ」、っつって。やっぱり約束ごとなんで。他の人が計量してるんで、死ぬ気で。やっぱそういうのは言わないとなと思って本人には伝えさせてもらいました。

——対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

酒井 どうすかね?昨日の計量ミスのおかげで、なんか申し訳ないと思って向こうが優しい貴賢神のまんまだったんですよ、目が。殺気よりも、なんかちょっと練習してた時代っていうか。だからちょっと僕もね、行けるかなと思ったんですけどね。やっぱりRIZINってお祭りなんで。この間もそうっすけど、投げたら盛り上がるし、殴ったら盛り上がるし。行っちゃったっすね。

——試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

酒井 普段DEEPさんでお世話になって、(荒東)怪獣キラーに、自分で言うのも何ですけど、いい勝ち方ができて、こうやってまたRIZINに出場することはできたんで、そういう意味では、自分の目標としてはまあRIZINに出続けるって結構難しいんで。一回、二回って結構あるんですけど三回以上とかってなかなか難しいと思うんで。そこの目標はクリアしたんですけども、本当は勝って……、あの、僕ずっと地方なんですよ。浜松とか四国とか、仙台だから。本当はね、勝ってお兄さんとやりたかったんですけどね。言えなかったですね、そこは。

——試合前インタビューの際に涙を流しながらこの試合への思いやファイターとしての思いを語っていました。試合を終えて今——、

酒井 いやあまた泣いちゃいそうなんでタオル持ってきました。ま、理由はいっぱいあるんですけど、はい。語ると泣いちゃうんで、恥ずかしいんでやめときます。

——その試合前インタビューの時に、このトーナメントに既にDEEPで勝利して権利を獲得している赤沢選手を、行かせるわけにはいかないというような趣旨の発言もありました。

酒井 そうっすね。いやあ〜……、いつもRIZIN来て、なんて言うんですかね、相手のこと持ち上げるだけ持ち上げて自分はいいとこ出せないなって感じなんですけどま、せっかくね、あの貴賢神が勝ったんで、皆さんが望んでる通り、計量はオーバーしちゃったすけど、あのね、”若貴兄弟”じゃないですけど、二人の対決、是非やって欲しいですね。自分も今柏木さんにお願いしてきたんですけど、自分から是非よろしくお願いしますって。ちょっとね、自分もなんか一緒に戦ってね、分かったことあるんで、はい。

——では貴賢神選手が出場を決めた場合、昔のようにまた一緒に練習することも?

酒井 そうっすね。でも難しいっすね。ヘビー級ってもう選ばれた人しかいないし、数少ないじゃないですか。だからもう本当にずっと僕もスダリオさんと戦おうと思って勝ったら言おうと思ったすけど、やっぱ昨日ね、仲悪いから自分の味方になってくれたりとか、色々あるんで。でも、まあね。どっちつかずっすよね本当に。もう朝ね、例えば4時とか5時まで飲み明かしても次の日殴り合うってのが格闘家だと思うんで、はい。それができるのが自分とか、昔のレジェンドたちのファイターだと思うんで、はい

——RIZINで一勝するまでまだまだモチベーションは……、

酒井 そうっすね。はい。「モチベーション」はやめてください。モチベーションっていう言葉で、一昨日、泣いちゃったんで。それが刺さっちゃったです。モチベーションって言葉はあんまり。蘇ってきちゃうんで、色々。

——試合前インタビューで「約束がある」「勝ったらケージで伝えたいことがある」と話していました。それはまた後日に持ち越しという感じでしょうか。

酒井 ひとつはさっき言った、勝って言いたかったんですけど、スダリオさんにはもう「弟に勝ったんで、お兄さん僕と対戦してくれませんか」っていうことで、ひとつですけど。……。(涙を拭いながら)やっぱあとひとつは……、やっぱ自分が、親の反対を押し切ってこうやって20年間、嘘ついてまで……好きなことだけやって。今日は初めて招待したんですけど。ま、そこでいいとこ見せたかったすね、はい。……だからやっぱり、うまくいかないっすね。やっぱ本当は……、ね、かっこいいとこ見せたかったすけど。でもこういう舞台でね、皆さんが応援してくれることを、親も感じたと思うんで。もう、僕、迷惑ばっかりかけてきて、宮城のね、仙台でやったすけど、今回。石巻っていうところで僕自衛隊でやってたんで、19歳の時にやめて、それでこうやって格闘技やり続けて。嘘ついてまでね、そうやって格闘技やり続けて。今回30戦やったんで、初めて自分で「見に来て欲しい」っていうことを言ったんですけど。まあ、うまくいかなかったですけど、なんか……、なんか感じ取れればよかったと思ったすね。だからまあそういう意味で、見に来てくれてるんで、なんて言うんだろうな、自分も試合を断れなかったっていうのもありますね。

——ご両親が初めて見に来られたということで、試合後に何か伝えたいことはありますか。

酒井 本当はね、勝ってそういう、自分が好きなことやって、こういう仲間がいて、こういう応援してくれる人がいて、ファイトマネーも今日のやつは全部親孝行したかったすけど。ま、それはできるかもしんないけどね、自分の息子頑張ってんだぞっていうところを見せたかったですけどね。ま、それ分かったか、それが伝わってるか分かんないですけど、まあ、あの、前に出れたかなと思うんすね。本当はね、僕、何もバックボーンとかないじゃないですか。だから親からしたら、オリンピックとかね、お相撲さんになればとか冗談で言ってたんすけど、だからそういう意味では一個、壁を超えたかったんですけど。やっぱそういう佐伯さんが言ってるね、そういう星の下に生まれてなかったなと思うんで、本当にあの人の予言通りになっちゃったなと思いますけど。試合受けたことに関しては後悔はないっす。でもなんかちょっと家族のこととかモチベーションって言われるとちょっと今の家族もいるし自分の父ちゃん母ちゃんに嘘ついてまで格闘技を20年間好きなこと続けて全部失ってまで就職もしないで自分が好きなことやって、ね。なんて言うんだろうな、本当にそれを影でやらせてくれたことには本当に感謝してます。あとはやっぱ自分のお父さんは別に収入とか大したことなかったんですけど……なんだろ、一日も仕事とか休んだことなくて。例えばヤクザとかに絡まれて、鍵とか捨てられそうになってもしっかりあの指折れてまでも守ったりとか、どんな日でも仕事行って、「鉄人」って言われてるんですけど。そういう背中見てきて自分も頑張んなきゃいけないなっていうところがあったんで。で、自分のお母さんに関しては、本当に自分と容姿も一緒で、ちょっと太ってて。結構、なんて言うんですかね、筋肉があるっていうか、小太りなんすけど。まあこうやってヘビー級で戦わせてくれる健康な体で産んでくれて、本当に何ひとつ不自由のない子どもに育ててくれたことを感謝します。で、自分も今、親になったんで。子どもにもね、そうやって、かっこいいとこ見せたかったんすけど、背中で。まあ前に出ることはできたっすけど、結果やられちゃったんで。さっき皆さんが言ってた通りRIZINで一勝するっていうのも難しいし。本当はね、地方でばっかやってますけど、皆さんを関東に招待したかったっていうのはあったんですけど、まあ、ヘビー級が面白かったって言ってもらえれば、僕はそれで幸せです。まあでも本当はファンの少なからずね、今回のことでちょっとファンができたかもしれない。そういう人の期待に応えたかったんですけど、やっぱうまくいかなかったっすね。でもまあ自分がそれで20年間全て犠牲にしてまでMMAっていう競技をやり続けてきたんで。自分もね、新しい後輩とかジムにいるみんなもいるし、やり続けなきゃいけないんで。そこはしっかり、念願の一勝まで、まだ今日メインで今、扇久保出てますけど、最年長になるんですけど。必ずね、リベンジしたいと思っております。長々すみません。

貴賢神「赤沢君もトーナメントにはふさわしい」

——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

貴賢神 嬉しい気持ちよりも、申し訳ない、やっぱり体重超過のことに関しては。本当にそこが一番デカいです。申し訳なかったなっていう気持ちです。

——体重超過についてはご自身で言える範囲で今回どういったことが起こったのかお話しいただくことは可能でしょうか。

貴賢神 元々体重が大きくて、その体重を作ってこれくらいの体重からこれくらい落とそう、っていう計画があったんですけど。どうしても、水抜きを今回6kg初めてして、で、7kgを抜く予定だったんですけど、残りの1.2kgが全然落ちなくて、で、頑張って頑張って落とそうとしたんですけど、もう汗も出なくなっちゃって。で、もうギリギリのギリギリまで落とそうと思ったんですけども、本当落ち切りなくっていう感じです。

——対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

貴賢神 初めて(と言っても)リング(ケージ)の中が初めてじゃないんで。デビューするってなった、2022年の2月頃から一緒に練習2年から2年半ぐらいさせさせていただいてたので、お互い手の内が分かっている状態でやってたんで、何かびっくりすることっていうのは特になかったですけど。ま、本当になんて言うんですかね、強打のある選手なんで本当に緊張してました。自分ももらったら危ないんで。

——試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

貴賢神 いやもう本当に、体作りから、自分磨きをもっともっと頑張っていこうと思ってます。とくにトーナメントのこととかは一切頭になくて、もう酒井さんが受けてくださったから今回成り立っただけであって、自分としてはもうプロ失格なので、トーナメント云々っていう先は何も考えてません。

——酒井選手とは試合後何か体重超過も含めて会話をしましたか。

貴賢神 いやもう、お話っていうよりかもう自分がもう、ひたすら「申し訳ございませんでした」しか言えませんでした。勝ったことも含めてなんか素直に喜べないっていうか、今回の勝ちに関してはっていう感じでもう本当にずっと謝ってました。

——それに対して酒井選手は?

貴賢神 いや、「気にしないでくれ」と言ってくださってたんですけど、やっぱ本当に気にしないわけにはいかないっていうか。本当に申し訳ない気持ちが、本当にいっぱいです。

——とはいえ結果としては、公式記録でも勝利となり、トーナメントに出場する可能性も出てきました。もう一人の候補である赤沢幸典選手と比べて、どちらの方がふさわしいと考えていますか。

貴賢神 いや、赤沢君もトーナメントにはふさわしいと思います。実力的にも、やっぱり、なんて言うんですかね。試合はその日、その日で勝った人が強いのでアレなんですけど、やっぱ練習してても、技術の面で日本の中でトップクラスだと思うんで、寝技とか。

——それでもRIZINの判断で、貴賢神選手が出るとなった場合、今すでに三人決まっていますが、この中で一番戦いたい相手は?

貴賢神 エドポロももちろんリベンジしたいですし上田もやりたいですし、あの、あのクソも、まあ殺したいなと思いますけど。そのー、やっぱり人云々ではなくて自分のこのまず今回の体重超過っていうのが、もう自分の中で本当にやってはいけない、階級的にもやってはいけないことをやってしまったんで、あまりトーナメントのことは本当に考えてなくて、っていう感じです。やりたいのはいっぱいいます。本当に。

——正式に出場が決まったらまたそこでギアを変えて向かっていくっていう感じですか。

貴賢神 もちろんです。本当に決まる、決まらないは別としても、本当にもう明日も、本当に今日から、また体作りがスタートするんで……っていう、もう本当に自分に今集中してるような感じですね。

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