5月4日(日)東京ドームにて開催されたRIZIN男祭りの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
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シナ・カリミアン「次はやはりちゃんとした真剣な試合をやりたい」
カリミアン (日本語で)みなさんお疲れ様です、今日はありがとうございました。
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
カリミアン いい気分ですね。気分は、いいです。
ーー皇治選手と実際に戦った印象を教えてください。
カリミアン 試合前にも、すばらしい選手でハートもあると言ったと思いますが、実際にいいファイターでした。
ーー3R終了して判定なしという結果についてどう感じていますか。
カリミアン 最初から判定なしだと聞いていましたので。ただ実際自分が勝っていたと思ってますし、みなさんもそう感じているのではないでしょうか。** ただそれで判定にどうこうはないですね、エキシビションマッチのようなものなので。ただ、自分が勝った。あなたたちもですし、みんな分かっているでしょう。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
カリミアン 次はやはりちゃんとした真剣な試合をやりたいと思っていますし、同じようなエキシビションマッチのようになったりボクシングマッチをやるならアレックス・ペレイラのような選手を呼んでこいと。自分より小さい選手だとボコボコにしてやろうという気にもならず、実際色々できなくて本当にちゃんとした試合をしたいので、RIZINのヘビー級の選手だれでもいいです。
ーー皇治選手が自分より小さいことで、パンチを打ちにくいということはありましたか。
カリミアン 自分としては、やりにくいというより自分より小さい相手に思い切り強いパンチを繰り出すことはかなり気が引けていました。小さいから弱い、とは言いたくないんですが。彼としては自分を捕まえたり触ったり、応酬したりといろいろやりたいことがあったでしょうけど、自分としては思い切りハードに行くわけにもいかず、そう言った意味でパンチは打ちづらいですね。
ーー過去に4戦ほど反則が多かったなかで、今回は心を落ち着けて戦えたということでもありますか。
カリミアン オーケー、みなさん過去の話を持ち出したがるので自分の立場から言わせてもらうと多分、まず最初はK-1のときの試合に関してですね、自分はKOしたと思っていて相手の言い訳でNCに持ち込んだと思っているし。選手の試合も含めてですか?** 安保戦はエキシビションでしたから含めがたいと思いますけど、とにかく相手が先にやってきた印象があるし、あとはアクシデント的な部分があったと思います。みなさんはバッティングのことは言わないし、自分の悪い点や過去ばかり指摘しますよね、あのイタリアン・ポテト野郎(クラウディオ・イストラテ)に後頭部をやられたときのことなど、皆さん目を向けてくれず残念ですし、GLORYでのバックフィストが評価されなかったことにも触れてくれないですね。昨日ピーター・アーツに会ったら「君は勝っていた、KOしていた」と言ってくれましたよ。俺はあらゆる団体で結果を出す、どんどん成長もしていますしね。でもみなさんは良い点を評価することはない、まあそれでいいですよ、気には留めません。
ーー計量時にスダリオ選手と揉めていたようですが、何があったのでしょうか。
カリミアン いろいろと口うるさく言っているだけで、安保戦のあとやりたいと言っていましたけど実際自分と戦うとなったらその勇気がない。みんな真似して、自分のように言ったり着飾ったり、髪型を真似したり、そして俺の名前を出したりする、自分と戦えばマネーファイトになると思っているから。みんな戦いたがるし、こいつも同じでそうしたがった、負け込んでるからですよね。イージーファイトだとでも言いたいのでしょうけど、俺のパンチを受けたらわかるはず。頭を剃った理由は、前の日に皇治選手を見たら金髪にしていて、自分は金髪ではなくて白くしていたんですけどね、ただ同じ髪型にされていて。自分は同じ髪型になるのが嫌だったんです。だから剃りました。
ーー今着ているそのTシャツ「BE REAL」とあります、そういう内容に変えた理由は?
カリミアン 自分をエンターテインメントとして楽しんでいるひともいるでしょうし、何かクレイジーなことをやる自分を求めているようですけど、やはり自分としてはエキシビションでなく真剣な試合では、相手を憎しみ相手を倒そうと真剣に向かっていっているので、自分にとってエンターテインメントではないんです。だからこのようなTシャツを着ています。書いてあるとおり、リアルに。ということです。
ーーダニエル・ジェームス選手が試合後インタビューでボクシングマッチに興味があると言っていたんです。あなたの名前は上げていませんでしたけど、私の方からちょっとあなたの名前を出してみたんですがーー
カリミアン いや。無名選手とやる気はありません。その選手のことを知りませんけど、ボクシングマッチをやるならアレックス・ペレイラ級の選手を連れてこいと言いたい。それ以下の選手は受け入れられない。5回の世界王者になりアマチュア400戦を経験し、K-1王者に3回なっているんだぞ、クソが。本物を、真剣勝負の場を用意しろよ。とにかく俺はそいつが何者かを知らない。
ーーじゃあ誰とやりたいですか?アレックスはUFCファイターだから難しいとして。
カリミアン 分からないからどうだろう。エキシビションだというなら、ガタガタ言わないし、相手の契約など知ったことではないが、とにかく俺としてはちゃんとした真剣勝負をやりたい、ちゃんとした選手を呼んでこい。誰でも構わない。
ーーRIZINヘビー級GPは誰が優勝すると思いますか?
カリミアン 特にどれもエキサイティングな試合はなくおもしろくなくて、この選手はいいなと思う選手なんていなかったし、どの選手もポテト野郎どもで、興味ないです。
神龍誠「できたら韓国大会、出たいですね」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
神龍 うーん、まあとりあえず勝ててホッとしてるのと、ちょっとそこの、極めきれなくて。圧倒的な差を見せて、決めたかったんですけど、ちょっとそこだけ悔いが残るという感じです。
ーー伊藤選手と実際に戦った印象を教えてください。
神龍 印象……、体が柔らかかったっす。練習だったら多分3回くらい極めているんです、肩固めもそうだしツイスター、完全に極まったと思ったんですけど、……珍しい体質なのかな?極められなくて、そこは誤算だったですね。
ーーではそれ以外はプラン通りできたという感じですか。
神龍 差はあるなと思ったので。実際やってみて結構差はあったので印象通りというか。でも思ったより、打撃は速くなかったというか。見えたっすね、結構。
ーー東京ドームという舞台で、リングからの景色はいかがでしたか。
神龍 やっぱ最高っすね。RIZINで僕は扇久保戦、トーレス戦で2回勝ててなかったんで、ギリギリ。久々にRIZINの舞台で勝てて、すごい東京ドームの景色も見れて、よかったっす。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
神龍 そうですね、今回59.0kg契約だったので減量もなく、本当にいまスパーリング終わったみたいな感覚なので、できたら韓国大会、出たいですね。
ーー韓国大会!?
神龍 出たいです。
ーーGPが夏から開催と言われているなかで?
神龍 いやはい、やりたいですね。今は試合すればするだけ強くなると思うので、そこで経験にしたいのと、まあ今回は練習だったので、練習試合終わって一息ついて、まあまたやりたいという感じです。
ーー伊藤選手の持ち味である打撃の対策も、想定通りでしたか?
神龍 想定よりはパンチが見えたんっていう。だから僕のパンチも結構合わせられたと思うの絵すけど、今打撃も強化していたので、そこら辺も良くなってきているのかと思います。
ーー3R戦ったあとと思えないほど傷もなく、プラン通り100点満点ですか?
神龍 100点満点ではないですね。極めきるのが100点なので、内容は圧倒したっすけど、そこだけは、決めきってファンの人を沸かせたかったです、悔しいです。
ーー会見でもバチバチで、試合後に感情の変化は出ましたか?
神龍 感情に変化(苦笑)?いや、まあ絶対負けられなかったですね。僕はトーナメントを賭けていたし、伊藤選手は賭けていなかったけど。そこの差が出たかなと思っってて。うん。煽られたのはムカついていたので、勝ててよかったです。
ーー出場選手が決まっていくなか、扇久保選手はGPの内定1号と。神龍選手は1回戦からリベンジしたい思いがありますか?
神龍 どうすかね?決勝でやったほうが盛り上がるんじゃないですか。**絶対あの人、決勝まで来るんじゃないですかね(笑)。
ーー扇久保選手の会見の煽りを伊藤選手も使って、今後他の選手も今後やってきそうです。
神龍 そうですね、そこの対策は考えなきゃいけないですね。
ーーこの試合以外にもフライ級選手の試合が組まれ、勝者たちが皆、GP出場を口にしていました。神龍選手からして、今日勝っている選手のGP参加について、8人制くらいだったとして、どう彼らを見ていますか。アーセン選手やヒロヤ選手は、他の外国勢と比べていかがでしたか。**
神龍 いや、わからないですよね。今回の試合って結構実力差があったというか、MMA初めて少しの人で、ストライカーから転向とかなので。そこはあまり分からなかったです。MMA選手同士のバチバチの試合というより、盛り上がるような試合だったというか。
ーー相手としてふさわしい、手応えのある相手なのかまだそんなもんじゃないという感じなのでしょうか。
神龍 まだそんなもんじゃないよっていうほうです。伊藤選手も5連勝していて勢いに乗っていたけれど実力差があるのは今回の試合で見せられたので、まだそこの位置ではないかなって思いますね。
伊藤裕樹「今ちょっと何も考えられない」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
伊藤 悔しいです。
ーー神龍選手と実際に戦ってみた印象を教えてください。
伊藤 うんまあ印象は変わらないですけど、なんかすごい体が柔らかかったですね。
ーー本来のプランを教えていただくことはできますか。
下で、蹴りで削って、パンチで仕留めようかと思っていました。
ーーそれがなかなかできなかったということですね。
伊藤 そうですね、はい。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
伊藤 うーんまあ今ちょっと何も考えられないので、いったん休んで、どうしようかゆっくり決めたいと思います。
ーー連戦になったことで、体力の回復具合は影響していましたか。
伊藤 全然調子もよかったので、それはないですね。
ーーもっと伊藤選手の打撃が見られるかと思っていたけれど、そこに神龍選手が持って行かせなかったうまさがありましたか。
伊藤 そうですね、はい。
ーーオープニングセレモニーで出てきた時にすごい声援が。どうでしたか?東京ドームの歓声は。
伊藤 すごいデカい会場なので気持ちよかったですね。
ーーそれだけに、勝利に結びつけられなかった悔しさも大きいですか。
伊藤 そうですね。これだけたくさんのお客さんがいて注目集まるなかでド派手なKOしたかったので、まあ本当にただ悔しいです。
ーーすぐにやり返したいのか、もう少し自分のなかで練習積み重ねて精度上げたいのか、そのあたりはいかがですか。
伊藤 なんだろう。考えられないです、今は。
ーー次のことを考えられないということですが、GP開催が確定したなかで神龍選手と伊藤選手は戦いました。そのなかで、ここでの負けが2ヶ月ちょっとでGPが始まるときに、出る/出ないということも、ここからもう一度考え直すということですか?
伊藤 自分的には勝ってGP出ると決めてたから、負けてGP出ますというのは男気ないんじゃないかなと思うので、そこもちょっと考えたいです。
ーー個人的にここまでやってきたことを踏まえたら伊藤裕樹はGPに欠かせないと言う声も出ると思うのでじっくり考えてください。
伊藤 はい、ありがとうございます。
中村大介「もうすぐ45歳なんですけど本当幸せで、続けてきてよかった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
中村 まあ、さっきもリング上で言ったんですけど連敗中で、たぶん2、3年ぶりぐらいに勝ったんですけど。だからなんかちょっと夢の中のような気持ちですね。このドームでやれたっていうのも、まあ自分の力だけのものではないので。完全に。で。ここで桜庭大世選手とやって一本勝ちできた、っていうのは、なんか不思議な感じですね。あと、今ちょっと試合終わって結構経っちゃったんで、落ち着いちゃって。さっきはすごいテンション高かったんですけど、落ち着いちゃって(笑)。あの、はい。次、次また頑張ろうっていう感じです。
ーー桜庭選手と実際に戦ってみた印象を教えてください。
中村 えっと、いや打撃がすごい強くて。結構やられましたね。打撃は向こうに取られた感じで。ですね。ポジションとかはまだ慣れてないところがあると思うんで、まあ本当たまたまマウント取れてって感じなんですけど。本当にまあなんか今やっといてよかったというか。まあ階級違うんで、やることはこういうことがないと、ないかも、ないと思うんですけど。触れられて良かったです。彼はまだまだ本当これから、まだ始まってもいないと思うので。彼はここから、あのー、絶対、超悔しいと思うんですよね。なので、こんなおじさんにやられて超悔しいと思うので、これからすごく強くなってほしいという希望がありますね。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
中村 RIZINに本当に久しぶりに出させていただいて。こんなしかも東京ドームってすごい大きいところでやらせていただいて。もうすぐ45歳なんですけど本当幸せで、やっぱでも続けてきてよかったなと、こだわりもって続けてきたのは本当よかったなと思ってて。だからまあ、これからも変わることはないですね。で、今日はやっぱり勝てたんで、まだ全然錆びてない、錆びてないというか、本当に自分の中ではまだ進化してて、まだこれから。こっから強くなって。あの、60歳までMMAやるって本当に事あるごとに言ってるんですけど、あと15年あるんで、超強くなれると思ってるんで。本当に、本当に強くなれると思ってやっています。なので、まあ場所が、用意していただけるのであれば。あと、さっき佐伯(繁DEEP代表)さんと喋ったんですけど、DEEPで、もう難しいと思うんですよ。こういう、たまに勝っちゃうベテランに若手当てるとか。自分で言うのもあれですけど、なんか扱いづらいというか面倒くさいと思うんですけど、そんな中でやっぱりバリバリの選手とはやっていきたいので。でもやっぱりこういう大きいとこでやるのはすごく気持ちがいいし、自分のやってきたことを見せれるので。まあ機会あればまたRIZIN出たいですね。
ーー入場式の時に来ていたUインターのTシャツは私物でしょうか。
中村 あれ、私物です。鈴木健さんにいただいた…、あ、鈴木健さんっていう、Uインターの、えっと取締役かな?をやられて(る方が)いて、今日もこのあと市屋苑行こうかなとか思ってて。あ、市屋苑という焼き鳥屋さんを今やられてるんですけど。あれはあの、本当にその健さんからいただいたTシャツなので。で、やっぱり自分はUWFインターっていうのが本当にもう人生を決めてくれた。それと出会ったことが自分の人生であると思うので、それを見せたくて着させていただきました。
ーー桜庭選手の寝技でなんか感じるところっていうのはありましたか。
中村 グラップリングは、ちょっとパンチ効かせたと思うので。何とも言えないんですけど、まだまだこれからかなとちょっと思いましたね。まだ未知数ですけどね。極めは多分QUINTETで前見たんですけど超強いと思うので。そういう極めっこみたいなのはちょっと自分もちょっと慎重に行ったところあるんで、すぐマウント取った後も、自分すぐ十字行っちゃって。負けちゃうパターンあるんで、セコンドの声聞こえてちょっと待とうと思って冷静にできたんですけど、まあ行ってみてごちゃごちゃとなるのも面白かったかなとは ちょっと思いますね。
ーー今日は負けられない、という?
中村 そう。連敗中だったので、超勝ちたかったです。
ーーRIZINに若いファンが増えて来ていると思いますが、そういう人たちに。会見でも今日のリングでも、UWFということを言っていましたが、そういう人たちに、どんな団体でどんな人たちがいて、どういうところが魅力だから、若い人にもUWF知ってほしいというのはありますか。
中村 自分より上の世代の方がUWFドンピシャ世代なので、自分は本当に子供の頃に出会ってなんか深いところはあんまり知らないっていうか、知らないようにというか、その中学生の気持ちを保っているというか、すごい、もうとにかくかっこいいんですよ。わかんないです、表現するのが難しくて、それがどういうスタイルなのかとか。回転体っていうのはうちの師匠の田村さんのスタイルだと思いますし、それがUWFのスタイルとは言えないと思うし。ちょっと、あんまり。語りづらいところはあるんですけど、でも、そういうのがあって、こうやって今MMAっていう競技になって、自分もいまだにこうやってワクワクさせていただいているのは、こういう表現していきたいですね。あとはもう本当こうやって歴史があって。今皆さん若い選手とかも試合できてると思うし、それがあっての今だと思います。あんまりわかんないですけど。
ーー今回の試合が決まった時に、結構若いファンなんかは「Uの遺伝子」が云々っていうのが、あんまりピンと来てない子が多かったようですがYouTubeとかで、そういう昔のUWFの試合とかをちょっと見てほしいな、みたいな気持ちっていうのはありますか?
中村 それはすごくあります。自分は本当に今見ても田村さんがずっとやられてた昔の映像とか見ても、本当かっこいいなって、未だにこのMMAの技術とかも発達した今見ても美しいというか、田村さんの映像を見て欲しいです。あんまアレかもしれないけどそう言う気持ちがあります。
桜庭大世「今回『メッキが剥がれた』とか言ってそうな人たちを見返すっていうのが、とりあえず目標」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
桜庭 あー……、まあ、なんか、なんて言うんだろうな。そんなうまくいかねーだろって、気持ちよくなってる人がいそうで、悔しいですね、はい(苦笑)。
ーーご自身の気持ちは?
桜庭 いやまあほんとに、どっかで絶対来ると思ってたタイミングが思ったより早かった、って感じですね。
ーー「負け」のことでしょうか、他の意味が?
桜庭 負けもあるし、あとはやっぱちゃんと人のこと蹴ったり殴ったら自分も痛いんだなっていうのも、実感しました。
ーー中村大介選手と実際に戦ってみた印象を教えてください。
桜庭 うん、なんか。試合やりながら、僕はやっぱりすごい出さなきゃ出さなきゃってなってたんですけど、やっぱ大介さんは落ち着いてるのかなあとか。あとは、うーん……、なんかちゃんと僕の嫌なことをやってくる感じがして。「先輩だな」って感じました。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
桜庭 えっと……、まあ足りないとこもすごく多い、なんて言うんだろうな。ちゃんと戦って、自分ができなかったところとかもいっぱいあったし。あれ?質問なんでしたっけ?
ーー今後の展望・目標です。
桜庭 うーん……、今回「メッキが剥がれた」とか言ってそうな人たちを見返すっていうのが、とりあえず目標です。
ーーデビュー以来、逆風や、隙あらば足元すくってやろうということを感じてきた日々だったのでしょうか。
桜庭 そういう人もいるだろうなっていうのは、まあ当たり前っていうか。いるんだろうなって思って、いないわけないじゃないですか(笑)。いるんだろうなって思ってます、つねに。僕のことを嫌いな人が。
ーーそれに対しては強くなって結果出すしかないという感じですか。
桜庭 何かで僕言ったことあるんですけど僕は貶されても褒められても強くなるタイプだと自分で思っているので。気にしないわけじゃないけど、そう言う声があれば「こいつ見てろよ」と思うし、褒めてもらえれば調子に乗るので、「負けて色気が出たね」とみんなに言ってほしいです。
ーー組技、寝技、関節技について、バック取られてからキムラを取り返すようなことはお父さんが得意なムーブだと思います。独特なものや近いものを感じたということはありますか?
桜庭 練習でやったことあるような感じのものだったし、アームロックっぽいかたちになって僕が後ろについてて、みたいなときも、あそこから足関いくか十字いくか僕もできたんだろうなあと思っています、慣れている動きではありましたね、一応。
ーー同系統の寝技かなというところですか。
桜庭 どうなんすかね?わかんないですけど、まあ練習でもあったなって感じです。
ーー左手に包帯を巻いているのはどういう状況ですか。
桜庭 ヒビが入っちゃったみたいな感じらしいです。
ーー痛いですか?
桜庭 痛いです(笑)。足もなんですけど、さっきも言いましたが、硬いものを蹴ったり殴ったりすると、試合の時も感じました、「うわイッテー!」って思いました。
ーー殴られたのも初めてかと思いますが受けた感触は。
桜庭 受けはこんなもんだろって、それは大介さんの打撃がこんなものんだろって意味じゃなくて、やられるのは当たり前だと思ってるというか。やられうのは全然想定の範囲内でした自分がやったほうが、普段思い切り硬いものを蹴ったりはないので。練習で相手が気持ち上げてパンとやってくるのは何回か受けたことがあるので、こんな感じかなというものでした、受けは。
ーーデビュー戦では矢地選手という格上に勝ち、今回、連敗中の中村選手に負けたことでの1勝1敗をどう捉えていますか。
桜庭 1勝1敗、ちょうど五分五分なんでいいかなって(笑)。半分、半分で。どうですかね、うーん。まあきれいに戦績を積み上げていこうとはそんな僕は考えてなかったので。負けてるところにゼロっていう数字がついてるっていうのがいいって思うタイプではないので。いや、もちろん悔しいのですけど。さっきも言いましたけど、負けて色気が出るじゃないですけど(笑)、いやすごいそれは一回も負けたことないのはすごいことだと思うのですけど。けどみんなに、感情移入しやすい選手にはなりたいので、なんか僕の負けも気持ちよく受け止めてくれれば、お願いします!って感じです。
ーー入場でマスクも被らず真っ白。デビュー戦はお父さんを意識していましたがガラッと変えた狙いは?
桜庭 まあ桜庭大世の顔をみんなに覚えてもらうためと、あとはまっさらな僕というイメージで白Tシャツで出たのと、すっごいわかりづらいかもしれないけど、大介さんが黒パンなので、白で行ってやろうかなと思いました。
ーーお父さんからはどういう評価がありましたか。
桜庭 「怪我治ったらすぐ練習しろよ」くらいです。