9月25日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催されたThe Battle Cats presents 超RIZINの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
フロイド・メイウェザー「たくさんのお客さんが楽しんでくれたのではないか」
メイウェザー 今回も大成功のイベントだったと思いますし、たくさんのお客さんが楽しんでくれたのではないかと思います。昨日も言いましたが自分にとってボクシングは呼吸するようなもので、本当にエキサイティングな試合ができたと思います。それも対戦相手がいくつかいいパンチを当てて、それでお客さんも盛り上がって最高の試合内容だったのではないかと思います。自分は、日本のひとたちが生のフロイドを体感できたことにすごい満足していますし、自分は当然もう“Pretty Boy”フロイドでも、“MONEY”メイウェザーでもありません、もうそういう動きはできないけど、フロイド・メイウェザーというものを少しでも肌で感じてもらうことができて、満足しています。メディアにも、イベントをSNSで告知してくれた全ての皆さんに感謝しています。この試合を楽しみにしてくれたファンの皆さん、支えてくれたスポンサーの方々、関わった全ての方にお礼を言いたいと思います。
——試合の途中でパンチをもらって、倒しに行こうと思ったような心境の変化は?
メイウェザー いつも言っているけどこれはエキシビションなので、全然心配してないんです。とにかく自分はお客さんを楽しませられればいいので、1発もらったから何か気にするわけでもないですし、特に自分は対戦相手より大きな選手からもパンチをもらってきましたし、世界のトップのパンチをもらってきましたから1発もらったくらいでは全然気にしません。
——対戦してみて、対戦相手の朝倉選手についてどう思いますか?
メイウェザー 誇りに思いますよ。彼は私がお客さんを盛り上げることに貢献しました。そして、ふたりとも試合中に楽しみました。我々は人々が求めていたことを、ともに提供することができました。前回は90秒だったですが、今回は2ラウンドフルでエキサイトメントを提供することができたので、彼を誇りに思います。本当だったら2、3週間前に来日して、時差に対応もしたかったですけど、調整もうまくいかず基本的に3時間くらいしか寝ていなくて、今回3時間前くらいに起きたくらいの感覚なのです。言い訳はしませんので、体の動きは悪かったと思いますが、そこに言い訳はしません。
——ウォーミングアップはエキシビションでは必要ないですか?
メイウェザー 誰だってその人なりのウォームアップは必要だと思います。ただ自分は、過去の経験から、普段練習するときも、ジムに行って熱いシャワーを浴びて、そのまま練習を始める。自分は長年こうやっているので、自分のスタイルだと皆さんが思うようなウォームアップはいらないと思います。とにかく対戦相手はタフでした。彼には、戦いにきた覚悟が伝わってました。対戦相手というのは、いろんな作戦を立てます。1発もらうまでは作戦や気を抜いたりしますが、1発もらってからも、それでも彼は戦いにきました。その点を評価したいと思います
——来年はまたエキシビションで忙しいのでしょうか?
メイウェザー 集中しているのは11月13日、ドバイのコカコーナアリーナで、ほかのエキシビションマッチがあります。YouTubeのすごいスターとやるんです。その後、2023年は日本にハワイ、サウジ、アブダビ、アフリカ、いろんなところまわってやりたいと思っています。自分のチームには毎日いろんなオファーの電話がなりやみません。このすばらしいチーム、裏方のひとたちがたくさん動いてくれたことで、自分は今ここにいます。自分ひとりではこれをなしえなかった。常に裏方で活躍してくれるチームの人たち、優秀なチームに感謝申し上げたいと思います。
——朝倉選手のボクサーとしての才能はどう感じましたか?
メイウェザー 今はもう30歳ということで可能性は低いと思うけど、これを昔から始めていたら、ボクシングでもいいところにいったのではないかと思います。そういうのも、今日、彼はとにかく戦いにきた。試合中も笑顔を見せていて、楽しんでいた素振りも見せたのでポテンシャルはあると思いますが、それは、前から始めていたらの話です。でも彼は、格闘技を選んだ。それがMMAかボクシングかは人それぞれなのですが、今の彼はMMAを選んだ。ボクシングに関してはもっと早くそうしていればそれなりのところに行ったのでは、と思います。
——2ラウンド終了間際のダウンは、あのラウンドで終わらせようと思って打ったパンチですか?
メイウェザー 格闘技においてはいろんな状況が起きえます。2ラウンドで終わらせた打撃は、自分のなかでは最後まで時間たっぷり使いたかったのですが、あのダウンを奪った打撃はそんなに強く当てていなくて、おそらくその打撃のちょっと前にあ立てていたいくつかの打撃のダメージが積もったと思っています。そのため、そこで決めに行ったという認識はないです。実を言うと、日本の親しい友人から、試合前ににリクエストがあったんです。1Rは伸ばして引っ張って、2RくらいでKOして欲しいというリクエストに応えようかなとは思いました。
——エキシビションで、エンターテインメントを届けたい気持ちはわかりますが、本気になったのか。映像を見ていなかったそうですが、実際に拳をあわせたときに「思ったよりやるな」と思ったのでしょうか?
メイウェザー 自分は、経験から、対戦相手と向き合っているだけで試合中にデータを集めることができます。そして、今回の試合に関しては常に自分がプレッシャーをかけて反応を見ました。対戦相手はおおきな力強いパンチをかえしてきました。どんなファイターも1ラウンド目は強いです。で、2ラウンドあたりから呼吸がみだれてきたのがわかりました。当然自分は現役とは比べ物にならないけど、いまもコンディションは最高だと思っています。12ラウンドのためのつらい練習はやっていませんが、そういうつらい練習をしていなくても、エキシビションでも週に、2、3回、練習するようにしています。試合中に真剣になったかという質問ですが、なんのために真剣になる必要があるでしょうか?最初、軽い打撃を当てて様子を見ていましたが、だいぶ強いのを返してきたので、そういうメッセージを受けるなら、ボディにには強めの打撃を当てて、そちらがそうならこちらも強いものを打てるよというのを見せました。それに対して彼は舌を出したりにこにこしていたので、そういうことか、と。そうやって遊んでやるつもりなら、それがいつまでつづくか「じゃあやってみようか」という気持ちで試合をしました。
——マニー・パッキャオ氏が今回観戦に来ていました。エキシビションで再戦を見たいという声も強くありますが、エキシビションでのパッキャオ戦の可能性はありますか?また、ボディガードのジジさんの試合は見ましたか?いかがでしたか?
メイウェザー 自分はこの競技から引退した身です。この競技が私を引退させたわけじゃないんです。自分は、自分のやりたいこと、自分の要求を通すようにこのキャリアをやってきました。そのために大変な思いをして、世界のトップレベルで常に戦い続けてきました。だから自分がすべてをコントロールする立場にいるんです。このエキシビションを通して、元世界チャンピオンや現役世界チャンピオンとやるつもりはありません。なぜなら、自分はこの競技から引退していて、これ以上、エキシビションで自分の身体に余分なダメージを伴うリスクは負いません。この先は自分がやりたいことをやり、常にやりたいものを選んで、それで楽しく世界中のみんなにエンターテインメントを届けるというスタンスでやっています。マニー選手はちょっと違います。ボクシングという競技が彼を引退させたのであって彼が競技から引退したのではない。自分がパッキャオの立場なら当然メイウェザーと再戦したいです。当然それはやり直したいです。でも自分は年を取ったし、そういうつもりはない。自分は自分のやりたいことをやり、自分が全ての決定権を持って、やっていきます。なぜなら自分はキャリアの若い頃いろんなものを犠牲にして今こうして全て自分の要求を通せる位置に立つために散々犠牲を払ってきたので、今ここからは自分が思い通りに、自分が選択したものしかやるつもりはない。ボクシングは若いやつのやることだと思っています。
メイウェザー 自分は現役のとき、ある一定の年齢になったときにもう引退しなきゃいけないなと確信した時期があるんです。そしてMMAファイターや年上の人間、YouTuberとエキシビションマッチをやることを、誰にも強制して「見ろ」とは言わない。それでも自分はボクシングで過去最高稼いでいる男だし、世界中に幅広いファン層がまだいるんです。メイウェザーが何かをやるっていうと、お金を払うひとがいくらでもいる。何10万、何100万、何1000万ドルというオファーをこの状態でまだ受けているのです。なのになぜリスクを負って、厳しい相手とやらなくてはいけないのでしょうか。もっとラクしてお金を稼ぐっていう選択肢を自分は選ぶ。ジジを誇りに思います。よく頑張ったと思います。彼はいままで試合をしたことがないですし、今回こういうのが初めて、すべてにおいて始めての経験でした。ああいう結果でも胸を張って自信を持ってもらいたいと思います。そして結果がどうあれ自分がジジを見る目は何ひとつ変わっていません。いままで12、13年ずっと友達ですし、これからもずっと友達です。彼が挑戦したことを非常に誇りに思っています。このスポーツは万人ができるスポーツではないと思っています。彼は今日このスポーツが難しいことを肌で感じている。そのチャレンジを誇りに思っている。ジジ、愛してる。俺の友達、よくやった。最後に日本の皆さんにありがとうと言いたいです。謙虚ですばらしい人々であり、すばらしい文化があります。来日中のサポート、ありがとう。また帰ってきます。
朝倉未来「全てがレベルが異次元でした」
——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
朝倉 うーん、悔しいっすね、あとアタマ痛いっす
——ぐらつかれていたダメージが大きいですか。
朝倉 うーん、まあそうですね
——2ラウンドめに朝倉選手のパンチがヒットしていたようですが感触は?
朝倉 うーん、なんか「当たってるな」って感じですね。
——そこで手応えはなかったですか?
朝倉 うーんまあ気持ち的には手応えは、気持ち的には乗ってきたって感じでしたね、「全然戦える」と思って。
——今回の対戦を終えて、今後の展望、目標などを教えていただけますか?
朝倉 まああの、MMA選手なんで、MMAの試合をしたいっすね
——最後ダウンしたパンチは今までもらったパンチと異質な感じはありましたか?
朝倉 うーん、なんかちょっと記憶がなくて、そこ。今さっき見返したんですけど、なんであれで倒れたのかなっていうのが、逆に謎でしたね。でもめちゃめちゃアタマ痛いんで、今も。なんか、多分ですけど、ちょと気を抜いていたかもしれないんですね。最後(2R)終了で。1Rめが最後様子見て終わったから次もそういう感じだと思っていたところで、急に入ってきて
右フックのクロスになって効いたのかなと思います。
——立ちあがろうとしていたようですが、その時はもう記憶はなかったのですか?
朝倉 いやなんかこう、地面が歪んでて、立ち上がろうと思ったけど多分立ててなかったんじゃないかと思いますね。
——メイウェザー選手の圧力をどう感じましたか?
朝倉 うーんまあなんかすごかったすね、全部。
——会見で向かい合ってきて、勝てる自信しかないとおっしゃっていましたが実際リングで向き合っての感想は?いかがでしたか。
朝倉 やっぱすごい反応速度と、全てがレベルが異次元でしたね。**
——リングに上がって初めて感じた?
朝倉 いやその何も感じはしないんですけど、技術が異次元でした。
——結構未来選手のパンチが当たっていたと思いますがダウンなく3ラウンドまでいったらもっと追い込めていたと思いますか?
朝倉 いやあわかんないっすね。
——いつ頃MMAの試合やりたいというプランは?
朝倉 うーん、ちょっとまだわかんないですけど、まあ対戦相手とかもあることなので。アタマのダメージどれくらい残ってるかも検査しなくてはいけないし、そこを踏まえてからですね
——感動の声が上がっていますが、ファンの方に一言お願いします。
朝倉 会場に来てくれた方も、PPV購入してもらって応援してもらった方、たくさんいると思っていて。構すごい実力差のあるマッチメイクだと思うんですけど、そのなかでも応援してくれた方、ありがとうございました。
——この試合をやって良かったと思いますか?
朝倉 そうですね、まあ……、うん。すごい、なんか普通の人じゃできない体験をしたし。まあなんだろ、やっぱMMAの選手としてすごい成長したので、やって良かったと思います。
——今後に活きること見出せましたか?
朝倉 今日の試合見てもらったらわかると思うのですけど、すごくボクシングテクニックが向上しているとおもうし、オープンフィンガーグローブだともっと速くなるじゃないですか。メイウェザー選手とここまで戦えたのは自信になりました。今後MMAの選手には負けないよっていう。
皇治「勘違いを貫けるのは俺ですよね」
皇治 ほんまにつかれたー!
——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
皇治 やっぱり自分打たれ強いと思ってたんですけどそんなことないっすね、むちゃくちゃ効いたっすよ!めちゃくちゃ脳みそブンブン揺れましたね、はい。
——非公式試合で勝敗つかない形ですが、今回得た感触や感じたことは?
皇治 いやぁまあ今回はボクシングというより喧嘩でしょ。手ェだけの喧嘩みたいな?と思ってやったんで、むちゃくちゃやったんですけどね、ほんまの俺の技術はまだみしてないですよ。今日は喧嘩ですね。
——真の“勘違い王対決?”は
皇治 めちゃくちゃいじめますやん!せっかく勝ったのに勘違いて!まあ、勘違いを貫けるのは俺ですよね、もうあいつはアカンすよ、はい。俺が勝ったんやから、俺がこれからまだ勘違いをし続けますよ!はやくねー、勘違いから覚めてたい。なかなか覚めない、はい。
——今後の展望について教えてください。
皇治 今回はほんまに、出た理由は、超RIZINを盛り上げたいっていうのと、やっぱり日本人を馬鹿にしたっていうがね、そればっかり俺は腹たってたんですよ、俺を馬鹿にするのは、アンチもようけいるし、それは別にええんですけどね、日本のファイター弱いみたいなこと言うとったんで、コイツ舐めんなよ、と思って。ここは日本やぞ、というのをわからしたかったんで、そのためにリングにあがったっていうのもあるんで。これからはファイターとしてね、まだ33歳、じゃなくてもう33歳ですけど、こっからね、強くなれるっていうのを見せたいし、まあ、なかなかパンチ強なってるでしょ?前の俺のへなちょこパンチやったらあんなの倒れないですよ。まあまあ強なってきてるんでね、トレーナー陣、まわりで支えてくれてるひとにも感謝して、まだまだ上がって行こうと思いますし、ちょっとでもね、こういうやつに、TMTはでかいやつらいっぱい連れてくるじゃないですか、ああいう奴らにも一人で挑んだらいいことあるっていうのを見せれたし、勇気持って、年関係なく挑んでいったらいいことあるというのをこれからも見せていきたいなと思っております、はい!
——メイウェザー選手の試合は見ましたか?
皇治 見ましたよめちゃくちゃ近くで見ました、生マルコメ。いやあ、すごいですね、素直に。未来好きとか嫌いとか関係なしに、素直ににすごいなーと思います。世界の強豪を倒してきたマルコメに正々堂々向かってね、すごいなあと思いましたけど、やっぱりすごいすねあいつ、マルコメ。
倒しよるすねー!やっぱりここで日本のトップの天心倒されて、未来もね、倒されたら、もう俺しかないんじゃないすか?まじで。俺やったら悪いけど、3分3ラウンド絶対倒れない!絶対ね!倒せるかっちゅうたらそれはちょっと……、アレやけどね(笑)でも俺の左フックやったら倒れるんちゃいますか。あんな巨漢でも倒れんねんから。そういう勘違いしてもいいですか。
——メイウェザー選手はマイクで「また戻ってきます」と……
皇治 戻ってこい、戻ってこい!今度は日本の強さをわからせてやる。っていうか、どうせ戻ってきてもエキシでしょ?アイツ。ならほんま喧嘩しましょうよ、打ち合いでしょ。打ち合い一番得意やから。1回失神してみたい。いやだから、天心も未来ももちろんすごいんですけど、あいつら演技してるんちゃうかなって、お金もらって。倒れます?あんなへなちょこパンチで。
——未来さんはお金たくさんもらってるんで。
皇治 その倍もらってますやん、あのマルコメさん。ほんまに素晴らしい大会やったなと思いますよ、でも。
——正式に次のメイウェザー戦に立候補?
皇治 やりましょうよまじで。俺やったら記者会見からバリバリいきますよもう。思いっきり頭ハタきますからね。俺はメイウェザーのあのスカしてるかんじがほんま腹立つんすよ、俺は(コナー・)マクレガーとメイウェザーに記者会見だけなら絶っ対負けない!……なんなんすか、その失笑は!(笑)
——KOが2019年11月以来なんですけど
皇治 (笑)
——久しぶりのKOの感触はいかがでしたか。
皇治 いや「簡単に倒れるねえ」と思って。人って。いやいや、こないだのインタビューでも言ったんですけど、あれは、わざと今まで倒してこなかったの。俺が倒してもうたら欠点がないですやん、かっこええ、モテる、強い、倒してまう、これじゃあもうアンチが騒ぐことなくなってまうから、でももう俺”モテてしゃあない”卒業したんで、今日で。だから、倒してもいいかなと思って倒しましたけど。まあ〜、やばいなまたモテてまうなあ、それが悩みですね。
——じゃあ今後は”KOエンペラー”復活ということですか。
皇治 KOエンペラー全然ちゃうのにつけたヤツ、アホでしょ、ほんまに(笑)でもまああれですね、KOしたいですね、気持ちいいなと思いましたし、今日は当然ですよあんなもん。せやけどね、盛り上がったからいいんじゃないですか。
——ジジ選手の格闘家としての実力は実際どう?
皇治 それは知らんすけど、やっぱりRIZINめちゃくちゃしよるなと思って。20キロ体重ちゃうのかな。今も首めちゃくちゃ痺れてますもん。殺す気ちゃいます?これ、だいぶお金もらわなアカンわ。
——2ラウンド、膝をついた瞬間がありましたが。
皇治 うん、あれ、ダウンでしょ絶対に。レフェリーどこみてんやろ思って。ぐらんぐらんしてましたもん。せやけどダウン取られてないからダウンじゃないというね。めっちゃ効いたっすよ、やっぱり、やめとこ、もう体重重いい人は。怖い。すごかったっすよ、ずっとこう首しめられて、谷間でずっと息できなかったすもん。あの巨乳、ほんまにね、あぶない!
——拳交えていい人だったと感じたりしました?
皇治 いや拳交えて、殴り合いしていい人とかないでしょ!終わったあとね!終わったあと、まあいいおじさんやったですよ、普通に。可愛かったです。
——メイウェザー相手に試合も行けるんちゃうか?とのことでした。朝倉選手の試合を見てからも、試合も行けるんちゃうか?と思いましたか?
皇治 うん、ちょっと無理。……うそうそ(笑)。俺自信ありますよ、まじで。さっきも言ったけど、ほんまにぶっ倒すかぶっ倒されるかみたいな喧嘩したいっすまじで。振り回しまくりますね、もう。小細工したってアイツに当たるわけないんやから、喧嘩したいっすね。もう、だって、日本にマルコメ呼ぶとしたら誰とやるんですか?いないでしょ。俺しかいないかなと。日本一打たれ強い俺がマルコメに挑むと。TMTに俺、一勝してますからね。エラそうに言いますよ。
——あらためて大阪のドームで?
皇治 京セラドームでですね?やりたいですね。それを目標に頑張ろうかなと思います。
——1年10億円でボディガードを引き受けるというお話をされていましたがオファー来たら本当にボディガードしようと思いますか?
皇治 やってやってもいいですよね。メイウェザーより俺の方がモテてしゃーないですよ、ボディガードしながら、ね。やったろうと思いますよ。守ると見せかけて後ろから頭パンパン叩いたろと思て。俺がメイウェザーのボディガードしてたらおもしろいでしょ?まあそれもみんな楽しみにしていてください。
皇治 最後に一言いいですか?いつも皆さんのおかげ、ファンのおかげでたたかえて今回もファンの皆さんがいなかったら、こうしてリングに上がることもなかったんで。いつも生意気言ってますけど感謝してます。これからもRIZINを、格闘技をすこしでも盛り上げられるようにがんばるんで、皆さんついてきてください!
ジジ「I LOVE JAPAN。日本の人たちが大好きです」
——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
ジジ まずはこの機会を与えてくれた神に感謝します。そして天国にいる父、RIZIN、ボスでベストフレンドのフロイド、このような規模の大会に出場する機会を与えてくれて心から感謝しています。試合内容もとてもいいものだったのではないかと思います。試合を見返さないとわかりませんが、自分のなかでもいくつか手応えがあって、相手を効かせた場面があったように感じたのですが。自分は3ラウンドで疲れてしまって、手が下がったところでいいパンチをもらってしまったというのが結果で、とりあえずもう1回試合を見て見たいと思います。それからコーチに感謝したい。あまり練習することができず2、3週間しか期間がなかったなか、いろいろとやってくれて感謝しています、そして美しいガールフレンドが全てにおいて支えてくれた。(本人に向かって)本当に感謝しているよ、愛している。そして後ろにいるスティーブンにも、彼がいなかったらどうにもならなかった。それからシンゴ、コミュニケーションがうまくいき物事がスムーズに行くようにサポートしてくれて、ありがとう。
——初めての試合ということでした。初めての試合の感想や手応えはどのようなものでしたか。
ジジ この規模の大会ですから、本当にたくさんの人たちがいて。緊張というものではなく、すごく精神的に興奮や高揚感がすごくて、あまり集中できていなかったんですが、こういう規模でものごとが動いているので試合直前もばたばたであまり準備する時間ないまま、とんとん進んでしまったので、そういういろんなものはあったけれども、すべてはいい経験の糧としてとらえています。
次もしやるとしたら今回学んだぶんだけ、よりいいパフォーマンスができると思います。3ラウンドで疲れてしまい手が下がって、いいのをもらってしまったので、そこを次の課題として次に繋げたいと思います。ハハ。
——対戦した皇治選手の印象は?
ジジ 皇治選手は実のところすごいいい選手でした。実際そんなに試合しているとはあまり知らなくてK-1で、チャンピオンだとは知らず、尊敬の念がたくさんあります。この業界に長くいてたくさんの試合をこなしているので、今回は自分自身は初めての試合で、こういう規模でこういう相手とこういう経験をさせてもらえてフロイドとRIZINに感謝しています。練習方法なども今回学んで、コーチとの絆も深まったので、もし次また戻ってくるのだったらまったく違うパフォーマンスで帰ってこようと思います。
——ハワイの会見以降この試合に至るまでジジ選手のファンになった日本の方にメッセージを一言いただけますか。
ジジ I LOVE JAPAN。日本の人たちが大好きです、情熱的でフレンドリーで、尊敬の念をもって接してくれる、言葉に表せないほど素晴らしい人たちだと体感しました、全ての方々にありがとう。TMTチームがこうして素晴らしい体験をさせてもらえること、そんな我々を迎え入れてくれたこと、本当に素敵な経験をさせてもらって本当に感謝しています。アメリカに戻ってから、日本でこれだけ素晴らしいことがこんなにたくさん起きたと胸を張ってアメリカの友人に言えます。心から感謝しています、ありがとう、愛しています。
——今後またRIZINに参戦してみたいと思っていますか?そのときはボクシングスタイルのエキシビションをするのか、もしくはMMAをやりたいですか?
ジジ 正直現時点でははっきりわかりませんが、ボクシングのほうがいいかもしれませんし、MMAは多少の経験があるのでMMAのほうがいいのかもしれませんが、コーチと話してみないとわかりませんが、どちらでも構いません。
——朝倉未来選手がメイウェザーさんを相手にすばらしい試合をしたと思うのですが朝倉選手への見方や認識は変わりましたか?
ジジ 朝倉選手が、”THE BEST EVER”(TBE /史上最高)を相手にあそこまでできたことに驚いています。すばらしい働きをしたし、すごい頑張ったのではないでしょうか。ただ、相手はフロイド・メイウェザーです。50-0の無敗の”GOAT”が相手なので、結果は当然ああですが、あそこまで頑張ったことに朝倉選手に対しては尊敬の念を抱いています。
——皇治選手がメイウェザーさんと戦いたいと表明していますが、どう思いますか?
ジジ はっきり言って、皇治選手はフロイドに1ミリもまったくチャンスはないと思うので。まあそれは当然皇治とフロイドの問題になってくると思うので、個人的な意見はそうです。フロイドはオンリーワンですから、この地球でこのルールで世界唯一のフロイドに勝てる人間はいません、彼が引退しており、試合もエキシビションマッチであろうが、彼はグッド・シェイプも保ち続けてオンリーワンのフロイドのままなのだ、とははっきり言えます。皇治選手と自分のリマッチは全然OKです。クール・ガイで、彼がK-1で活躍し、チャンピオンだったという実績の裏付けもちゃんとあると感じました。ただ自分は今回準備期間が短かったですから今回与えられた条件のなかでやれることをやりましたが、次回リマッチがあって、そのためにちゃんと準備期間もらえばもっといい試合できると思う。またやろうぜ、ベイビー。