9月28日(火)RIZIN FF事務局にて、開催を今週末に控えた+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.1の事前特番『RIZIN TV ~ RIZIN LANDMARK SP』のライブ配信が行われた!
ゲストにRIZINファイターの昇侍と久保優太が登場!MCはアマレス兄弟・アマレス兄が務め、格闘技専門誌「ゴング格闘技」の熊久保英幸氏、そして今大会でラウンドガールを務めるLANDMARK STARの二階堂夢、友田彩也香、桃尻かなめも登場し、全4カードの見所を語った。
急遽参戦の内藤はモチベーション高い?!渡部vs.内藤の見所紹介
まずは第1試合に決定した、渡部修斗 vs. 内藤頌貴のカードについての見所が語られた。
もともとは渡部修斗と伊藤空也の対戦が決まっていたが、伊藤空也の欠場が決定し、急遽、内藤頌貴の参戦が決定。
これについて昇侍は「内藤は前回の試合も激闘をして今回の代替えオファーでチャンスを頂いて、凄く勢いがある選手。魅せる試合をするファイターなので、『喰ってやろう』というモチベーションで挑むだろう」とコメントした。
これについては久保も「大舞台のチャンスが巡ってきた時のモチベーションは半端じゃない。僕もそうだが、急に巡ってくるチャンスは『このチャンスに賭けよう』と、かなりモチベーションは大きいので期待している」と、自身の体験と照らし合わせて話した。
渡部については、6月の東京ドーム大会で渡部を下した朝倉海と練習を共にする昇侍が「マジカルチョークに入るまでのパターン、テイクダウンの部分が同じパターンなので相手にとっては対策がしやすい。そこを(渡部が)どの様にグラウンドの展開に持っていくのかがポイントになるのでは」と、過去に朝倉とともに渡部の対策をしていた経験からポイントを話した。
またこのカードに関して熊久保氏は、内藤が渡部より1階級軽い(フライ級)ことに触れ「階級が上や下だからと言って有利、不利とは言えない。同じ階級の選手に慣れていると、下の階級のスピードが速く見える場合がある」と、階級差があっても有利不利はないと説明した。
出入りの速い春日井が今成の動きをどう封じるのか?!見所解説
続いて第2試合の今成正和 vs. 春日井“寒天”たけしに話が移ると、熊久保氏は「今成は足関節に特化した選手。彼のパターンがハマれば勝つし、ハマらなければドツボにハマる。対して春日井はオールラウンダーで扇久保を苦しめた実力者。春日井が今成の独特の闘い方をどう潰すかが見所」と話した。
今成とは19年来の友人であるという昇侍は「今成は出会った頃から既に“十段”だった。このスタイルで今もこの第一線で活躍しているのは、もはや仙人。もう“十一段”になっても良いのでは」と話し、昔からの実力者であり、現在も衰えることのないその足関節の技術について語った。また春日井に関しても「攻撃の出入りが凄く速いので、(今成は)足関が取り辛いのでは」と話した。
“怪物くん”ことSB王者の鈴木と、MMA未知数のプロレスラー奥田!見所解説
鈴木博昭 vs. 奥田啓介の一戦については、数多くのキックボクシングの試合を見てきた熊久保氏がまず鈴木に関して「鈴木が主戦場にしていたシュートボクシングは、投げとキックボクシングが合わさった競技。ニックネームが“怪物くん”というだけあって身体が凄くて相手をリフトするパワーもある選手。同じ階級の選手の中では手が短いが切れるハイキック、ブラジリアンハイキックでそのリーチの長さをカバーしている。また頭も凄く良く、戦略を練って闘うファイター」と、その特徴を語った。
続けて熊久保氏は鈴木の戦歴に関して「鈴木はシュートボクシング時代に、シュートボクシングでMMAファイターと7〜8戦し負けなし。今度は鈴木がMMAルールで闘うので、今後の展開によってはこれまで鈴木と闘ったMMAファイターがリベンジに来るのでは」と、鈴木がMMAへ転向したことで生まれるであろうストーリーについても語った。
また対戦する奥田に関しては「レスリング世界大学選手権で9位、全日本学生レスリング選手権でも準優勝している。レスリングと空手をバックボーンに持っているがMMAの可能性は未知数。鍛え上げられた肉体とガッツがあるので、これは非常に面白いカードである」と話した。
昇侍はこのカードに関して「怪物くんに注目している。前々から総合格闘技向きなんじゃないかと思っていたらついにMMAのリングにきた。奥田選手もレスリングで素晴らしい実績を持っているので、RIZIN.30での太田選手と久保選手の様な構図になるのでは。またプロレスラーは気が強いので、勝ち負けはあるが、どれだけ魅せる闘いができるのかという期待が凄くある」と、このカードの魅力を話した。
久保は自身のMMA転向のことも交えながら「最近、立ち技の選手がMMAに転向するのが流行っているのか?」としながらも「結局、立ち技の選手は寝かされたら弱いじゃんと言われてしまうので、それを払拭したい。立ち技の選手として勝って欲しい」と鈴木の勝利を期待するコメントをした。
メインカード朝倉vs. 萩原!朝倉のカウンターか、萩原のパンチ力か?!
そして話がメインカードの朝倉未来 vs. 萩原京平へ移ると、話は更に盛り上がりを見せる。
熊久保氏はこの試合について「カード的に何かあるんじゃないかと思わせる試合。萩原選手が挑発するも未来選手がそれを交わしつつ毒のあること言う。萩原選手は去年の大晦日以来の試合となり、その間に自分の穴を埋める練習をしてきたが、その伸びが未知数。そこがこの試合のポイント」と、この試合のポイントは萩原の成長にあると話した。
対戦カードが発表された会見の際に、朝倉が萩原の警戒するポイントを敢えて発言したことに話が及ぶと、久保が「カウンターの名手は相手を煽って相手のやりたいことを潰す。公言したことで、相手はそれを使うか使わないかの2択となり、カウンターの名手はやりやすくなる」と、自身のやり方を交えながらそのことについて解説した。
朝倉兄弟と共に練習を行っている昇侍は「どういうプランで闘うのか1R目ではっきりわかる。勝負の分かれ目も1R目になる。未来選手は冷静に運ぶタイプ、萩原選手は秒殺、突進力があるタイプ。その辺りの攻防がどう行くのか。未来選手はタックル、テイクダウンをどこで出していくのか。1R目は打撃で行くのでは?」と、1R目の展開予想についても明かした。
熊久保氏が朝倉とスパーの経験がある久保に「朝倉の打撃はどう評価しているか?」と質問すると、久保は「キキックボクサーより打撃が上手。キックボクサーはカウンターが打てないが未来選手は狙ってカウンターを打っている。打撃が上手」と、朝倉の打撃の評価が高いことを明かした。
この朝倉のカウンターで朝倉有利かと思いきや、久保は「萩原は昨年大晦日の平本戦で打撃にビビっていなかった。そうなるとカウンターが当たりやすいパターンと当たりにくいパターン、両極端になるので楽しみ」と続け、この試合での見所を話した。
この他にも、各カードのについて視聴者からの質問に応えながら見所を紹介!また今月行われたRIZIN.30についての感想などに付いても話している。
少ないカードながら魅力的な選手が出揃った+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.1!開催まであと4日!この事前番組は必ず大会前にチェックしよう!
【事前特番】RIZIN TV ~ RIZIN LANDMARK SP
出演者
昇侍(@shou0424)
久保優太(@K1_Kubo_Yuta)
熊久保英幸(ゴング格闘技 編集)
二階堂夢 (LANDMARK STAR)(@nikaidou_yume)
友田彩也香(LANDMARK STAR)(@tomodaayaka)
桃尻かなめ(LANDMARK STAR)(@momojiri_kaname)
MC:アマレス兄弟・アマレス兄(@wrestlingmanzai)