9月19日(日)のYogibo presents RIZIN.30で行われた、RIZINバンタム級JAPANグランプリ二回戦。全4カードが対戦を終え、朝倉海、井上直樹、扇久保博正、瀧澤謙太の4名が準決勝に駒を進めた。
元谷に1R TKO勝ちの瀧澤「俺がこのトーナメントのダークホースだ!」
トーナメント一回戦では今成正和の足関を掻い潜り、判定勝利で二回戦に進んだ瀧澤謙太。その二回戦では“バンタム級四天王”の元谷友貴と対戦した。
下馬評では元谷有利の声も多かったが、試合開始早々、元谷のタックルを切りガードが空いた瞬間に左フックをヒットさせ元谷に尻もちを着かせると、ボディとフックを連打。レフェリーストップにより、1R 2分27秒で元谷を下しトーナメント準決勝の切符を手に入れた。
瀧澤は試合後のマイクで「どうだ、オラ! 俺がこのトーナメントのダークホースだ!」と叫び、勝利の雄叫びを上げた。
大塚に判定勝利の扇久保「優勝することしか考えてない」
トーナメント一回戦では春日井“寒天”たけしを下し、二回戦では大塚隆史との対戦となった扇久保博正。
1R序盤に大塚の右ストレートをもらい一瞬フラつく場面もあったが、その後は試合をコントロール。大塚を3-0の判定で下し、準決勝進出を果たした。
扇久保は勝利後のマイクで「このトーナメント絶対に僕が優勝するので、僕に全ベットしてください」と話し、また試合後のインタビューでも「優勝することしか考えてません」と、トーナメント優勝への変わらぬ固い意志を見せた。
金太郎を制し判定勝利!井上「抽選会で挑発された扇久保と闘いたい」
トーナメント一回戦は石渡伸太郎を1R TKOで下し二回戦へ進んだ井上直樹。二回戦では金太郎と対戦。金太郎の圧力ある攻撃にもカーフキックや関節蹴りで終始冷静に応じ、3-0の判定勝利を収めた。
試合後のインタビューで次に対戦したい相手を聞かれると、井上は「朝倉海選手と扇久保選手。(扇久保は)せっかく最初の抽選会の時に挑発してくれたので、そういうトップ選手とやれたらいいかなと思います」と、朝倉海、扇久保と対戦したいと明かした。
ヤマニハに勝利の朝倉「大晦日までに修正して最高の状態で迎えたい」
一回戦を1Rで勝利し二回戦のヤマニハ戦へ望んだ朝倉海。序盤からヤマニハをコーナーへ詰め圧力を掛けるも、その後お互い一歩も引かず3Rまでもつれ込み、判定3-0の末、朝倉が勝利した。朝倉にしては久々のフルラウンド戦となった。
試合後のインタビューで朝倉は「メインイベントを任せてもらったのに、KO・一本出来ず微妙な判定で不甲斐ない。今回の試合で自分の修正しなければいけない点が見つかったので、大晦日までに修正して、最高の状態で大晦日を迎えたい」と、次戦へ向けての意気込みを話した。
榊原CEO「組み合わせは皆がエキサイティングする方法で」
榊原CEOは大会後の総括でバンタム級グランプリ準決勝の組み合わせについて「4名が問題なく行けるようであれば、ファン投票で決めるかもしくは山組を決めてもいいのかな。そこは選手たちとも話して、みんながエキサイティングする方法を選べれば」と、確実なマッチメイクはこれからだと話した。またリザーブマッチについては、今回の二回戦で敗退した選手で決めたいとも話した。
いよいよ、16名から4名に絞られたRIZINバンタム級JAPANグランプリ。大晦日は準決勝・決勝と一日で2試合を行うという過酷な闘いが待ち受けている。16名のトップに立ち、日本のバンタム級の頂点に君臨するのは、果たして誰なになるのか。
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