7月16日(月・祝)ロータス世田谷にて、『RIZIN.11』(7月29日、さいたまスーパーアリーナ)に出場する北岡悟の公開練習が行なわれた。RIZIN出場4度目となる北岡は元UFCファイター強豪ディエゴ・ブランダオンとの対戦が決定している。

公開練習には7月27日(金)ONE Championshipマニラ大会に出場する青木真也選手も参加。まず北岡は八隅孝平との3分間のグラップリングを行い、さらに青木と3分間のグラップリングスパーも行われた。普段から練習を共にしている両者だが、互いに試合を控え緊張感あふれる公開練習となった。

以下、記者質疑応答

「RIZINに出て強い奴とやる。それだけでいいでしょ?」(北岡)

——今回の対戦相手に決まったことについて…。
北岡 有名な選手ですし、いろいろな気持ちはあります。高ぶりもあります。簡単には言えない…。

——ディエゴ・ブランダオンにどんな印象を持っていますか?
北岡 攻撃力が高くてすべてがハイレベル。強打があってサブミッションもできる。

RIZINが作っている世界観とはまったく真逆の世界観だと思います。多くの人がディエゴ・ブランダオンがいま日本に来るっていうことを全くわかっていないので。選手の立場から率直な意見を言えば、やめておいたほうがいい。でもだからこそ、そこに挑む価値があると思う。

——改めて青木選手との練習は北岡選手にとってどういうものですか?
北岡 僕にとってはこれが練習。ずっとやってきているので。贅沢なことだと思いますが、これが当たり前なので。

——青木選手はONE Championshipマニラ大会に出場しますが、マニラでの試合は初めてですよね?
青木 マニラに初めて行ったのは7、8年前ですね。その当時から盛り上がりを感じていたし、ONEの最初の旗揚げ戦を見たときに「フィリピンってこれから来るだろうな」と僕はけっこう早い段階で言っていたのですが、まさに。日本でこれから試合ができなくなるし、自分たちで動かないといけなくなる。だから思っていたことが予想通りになったという感じです。

——対戦相手シャノン・ウィラチャイについては?
青木 彼自身には何もないです。勝たないといけない相手だし、勝ちたいです。僕自身この位置に満足していないので。もう一回勝負しないといけないから。

——北岡選手は今回の試合にはどんな意味を持っていますか?
北岡 意味合い? RIZINに出て強い奴とやる。それだけでいいでしょ?

——ブランダオンが「北岡選手のスタイルは古き良きスタイルだ」と言っていましたが?
北岡 うん。どうも思わない。そういうのはどうでもいい。試合で勝つか負けるか、勝てば正解。負ければ不正解。

——いまONEに日本人選手がたくさん参戦していますが?
青木 格闘技業界は、いまONEと言っていますが、今更とも思うし。凄くざっくり言うとバカが多い。だって5年前に俺が言っていたこと、いま思うと正論でしょ? その時は、みんな「違う」って言っていたけど。そういうのも含めて「よく考えろよ」とは思うかな。

——その意味でも今回の試合は絶対に負けられない試合になりますね。
青木 それも含めて圧倒的な存在感と圧倒的な試合、絶対的なものを見せるだけの強さはあると思います。

——青木選手から見て、ブランダオンと北岡選手の試合は何が鍵になると思いますか?
青木 苦しい試合になるんじゃないですか。でも(北岡は)覚悟を持っているので。普通の人以上の覚悟を持っているから。そこに望みがあると思う。

北岡 こないだONEで下石(康太)が試合して負けたのですが、それに対して格闘技ファンの人がSNSで「自分をわきまえないで勝負しているから、ああいう結果になってしまう」って書いていたんですよ。それは僕も凄く正論かなと思います。でも、わきまえていたら本当の勝負ってできないですから。バランスだとは思いますけど、わきまえつつも、自分の器ギリギリのところで勝負しなきゃいけないのではないかなと思う。少なくとも僕はそうやってきた。それをやめる気はないし。だから次の試合も僕は全部ベットして思いっきりやる。当たり前のことだけど勝負しに行きます。

青木 あれやらないの? ONEとRIZINでQUINTETで対抗戦やらないの? 口頭契約は成立するんでしょ?(笑)。どうなの?

RIZIN.11 MMA 特別ルール(70.0kg) : 5分 3R ※肘あり
北岡悟 vs. ディエゴ・ブランダオン

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