ルール
RIZIN 女子 MMA ルール:5分3R/インターバル60秒(54.0kg)
試合結果
(WIN)村田夏南子 vs. ランチャーナ・グリーン(LOSE)
1R 4分54秒 フロントチョーク
試合内容
村田が見事な一本勝ちで復帰戦勝利!
「もっともっと強くなって戻って来る」
1R、グリーンの左フックがヒットするが、村田は素早い片足タックルでテイクダウンに成功させ、そのままパウンドをグリーンの顔面に打ち込んでいく。グリーンは下から腕十字を取りに行くが、村田は取らせずに肩固めに入る。これは極まらずにグリーンがクリア。さらに村田はサイドから首を取り、フロントチョークをがっちりと極めるとグリーンはタップ。村田が復帰戦を一本勝ちを収めた。
勝ち名乗りを受けた村田は、「突然のオファーを受けたくれたランチャーナ選手、ありがとうございます。復帰するまで支えてくれた皆さん、本当にありがとうございます。お母さんありがとう! アメリカで試合が終わったらすぐにでも戻って来いと言ってくれる人たちがいるので、戻ってもっともっと強くなってこのリングに戻ってきたいと思います! 」とマイク。
そして謎の夏南子ポーズを披露してリングを後にした。
試合後インタビュー:村田夏南子
「全然試合ができなくても、それでも一番近くで応援してくれたのがお母さんだったので、お母さんに『ありがとう』って伝えたいです」
——試合の感想をお願いします。
村田 練習してきたことが試合になったら出せなかったので悔いが残りました。
——新たに取り入れた技で決めたかったと?
村田 最後は肩固めで固めるしかないって思いました。肩固めやチョークはもともと日本で練習していたものなので。
——まだまだ出していない引き出しがあるということですね。
村田 はい。あります。
——左目が相当腫れていますが大丈夫ですか?
村田 痛くないですが、このあと病院に行きます。
——どこで当たったか憶えていますか?
村田 たぶんタックルに入ったところです。
——最初のタックルですか?
村田 はい。
——久しぶりのRIZINはどうでしたか?
村田 RIZINはやっぱり凄いなと思いました。
——試合ができなくてつらい時期もあったともいますが、お母さんの存在は大きかったですか?
村田 全然試合ができなくても、それでも一番近くで応援してくれたのがお母さんだったので、お母さんに「ありがとう」って伝えたいですね。
——今後はまたアメリカでトレーニングですか?
村田 はい。やりたいなと思ってます。
試合後インタビュー:ランチャーナ・グリーン
「村田選手はストロー級では世界レベルのトップ選手だと思います」
――お疲れさまでした。試合の感想をお願いします。
グリーン まず、RIZINに参戦でき、初めて日本に来られて日本のみなさんがこころよく迎えてくれたことに感謝いたします。いい経験をさせていただいています。試合は、勝つことはできなかったのですが、村田夏南子選手はとても強い選手でした。
――試合を通して、村田選手のどこを強いと感じましたか。
グリーン レスリングが強いということは事前に知っていたので、私はストライキングで試合を進めようと考えましたが、グラウンドでトップを取られてしまい、それを覆すことが出来ませんでした。
――村田選手の目が腫れていましたが、試合のどのタイミングでメージを与えたと思いますか。
グリーン グラウンドでのアップキックが効いたと思います。
――4日前に試合が決まるという準備期間が短い試合でしたが、その部分は試合に影響しましたでしょうか。
グリーン 飛行機のフライト時間が長く、日本食にもまだ馴染めていないのですが、いい経験をさせていただきました。ただ、試合に関しては5月に他の試合に向けて準備していたので、コンディショニングに問題はなかったのですが、当初、私が闘う予定の選手と村田選手は全く違うタイプの選手でした。短い期間で一生懸命、調整しましたが、村田選手はとても強かったです。
――もし村田選手がアメリカで「TUF」のようなファイトに出場したら勝てると思いますか?
グリーン 間違いなく勝てるポテンシャルを持っていると思います。村田選手はストロー級では世界トップレベルの選手だと思います。