RIZIN.16に出場する那須川天心・白鳥大珠が公開練習を実施！

RIZIN.16に出場する那須川天心と白鳥大珠が公開練習を行った。

那須川は先月開催されたRIZIN.15でマニー・パッキャオ推薦選手を破り、今大会に連続参戦を果たす。RIZIN TVで発表された通り、対戦相手が急遽変更となり、RIZIN.16では空位となった王座をかけて今後決定される対戦相手とタイトルマッチに臨む予定だ。白鳥は昨年末の大会以来二度目のRIZIN参戦となる。今回は大阪出身の激闘ファイター山口を相手にどんな戦いを見せてくれるのか注目だ。

公開練習は両者揃ってのシャドーの後、ミット打ちを披露。白鳥はパンチから蹴りのコンビネーション、膝、サイドキックなどの多彩な蹴り技を見せ、那須川は非常に力のこもったフックやオーバーハンドなどのパンチを披露。相手との距離を測って打ち込むパンチは、一撃で相手を仕留める気迫を感じさせた。

　
ー白鳥大珠 質疑応答ー

ーー現在のコンディションは？
白鳥　前回の試合が3月に終わって、連戦続きだったのでゆっくり休んで。1ヶ月前にこの試合が組まれたんですけど、7月のトーナメントに向けてバッチリ調整してたので、今のところ調子は絶好調です。明日まで追い込みなので、体の疲労はだいぶ溜まっていますけど、来週には完璧な状態を作れると思います。

ーー前回（2018年末）のRIZINに出た反響は？
白鳥　今までのどの試合よりも大きくて、年末は一番見る人が多いし、自分の試合はハイライトだったんですけど見てくれている人もいて、かなり反響は大きかったです。

ーーダウンの応酬の試合となりましたが、反省点はありましたか？
白鳥　反省点しかない試合だったかなと思うんですけど、全体的な結果としてみればダウンの応酬で会場も盛り上がってたので、大晦日だし、そこは良かったかなと。

ーー次戦は相手の地元ですが？
白鳥　相手の選手は殴り合い上等の選手だと思うので、そこに僕が付き合うかどうかが見所じゃないかなと思います。殴り合いに付き合っても負けない自信があるので問題ないです。

ーー最近の試合の修正点や気づいた事は？
白鳥　そうですね。最近だと試合内容もそうですけど、髪が長すぎて毎回試合中に気になっちゃって、それが試合に影響しているかなと（苦笑）また短くするので完璧です。

ーーこの試合に向けて取り組んできたことは？
白鳥　今はタイ人のトレーナーが３人いるんですけど、今日ミットをやってくれたトレーナーが自分的に合っていて、自分の距離感を掴んでしっかり倒せる技を磨いている。まだ途中段階なんですけど、次の試合でどう出せるかが楽しみです。

ーー那須川会長から授けられた策とかは？
白鳥　たくさんあるんですけど、それは今回の試合に限らずなので。まだ口で言う事は出来ないので試合で感じてもらえればなと。

ーー対戦相手の山口選手はイケメンが大嫌いと言っていましたが？
白鳥　イケメンと言われるのはありがたいですけど、そう言われても何も思わないというか。相手選手からムカつく的な感じの事は言われたこともあったけど、そこは自分には影響しないので、自分のスタイルを貫く感じですね。試合を見て欲しいですね。

　　
ー那須川天心　質疑応答ー

ーー今日の練習はオーバーハンドや強いパンチを打ち込む練習でしたが、どんな狙いがありますか？
那須川　7月に向けての練習中のパンチかなと思ってやりました。オーバーハンドだったりとか、スアキム選手が外からの攻撃に弱いので、そこを狙っていきたいなと思ってやってるパンチです。

ーー6月については？
那須川　相手が決まっていないので、考えようがないですよね。

ーーツイートされてましたけど、どんな思いでしたか？
那須川　選手に対してはプロ失格だなと。格闘技やめちまえと思います。

ーー具体的な理由は聞いたんですか？
那須川　逃げたと。それだけです。同じプロの格闘家とは思いたくないですね。でも相手が変わろうが関係ないとは思ってます。

ーー試合中に相手の心を折ることはありましたが、試合前に相手の心を折ったことは？
那須川　初めてですね。メンタルやられたんですかね。なんで格闘技やってんだろうな？と思っちゃいますね。目指しているところが違うのかなと。最近思っているんですけど、本当に世界一になりたいと思ってやってる人って案外少ないのかなと。そんなにいないのかなと。全員が全員、同じ目標じゃないですし。ベルト撮りたいとかモテたいとかが多いのかなと。

ーー因みに那須川さんが目指しているものは？
那須川　強くなりたいという気持ちしかないでね。ここでモテたいって言ったら「えっ？」てなりますよね（笑）モテたいとかはそういのは全くないです（笑）強くなりたい、それしか考えてないですね。最近格闘技のことばっかりですし、色々考えちゃったりしますけど、でもうまくやっていけています。

ーー（格闘技をやる動機など）色んな気持ちは尊重されると？
那須川　最近はそう思ってきました。同じジムでもやっぱり違いますし。人って同じ意見を持っている人は少ないというか。特に格闘技は個性の塊だと思うので。自我が強いわけじゃないですか。それが同じジムの中でもあるということは外に広げればもっとたくさんいると思いますし。

ーー以前はイラッとすることもあった？
那須川　以前はそうですね。今はそういう人とは関わりたくないという感じになってきましたね。色々な方がいますよね。仕事でもその仕事がやりたいと思ってやれている人はなかなかいない。なんか仕事やってればいいという人も多いじゃないですか。格闘家もそうなのかなと思いますね。

ーー最近ボクシングマッチが続いてますが、自身の中で良い面は？
那須川　良いところ、悪いところ（両方）ありますね。良いところはパンチの打ち方のバリエーションとか手数が多くなったりとか。悪いところは今改善しているんですけど、スタンスだったり、踏み込みだったり。重心だったりがちょっと変わってきたら良くないなと思っているので、そこはちゃんと修正しながら練習しています。

ーーボクシング、キックボクシングと交互に続きますが、練習で調整の難しさは？
那須川　そうですね。難しさはあるんですけど、そこまで苦ではないです。例えばこれがボクシングマッチの６回戦、8回戦となると練習の仕方は変わるんですけど、ある程度慣れているラウンド数なので、そこはまだ大丈夫かなと。

ーー先日の井上選手の試合はどうでしたか？
那須川　すごいっすよね。いやー本当にすごかった。悔しいですよね。本当にすごいですよ。ああいう風に世界と戦って。ちょっと差をつけられているというか、負けてられないなというのがすごいあります。

ーー技術的には？
那須川　全てにおいてパーフェクトですよね。ちょっと本当に（自分が）ダメだなというか、キックでは自分がトップでやれてますけど、他ジャンルですけど、ジャンルを超えていく強さを感じました。

ーーテレビ中継が10%でした。この試合もテレビでやることについては？
那須川　そうですね。テレビのことは考えたくないですね。今回、その次（の試合）も決まっているので、なるべくなら早く倒したいかなと思います。

ーー前回の記者会見で肉体改造の話をされていました。現在の変化は？
那須川　そう簡単に人の体は変わるもんじゃないので、まだまだですよね。本当にちょっとずつですね。努力が大事だなと思います。すぐ付くのはもうドーピングしかないですよね（笑）そんなのはやってられないです。

ーープロとして関西の試合は初だと思いますが関西の印象は？
那須川　関西ってすごい格闘技の熱がアツいなと感じますし、個性が強いというか関西という国なのかなというか。客層とかも違うと思うので、初めて見る方も多いと思うので、そういう方達に東京に行ってまで見たいと思わせる試合をしたいなと思います。

ーー関西に行ったことは？
那須川　ありますよ。こないだも行きましたし、京都なんかも結構行きますし。空気が好きなので、いいですよね。やっぱ関西の人は街を歩いていてもすごいグイグイきますよね（笑）みなさんいい意味で気が強いなと。

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