11月3日(月・祝)GLION ARENA KOBEにて開催されたRIZIN LANDMARK 12 in KOBEの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
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摩嶋一整「次の試合もまた一本勝ちしたいんで、また鍛えるだけ」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
摩嶋 今まあ、ホッとしてます、それだけです。
ーー木村選手と実際に戦った印象を教えてください。
摩嶋 そうですね。やっぱりパンチとか怖かったんですけど。まあ腰も強くて思ったよりテイクダウンちょっと手こずったんで、もっとうまくやれると思ってたんですけど。まあ、うまくて強かったです。
ーー同じ階級のメインイベントの印象は?
摩嶋 まあ全然違うタイプなんですけど面白い試合で、さすがメインだなと思います。は
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
摩嶋 そうですね。次の試合もまた一本勝ちしたいんで、また鍛えてくるっていうだけです。
ーーご家族みんなで明日はゆっくり過ごせそうですか?
摩嶋 そうですね、もう勝ったんで思う存分遊びます。
ーーお子さんとはまだお話はされてない?
摩嶋 今、待ってたんで、行きました。
ーー何と言っていたのですか?
摩嶋 「もうホテル行きたい」って言ってました。
ーー今回、そもそもどういう作戦で挑もうと?
摩嶋 まあ僕は組みの選手なんで組んでコントロールして最後は極めるっていう。まあでも作戦通りできたかなと思います。
ーーただそこにやっぱり木村選手はパンチを合わせてくるっていうのも予想してたこと?
摩嶋 そうですね。やっぱりカウンターとか、まあ待ってるの分かってたんで。それでもタックルで行って組んで、ねじ伏せるっていう作戦だったんで。うまくできたなと思います。
ーー迷いとか恐怖はなかったですか
摩嶋 もうやるって決めてたんで。特にないです。
ーー実際組んでみた感触はどうでしたか?
摩嶋 うん、まあ練習どおりできたんで。まあ思い通りできたかなって思います。
ーー木村選手の打撃で危ないとかヒヤっとしたものはありましたか?
摩嶋 今回は組みに徹底したんで、特にはなかったんですけど、はい。なかったです。
ーー打撃戦で攻められることも当然想定していましたか。
摩嶋 練習はそうですね。踏み込みの速さとかスピードとかは抜群だと思うんで、そこは警戒してましたけど。僕のタックルの圧とか、そっちの警戒の方が木村選手からしたら、あったのかなって。あんまり打ってこなかったんで……と、思います。
ーー 一年ぶりのRIZINで一本勝ちということで、また次の試合を期待するファンもたくさんいると思います。ご自身としては、もちろんお仕事との関係もあると思いますが、どのくらいのタイミングで、どんな選手と戦いたいという、ビジョンはありますか?
摩嶋 もう来年になると思うんですけど。ええ、まあ木村選手倒したってことで次また上位の、今、誰がいるかちょっと分からない、思い浮かばないですけど、強い選手当てられるんだろうなって思うので、また鍛えてくるだけです。
ーー今日のメインイベントの勝者はいかがですか?
摩嶋 ぜひやれるなら戦いたいと思います。
ーー大晦日は?
摩嶋 もうお休みです(笑)。
ーーご家族でゆっくりと過ごしますか。
摩嶋 そうですね。
木村柊也「落ち込んでも仕方がないんで、前向いてまた頑張っていきます」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
柊也 うーん、いやあ悔しいですね。
ーー摩嶋選手と実際に戦った印象を教えてください。
柊也 まあ、やっぱりやる前から言っていた「丁寧」。本当に丁寧でした。
ーーご自身ではどんなプランで試合を進めようとしていたかを教えていただけますか。
柊也 組ませないのが一番なんですけど、仮に組まれても相手のポジションを取らせないっていうのはあったんですけど、まあうまくコントロールされましたね。
ーー試合を終えてからは、チーム内で反省点を挙げ、次のステップに行こうと?
柊也 まあそうですね。間違いなく日本人、寝技だけで言ったらトップの選手なんで、その人とできたのは本当に大きいことだし、もう前を向くしかないんで。っていう感じで。まあ次に向けてまた頑張ります。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
柊也 ここで二連敗っていうのは本当に自分の中で痛いんですけど。うーん。まあでも落ち込んでも仕方がないんで、前向いてまた頑張っていきます。
ーー当初から摩嶋選手はまあ組みに来るということほとんど分かっていたと思います。それでも組まれて倒されたことの、想定外だった部分はどういうところでしたか。
柊也 まあ摩嶋選手の組み方に関しては想定内だったんですけど、自分の動きが悪かった、やりたいことができなかったっていうので、簡単に組めるポジションまで持っていかせてしまったっていうのが、自分の悪いところだったので。
ーー具体的には、どういうところがよくなかった考えていますか。
柊也 あんま言いたくないんですけど、ちょっと先を読みすぎた、自分が。先を読みすぎて、攻撃が単純になってしまったっていうのがあるんで。まあその前にもっといろいろ用意してたんで、それが一つも出せなかったっていう感じですね。
ーーちょっと考えすぎたというような感じですか?
柊也 そうですね。
ーー初回のリアネイキッドチョークは防いでいたと思いますが、あそこで削られたことが後半になってステップあるいは最後の極めに繋がった状況だったのでしょうか。
柊也 そうですね、なんかすごいいいポジションでずっと体重をかけられてたっていうのがあって。まあ、そこで体力を削られたっていうよりは……なんて言うのかな、変に力が入らなくなったっていう感じですね。
宇佐美正パトリック「今ここで腐ってもねえダサいだけなんで、這い上がります」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
パトリック うーん……なんか言葉、出でないですね。ホンマに。この2ヶ月間、韓国戦が終わってから自分の弱いところばっか練習していたんですけど、まあその成果が出ず。ちょっと悔しいなって、そういう感じです。
ーー成果について、本来は違った作戦だったとか、途中から作戦が変わってしまったというようなことはありましたか。
パトリック いやもう、なんか全般的にこう、グラウンドでも、セコンド陣営の人にはもうこの、なんですかね、「グラウンドでも負けてなかったから、勝負してもよかったと思う」って言われたんですけど、僕がこう引き気味になりすぎたせいで極められたと思うんで。はい。ちょっとそこは反省ですね。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
パトリック そうですね。もうとりあえずなんか、もう、やり続けないと。今ここで腐ってもねえダサいだけなんで、しっかりちょっと、這い上がります、以上です。
ーー気持ちはもう整理できて、さっぱりした気持ちでもありますか。
パトリック さっぱりっていうかまあ、練習で、まあ今日例えば、キムラを取られた時も、エスケープとかできたんですけど、まあ結果的に最後極められたんで。なんやろ?なんなんすかね。もうとりあえず悔しいっす。
ーーストライカー対グラップラーという見え方だったと思いますが、打撃でもう少し追い込む展開を作りたかった、であるとか、そういう部分はありますか。
パトリック もちろんあったんですけど、ちょっと試合中に自分がエスケープした時に、なんかアクシデントが起こって、自分の中で。それでパンチも出なくなっちゃいましたね。はい。
ーーそれはどのようなアクシデントですか?
パトリック 肘がなんか、キムラかかったときかな?エスケープした時になんかポキポキなっちゃって。膝は大丈夫やったんですけど。あれ、何ラウンド目でしたっけ、キムラ。1ラウンド目ですよね。たぶん、1ラウンドか2ラウンド。それからもう、パンチを全く出せなくなりましたね。でも桜庭君がやっぱり思いきりが良かったんで、やりにくかったのはあります。
ーー試合序盤でローブローが入る場面もありました。
パトリック アクシデントなんで、それはもうなんか、それに関しては文句とかも何もないです。でもちょっと痛かったです。
ーーああいうことがあることで、相手の左のローキックを必要以上に警戒するようなことが?
パトリック いや?正直、蹴りとかは別にそんなに意識もしてなかったですし。でも実際試合したら「あ、いい蹴りしてんな」って、こう感じる部分もありましたし、はい。まあでもこの試合に関しては、ストライカー対グラップラーとおっしゃったように、みんなそう思ってたと思うんですけど、僕はMMAをやって勝ちたかったんで。まあ桜庭君の方が強かったってだけですね、今回。
ーーそこはもうそう受け取って、また次に向けて?
パトリック もちろん。だって、ここで僕が辞めるとか言ったらダサすぎでしょ。だからもうそれやったら別にまた下から這い上がる。這い上がって、みんながまた見たいって思う時に帰ってきて、バッと会場沸かせれたらいいなって。その時はグラウンドでももっと勝負できたらなって思います
ーーその肘っていうのは具体的に何か骨に影響があるような?
パトリック いや、それはないと思うんですけど、今ちょっとなんか打撲みたいな感じで何かなってるんで、曲がんないですよね、あんま、これ以上は。とりあえずこれしっかり治して、まあ左手は動くんで、左で練習しながら、ちょっといろいろ考えていこうかなって思ってます。
ーー桜庭選手相手に、桜庭選手の打撃のおかげで、パンチが使えなかったっていうこともありながら結構入り込めなかったっていうのがあると思いますが、桜庭選手の打撃の評価について、MMAファイターとして、打撃とテイクダウンのミックスが進歩しているという感想を持ちましたか。
パトリック 桜庭選手に関しては、ホンマにたぶんMMAをするために、こういろんな工夫されていると思うんですけど。そうですね蹴りもパンチも思いきりがよくて、すごくよかったんじゃないか、と思います。ただ、特別強いか、強くないかっていうのは、やっぱり各選手が向き合った時に感じることなんで。僕は、そうですね、桜庭選手の思いっきりのパンチ、蹴りはすごいよかったと思ってます。
桜庭大世「年末出たいです、とりあえず」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
大世 気持ちいいです。はい。
ーー試合中にはローブローなどもありましたが、気持ちを持ち直す意味で、そういったことは平気だったのでしょうか。
大世 あ、全然。まあでもパンチ、あのすごいローブローはまあちょっと痛いぐらいだったんで大丈夫なんですけど(笑)。やっぱパンチとかすごくて、(グラグラと揺れながら)ウワーッ!っていう感じにはなりましたね。
ーー思っていたよりも速かったとか、強かったとか?
大世 普通に1回入って、グラーってなって、「やべー!」って思いながらやりました。
ーーそこはあの、冷静でいられたのか、それとももう体が勝手に動いたとか?
大世 いや、絶対そこで引いたら。空いてもつめてくるだろうし、ここで来てもやってやるぞって気持ちでとりあえずいました。
ーーついに桜庭選手の一本勝利をRIZINで見ることができました。
大世 よかったです。
ーー自分の得意技で極められたのか、それともご自身の中でもっと違うことをやりたかったけど、これしかなかった状況だったのでしょうか。
大世 いや、あんま寝技で得意ってのはそんなに、僕的にはアームロックとかの方が得意だと思ってるんで。でも、あの足も膝十字も練習でよくやるので、1回足絡んで、なんて言うんだろうあの体勢、絡んだ状態になった時は「あ、ここで急がないようにしよう!」って思いながら極めに行けました。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
大世 あ、年末出たいです、とりあえず。はい(笑)
ーー足を引きずられていましたが、どういう状態で?
大世 まだ分かんないですけど、いっぱいキックしたのが宇佐美選手にもカットされたりしてたんで多分それでですね。
ーー相手の打撃というよりも自分のキックでダメージを受けた?
大世 まあそうですね。たぶん宇佐美選手がガードするのがうまくて、僕ちゃんと当てれなかったみたいな感じですね。
ーー試合は序盤から左のキックを何度も出してましたけど距離とるっていうのはもう最初から作戦通り?
大世 矢地(祐介)さん(との試合)の時も話したんですけど。「大世はキックが強い」って、打撃の先生に言ってもらえるので、自分の得意なことを出すっていうことのひとつで、どんどん蹴っていこうと思ってました。
ーー膝十字でのフィニッシュについて実況解説陣から「QUINTETルールで戦ったことが活きたんじゃないか」という声も。
大世 (笑)関係ないと思います。普通に普段練習してることが出ただけだと思います。
ーー3ラウンド最後、桜庭選手のほうから打撃で距離を詰めていって、組みついてっていう展開があったかと思います。判定に行くとマズいという考えがあったのか、それとも最初から行こうと決めていたのでしょうか。
大世 たしかに3ラウンド入るときに、「うわあ、判定は行きたくないな」と思ったのはあるし、あとはやっぱ、1、2ラウンド目よりもガチャガチャが、たぶん多かったんで「やってやるぞ!」ってなっていただけだと思います。
ーー結果的にそこからこう組みついてフィニッシュまで繋がったことで、打撃で前に出る重要性を試合中に感じましたか。
大世 そうですね。なんか自分は寝技が得意だから打撃から逃げて寝技に行くっていうイメージがなんかすごい嫌で。ストライカーの方でもグラップラーの方でも一緒だと思うんですけど、こっちができないからこっちの勝負はしない、みたいな考え方が……アッ、ちょっとペーペーの僕が言うのはアレなんですけど、なんかまあ僕にはハマらないなって思ってて。どっちもガンガン攻撃いければどっちもいけるっていう。どっちも相手怖がってくれたらどっちもいけると思っているので、なんて言うんだろうな。そう。だから絶対組みじゃなきゃパトリック選手に勝てないとも思ってなかったし、打撃もどんどん出せば、その分、寝技もより入りやすくなると元々思ってたんで。それで多分、うまく組みにいけたかなとも思います。
ーー大晦日に具体的にどういう選手と戦いたいかはありますか。
大世 いや、僕はないんですけど、強い選手じゃなきゃ意味はないと思うので、強い方とやりたいです。
ーー今日行われたほかのライト級の試合はご覧になりましたか。
大世 ざっとは観ました。
ーーキ・ウォンビン選手や、ヌルハン・ズマガジー選手はいかがですか?
大世 いや、いいんですけど。まあ、すごいマッチョだなって思いながら見てたんで、ちょっと怖いですね。はい(笑)。
ーー今日はお父さんの桜庭和志選手はセコンドにいませんでしたが、どちらで試合をご覧に?
大世 たぶん観てないと思う、なんかたまたま来れなくて、なんですけど。たぶん見てないと思います。
ーーじゃあ試合後には何かメッセージは?
大世 何もまだしてないんですけど、まあこれから「観たか!?」だけ送っとこうかなと思ってます。
ーー3ラウンド、ローシングルでタックル狙いに行って、なかなか取れずダブルに切り替えていました。切り替えた意図がありますか。
大世 たぶん意図はあんまり覚えてないんですけど、もうその時にそっちが出ただけかなと思います。
ーー自然に体が動いた?
大世 そうですね。
ーー膝十字はサドルロックから入っていたかと思うのですけど、それは得意な形ですか。
大世 いや、どうだろう……、たぶん。でも、あんまり名前が分からなくて。どのポジションなのか、名前が分からなくて、分からないですけど。まあ多分あの形からはよく入ってると思います。
ーーヒールじゃない?
大世 そうっすね、ヒール苦手で、できなくて。先週ぐらいにQUINTETで、ヒールで負けちゃったんで。「おおヒールやりてえ!」って思ってヒール狙ったんですけど、入らなくて(苦笑)、「もう十字でいいや」って感じでしたね。
ーー宇佐美選手は打撃のバックグラウンドがすごいですが、その選手と打撃でやり合えるくらい、もともと打撃がうまいという自覚があったのか、今回に向けて成長してきたものが見せられたのか。つまり混ぜるという意味で、MMAとして打撃で対抗しただとか、ご自身で説明するとどうなりますか?
大世 おっしゃる通りというか。さっきも言いましたけど、寝技来られるのビビってたら寝技フェイントかけて打撃が当たるだろうし、もっと細かく言ったら、パンチの人にはパンチのフリしたらパンチ合わせてくるだろうから蹴りは当たるだろうし。相手がチョキ出してきたらグー出すみたいなことじゃないですけど。そこで、めっちゃ強いチョキを持っててもあんま強くないグーには負けるじゃないですか。合ってるか分かんないですけど、なんかそんなイメージっていうか。別にひとつで戦わなくてもいいと思ってるんで、ですね。
ーーMMAファイターとして勝ったというような認識でしょうか。
大世 確かに。その言い方が一番カッコいいかもしれないです、はい。それでお願いします。
ーー試合後のケージでのマイクで「喋りたいことを忘れてしまった」と。今改めて聞かせていただけますか。
大世 なんとなくですけど……、すごい嬉しくて。試合終わってから。っていうのは、前回(中村)大介さんに負けてすごい悔しかったし、父親の名前を使って出てる分、それこそ『勝てば官軍、負ければ賊軍』じゃないですけど。勝てば誰も文句言わないと思うんですけど、負けたら本当にバカ息子みたいになっちゃうじゃないですか。まあ、そういうのもあったので今回は本当に、パトリック選手が強いのもあるし、試合前も言いましたけどやっぱすごいストライカーみたいな方とは僕やったことないんで。そういう怖さもありながら。試合前も「わー、なんか今からキツいことすんの?嫌だなー」ってずっと思ってたんで。それが「本当に勝ててよかったな」みたいなことを、たぶん言おうとしたんですけど。これ、みんなの前で言っても話しが長いだろうし、かといって、みんなにもうちょっとなんか言った方がいいかな〜とも思いながら、諦めました。
ーーお父さんに「観たか」と伝えたいと。それにはどういう思いが込められていますか。
大世 いつも小言をすごいグチグチ、グチグチ言われるんで、「見返してやる」じゃないですけど、たぶん次会ったらこれでも、たぶん何かしら文句を言われると思うんですけど、とりあえず見たかって言いたいですね。
ーー今回はそもそもお父さんがセコンドに就かないことは前から決めていたのですか。また決めたのは桜庭選手ですか。
大世 一昨日ぐらいに来れなくなっちゃって、本当にたまたまって感じです。
ーー当初はセコンドについてくれる予定でしたか。
大世 まあ一応。本当にあんま話す……、あんま仲良くないというか(苦笑)、必要最低限しか喋らないので。まあ一応来る予定ではあってくれたと思うんですけど、たまたま来れなくなって。メンタル要員で友達入れたって感じでした今回は(笑)。
ーー密着映像等で一緒に練習している様子が公開されていますが、どれくらいのペースで肌を合わせているのですか。
大世 週1、2回ぐらいは練習一緒なので、やるんですけど。本当に会話は「お願いします」と「ありがとうございました」ぐらいです。本当にそんな感じで、裏で他の大人に僕の文句を言ってるって感じです。アイツはどうだ、アイツは全然できてねえ、とか言ってるらしいです。それに対して、さっきのあの「観たか!」っていう感じです。
ーーまた次の試合にはセコンドに就いてもらう予定ですか。
大世 一応……、そうですね。まあ……、うん。なんかたぶんお客さんも、お父さんのことを観たい人もいるだろうしっていうので、アレなんで(苦笑)。ああでも、まあ一応その〜、心は通じていると僕は思ってるんで。でも別に絶対就けるとかでは特にないですね。就いてるかもしれないし、就いてないかもしれないです。
ーー入場曲が「YAH YAH YAH」でしたが、意図を教えていただけますか。
大世 それもお父さんにすげえ文句言われて。あの曲は俺のだ、みたいな、
ーー「 SPEED TK RE-MIX 」が?
大世 そうです。それもまたなんか、いろんな大人の人に言ってたらしくて。で、いろんな人から「なんか言ってるよ」みたいな。「だけど別に大世くんが選びたい好きな曲でいいと思うよ」みたいな。ちょっとこれも、あんま言っていいのかわかんないんですけど。まあでも自分自身も、お父さんの曲で入るってことに対しては迷っていたので、ずっと。お父さんのファンに向けて、お父さんの曲を使うべきか。でもまあ、それだといつまで経っても桜庭和志の入場曲からは抜け出せないとも思っていたので、文句言われたしタイミングいいから変えました。
ーーなぜ「YAH YAH YAH」を?
大世 ちょっと僕っぽいかなっていう感じと、サビ入る前に「殴りに行こうか」と言うじゃないですか。ちょうどいいなあって思って。ちょっと僕、むかしの歌が好きでああいうのよく聞くので、選びました。あれを聞いたら桜庭大世が思い浮かぶようにしたいですね。