11月3日(月・祝)GLION ARENA KOBEにて開催されたRIZIN LANDMARK 12 in KOBEの出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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伊澤星花「(RENAを)ぶっ潰します。ウザいです。ノコノコ出てくんなよって思いました」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

伊澤 すごい大島選手は気持ちの強くていい選手だなって改めて思いました。

ーーその大島選手と実際に戦った印象を教えてください。

伊澤 結構心が折れやすいっていう印象を持ってたんですけど、そんなことなくて3ラウンド目まですごい「どこかで自分が取るぞ」っていう気持ちがすごい伝わってきました。

ーー2ラウンド目の終盤、井澤選手が一本取られてしまうんじゃないかという場面で会場がワーッと湧きました。ご自身ではいかがでしたか。

伊澤 ね。めっちゃ湧いたなって思いましたね(笑)。2ラウンド目のラスト5秒内ぐらいで大きいパウンドを打とうとしたんですけど、その時にズレて。で、足関になった、たぶん20秒ぐらいかな? 20秒くらいでパウンド打って、そこからズレてって感じだったんで、まあもう時間ないんで極まらないなって思ってた感じです。

ーーただその会場の湧いているのは聞こえていたのですよね。

伊澤 「あ、やったわ」と思いました(笑)。

ーー今後の展望・目標をお聞きするところですが、試合後にあの場で次回の防衛戦が発表されました。改めて、瞬間の気持ちをご自身の言葉で伝えてください。

伊澤 いやもう、ぶっ潰します。ウザいです。ノコノコ出てくんなよって思いました。

ーー今回、打撃の展開が多かったと思います。これは大島選手の寝技を警戒してなのか、逆に、試合前に「オールラウンダーと呼ばれるようになりたい」という発言がありましたが、ご自身の打撃の成長を見せたかったのか、どちらでしょうか。 

伊澤 もちろん自分の成長を見せたかったですね。伊澤星花のオールラウンダーへの道って感じです。

ーーご自身で評価はいかがでしたでしょうか。 

伊澤 いやあ、まだまだ駆け出しだなって思いました。

ーーケージでの戦いはRIZINでは初めてでした。実際やってみていかがでしたか? 

伊澤 まあ特に変わりなくケージをうまく使いながら戦ったかなって。やっぱ、でも詰めやすさはなかったかなって。角がないんで、回りやすいのかなって思いました。

ーー大島選手に足を取られかかった場面のこともかなり冷静に秒数まで振り返って話されてました。ずっと頭は冷静に戦えていましたか。 

伊澤 もうずっと冷静ですね。もうCOROさんの指示も聞こえるし、会場のヤジとか盛り上がりも聞こえるし、相手のセコンドの方の指示も聞こえるし、時間もしっかり把握しながらって感じです。

ーー最後、RENA選手を追い出してもっと話したそうだったんですけど、榊原さんにマイクを取られてしまいました。

伊澤 マジで「何なん?」て思いましたよね。榊原さんにもムカつきました。なんで自分のマイク中に、あんなん出して、自分、まだだって応援してくれた人に「ありがとうございます」言えてないし、まだ自分話したいことあったのに、なんか呼んで「いや、まだ待てよ」って思うし、「もう出てくんなよ」って思いましたね。

ーーその怒りは試合でぶつけますか。

伊澤 いやもう、本当はこの試合前から、大晦日にRENA選手とやるかも?みたいな感じだったんで自分の強さを、いろいろ出しながら勝とうと思ってたんですけど、マジでムカついたんで、もう速攻組んでテイクして、パウンドでボコボコにして、決めます。

ーーメインの試合はご覧になりましたか? 

伊澤 はい、勝ちました。さすが強真だなって思いましたね。1ラウンド目、すごい血とかも出ててハラハラしてたんですけど、そこで冷静に2ラウンド目で組みシフトして極めきるっていうのが、やっぱり幅が広がってきている証拠だなって思ったし成長中の寝技で極めきれるっていうのが改めてすごいなと思いました。

ーー最初1ラウンド、2ラウンドと、トップを取って大島選手が下になる時に立ち上がって、寝技の状況にならないよう、猪木アリ状態を作っていたと思います。それは、大島選手が一番得意なのが、下からのアームバーということを気にしてたのか、それとも最初に打撃の試合をしたいと、おっしゃったような感じだったのか。どういう感じで進めましたか。最後にはグラップリングも十分やっていたと思いますが。

伊澤 「今日はストライカーになるぞ」って気持ちで戦ってました。イメージはクレア・ロベス戦のときの猪木アリのイメージです。

ーー最初は、グラップリングをわざとしなかったということですか? 

伊澤 もう今日は本当に。まあ、組まれてテイクされたら寝技しようかなとか、タックル来た切り際に寝技しようかなとか、それぐらいだったんで、ほとんど寝技の展開を考えてなかったですね。

ーー実際組んでみて、大島選手の組技の実力をどう評価しました? 

伊澤 うん、あんまりがっつり寝技の技術交換をした場面がそんなになかったんですけど、やっぱ2ラウンド目の最後とか、少ない時間でも極めに来る姿勢があったので、そういうところはやっぱり今まで極めて勝っているというのが、自分の中でも「あ、こういう風に極めて勝っていたんだ」って思いましたね。

ーーそういう中でも対処は落ち着いてできていましたか。 

伊澤 そうですね。まあ特に「やばいな」って思うシーンもなかったし、たぶんフィジカルも自分の方が強かったかなと思います。

ーーケイト選手の試合についても感想があったらお願いします。

伊澤 「まだまだだな」って思いましたね。

ーー自分の挑戦者としては? 

伊澤 いや、まだ「挑戦者」とかいうレベルじゃないですよね。まだ本当に、それこそDEEP JEWELSでチャンピオンになれるのか?っていうような感じですね。

大島沙緒里「伊澤選手がゴールではないけど……どこ目指せばいいかな」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

大島 感想は、自分の気持ちの弱さというか、なかなか踏み込めなかった悔しさはあります。

ーー踏み込めなかったのは、相手からのプレッシャーなのか、それともご自身の問題なのでしょうか。 

大島 なんか試合中にやっぱり自分の打撃やタックルに合わせてこようとしているのがすごい伝わってきて。で、尚且つやっぱり長さも違うので自分の打撃が全く届かないなっていうのもあったりして、どうしたらいいか分からなくなった感じはありました。

ーーそんな中でも、あわや一本という、大島選手が伊澤選手の手を捕え、会場も盛り上がった場面がありました。あの時、ご自身ではどういった思いだったのでしょうか。 

大島 そうですね。あの自分の型にはめたら取りに行こうっていうのはありました。ただ、やっぱりまあ、いろんな人から寝技はすごく上手だっていうのは聞いてたので、伊澤選手の型にはならないように、っていうのをずっと、試合中は思ってやっていました。

ーー伊澤選手と実際に戦った印象を教えてください。

大島 でも正直試合する前から結構、格下に見られているので、打撃も寝技も。いろんなことを試してくるんだろうなっていうのは思っていましたし、そのつもりで試合をしたんですけど、実際やってみると打撃もやっぱ当たるとすごく重くて、今まで私もすごい打撃とかもらいながらやってきたんですけど。なんか初めて、その一発もらった時に目がこう、1回二重に見えて。その感覚に、今までで初めてなったというか。それは、1ラウンド目に1回もらった時に「やばい!」ってちょっと思ってしまったのが始まりだったので、それで踏み込めなかったかなとは思います。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。 

大島 本当はRENA選手と伊澤選手の試合を、まあ私も性格悪いんで「なくしてやろう」というつもりで今回、挑んで。試合前も言ったんですけど、今まで本当に、アメリカで戦ったのも、韓国で戦ったのもすべて伊澤選手と試合するために、その経験だと思ってずっとやってきたので、本当にあっという間っていうか、チャンスは本当にいきなり訪れて、あっという間に消えてった感じがあって。伊澤選手がゴールではないけど……うん、どこ目指せばいいかなっていうのがあります。

ケイト・ロータス「しっかり決めきれる選手になりたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ケイト 情けない試合をしてしまって。応援してくれてた人たちとか、今日地元の子らがせっかく来てくれてたのに、その人たちに、ホンマにもう申し訳ないなあっていう気持ちでいっぱいですね。

ーー当初のプランだったり、どういう試合をしようとしていたかを細かく教えていただけますでしょうか。 

ケイト そうですね。前にガツガツ来る選手っていうのは分かっていたので、もっと自分が距離を取って足を使ってアウトボクシングをする予定で、その中でKOできるパンチ、ストレートであったりとか、ハイキックを当てていくイメージでしたね。

ーーそれがうまくいかなかったのは、やはり相手が思っていた以上にもっと前に来たからですか? 

ケイト 相手選手が思ってた以上に打たれ強かったっていうのがひとつと、もうひとつは、アップの時から横田(一則)さんに「硬すぎやで」って、「気負いすぎ」って言われてて、自分ではそうやって思ってなかったんですけど。実際試合した時に確かに硬いなって自分自身でも感じて。なんかどっかで気づかないうちに、気負いすぎてたのかな?っていう感じですね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。 

ケイト トップの人たちと絡んでいくっていうふうには思ってたんですけど、今日の試合内容的には全然なので、もう1回ちゃんと練習……、限界突破を毎回してきているつもりなんですけど、もっとしっかり頭を使って練習して、しっかり決めきれる選手になりたいと思います。

ーー試合前、神戸のプレッシャーはないと言われてましたが今気負って硬かったと。これは、やっぱり地元のプレッシャーでしょうか。 

ケイト いや、自分ではホンマになんか気負ってないつもりやったんですけど。セコンドに就いた3人に「いや、力みすぎ、力みすぎ」って言われてたり。まあ気づかんうちに、たぶん地元やから、カッコつけたいっていう意欲が、たぶん出て、気負っちゃってたんでしょうね。

ーーこのアリーナはものすごい鳴り物にできて、まさに今日ケイト選手がもう地元で戦うというRIZINの、すべてのタイミングが揃ったと思うんですが、そのあたり実際立たれていかがでしたか? 

ケイト 会場の雰囲気もすごく良くて、またここで試合できたらなっていうふうには思いました。

ーー右目の下がかなり黒くなっています。どういうダメージですか。

ケイト なんなんですかね? 全然痛くないんで、何もらったんですかね。結構パンチもらっていたので、その中で何が当たったのか、効いてる感じは自分自身なかったので。すみません。何をもらったのかよく分かってないです、自分自身では。

ーー勝利しながらも反省の言葉が。お互いの総力戦になる激しい試合を乗り越えられたことはプラスになりますか。 

ケイト 3ラウンド、しんどい中でも勝ち切れたのはすごい自分自身よくやったと思うんですけど、それ以上に自分の理想が高すぎましたね。もっとこう、こうやって、やるっていう理想が高すぎて、反省点の方が勝ちますね。

ーー大晦日のタイトルマッチが先ほど発表されました。伊澤vsRENAのカードをどう感じていらっしゃいますか? 

ケイト 自分自身は、ちょっとはその人たちに近づけてるのかなと思ったのに、今日試合してみて、またちょっと遠のいた気がして。「遠いな」って。この人たちに追いつくのは……(泣きだしながら)と思いました。

ーー先ほど「理想が高すぎた」と。その理想的にはどういう試合運びでしたか。 

ケイト しっかりKOするっていうイメージを作ってたので、それが理想でしたね。

ーーテイクダウンを切ってKOということですね。

ケイト そうですね。フックが当たっていたのは、当たってたと思うんですけど。ハイキックであったりとか、フックで、そこで倒しきれなかったので、そこが理想や思い描いてたものとちょっと違ったかなって感じです。

ーー逆にできた部分というのはどういうところですか? 

ケイト ストレートでサイド取るとか、フックを当てて、しっかりと詰めてこられた時に当てる。で、インカーフ、三日月、ハイキックの打ち分けはできてたと思います。

イ・ボミ「もっと準備して実力を伸ばしていきたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

イ・ボミ とても悔しくて、残念です。

ーーケイト・ロータス選手と実際に戦った印象を教えてください。

イ・ボミ とても強かったです。ファイトIQや技術的なところ、状況に応じて変えられる変化がとてもよかったです。

ーーどんなところでファイトIQが高いと感じましたか? 

イ・ボミ 1ラウンドでは打撃中心で入ってきましたが、2ラウンドでは作戦が変わったように、いろんな変化球が来たのでそう思いました。

ーー初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。 

イ・ボミ まずとにかく大会の規模の大きさに驚きました。選手に対する配慮、ケアもとてもよかったと思います。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。 

イ・ボミ まだまだ4試合目っていうこともあって経験不足というのもあったと思うんですけど、もっと準備して実力を伸ばしていきたいです。

ーープロデビューから、初黒星となりますがその感想は? 

イ・ボミ もう本当にとても悔しくて残念です。まあ連勝が続いていたらもっとハッピーになったかもしれないんですけど、こういった負けっていうのもいい経験になると思うので、これを糧に進めていきたいと思います。

ーーケイト選手に当てられながらも入っていった時、どういう気持ちでしたか。 

イ・ボミ とにかくもう「やるしかない」っていう強い気持ちと、根性でやっていました。

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