6月14日(土)真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催されたRIZIN LANDMARK 11 in SAPPOROの出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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上野空大「これ以上大きい大会で呼んでもらえるように、これからも頑張りたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

空大 まずはじめに、K-1代表としてこのRIZINという舞台に立たせていただき、ありがとうございました。本当にRIZINの舞台、最高でした、楽しかったです。

ーーファーパヤップ選手は計量オーバーをしてしまいましたが、試合で上野選手が圧倒していました。実際に戦った印象を教えてください。

空大 体重の件は別として、ベテランの、何百戦もしているタイ人だったので自分よりも数倍もキャリアが上ですし、本当にパンチも重たい選手だと思って試合まで取り組んできたので、その対策通りというか。実際にパンチも重かったですし、(そのことに)体重超過の件は(影響したかは)わからないですけど、本当に気持ちも強くていい選手でした。

ーー地元で開催されたRIZINの舞台はどんな印象でしたか。

空大 いやあもう「最高」以外、何もないですけどね。楽しかったです、めちゃくちゃ。本当に地元・北海道で初めてやったこともあって、400人の応援団が現地まで駆けつけてくれて。実際にPPVでも応援してもらったんですけど、いやあ最高でしたね。今までで一番、ファン、応援してくれている方々からの声を、生で背中を押してもらった感じで。辛いシーンも試合中あったんですけど、本当に背中を押されました。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

空大 今回、K-1代表としてRIZINという舞台に立たせてもらって、上野兄弟ふたりで勝って、K-1最強、そして上野兄弟最強ということをRIZINファンのみなさんにも少しは覚えてもらうことができたのかなと思っているので。自分たちの実力は今日はそんなに全部見せられなかったんですけど、まだまだおもしろい試合できますし、本当にまだまだ伸びしろがあると思うので、またK-1でもしっかりチャンピオンめざして戦って。で、RIZINの舞台でもまた、ナンバーシリーズや、これ以上大きい大会で呼んでもらえるように、これからも頑張りたいと思います。

ーー公開計量でも大きな声援が上野兄弟に向けられていました。これだけの声援はパワーになりましたか?

空大 本当に、自分たちが一番声出してもらってるんじゃないかっていうくらいの心強い応援団のおかげで、試合中も本当に背中押してもらったというか、絶対倒してケージの上に登ってやるっていうイメージを練習からしてたんですけど、まあ格闘技の世界そんなに甘くなくて(笑)、相手も本当にいい選手だったんですけど、実際戦ってみて、次に絶対リベンジしてコーナーやケージの上に登ってやりたいと思います。

ーー次はRIZIN、K-1あるいは別の舞台なのか、展望は?

空大 自分はK-1代表して入場曲も、いつもMr. Childrenの「ギフト」を使っているのですけど、K-1のテーマソングも最初に流して、K-1を代表してという自分の心に引き留めて、RIZINの舞台でも、K-1もRIZINも小さいころから見ていた舞台だったので、もっと大きい舞台で戦いたいです。

ーーK-1もいろいろありますが……

空大 はい(笑)、いろいろありますけど。

ーーそういうなかで、真摯に強さを求めていきたいですか。

空大 はい。強さは最低限もちろんだと思いますけど、試合内容、エンターテイメントじゃないですけど、ファンを惹きつけるような選手になりたいと思っているので、試合とそれ以外も(笑)、何かわからないですけど、いろいろ頑張りたいと思います

ーー兄弟揃って勝利し、ご両親も喜んでいるのではありませんか。

空大 今回一緒に入場したんですけど、お父さんが松葉杖?車椅子で入場してきて、実際に花道を一緒に歩くっていう夢は叶わなかったので、ちょっと大きい舞台とかリベンジさせてほしいですね。お父さんと一緒に入場したいです

ーーこのあとは家族で祝勝会ですか。

空大 そうですね、おばあちゃんとか、いとこかみんな、友達も、100人ちかく来てくれているので、あとは道場生、自分は空手道場もやっているので、子供達にもいい背中を見せられたと思うので、今日はパーティーで(笑)。

ファーパヤップ・GRABS「試合どうこうより体調管理をしっかりさせる(TOMONORI)」

※ほぼセコンドのTOMONORIが回答

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ファーパヤップ (タイ語で)昨日、ちょっと走りすぎました。でも今日は楽しかったです、気分はいいです。

TOMONORI (タイ語で話したので)分からないですよね。代わりに話すと、昨日減量のために走ってて足が痛かったと言っていました。

ーー上野選手と実際に戦った印象を教えてください。

TOMONORI 試合を見た感じのセコンドの感想としては、「完敗」だなっていう。スピードもそうですし、パンチの打ち合いでもむこうのほうが回転数も速かったりとか、ひとつひとつのスピードもやっぱ上野選手のほうがちょっと上だったかなとはと思います。

ーー後半エンジンがかかったように見えました。

TOMONORI ムエタイなので後半尻上がりに上がるスタイルで、前半に上がるよう練習したけれど、ちょっとそれあ空回りした感じでした。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

TOMONORI 今回体調管理の面で上野選手と、ジムの皆様には大変ご迷惑をおかけしたのでまずはプロである体作り、計量をひとつしっかりやってから試合どうこうより体調管理をしっかりさせようと思います。

ーー最後にご自身から一言いただけますか?

ファーパヤップ (日本語で)ありがとうございます。

遠藤来生「毎試合、毎試合、結果でちゃんと見せて、強さをみんなに証明していきたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

遠藤 とても嬉しいです。前回みんなの前で勝てなかったので、勝てて嬉しいです。

ーー今首からかけている布は、対戦相手のザーシバーディン選手にもらったものですか?

遠藤 そうです、はい。

ーー激しい打ち合いとなりましたが、そのなかでどのような思いだったのでしょうか。

遠藤 やっぱり打ち合う回数はすごく増えるのだろうなと予想していたので。ただ思ったよりも1Rめの最初からザーシ選手がかなり詰めてきてくれたので「おお」と思って、打ち合いに応じたというか、そういう感じです。

ーーザーシバーディン選手と実際に戦った印象を教えてください。対戦前と違ったところがありましたか?

遠藤 そんなに、ここ違うなというのはないですけど、1Rめは流石に、自分も小さいので距離取って戦ってくるかと思っていたのですけど、1Rめからガンガンきてくれたので、自分的にはやりやすかったです。

ーー地元での勝利となりましたが、応援に来ていた方と花道などで交流をしましたか?

遠藤 はい。昔から応援してくれているひととか、自分の苦労を知ってる方とかも帰り道に見えて、すごい「勝ってよかった」と思いました。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

遠藤 やっぱりまだまだ自分は知られていないですし、自分の戦い方を見るとやっぱり全然「弱い」とか、強さをわかってもらえなかったりするので、そこは毎試合、毎試合、結果でちゃんと見せて、強さをみんなに証明していきたいな、と思います。

ザーシバーディン「次はもっと仕上がった状態で来たい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ザーシバーディン 3点あります。まず自分を漁師にたとえるとして、漁師が海に出る前、魚がどこにいるかはわからない。それが今回の旅です。それから、私はギャンブラーであり、すべてを賭けて観客の皆さんにいい試合をお届けしたい。3つめ。私はチベット民族なので、みなさんに熱血のある試合を表現できたでしょうか。**

ーーとても素晴らしい打ち合い、刺激的な試合を見せていただきました。

ザーシバーディン 自分は、格闘家なので、もちろんチケットを買ってくれた観客の皆さんやスポンサーの方々、日本についてきてくれたプロモーターの方々に、自分に対してもそうですけれど、責任を取る必要があるという認識があります。

ーー遠藤選手と実際に戦った印象を教えてください。

ザーシバーディン 遠藤選手は戦ってベテランという認識は改めてできました。今回の戦いで学ぶことができ、今後の目標ができたので、これからも頑張っていきたいと思います

ーー今回初参戦でしたが、今後もRIZINで戦いたいですか?

ザーシバーディン はいもちろんです。またオファーを受けたいです。ただ今回の試合で反省点が何個かできたので、次はもっと仕上がった状態で、来たいです。

としぞう「試合結果ももちろん悔しいんですけど、それより内容が悔しい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

としぞう ……。……まあ自分自身に脱帽(*失望?絶望?)しました。

ーー試合の判定結果に不服でしたか?

としぞう 試合の結果云々は、もちろん負けたことも悔しいですけど、それよりも試合内容だとか、なんか、自分は格闘技をやって、こういう内容になってしまったのももちろん悔しいですね。試合結果ももちろん悔しいんですけど、それより内容が悔しいですね。

ーー鵜澤選手と実際に戦った印象として、対戦前とイメージの違うところがあったら教えてください。

としぞう 何も変わらないです。

ーーRIZINの本戦に出場したことで、公式のスケジュールをこなしたり公開計量を経験しましたが、そういった経験を振り返っても今は試合結果への悔しい気持ちのほうが大きいでしょうか。

としぞう 試合結果はもちろん悔しいんですけど、自分自身にこう……、やってきたこととか、自分ってあのレベルしか出せないんだ。とか、自分はあのレベルなんだっていうのは、もちろん世間のみんなはそう言っていましたけど、自分には自分が期待していたので、(泣き出して)それが悔しいっすね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

としぞう 今はないっす。

ーー自分がこの試合に向けて準備してきたことの何割くらい出せたか、手応えを教えてください。

としぞう そこは僕も思っていて、自分は8割くらい出せたかなとは思っていて。ただやっぱそこで、出せたことは出せたのですけど突き詰められなかったっていうのが、自分のなかで課題かなと思ったんで。練習の結果、スパーリングとかやっていても感触がよかったので、今回行けるなと自信がすごいあったのですけど……、そうですね、練習の内容が出せたかというと7、8割出せたかなと思うけれど、残りの3割がデカかったかなって思うのですけど、自分も。

ーー逆に、積み上げてきたことが間違ってなかったということは確かめられたということですか。

としぞう そうですね。本当に、才賀ジムに入らせてもらって朝から晩まで格闘技やってて、間違ってなかったです。

ーーこの悔しさをまたRIZINで晴らしたいですか。

としぞう そうですね、格闘技で悔しい思いをしたので、格闘技で晴らしたいです。

鵜澤悠也「もっともっと強くなんなきゃいけない」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

鵜澤 まあ、あんま嬉しくないというか、勝つの当たり前と思っていたので、勝ったんですけど最低ラインで勝ったみたいな、その内容がもう最悪だったんで、ちょっとダメだったなと思ったっすね。

ーー当初の計画、作戦はどのようなものだったのですか。

鵜澤 本当に、足も腹も効かせてもっとバチバチ来るかなと思ってたんですけど、付き合わずにもう、足と腹を効かせながら、自分の距離で戦うっていう想定でしたね。

ーーただ、思ったよりも効かなかった?

鵜澤 いや、効かなかったっていうより自分が相手に合わせかけちゃったというか、ちょこちょこ付き合っちゃったなっていうのもあります。

ーーとしぞう選手と実際に戦った印象として、戦う前と違ったことがあれば教えてください。

鵜澤 うーん、まあ……、そんなに変わんないかなって感じですね。

ーー初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。

鵜澤 会場も大きかったし、自分自身舞い上がってすごい楽しさと緊張の半々みたいな感じでいい時間を送れました。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

鵜澤 僕はKrushというK-1の団体で戦ってて、やっぱそこでベルトを獲ることしか今正直、頭にないんで、そのためにももっともっと強くなんなきゃいけないなって思ってます。

上野奏貴「K-1、そして日本の格闘技界を盛り上げられる選手になりたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

奏貴 自分のキャリアの何倍だろう?10倍くらい。自分が3戦で山川選手が30戦という10倍のキャリアの相手で、その部分を一番恐れていたのですけど、なんとか結果として勝ててよかったです。

ーー上野選手が先にダウンを奪いながらもなかなか相手が倒れないことに、どういう思いでしたか。

奏貴 前々日インタビューでも話しましたけど、先輩としての意地というか、そこを本当に強く感じましたね。

ーー山川選手と実際に戦った印象を教えてください。対戦前とイメージが違うところはありましたか?

奏貴 本当にそこの、意地の強さを感じましたね。1Rにふたつダウンを取って、あと1つ行ける!と思ったときに、自分の雑さも出てしまったのですけれど倒しきれなくて、課題も見えたので、また次に活かしたいと思います。

ーーK-1の曲をかけて入場していましたが、初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。

奏貴 いやあ本当に演出もすごかったし、入場というか、出てきた瞬間に観客、応援してくれている人たちの声が本当に力になったというか。パワーをもらいましたね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

奏貴 山川選手を倒したので北海道のキックボクシングを引っ張っていくのはもちろんK-1、そして日本の格闘技界を盛り上げられる選手になりたいと思います。

ーー実況で、北海道の格闘技界の厳しさのようなものを山川選手が身をもって教えたというニュアンスの話をしていました。そういう伝承のようなものを試合を通して感じることができましたか。

奏貴 そうですね、まあ、自分はまだまだだというのも感じましたし。だからこそここからもっともっとがんばって練習を積んでいく必要があると思ったので、次に向けて本当にいい経験になりました。

ーー今後もRIZINで戦いたい意欲がありますか。

奏貴 まあそうですね(笑)基本はK-1と契約しているので、K-1からオファーがあればRIZIN出させてもらって、演出もそうですし、また出たいと思ったので、大晦日でも……ハハハハ(笑)ダメですね、まだまだ(笑)。いずれはそうやって日本の格闘技を盛り上げられる選手に絶対なりたいと思っています。

ーーK-1代表としては朝久泰央選手がRIZINの舞台で活躍していますが、刺激になっていますか。

奏貴 そうですね、朝久選手も勝っていたので絶対に負けられない!って。本当に山川選手も強かったですけど、絶対にここで負けたらダメだっていうのが心の中であったので、なんとか気持ちで勝ててよかったです。

ーーお兄さんとは話しましたか?

奏貴 今、(兄の試合を)リングサイドで見てきて、めちゃくちゃ嬉しかったです、本当に最高です。

山川賢誠「強い姿、勝った姿を見せたい、今はそれだけ」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

山川 いやまあ、試合前どおりの、いい選手で蹴りが上手で、完敗でした。

ーーダウンを取られたあと、そこからは倒されることなく立ち向かっていった姿が印象的でした。どのような思いで戦っていましたか。

山川 たくさんの応援の人たちが来てくれているので、このまま終われないなっていうのと。教え子もたくさんいるなか、カッコ悪いところを見せたくないので、最後まで勝ちに行く姿を見せたかったですね。

ーー上野奏貴選手と実際に戦った印象を教えてください。

山川 予想通りというか、うん。蹴りが上手な、いい選手でした。

ーーご自身もそうですが、上野選手も北海道出身でした。相手の「(地元で)負けられない」という思いも伝わりましたか。

山川 そうですね、いつもだったら倒れているようなパンチが何発入っても、効きながらも絶対倒れないという、“死んでない目”というか。試合中にすごい感じましたね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

山川 今、連敗中で、ちょっと応援してくれている人たちに情けない姿を見せているので、強い姿、勝った姿を見せたいという、今はそれだけですね。

ーー1Rダウン取られてからと、中盤以降を比べると、休んでいた試合勘みたいなものが影響しているのかと思いました。どのように思いますか?

山川 1Rはちょっと丁寧に行こうという作戦だったのですけど、そこで中間距離がやっぱりうまかったので、ここでちょっとペース悪いなと思ったときに、2R、3Rみたいに距離潰して倒しに行こう、みたいな作戦だったので。まあ試合勘というか、中間距離で上回れられたという、そこだけだと思います。

ーーダメージ的には、次戦はそんなに間隔を開けずに試合ができそうですか?

山川 そうですね、まあちょっと休憩してから、がんばりたいな。って思います。

ーーたくさんの応援があり、教え子の方々も会場にいたと思います。何を伝えたかったかを言葉にすると?

山川 普段教えているので、その『先生の強い背中』というか。今、結構1年ぐらいブランクがあって、試合間隔が開いてしまって、なかなかそういう姿を見せられてなかったので、その子達に教えているのがこういう強い先生だよ、みたいな。カッコいい姿を見せたかったんですけど。「……どうだったかな?」っていう。はい。

ーー指導はいつから再開しますか?

山川 できるだけ早く再開したいと思います。

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