6月14日(土)真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催されたRIZIN LANDMARK 11 in SAPPOROの出場選手たちの試合後インタビューを公開!

YouTubeで見る

- YouTube

youtu.be

アレクサンダー・ソルダトキン「日本の選手が勝ち残っていると思うのでその彼と戦ってみたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ソルダトキン とても幸せです、とてもとても幸せな気持ちです。決して簡単な試合ではなかったです、大変な死闘を繰り広げましたけど、日本のファンの皆さんに見ていただいて、満足いただけたのではないかと思います。

ーープリンス選手と実際に戦った印象を教えてください。

ソルダトキン とても強い選手だと思います。私は本当に彼が、試合前に彼のことは研究して準備もしてきましたが、本当のこと言うとあれだけ強いとは予想してなかったんです。打撃を手足をいろいろな方法使って打撃を加えて頭にも打撃をしましたけど、彼は持ち堪えて。その耐久性はすばらしく、頭はどうなっているのかと思いました。

ーーGP優勝するとライアン・ベイダーと試合することが決まっていますが、それについてどう思いますか。

ソルダトキン BELLATOR王者のベイダーの話ですよね。彼とは12月に戦うと思ってました。その前にGPに勝って準決勝、うまくいけば決勝に進むので、その後の12月と考えていた。

ーー準決勝に向けての意気込みをお願いします。

ソルダトキン 誰と当たるかはわからないけどできれば日本の選手が勝ち残っていると思うのでその彼と戦ってみたいと思います。

プリンス・アウンアラー「常に向上してうまくなって強くなって、もっといい選手になりたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

アウンアラー もちろん結果にはがっかりしているけど、自分の状況で出せる限りのことは出したつもりなので、そこに対しての達成感はあります

ーープリンス選手と実際に戦った印象として、対戦前と違ったところがあれば教えてください。

アウンアラー 彼は想像していた選手とは全く違う選手に成長していたと思います。自分のスタイルに完全に対応していて自分が準備した相手とは完全に違ったので、彼の素晴らしいパフォーマンスだったと、おめでとうと言いたいです。

ーー敗因は、相手が思っていたイメージと違ったからですか。

アウンアラー うーん、いえ。言い訳をするつもりはないので、自分はしっかり準備して臨んだものを出して、それに彼が対応したので、彼に祝辞を述べたいと思います。

ーー初参戦のRIZINの舞台の印象は?

アウンアラー RIZINで戦えてすごく、とても嬉しく思います。世界トップの団体だと思いますし、最初から最後まで全てのことがスムーズに運び、それを経験できてよかったですし、夢のひとつを叶えたので、また次の機会、チャンスをもらえたら出たいと思っています

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

アウンアラー ファイターとして戦い続けたいと思いますし、常に向上してうまくなって強くなって、もっといい選手になりたいと思います。今回の試合でも学ぶことが多く、これだけ自分が戦えて、こういう状況でこういう精神力で戦えることもひとつの発見になったので自分が愛するこの競技を、ひたすら極めて行こうと思います。

後藤丈治「アメリカントップチームとか、ちょっと挑戦させてもらいたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

後藤 ま、勝てたんですけど、30点くらいの試合だったかなと思っています。

ーーその理由を教えていただけますか。

後藤 気持ち30点、あと全部0点みたいな感じで。気持ちの部分は自分の武器なので最後まで保てたのですけど、純粋なグラップラーに対してもっとできることあったなっていう課題が見えたので、30点をつけました。

ーー鹿志村選手と実際に戦った印象を教えてください。

後藤 対戦前のイメージと違ったところは正直そんなにない、想定していたものかなと思います。

ーーセコンドからゲキが飛んでいました。どういったことを言われていたのでしょうか。

後藤 「フィニッシュできた」っていうアドバイスは長南さんからいただいて、グラウンドの展開でもっと相手に、殺せる攻撃を出せたっていうのは裏で反省を。練習でやってきたので。来週からそういう練習からやっていきたいと思います

ーー地元開催でした、触れ合うことはできましたか。

後藤 自分が、それこそ地下格闘技出ていた10代の高校生の頃に練習させてもらっていた外国人とかいるんですけど、彼らが英語「でジョージ!って言ってくれたりしてすぐ気づけました。10年ぶりに応援に来てくれてすごい嬉しかったです。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

後藤 RIZINで3戦させてもらって全部一応勝っているので、自分たちTRIBE TOKYO MMAの目標としては、世界トップチーム目指して日々やっているので、もしもう1回RIZINで試合のチャンスをいただけるんだったら、アメリカントップチームとか、ちょっと挑戦させてもらいたいなとは思ってます。

ーー長南亮さんからの「フィニッシュできた」というのは具体的な場面のことですか?それとも全体的なことですか?

後藤 どちらかと言うと部分的なことで、腹効かせたあとの倒し方だったりカーフ、ローなど足を効かせたあとの倒し方、具体的にこうしたほうがよかったというのを冷静に教えてもらったと言う感じです。

ーー相手が攻めさせなかった部分、サブミッションの強さを警戒してもう1歩いけないところがあったのですか。

後藤 そうですね、そこは対面しなきゃわからない壁っていうか。これ以上行ったら相手の制空権だというのをすごい感じたので、そこを踏み切れなかったのは課題かなと思います。

ーー2Rに首を狙われたのは冷静に対処ができましたか。

後藤 正直まったくあそこは問題なかったです。

ーーではあれは練習をしてきましたか。

後藤 あのシチュエーションも何回もやってきたしイメージでもやってきたので、全く焦ることなく対処できたかなと思います。

ーー中島太一選手や安藤達也選手の、同階級の選手たちの早期フィニッシュを見て意識しましたか。

後藤 正直そこはまったくなくて、同じ階級でふたりとも歴史作ってきた選手なので。どちらもチャンピオンになっているし、純粋にすごい勝ち方だったなという尊敬もこめて見ていました。

ーー煽りVTRのなかで、「トラッシュトークをするな」と長南さんに言われていたそうですが、個性を出していくのが試合だけだと難しい部分があるのではと思いますがバランスはどう考えていますか。

後藤 トラッシュトークはするつもりはないけど、自分は思っていることは言うので、思っていることを伝えていって、そこが刺さる人に刺さってくれればいいと思っているし、煽りやインタビューでも言っているけど、今の時代でも腕次第だと思っているので、そこを追求していきたいと思います

ーー地元ですので盛大な祝勝会になりますか。

後藤 終わったらまず嫁のところに行って勝利を伝えて、それからみんなのところに挨拶に行こうと思います。

鹿志村仁之介「今からもうやれることをやって、次また強い自分になって、戻ってきたいな」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

鹿志村 負けちゃいましたね、負けちゃいました。うーん、仕事はしたと思うので、切り替えて、次この試合の経験が、いいものになるように、今後の努力に繋げていきたいと思います

ーー注目度の高いカードでした。負けてしまった敗因をどのように分析していますか。

鹿志村 もちろん相手のストライキングも寝技もすごいハイレベルなもので、わかってはいたんですけど、カーフキックも効かされちゃったし(苦笑)。自分自身、焦ってしまった感覚はそこまでなくて、行くとこ行けなかった根性のなさが出ちゃった。根性論じゃないですけど、でもこの負けから、いいものを得て、次に繋げるだけだなって思います。

ーー後藤選手と実際に戦った印象を教えてください。イメージと違ったとこはありましたか。**

鹿志村 いや……、うーん、イメージしてなかったですね、俺が。もう自分が、僕がやりたいことをやって極めて勝つことしかイメージしていなかったので、イメージ不足(笑)出ちゃったなって言う感じですよね。もっといろんな想定してやることも大事なんだなっていうことを学びました。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

鹿志村 今後もとにかく自分が作り上げたいMMAを作り上げるだけなんですけど、本当にこういう格闘技やってて勝ち負けって絶対つくし、負けも別に悪いことじゃないんですよ。ここから負けた先に自分が繋げられるものがあれば、それはそれでいい負けだったとどうせ後から言えるので、そうできるように、明日から、もはや今日から、今からもうやれることをやって、次また強い自分になって、戻ってきたいなと思います。

ーー1Rからかなり後藤選手のカーフキックや左ボディを被弾しました。ダメージは?

鹿志村 正直効いてましたね。痛かったです!あれはただの痩せ我慢です。我慢して自分のやりたいことをやると決めてたんですけど、できなかったですね。やりきれなかったですね。

ーー2Rタックルして首を狙いに行きましたがエスケープされました。展開のなかに誤算がありましたか。どういう展開だったのでしょうか。**

鹿志村 あそこはすげえ技術的なことを言うと、左行くか、右行くかの選択なんですよ、僕の中では。で右行った自分がやっぱ間違いだったのかな。左行けばよかったなって。差して、組んで、こっち(右)行くのか、こっち(左)行くのかで迷ったんですよあの場面で。クラッチ組めた!あのクラッチすごい得意で。あ、どっち行こうかな、で、こっち(右)行っちゃった俺が、違ったかあっていう。ああ、こっち(右)の対処上手い人なんだ、こっち(左)行けばよかった。こっち(左)行ってたらまた展開変わってたし、1Rめの最後、腕十字のセットとったじゃないですか。あそこも、たらればで終わってからなら誰でも言えるけど、あれもあと1分早くテイクダウンしてあの形作れてたら、極められたよなあって思う部分。あの腕十字と2Rめのダースチョーク、あと最後のオーバーハンドは多分、夢に出てきますよね、ハハハ。

ーーしかし、相手のプレッシャーが強かった?

鹿志村 もちろん。もちろん彼のプレッシャーが強かったです。行ききれなかった。もっと鍛錬するだけですね、俺が。

ーーイメージしてなかったという話がありましたが、対戦相手の分析をすることがないのですか?

鹿志村 そもそもそれを僕がやるのが苦手であんまり好きじゃない。なんか、どうせ違うことしてくるじゃん?とか思っちゃう。分析しても全然違うことしてくるじゃん?って思っても、いざ試合ってなると「うわ、映像通りのことしてきてんなコイツ」みたいな時がある。たぶん今日はそれだった。もちろん映像は見るんです。見るけど、見て、それに合わせて僕の技を変えようとは思わないんですよ。なんで、いつも通り行けるっしょ。2連勝くらいしてたんで、その調子で行けるっしょ、行けるっしょ。で、行けなかった。反省してまた違う自分に変われたらいいなって思います。分析します、これからは。ハハ!

ーーRIZINという大きな舞台に参戦した感想は?

鹿志村 すごい貴重な経験だったなって思うし、もちろん戻ってきて、必ず見返してやりたいっていう気持ちになりますよね、やっぱ。これ味わっちゃうと。そう思います。

ーー中島太一選手や安藤達也選手などの同階級のベテランの活躍を見て、ああいうところで戦っていかないという感覚ですか。

鹿志村 はい。その通りです。その感覚でしかないっすよね。やっぱりベテランって、ベテランの強さあるなっていうことも感じるし、やっぱ僕はまだ23歳でここからなので、僕には伸びしろしかないなってのも思うし、やるだけですねあとは。這い上がるだけですね。楽しかったです。

シナ・カリミアン「おにぎりみたいなスモウガイたち、彼らを連れてきてください」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

カリミアン まずは(「もう!CHALLENGERです」と書かれた)Tシャツを脱がせてください。なぜなら私はもうチャレンジャーじゃないから。(Tシャツを脱いで)チャレンジだったはずなのに、あいつはなんなんだ?”キラー”っていう名前を持つ11勝してるMMAファイターだと聞いてたんだぞ、あれはMMAじゃなかったじゃないか。MMAをやりに、ここに来たんだ。あの試合はなんだったんだ、キックボクシングじゃない。全然つまらない相手だった。

ーーもっとテイクダウンが来ることを予想していたのでしょうか。

カリミアン 彼ができたと思うか?多分3回くらいテイクダウンきたけど、俺を動かすことはなく、何もできなかった。なんとか動かしてくれと、彼が何かするのを待っていたのに何もしてこなかったじゃないか。

ーー何か、テイクダウンなどされてからやり返すつもりだったのですか?

カリミアン 必要なかったろ。自分からも何か仕掛けることはできたし、寝技に持っていくことはできたけど。そんなことする必要がなかったのは、あいつは自分にこれはキックボクシングじゃないかって気にさせて、MMAじゃなかった。だから自分はそれをする必要もなく、彼はカウンター待ちのスタイルで、ちょっとジャブ、そして待ってカウンター、と、それで自分も冷めてしまって気持ちが下がっていったので、自分からテイクダウンはできたけれども、しなかった。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

カリミアン なんかよくわからないオニギリ、スモウ野郎どもがいるだろう。皆さんは名前を知ってますか?太ったスモウ・ガイたちを。名前は知らないけど兄弟でやっている。二人の、おにぎりみたいなスモウガイたち、彼らを連れてきてください。

ーースダリオ剛選手と貴賢神選手のことでしょうか。

カリミアン そんな名前だったかもしれない。ソーシャルメディアでいつも、もにょもにょと言っていて。どこにいるんだ?ブラジル行ったりアメリカ行ったり、どっか行くよな。日本に来いよ、俺がここにいるぞ。

ーーストライカーとして大ぶりすることなく、ジャブやテンカオで、見事にMMAをやったと思います。実際いつから練習していたのですか。

カリミアン これまでに言っていたとおり、自分はRIZINにMMAをしにきたんだけど、この相手ががっかりさせる戦いをしたので、向こうがやってくる感じに自分も対応しただけ。それこそが自分をがっかりさせた。あれがMMAだったか?って話。

ーーよりRIZINのMMAルールでストライキングを活かした戦いができる、と?

カリミアン もちろん。俺はペルシャの人間。レスリングは私の国の代表的な競技。はっきり言って彼をテイクダウンすることができたけれど、今回は彼が終始そういうスタイルできたのでそれに応え、終わらせようと思ってただけです。

荒東“怪獣キラー”英貴「1からしっかりやり直します」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

荒東 いやね、僕弱いっすね。ね、はい。あんな調子乗ってて、ただただ恥ずかしいですね、もう

出直すしかないですね。その反省が、僕の悪いところがいっぱい出た。そんな試合だったと思います。

ーー悪いところとは具体的にどんなところだったのでしょうか。

荒東 ああでもちょっとパンチが大振りでしたね。ジャブが遠かったわけじゃないけど、パンチ打って1発目カウンターで引っ掛けてそこから展開作ろうかと思ったらそっからのステップが足長くておっきくて、追えずにそこのタン!タン!タン!って、そこの1発目だけでドーンとやられて、たまに連打受けてまとまって受けて、それで、うしろに逃がしてたんですけど「見栄え悪!」と思って。でも前に踏ん張ってても効くしと思って。中途半端でしたね!はい。

ーーシナ・カリミアン選手と実際に戦った印象として、対戦前のイメージと違ったとこはありましたか。

荒東 アイツって言わせてもらいますけど、アイツいいヤツでしたね。クリーンファイトでしたし、普通にいいアスリートだと思いました。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

荒東 これ勝って、グランプリのことやなんや言おうと思ってたんですけど、まあそんな内容じゃなかったので、1からしっかりやり直しますので、はい。今後、時間かけて、前も言っていてこのチャンス来てモノにできず、僕の勝負弱さ、悪いところがいっぱい出たので練習環境等々ぜんぶ見直して、しっかり作っていきたいなと思います。

ーー序盤からいきなりテイクダウンには行かずに削ってから崩していこうという考えでしたか。

荒東 はじめからね、テイクダウンいきたかったんですけど、なんかちょっと遠くて。中途半端で、で、僕が大ぶりしていたのもあるのですけど、あれダメでしたねえ。なんか行けなかったです、まあローキック痛かったちゅうのもあるんですけど、あそこのMMA力の低さが完全に露呈したなって感じですね、はい。

ーーとはいえ中盤で差して崩せる展開もあったけれども、カリミアン選手の腰が強かったですか。

荒東 なんかねアイツ、前日から思ってたけど汗すごい滑るんですよね。すごい引っかかってる感じじゃなくて、セコンドの北方(大地)さんにインターバル中に「行けるよ」って言われてたんですけど、「俺、行けへんねんけどなあ」ってもう1回トライする、そこが中途半端で、逃げましたね、僕のホンマ、ダッサいところが出ました、はい。

ーーそのほかご質問がなければ終了となります。

荒東 質問くださいよ、みなさん。ないんすか!?ないっすよね。振り返りんとこでね、勝敗しか出なかったのもあれが全ての答えやと思うので、はい。まあ。(記者に向かって)どう思いました?ここをこうせい!みたいなのはありました?**

ーーオープンフィンガーでのシナ選手の打撃はいかがでしたか。

荒東 質問ありますやん!いやでもね、ジャブとかは痛くなかったんですけどケージ背負ってからのショートの壁レスのパンチ。まあ僕のも痛がってたと思いますけど、あれは痛くてびっくりしました。あ、ちょっと、しんど!と思いました。僕が押し込んで僕が殴っているのに、あれがめっちゃ痛かった。

ーー今まで何戦もしていますが衝撃度としては?

荒東 あれはびっくりしました。こんなに痛かったっけ、壁レスのパンチ。あんなに痛かったっけ?いつも俺が有利なのにと思いながら。頭が下がるから展開作ろうかと思ったんですけど滑るし中途半端やなあ、って思って。で、シングル行ったんですけど、なんだかなあって感じで。途中いいのありましたけどあれも僕の弱さが出ましたね。

ーー(北方大地から)シナのパンチがクルマとかで喩えると?

荒東 軽が走ってきてサイドミラーにボン!とぶつかったくらいです。あれくらいやったら別に……よかった、爪痕残った。

RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO 試合結果一覧

RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO 関連情報