6月14日(土)真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催されたRIZIN LANDMARK 11 in SAPPOROの出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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ヴガール・ケラモフ「自分にとって一番満足な試合ができなかった」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ケラモフ あまりいい気持ちではないです。思い描いていたような勝利ではなかったということ、自分自身がちょっとしたトラブルを抱えていたので、そのために自分にとって一番満足な試合ができなかった、そういう状況です。

ーー木村柊也選手と実際に戦った印象を教えてください、イメージと違ったところはありましたか。

ケラモフ 自分はどんな対戦相手であろうと、いつも全力を尽くして戦っています。そして、木村選手は強い選手でしたが、自分がベストコンディションであれば1Rで打ち負かすことのできる相手だったと思います。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ケラモフ 少し自分のコンディションを整えて、今度はタイトルマッチに挑戦したいと思います。

ーーちょっとしたトラブルを抱えていたということでしたが、それはどういったものですか?

ケラモフ 実はこちらに来る前にインフルエンザに罹かっていて、10日くらい高熱が出て体調が悪かったということがありました。そんなことを試合前に言うことはしたくなかったのであえて言わなかったのです。

ーーコンディションを整えてタイトルマッチに臨みたいということでした。1ヶ月半後にシェイドゥラエフ選手と戦う準備はできそうですか。

ケラモフ コーチと少し話して、それについてはなるべく早いうちに、結論を出したいと思います。

ーー2R終了時点で、RIZINルールのダメージ優先を考えたときに、ジャッジがどちらに転ぶと?自分が優勢だと思っていましたか?

ケラモフ はい、考えていました。どのラウンドでも自分が優勢だったと自分で思っています。

ーー木村選手の打撃をくぐって、バックポジションを取ってチョークを極めに何度も行きましたが極めきれなかったのは、木村選手のディフェンスがうまかったのでしょうか。

ケラモフ 自分自身のベストコンディションじゃなかったのが一番大きな理由だと思います。

ーーバックチョーク以外のフィニッシュの選択肢はあまり考えていなかったですか?

ケラモフ 本当はもちろんほかのやり方もあると思いますが、今日に関してはチョークでフィニッシュしようとしたのが、うまくいかなかったと言うことだと思います。

ーー今日で6戦目の木村選手のMMAファイターとしての可能性をどう感じましたか。

ケラモフ とても才能のある強い選手だと思いますのでこのままの形で才能を伸ばしていけば、おそらく大変強い、この階級で強い位置をしめるようになると思います。

ーーシェイドゥラエフ戦と、コーチと話し合って決めたいということでしたが、コンディション次第では受けない可能性があるということですか?

ケラモフ これはまあトレーナーだけの話ではなく、RIZINというプロモーターの意向も考えなくてはいけないと思うので、RIZINと自分のトレーナーと話をして決めたいと思います。という意味です。

ーー木村選手はこれまで打撃で連続KOしてきた選手です。木村選手は、打撃に手応えがあったとのことでした。実際、パンチを受けた感覚、ダメージはいかがでしたか。

ケラモフ 悪くはなかったと思うけど。

木村柊也「しっかり準備してまた帰って来たい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

木村 いやまあ、期待に応えられずに、すみませんでした。

ーーケラモフ選手と実際に戦った印象を教えてください、イメージと違ったところはありましたか。

木村 思った以上に小っちゃかったなって。もっとデカくなってくるかとおもっていたんですけど。全然そこまで変わったところはないと思います。

ーーこれまでのプロMMA戦績をすべて1Rでフィニッシュしてきて今回初めてフルラウンド戦った印象は?

木村 いや、相手がケラモフ選手というのもあったのですけど、フルラウンド通して、楽しかったなというのは、あります。

ーーメインイベントで一挙手一投足で盛り上がっている声は耳に入っていましたか?

木村 めちゃくちゃ入ってましたね。楽しかったです、本当に。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

木村 今回の負けで自分の足りないところであったりはもうわかったので、しっかり休憩して、次またこのリングでやるかどうかわからないですけど、もし試合が組まれるのならしっかり準備してまた帰って来たいと思います。

ーー序盤から組みつかれて、バッククリンチからチョークを狙われました。そこから、かなり防いでいましたが練習のなかでやりこんできた動きでしたか。

そうですね、BRAVE入ってから普段からああいう形になっての練習とかをずっとやっていたので、今回のために特に練習したというわけではないですね。

ーーラウンドを重ねるごとに打撃で入っていくのが難しいように見えましたが、それはケラモフのプレッシャーなのか、5分が3回つづくことで踏み込みが変わってきたのか、どちらでしょうか。

木村 いや、どっちでもないんですけど。「当たる!」って思っちゃって決め急いだ自分がいて、力んで自分のなかでタイミングが掴めなくてああいう感じになっちゃったという感じです。

ーーフェイントにかかる動きも見えてきたなかで、それを当たると感じてしまったということでしょうか。

木村 いや、当たると思っててフェイントかけて、そのフェイントにかかったからこそもっと自分が力んじゃった感じですね。

ーー課題を感じたということでしたが、その課題を乗り越えれば十分やっていける手応えもありましたか。

木村 そうですね、今回ああいう戦いができたので、本当に自分次第だなっていう。勝ち負けつけるとなったら、もう次は自分次第なのかなって思いました。

ーー今の感覚として、悔しさと充実感の心境は?

木村 負けるのは嫌なんで、負けた部分に関しては悔しいですけど、自分のプラスになった試合だと思います。

ーー練習してきたものは全て出せたという感覚はありますか。

木村 そうですね。

ーー上からパンチを当てていたときに手応えがありましたか。あるいは普段であれば決められたのに、というような?**

木村 ありましたね。手応えがあったからこそ力んでしまったので。

ーーそこはケラモフがタフでしたか。

木村 効いてたかはわからないけど、動き止まる場面があったかな?と自分では思ったので、うん、まあ、タフなんじゃないですか?(笑)

ーーケージとリングでの違いはありましたか。

木村 壁レスがしやすいって感じですね。

ーー次の試合もケージのほうが?

木村 いやまあどっちでもいいっす(笑)

ーーどのくらいのペースでやっていきたいですか?

木村 うーん、まあ、3ヶ月……は準備したいなっていうのがありますね

ーー9月の名古屋大会が発表されましたがその辺は?

木村 うーん、今回の結果で、あと3ヶ月で修正できるかどうかわかんないって感じですけどね

ーー今まで無敗でやってきたなかでのキャリア初黒星をどう受け止めていますか。

木村 いやあ悔しいですね。

ーーケラモフのタックルをことごとく切ったあと、実際どのような動きに移行をしたかったですか?

木村 突き放したかったですね、思った以上に突っ込んでこられたので、切ったとまではいかなかったですね。

ーーもっと思い切りはっきりと切りたかったですか。

木村 そうですね、もうひとつ自分がアクション起こせばよかったなというのがあります。

ーー今後の補強はその辺りを重点的に?

木村 そうですね

ーーいつ頃から練習を再開しますか?

木村 まあ、1週間くらいはちょっと休んで、がっつりは練習しないですけど、自分が悪かったところとかを少しずつやれればなって思います。

ーー自分のベースである日本拳法のエッセンスは活かせましたか?

木村 いや全然出せてないです(苦笑)。

堀江圭功「ひさびさにKOできて最高です」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

堀江 ひさびさにKOできて最高です。

ーー西川選手と実際に戦った印象として、イメージと違ったところはありますか。

堀江 始まった瞬間ガード固めて速攻前に出てきて蹴り出してきて、最初から出てくるかもしれないという想定はしていましたけど、目に覚悟を感じましたね

ーー復帰戦でKOして見た景色はいかがでしたか。

堀江 最高でしたね。KOしてケージのうえ登って最高の景色見に行きたいとは試合前から思っていました

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

堀江 強い選手と戦って、ひとつひとつしっかり勝っていきたいですね、フィニッシュして勝っていきたいです。

ーーダメージもなさそうです、これからお酒を飲みに行きますか。

堀江 最高の勝利の美酒をこの後から飲もうと思います。

ーー右拳の負傷からの復帰戦でパンチに不安がよぎったりすることはなかったですか。

堀江 試合中ですか?試合中は、でも、テイクダウン取ってるときに、頭とか殴りすぎないように気をつけないとという思いはありました。的確に狙わないとと思っていました。

ーーそれは負傷前とは違いましたか。

堀江 ちょっと違いますね、4回同じところをやっていたので、ちょっと気をつけないとな、という思いがありました。

ーーパウンド肘については作戦ですか。

堀江 そうですね、どちらかといえば拳で殴ろうかなと思っていたのですけどちょと肘やってみたら手応えがあったので、肘もやっていこうということになりました。

ーー試合に向けて西川選手は体重とリカバリについて話していました。聞いていてどう受け止めていますか。

堀江 西川くんは、フェザー級の選手というか、もともとフェザーで次に試合をするとう噂も聞いていたのでフェザーが適正だろうと思っていて、言っていた気持ちもわかるんですけど、自分、ミドル級までは体重戻んないけどなあって(笑)、それで昨日(公開計量の)ステージの上で、そこまで戻らないけどな!っていうふうな感じで笑ってたんですよ。だけど、10キロくらい上の相手と練習してきた!というので、そのあとは「あ、あああ」となって笑わなくなったんです(笑)。

ーーライト級戦線に戻ってきたなかで、3月にルイス・グスタボ選手を倒した野村駿太選手が7月にパトリッキー・ピットブル選手と対戦します。そのあたり、意識するところがありますか?それとも自分のペースでやっていく感じですか。

堀江 もともとは自分のペースで行きたかったんですけど、野村選手がちょっと自分のこと舐めてるんじゃないかなと思うので。もともとは僕はライト級で野村選手が来る前に外国の選手たちとやっていくんだ!っていう、数少ない日本人選手は力合わせてやっていきたいという気持ちはあったのですけど。「日本人舐められないように」とか言うけれどもともと来る前は自分とやりたいとも言っていたりもしたので、ちょっと舐めてないかな?と思って、ちょっとそういう気持ちがありますね。

ーー巡り合わせで対戦することがあれば、と?

堀江 そういった気持ちは自分のなかにはあります。

西川大和「MMA自体を今後どうしようかと改めて考え直そうと思いました」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

西川 やっぱり、体重差にやられてしまったなというのがあって、MMA自体を今後どうしようかと改めて考え直そうと思いました。

ーーそれは具体的にどうするということなのでしょうか。

西川 MMAの試合に出るか出ないかとか、MMAをやり続けるかやり続けないか、そこを考えていこうと思いました。

ーー体重差という言葉がありましたが、堀江選手と実際に戦った印象を教えてください。

西川 打撃の部分を見ていたので、打撃で来るのかと思っていたのでそれを迎え撃つ準備をして、そこがちょっと外れたかなと思って。向こうでも大きい方と練習はしてきたので、そういう意味で戻してきても大丈夫かなと、グラウンドになって下になっても行けるかなと思いましたけど、もっと自分より大きい選手との練習が足りなかったなと思いましたね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

西川 まだ考えてはいないですね。

ーー試合は堀江選手が上になる時間が長く、準備してきたものが出せませんでしたか。

西川 そうですね、先ほど申し上げたとおり、そういった準備を、自身より大きい選手と普段から練習して準備してきたのですけど、まあそのしてきた準備を今回は出せなかったですね。

ーーそれは試合前から話していた体重差、体格差なのか、今回一番感じたのは?

西川 今回一番感じたのは、技術ですとか、気持ちですとかではなく、単純に上に乗られたときの体重差だけを感じましたね。PFL2戦目でシェーン・ブルゴス選手とやった時も今日みたいな感覚を味わったので、日本でもまたこういう感覚を味わうふうになるんだなと思いました。

ーーMMAでの階級についても考え直すのでしょうか。

西川 まあそこは考えてなくて、MMAという競技自体をやり続けるか続けないかになりますね。

ーー自身以外がみなリカバリーをして臨むということに関して、ご自身も調整を考えると言うことも含みますか?

西川 僕の周りで一緒に幼少期から、いろんな、柔道や空手やらをやっている方に、今の格闘技事情の話をするとやっぱりおかしいよね、階級いらないでしょという話になっているので、そこらへんはしばらくは改善されないと思うのでそういった部分から距離を置くのも悪くないと思いました。

RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO 試合結果一覧

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