8月21日(水)都内某所にて9月開催のYogibo presents RIZIN.48追加対戦カード発表記者会見が行われた。
司会進行はRIZIN実況担当の鈴木芳彦アナウンサーが務め、会見には榊原信行CEOと、既に参戦が発表されているホベルト・サトシ・ソウザ、井上直樹、伊澤星花、浅倉カンナ、萩原京平、高木凌の6名、そして今回新たに参戦が発表された太田忍、佐藤将光、新井丈、金太郎、秋元強真、矢地祐介、木下カラテが登壇した。
またブラジルからルイス・グスタボ、韓国からはキム・スーチョルがリモートで会見に出席した。
一挙6カードを発表!元谷vs.太田の再戦に、注目の若手・秋元の初参戦が決定!
今回の会見ではYogibo presents RIZIN.48の追加対戦カードとして新たに6つのカードが発表された。
バンタム級から元谷友貴vs.太田忍、牛久絢太郎vs.佐藤将光、金太郎vs.秋元強真、フライ級から新井丈vs.エンカジムーロ・ズールー、ライト級から矢地祐介vs.宇佐美正パトリック、そしてフェザー級からはカルシャガ・ダウトベックvs.木下カラテがそれぞれ榊原CEOより発表された。
榊原CEOはこの6カードを発表後「あと数試合考えております。そちらの方も確定次第ご案内します」と話した。
サトシが4連勝中のグスタボ相手に三度目の防衛戦へ!
7月28日(日)の超RIZIN.3のリング上で既に発表されていたホベルト・サトシ・ソウザとルイス・グスタボのライト級タイトルマッチ。サトシは改めて、そしてグスタボはリモートではあるが発表後初めてマスコミの前で思いを語った。
今回が三度目の防衛戦となる現王者サトシは「相手のグスタボ選手がこのタイトルマッチにどれだけふさわしい選手だというのは、自分はよく知っています。すごく良い試合になると思います」と話しグスタボの実力を認めつつ、「でも私の、日本での前の約束をまだ続けます。絶対にこのベルトに守るから、絶対にこのベルト日本に絶対にそのままだから」と、ベルトへの思いをかたった。
対するグスタボは「今まで自分がやってきたのがどれだけ辛い練習だったかというのは自分だけが知っています。自分の一つ前の試合も2ラウンド激しく戦って手を骨折したり大変なことがたくさん起きました。この試合も必ず素晴らしい試合にしたいと思います。絶対に勝ってブラジルにベルトを持って帰りたいと思っています」と、サトシに負けずベルトへ思いを話した。
対戦相手についてそれぞれ質問が及ぶと、サトシは「フィジカルと思いきりのいい打撃」「試合を最後まで諦めない」、グスタボは「とてもレベルの高い強いアスリート」などとお互いを評価、しかし両者ともにそれ以上に自身の方が相手より上回っている」と冷静に話した。
サトシが三度目の防衛を果たすのか、グスタボがブラジルにベルトを持って帰るのか、注目の一戦だ。
空位のバンタム級王座を巡り、井上とスーチョルが激突!
第6代バンタム級王者だった朝倉海がベルトを返上したことにより、井上直樹とキム・スーチョルの王座戦が決定した。
井上は「タイトルマッチなんでしっかり誇りを持って気合いでも勝ちに行きます」とコメント。
対するスーチョルは「お久しぶりです、地獄から来たキム・スーチョルです」と自己紹介し、「命をかけて準備しているので井上選手も覚悟して準備をしてきてください」と井上に対してコメントした。
相手への印象と勝負のポイントを聞かれると、井上は「実績があってしっかり結果も残してきてる選手なのですごい良い相手だと思っています。 すごいタフな試合も多いのでそこに引き込まれないように飲まれないように自分の戦いがしっかりできれば」と話した。
対するスーチョルは「強い選手だということは知っていましたしスタミナもありますし、フィジカルも強いのですが、私は相手の強いところを遮断することが得意なので今回の試合も相手の良いところを全て遮断して必ず勝利したい」と答えた。
どちらが勝利してもバンタム級新王者となる今回の王座戦。新王者に輝くのは果たして井上か、スーチョルか。
浅倉カンナ、引退の決意を改て語る。女王・伊澤の思いとは
今回の試合で現役引退を発表した浅倉カンナと、対戦相手として指名を受けた女子スーパーアトム級王者現王者・伊澤星花。
超RIZIN.3の発表後、改めてマスコミの前でマイクを握った浅倉は「最後の自分の今までやってきた集大成として、今持ってる全ての力をチャンピオンにぶつけたい」と意気込みを語った。
それを受けて女王・伊澤は「カンナちゃんの引退試合なんで、しっかりとカンナちゃんの試合の中で一番最高の試合をして、自分がしっかりと極めて勝ちたい」と、こちらも力強い意気込みを語った。
勝利を収め笑顔で引退するのか、涙の引退か。それとも『浅倉カンナの引退試合』を伊澤星花がすべて持っていくのかーー。
太田忍、佐藤将光ら参戦選手が意気込みを語る!
登壇した選手はそれぞれRIZIN.48参戦へ向けた意気込みを語った。
元谷友貴と再戦となる太田忍は「元谷選手をクリアすることで僕がずっと公言してきた2024年内でのタイトルマッチが現実的になってくる。しっかりとフィニッシュしてタイトルマッチに繋げたい」とコメント。
元RIZINフェザー級王者の牛久絢太郎とバンタム級で対戦する佐藤将光は「ちょっと判定続いてるのでしっかり殺しがあるところ試合で見せたい」と話した。
元谷、牛久とともにアメリカのATT(アメリカン・トップチーム)で練習を重ねてきた金太郎は「めちゃくちゃ強くなってるんで期待していてください」と話すと、対するRIZIN初参戦の秋元強真は「実力的には正直相手にならないと思ってるんで当日は期待してください」と強気のコメントをしてみせた。
宇佐美正パトリックと対戦する矢地祐介は「しっかりMMAで上回ってしっかり決着をつけたい」、大晦日の敗戦から復帰戦となる新井丈は「テーマは『Jo is Back』!また強い新井丈を見せて観客の皆さんの心震わす試合をするつもりです」、そしてこちらもRIZIN2度目の参戦となる木下カラテは「しっかり空手を見せて僕は倒せるようにやっていきたい」と話した。
榊原CEO「検査の結果を公表するということを約束してます」
会見の冒頭、榊原CEOは平本蓮の話題に関して以下のように話した。
「今世間でですね、平本選手の疑惑について色々SNSで取り沙汰されてますが、RIZINとしては、明確に回答をさせていただくこと、これはもうすでに皆さんにもお伝えしてるように、タイトルマッチとグランプリの場合は全選手、厳正なる検査を行っております。その検査結果が全てです。その検査結果、来週中には出てくるということで、アメリカの検査機関に当日、競技陣が、平本蓮選手も朝倉未来手も両選手検体を採取しています。検体イコール尿ですね。尿を採取して、それを空輸して、アメリカの検査機関に送ってます。検査機関名は、SMRTL、『Sports Medicine Research and Testing Laboratory』というWADAの検査を行ってる検査機関にドーピング検査を依頼しています。これはもうずっと2015年、RIZINが始まってから、タイトルマッチ、そして大会ごとに何人かの選手の抜き打ちの検査をするという形で進めておりますので、同じように今回も平本蓮選手、朝倉未来選手、両選手の検査結果が来週中には出てくるということで、アメリカの方から連絡が来ていますので、その検査結果を待って、どのような対応になるのか。皆さんにタイトルマッチの場合は、全部その検査の結果を公表するということを約束してますので、検査結果を公表させていただきたいと、そう思ってます」
そして「その検査の結果、両選手のいずれかの選手の尿、イコール、検体から陽性反応が出れば、その陽性反応に基づいて、ルールに基づいて対処する。それ以上それ以下でもないという状況です」と話した。
発表されているYogibo presents RIZIN.48の対戦カードは、現在10カードとなった。
今後も追加カードは決定次第発表予定となっている。今後の最新情報もお見逃しなく!