12月31日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催されたにゃんこ大戦争 presents RIZIN.45の出場選手たちの試合後インタビューを公開!
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新居すぐる「RIZINフェザー級のベルトを目指して頑張っていきたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか?
新居 夢の舞台に出るだけじゃなくてしっかりフィニッシュで勝てることができて嬉しいです。
ーー弥益選手と実際に対戦してイメージと違うところはありましたか?
新居 意外にそんなに来ないなと思ったので、僕の攻撃嫌がって圧がかかってるのかなと思ったのですが、そこまで予想外のことはなかったですね。
ーー右手が痛々しい状態です。ご自身の攻撃で痛めたのですか?
新居 1R終わった時点でちょっと痛いなと思って最後殴ったときに痛いと思って、どんどん痛くなっていきました。
ーーフィニッシュは?
新居 そうです、右パンチです。
ーー試合を終えたばかりですが今後の目標や展望があれば教えてください。
新居 ドミネーター選手が僕はひとつの門番だと思っていたのでそこ勝てたのでフェザー級の上層部をどんどん食って、食い込んで、RIZINフェザー級のベルトを目指して頑張っていきたいです。
ーー右手の負傷はまだ細かい検査は?
新居 細かいのはしていなくて、多分折れていると言われたのですが、手の甲ですかね。
ーーしばらく年明けの序盤は練習できなそうでしょうか。
新居 そうですね、怪我でもしないとまたすぐ練習しないといけないのでちょうどよかったです(笑)
ーーRIZINフェザー級トップに近いところにいると思いますが、戦いたい選手はいますか?
新居 北海道大会も今回もKOだったけど僕は寝技に自信があるんですよ、クレベル選手を極める自信があるので。どれだけ強いのか試したい、僕の寝技がどこまで通じるか、僕は本当に誰でも取れると思っているから、クレベル選手にもそれが通じるかを試してみたいのはあります。
ーークレベルvs斎藤の展開予想や希望する結末はありますか?
新居 僕も一緒で、一発ある選手はクレベル選手だから、オールラウンダーの斎藤選手をうまく試合展開作られないようにバチっと極めるんじゃないかと思います。そういうかっこいい勝ち方している選手に僕もかっこいい勝ち方がしたいんで、っていうのはあります。
ーーライフスタイルが今回ドミネーター選手との比較で注目されました。週6回飲む生活は続けますか?
新居 今日も、先週、大晦日の夜クラブ予約していて取ってあるんですけど、ドクターにお酒飲んじゃダメと言われているのでノンアルコールでクラブでカウントダウンしてきます。
ーーいつから飲めるのですか?
新居 2日後にはいいと言われているので、2日後から。
弥益ドミネーター聡志「(今後のことは)いろんな方々と相談しながら考えていきたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか?
弥益 ところどころ記憶が曖昧なのでなんとも言えないのですが、ちょっと策に頼りすぎたというか。硬くなってしまったかなというのが印象ではありますね。
ーーフィニッシュされた瞬間の記憶は?
弥益 全然覚えていないです、飛んじゃいました(笑)
ーー策に頼りすぎたとのこと。元はどのようなプランでしたか?
弥益 軸としてはいくつかもちろんあったのですが、そのなかのメインとしてカーフキック中心に組み立てていこうかなと思ったのですがそこに頼りすぎてしまったというか。その作戦でいけそうだなとなってしまったときに他の作戦が疎かになってしまった感じはしました。
ーー弥益選手と実際に対戦してイメージと違うところはありましたか?
弥益 や、そのまんまだったような気はしますけど(笑)まあそうですね。やられちゃったんで単純に自分の想像を超えられたなという感じですね。
ーーアームロックのイメージがある新居選手にKOされるのはイメージしていましたか?
弥益 そうですね、どっちかっていうとアームロックよりはぶん回しのフックのほうが自分の脳みその具合もあるので警戒しなくてはいけないかと思ったのですがまんまとやられちゃいました。
ーー試合を終えたばかりですが今後の目標や展望があれば教えてください。
弥益 来年も、格闘技続けられんのかな?みたいなのはいろんな側面からちょっと今は危ぶまれている気もするので、いろんな方々と相談しながら考えていきたいと思っています
ーーダメージの感覚は?
弥益 前戦であれだけダウンして脳みその具合はいろんな方に心配していただいて、で、あんな倒れ方をしたのでご心配頂いている方もいらっしゃると思うのですが、正直あのもらい方であのフックもらったらダメージ関係なく倒れてしまうという無防備なもらい方をしてしまったので、脳みその具合の判断基準には正直ならないかなという思いはあるのですが、ダウンはしすぎているので良くはないです、具合としては。なんとなく覚悟はしています。
ーー平本戦後は練習を控えていたということでした。今回もしばらく練習できなそうな状況をどう思っていますか?
弥益 さっき奥さんから「当分土日は練習行かずにピクニックでも行こう」みたいなLINEがあって、強制的に遠ざけられるなという感じはしているのですけど(笑)まあ、しっかり、試合決まって1ヶ月以上、家庭も疎かにしていた部分もあるので、その辺はしっかりと恩返しをしなくちゃなという思いもあるので、そういう意味では不幸中の幸いというか。練習控えて、家庭に時間を注ぐ理由もあるかと思うのでそれは良かったと思います。
ーーオープニングはなかったけれど、そういった部分でもうちょっと大晦日を味わいたかったですか?
弥益 いやもうそんなことないです。びっくりするくらいお客さんも第1試合から入ってらっしゃって、オープニング前とか気にならないくらいたくさんの方に見届けていただいたと思うので、本当に幸せな時間を過ごさせていただいたと感じています。
ーー自分の圧で手が出なかったと新居選手が話していました。最初に考えがあって手を出さなかったのかや、カーフキックで切り開く意図があったのでしょうか。
弥益 カーフキックをきっかけというかひとつの切り口にしたいとは思っていて、やっぱりちょっと効いている感じがあったのでそれに頼りすぎたというか、もうちょっと散らさなきゃいけなかったですね、パンチをもっと出すとか。ひとつの技術に頼りすぎたのは反省点です。
篠塚辰樹「今年4戦全勝できたので来年も全勝したい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか?
篠塚 いやあちょっとチャンピオンとして恥ずかしいですね、倒せなかったのは。
ーー倒せなかったのは、ダウンをとったことだけではなく、フィニッシュしたかったということですか?
篠塚 そうですね。
ーーダウンは何回か取っていましたが手応えはどうでしたか?
篠塚 手応えはあったっすけど、もっと全然やれることあったんですけど、できなかったっすね。
ーー実際に戦った冨澤選手のイメージは戦う前と違うところはありましたか。
篠塚 いやなんもないです。ただ頑張ってましたね。普通に今回は自分のパフォーマンスがちょっとよくなかったっすね。
ーー初参戦のRIZINの大晦日のパフォーマンスはいかがでしたか。
篠塚 最高でした。あとはKOするだけだったんですけど。ミスったっす。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望を教えていただけますか?
篠塚 そうっすね、来年は、今年4戦全勝できたので来年も全勝したいですけど、もちろん。K-1だったら軍司(泰斗)の持ってるベルト獲りにいきたいって感じです。
ーーマスクは傷を隠すためにしているのですか?
篠塚 まあ、そうっすね、はい
ーー結構攻撃を受けていたのですか?
篠塚 効いてはいないですけど普通にバカみたいにもらいすぎちゃって。グローブのときみたいに受けてみたんですけど、オープンフィンガーは痛いですね。これはダメだと。
ーーMMAを視野に入れる上でOFGはいかがでしたか。
篠塚 拳以外も痛くなるんだなと。他の指も、フックで当たったりしたら。でも感覚は掴めてきたので、楽しみにしていてくださいって感じです
ーー安保選手は一本負けしてしまいました。
篠塚 マジすか?うわーマジすか?ま、気にしないです(笑)
ーーここで仇とるために久保選手と?
篠塚 デカいデカい、さすがにデカいすね!3階級くらい違うんじゃないですか?
ーーMMAをRIZINでやりたいという気持ちは?
篠塚 あります。RIZINで戦いたいですね、やっぱ会場サイコーっすわ。
ーー具体的に戦いたい相手はいますか?
篠塚 とくにないっすわ。探しますわ。
ーー寝技系とか打撃が強いとかタイプは?
篠塚 とくにないっすわ、決まればやるだけなんで。あとあんま選手自分知らないんで、まずどんな選手がいるか勉強します。そっからっす。
ーー戦ってみて冨澤選手が事前の予想と違った部分はありますか?
篠塚 違った部分はとくにないですね、やっぱぜんぶ想定内の攻撃だったんですけど。そうっすね、まあ被弾しすぎたっすね。
ーー前の森坂陸戦同様、見えているからもらっても大丈夫だと?
篠塚 そうですね。一回受けてみようと思ったんですけど、「イテぇえ!」って。あのグローブじゃ受けられないですね。
ーー事前には一発ももらわないと…
篠塚 ミスったっす。自分のパフォーマンスがもっとよければよかったんですけど、ちょっと体調も悪かったんで。次楽しみにしててくださいって感じ。
ーーKOを逃したのは体調の悪さが要因ですか?
篠塚 そうっすね、はい。
ーー試合のプランは遂行できたのでしょうか?
篠塚 まあ一応遂行はしていたんですけどやりたいことできなかったなっていう感じですね。それは相手が強かったんじゃなくて相手は弱かったんですけど自分自身の問題ですね。だからもっと練習して強くなるだけっすね。
ーーブレイキングダウンの選手に対する印象や評価は変わりましたか?
篠塚 変わんないです。まあでも冨澤くんは気持ち強いんじゃないですかね。「おお、いいじゃん」って感じでしたね。
ーー終わったあとに言葉を交わしていた。多少、男同士わかりあえる部分がありました?
篠塚 そうっすね、いつも自分終わったあと試合相手とは喋らないですけど、冨澤は男としていいんじゃねえかなと思ったんで、しゃべったっすね。
ーー何と声をかけたのでしょうか?
篠塚 「いいじゃん、気持ち強いじゃん、がんばって」って言ったっす。
冨澤大智「ただ心の火は消えていない」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか?
冨澤 悔しいですね、応援してくれた人とか信じてくれてたファンのみんなとかに申し訳ないなという感じです。
ーー左腕と左足が痛々しいですが、試合中に痛めてしまったのですか?
冨澤 そうですね、試合中ちょっとやっちゃたのかなという感じですね
ーー1R目でダウンを取られたときは、どのような気持ちでしたか。
冨澤 ダウンを取られる想定はしていたので、まあ何が入ったのかあの時はわからなかったですけど、倒れたなと思ったので、セコンドの声を聞いて冷静に組み立て直そうと言う感じでしたね。
ーー篠塚選手と実際に対戦してイメージと違うところはありましたか?
冨澤 いや。強かったですね。やっぱKrushのチャンピオン強いですね、それでいいんですよ、それでいい。やっぱ強かったです。
ーー「それでいい」とは?
冨澤 僕が勝ってもおもしろかったし、彼が、篠塚選手が僕のことをこうやってボコボコにするのもおもしろいんですよ。それも格闘技の醍醐味だから。彼がKrushのチャンピオンで本当に強いのを世間の人に知ってもらって、俺がまだまだ弱いのも知って、俺もまだまだ強くなるし、でもプロの世界って本当に強いからプロの世界も見てみようとか、そういうことを思ってくれる人たちがいっぱい増えてくれたら、格闘技どんどん盛り上がってくんで、これでいいんです。
ーー試合を終えたばかりですが今後の目標や展望があれば教えてください。
冨澤 今はあんまり考えてないですね。ちょっと怪我の具合とかもわからないんで。この場でどうこうって言えないんですけど、ただ心の火は消えていないので、またみんなに次こそ、「冨澤、アイツ、本当に強えんだな」って言ってもらえるようなファイトを見せたいと思います。
ーー篠塚選手が試合後に「いいじゃん」というふうに言葉をかけたということですが、覚えていますか?
冨澤 なんか喋ったのは覚えているけどそこまで詳しくは覚えていないですね。
ーー冨澤選手のファイトを好意的に評価されたのですが、その点についてはいかがですか?
冨澤 まあ嬉しいですよね。僕は、いろんなこと言うひといるけど、僕は試合終わってから、あまりギスギスとかしたくないひとなので、そういうファイトももちろん面白いと思うけど、格闘技のすばらしさはそういうところにもあるのかなと思っているので、僕のファイトを篠塚選手がちょっとでもいいと思ってくれたならそれは素直に嬉しいし、僕もそう言えるようにまだまだ強くならないといけないなと思いますよね。
ーーリングを叩いて悔しがったり、泣いているようでした、どういう感情がありましたか。
冨澤 勝ちたかったです。すげえ……勝ちたかった。それだけですね。
ーー初めてのRIZIN で黒星となりました。また練習で強くなって戻ってきたいという思いでしょうか。
冨澤 もし見ている人たちが僕のファイトを見たいと思ってくれるんだったらその時は、次は絶対に勝ちたいなと思いますね
ーー朝倉未来さんから試合後に何か会話をしましたか?
冨澤 さっきちょっとお話しさせていただいて。「すごいいいファイトだったよ」と言っていただきました。
ーーブレイキングダウンで無敵でしたが久しぶりに受けたプロの打撃はいかがでしたか。
冨澤 やっぱそもそも僕はダウンしたのも初めてだったので、試合中に。だから本当に元々やる前からわかってましたけど、すごいボクシングうまいと思いましたね。
ーー顔がボコボコになったのも初めてですか?
冨澤 初めてです。別にやられたことに関しては特に何ともないですね。
ーー負けてしまったけど自分のいいところで出せたと思ったところはありますか?
冨澤 精一杯戦えたんじゃないかとは思います。でも負けてるので、これが僕の今の実力なので、満足はしていないです。でも今出せる全てを出したのかなと思います。
ーー今後もブレイキングダウンに出続けながらこういう他の団体に出たい?
冨澤 そうですね、ブレイキングダウンも出ながら、呼んでいただけるならRIZINも出たいと考えています。
ーーあくまでもブレイキングダウンを背負って戦うというのがありますか?
冨澤 背負ってというのももちろんありますけど、僕を引き上げてくれてるのってブレイキングダウンなので、じゃあRIZIN出るからブレイキングダウンさよならとは言わないですよね、俺がRIZIN出れるようになったのはブレイキングダウンだからもっと還元して、僕のようなファイターを目指すような人が増えて、挑戦する人が増えたりすれば、たくさんのひとに格闘技が届けられるんじゃないかと思っています。
ーー現在ブレイキングダウンのバンタム級トーナメント中だと思いますがその怪我で、継続できるのでしょうか。
冨澤 いったん未来さんと溝口さんと相談してと言う感じです。
ーー今回の試合、ブレイキングダウンルールでも負けていたとは思いますがご自身の気持ちは?
冨澤 完敗ですね。しっかり負けました。
那須川龍心「今後MMAもやっていきたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか?
龍心 いやあとりあえず本当に勝ててよかったのが率直な感想というのと。なんか、舐めてるつもりはなかったんですけど、なんかもっと楽に行けるかなと思ったんで、正直舐めてた、っていうのがあって。けどまあ、これでしっかり厳しさを知ったっていうか、まあ本当に、よりMMA楽しいなって思えました。
ーー1R目はかなりヒヤッとする場面があって、見てる方もドキドキしてしまったんですけれども、ご自身的にはどうだったんですか?
龍心 なんか、正直あんま痛くなかったので、極められたときは。けど周りの歓声が「ああー!」みたいなのが聞こえて、「ああ俺、極められてんだ」と思ってやばいと思って、まあ踏んづけてたら抜けられたんで。けどまあ、焦ったですね。
ーーシン・ジョンミン選手のイメージは、戦う前とちょっと違うところありましたら教えてもらえますか?
龍心 いやなんかもっとMMAできないかと思ってたら普通にうまかったので、これ絶対やっていただろうと思って。ちょっと「騙されたな」と思いましたね、本当に。
ーー誰に騙されたのですか?
龍心 RIZINに騙されました(笑)
ーーRIZIN初参戦で、しかも大晦日の舞台でした。リングから見て印象はどうでしたか?
龍心 もう本当、大晦日っていう舞台は自分がちっちゃい頃から見ていた舞台ですし、いつか出たいと思っていた舞台ですし、で、そこで貴重な1カードの枠を自分で使ってくれたってなるんで、ここは本当にしっかり派手に倒さないと、本当に派手な試合をしないと次も呼ばれないと思ったので、そこのプレッシャーはめちゃめちゃ重かったですね。
ーーMMAプロデビューで初勝利です。今後の展望をぜひ聞かせてください。
龍心 本当に今後MMAもやっていきたいんで。MMAがめちゃめちゃ楽しいと思えちゃったので。でもまだキックでやり残したことも全然あるので、だからどっちか片付いたらというか、どっちもしっかり極わめていきたいので。だから、今後MMAもやっていきたいっていう感じです。
ーーお兄さんの天心選手の試合展開と非常に似ているという声もあります。偶然でしょうか?意識をしたのでしょうか?
龍心 いやあれ意識できてあんなことできないですよね。けど本当に兄弟なんだと思ったっすね、まじで。あそこまで一緒の展開になるかと思って。マジで本当に極めてやろうと思ったんですけどなかなかそう甘くいかなくなってしまったんで。まあ本当に兄弟だなと思ったっすね、改めて。
ーー試合は短時間でしたけど、MMAの練習をしてデビュー戦をやって、その難しさと楽しさはどういう風に感じました?
龍心 やっぱ本当にああいう極められた展開でどう慌てずに外すかっていうことですし、まあ自分が極めにいく展開とか、なんかそういうひとつひとつの技や、本当にタックル入ったり、タックル入らずにディフェンスしたりと、やることが多くて、すごいなんか、うん。毎日が刺激だらけで、めちゃめちゃ楽しかったです、はい。
ーーこれからもMMAをやっていきたいということですけども、年何回ぐらいやっていきたいですか?
龍心 いや、キックもあるのでそんなに頻繁にやっていきたいということではないですけど、なんか本当にうん、年1、2回できればいいかなという感じではあります。でも本当にMMAもどんどんやっていきたい気持ちはめちゃめちゃあります。
ーーMMAは向いていると感じましたか?
龍心 いや、どうなんですかね?本当、今後、もっともっとやっていかないと。まだまだBRAVE行っているけどそこのプロ選手とかに全然やられちゃうので。これからどんどんやっていきたいと思いますし。うん、わからないです。これからやっていく段階で、はい。
ーーリングサイトでご覧になってたお兄さんとは試合後に何か会話しましたか?
龍心 「このブローをかました」と言われました。
ーーどういう意味でしょうか?
龍心 ブローかましたと言ってましたけど。まあ天心らしくていいなと思ったんですけど(笑)
ーーいつもそういう会話を?
龍心 そんな感じっすね。
ーー今後もMMAをやられていきたいということなんですけれども、階級はどう考えていますか?
龍心 僕がキックの試合を51.5kgでやっているので、やるとしたら52kgですかね?多分いちばん下の階級が、それくらいになるのかなと。本気でやるなら。でもまだまだ体もデカなっているので、これからずっとやっていくならフライ級とかそれくらいになると思います。
ーー平本丈選手の試合は見ましたか?
龍心 見ていました。
ーー今回、同じような立場だったことで何か思うことはありますか?
龍心 向こうのほうが長くMMAやってたと思うので、まあ「うまいな」と思いましたけど、ここでしっかり……、向こうは判定じゃないですか?なんか、どっちがすごいと言うつもりはないけどしっかりKOで、しっかり沸かせられたので、オープニング、前座としてのいい仕事はできたのかなと思っています。
ーー実際にMMAの練習はどの程度どんなことをやってきたのですか?
龍心 2週間で、朝に2時間やって、そのあとプロ練を新松戸のほうで普通にキックの練習をずっとやっていました。
ーーMMAの練習内容は?
龍心 タックル切って殴って、みたいな、本当に基礎的なことをずっとやっていました。そんなに難しいことはやっていないんです、下になってどう防ぐかとか、エビとか、バック取ってチョーク取るとか、そういう基礎的なことをずっとやっていましたね。
ーー自分では身についたという自信になりましたか?
龍心 まだまだそれが反射的に出るかと言われたら、そうじゃないので。しっかり考えてやらないと出ないんで。だからそこが、本当に反射で出るようになれば、しっかりMMAファイターと言えるのかなと思うので、まだまだ考えてやんないと難しいとこあるんで、まだまだもうこれからやってくって感じです。
ーーニンジャチョークぽい動きもありました。狙っていましたか?
龍心 やってやろうかなと、チャンスだと思ったんですけど、やっぱ向こうも防いできたんで。そこで、変に極め急いで逃げられるより、しっかり確実に膝コツコツ打ってっていうほうがいいかなというのはありました。
ーー痛くなかったということですが、怪我や、伸びちゃったりは全然していないですか?
龍心 今はめちゃめちゃ痛いです(笑)
ーー怪我はなく?
龍心 ああなんか「伸びてるなあ」って試合中、思っていたんですけど、これが多分めちゃめちゃ伸びてたら、折れたりとかしちゃうんで。多分、折れたら止められちゃうので、しっかりどう逃げようか考えていて、で、踏みつけとかできたんで、踏みつけしていたら緩んだので、引いて。あとは鼻がちょっと腫れて。1Rめに倒したときに蹴り上げで鼻に当たって鼻血めちゃめちゃ出てます。
ーー結果的に逃げられたが逃げ方は事前に練習していましたか。
龍心 もっとしっかり逃げるっていうのはやっていたんですけど、なんかまあ焦っちゃったし、あそこの形で、なかなか。試合なので、なかなか練習通り行かないので、やっていって勘で逃げたっすね。まだまだ初心者って感じです。
ーー最後のパウンドはいかがでしたか?
龍心 それはもうずっと練習していたっていうか。キックのTEPPENジムでもミット持ってくれる人にやってもらったりしていたので、そこは全然打てたんですけど。パウンドとりあえず思い切り打とうとやっていたら止めてくれたので。
ーーグラウンドに寝転がる状態からの景色はかがでしたか?
龍心 眩しいなと思いました、上の光が。けど下から極められないというのはずっとやっていたのでそこは極められないとは思っていて、あそこの状態は冷静ではいられました。
平本丈「今後フライ級で、いろいろ試合していきたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか?
丈 めちゃくちゃ気持ちいいですね、あんな大舞台で勝てて。素直な気持ちです。
ーーいま左目を押さえているのは?
丈 ダウンとったときにパウンド行こうとしたときに、YUSHI選手の蹴り上げが一発あたって、それでちょっと腫れちゃったんですけど、全然ダメージはないです。
ーー第1試合目での勝利でしたが、そこにプレッシャーはありましたか?それとも楽しかったですか?
丈 すごい冷静に自分でもびっくりするぐらい冷静に周りが見れたので、それはジムのみんなのおかげだと思うし、今までやってきたことの成果だと思うので、よかったですね。
ーー実際に戦ったYUSHI選手のイメージは戦う前と違うところはありましたか。
丈 いや、もう、想像通りだったんですけど、僕の目が最後見えなくなっちゃって左目が見えにくくなっちゃってちょっと行けなくなっちゃったんですけど、本当だったらフィニッシュしたかったんですけどそこだけがちょっとアレですね。
ーー初めてのRIZINの舞台からの景色はいかがでしたか。
丈 最高でした。超気持ちよかったです!
ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望や目標を教えていただけますか?
丈 今回バンタム級だったんですけど、今後フライ級で、どんどん、どんな選手とやれるかわからないけど、いろいろ試合していきたいですね。
ーーお兄さんからはなんと?
丈 もう「最高!」と超喜んで、僕より喜んでいるかもしれないですね。
ーーお兄さんが声を出していたのは聞こえていましたか?
丈 聞こえてました。でもちょっと自分も冷静にやりすぎた部分もあったので、5分3R体感してみたかった部分もあったし。でも全然フィニッシュできる場面もあったと思うので、これは自分の経験不足なので次からはもっとそこを改善していきたいですね。
ーーデビュー戦を自己評価して何点ですか?
丈 いつもの力を全然出せてなかったので、50点とか、50点以下ですね今回の試合は。
ーー先ほどYUSHI選手がこの場でエールを送っていました。何か返答は?
丈 こんな大舞台で戦ってくれてありがとうっていうことですね。兄貴との因縁もあったんですけどそういうことは関係なしに、試合が終わったあとは、もう全然僕は何も思ってないので、率直に「ありがとうございます」って感じです。
ーー那須川龍心選手の試合はご覧に?
丈 まだ見ていないですね。あんま興味ないです。
ーーチームは篠塚選手も勝って2連勝です。
丈 おれと辰樹くんが勝って、あと(三浦)孝太くんとか、(安保)瑠輝也くんとか兄貴に繋げてもらえればいいと思ってるんで、とりあえず最初に2連勝できてよかったと思っています。
ーー試合のプランは?
丈 特にこれで倒そうとかはなかったんですけど。なんか、全局面でいつでもフィニッシュできるようにって思っていたのですけれど冷静になりすぎてしまった部分もあって、自分が思っていたとおりにはならなかったんですけど、まあそこをもっと改善して次からはもう自分のプラン通りに運ぶようにがんばっていきたいです。
ーーYUSHI選手がしきりにテイクダウンしてくるのは想定内でしたか?
丈 想定内でしたね。そこでぐちゃぐちゃの組みになったときに足かけてっていうのは絶対やってくると思っていましたが、僕が普段やっているひとのほうがテイクダウンも強いし、全然そこは自信持ってテイクダウンディフェンスして、逆に自分でテイクダウン作れる展開もあったので、よかったですね。
ーーこれからプロとしてやっていくうえでキャラクターも大事になってくると思いますが。お兄さんは強烈なキャラクターですが、丈選手はどういう路線で?
丈 とくにこういう路線で行こうって決めてないですけど、自分は自分のスタイルで別に兄貴マネするとかでもなく、自分のスタイルを作っていきたいと思っていますけど、もっと人に見られるような、魅了されるパフォーマンスはしていきたいですね。
ーーフライ級で戦っていきたい理由はありますか?
丈 もともと適正がフライで、今回は急遽バンタムだったのですけど、本当は適正はフライなので、今後はフライ級で。
ーーフライ級で戦いたい相手はいますか?
丈 やるからにはタイトルマッチまで絡むような選手になりたいと思っているし、誰が相手かは構わず誰が相手でもぶっ飛ばす気持ちで、フライ級の首を取っていきたいですね。
YUSHI「しっかり強くなって戻ってこれたら」
ーー試合を終えたばかりですが今の気持ちは?
YUSHI いやあ本当に人生ってうまくいかないんだなっていう。本当に2年間かなり自分のなかでは手を抜かず練習してきたつもりなんですけど。まあ試合で思うようにいかなかったら結局その練習も、水の泡というか。見てる人には何も伝わらないのかなと思ったので、すごい悔しい気持ちです。
ーー実際に戦ってみて平本丈選手はどのようなイメージと違ったところがありましたか。
YUSHI 正直、フィジカルの部分だったり、スピードの部分だったりとか、インタビューでも調子乗った感じで「全部僕の方が勝っている」と言ったんですけど、実際すごく打撃もうまいし腰も強くてテイクダウンできなかったので。正直、今日は実力の差で負けたのかなっていうふうに自分で思っています。
ーーご自身としても実力が違ったと。
YUSHI そうですね。テイクダウンできなかったときには結構「どうやって倒していこう」というのが、途中、2Rめ3Rめは体力が失われてきたというのもあるしちょっと攻めあぐねていたというか、「どう行こう」と迷ってしまったので、今日はちょっと実力で負けたのかと思います。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望を教えていただけますか?
YUSHI 自分のなかでは、RIZINの最下層でRIZINのなかで新しく上がってくる立ち技の選手とかの登竜門になって僕が勝ち続けることで”ガードマン”みたいな役割をしたいって思ってたんですけど、自分が今回負けちゃったんで、負けたら次出られるかわからない位置に常にいると思っているので、もう一度このリングに立てるように1からやり直して、しっかり強くなって戻ってこれたらいいというふうに、今は思っています。
ーー対戦相手のチームに挑発されていたことは試合結果に影響しましたか?
YUSHI いえ。そこは全然考えていなくて、ただ平本のお兄ちゃんにはちょっとムカつくところはあったんですけど、弟ぶっ倒して見返してやりたいという気持ちでこの試合に挑んで負けちゃったんで、自分に何も言う権利はないかなというふうに思っています。
ーーご自身を最下層と。来年以降のRIZINに客観的に見て自分が出る資格はあると思いますか?**
YUSHI いえ。正直今の段階では、ないのかなと思っています。
ーーさらに実績を積む上では他のリングでも戦うことも考えていますか?
YUSHI まあ正直本当にほかのリングで戦いたいとはあまり思っていないのですけど、必要とされなかったら出られないかもしれないですし。ただこのまま終わるのも悔しいなと思っているので、ちょっと今は、自分のチームとも話し合って来年どうしていくのか。僕も本当に引退いつしてもしょうがないっていう気持ちで、自分もう35歳なんで。ただ、自分のなかで自信持って「この試合見てよ」って言える試合を作ってから引退したいという気持ちがあって、今の状態では引退はしたくないんで、どう言うふうにしていくかは、今後考えてからまた1からやっていかなきゃなと思っています。
ーー平本丈選手はプロデビューで若く、未来もあります。対戦直後ですが何かエールはありますか?
YUSHI 見た目もかっこよくて若いですし、なんかこう、変な方向に……お兄ちゃんの変なところ真似せずに反面教師で彼は王子キャラじゃないですけど、三浦孝太みたいな感じで、BLACK ROSEに行かないでほしいと思いますけど、まあまあそれは彼の人生なのでそこは。負けちゃった相手がどんどん強くなって上に行く姿を見たいなと思っているので、頑張ってほしいなと思います。