10月1日(日)にドルフィンズアリーナにて開催されたFor Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
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万智「もう1回、RIZINの52kgの強い選手と戦いたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか?
万智 試合前から相手にすごい煽られてて、正直すごい怖かったんですけど、そのなかでも判定までいってしまったんですけど、しっかり勝ち切ることができてよかったです。
ーー判定勝利の瞬間、すごく喜んでたというか、びっくりされていたようでしたが、ご自身ではどう思っていましたか?
万智 最初に渡辺選手にひとつ入ったときに「やっぱりちょっと印象悪かったのかな」と思ったんですけど、自分に2つ入ってよかったです。
ーーチームとしては勝利を確信していましたか?
万智 みんな、ちょっと不安だったって言ってました。
ーー対戦した渡辺選手について、戦う前の印象と実際戦って違った部分があったら教えてください。
万智 打撃の圧が……、あー、でも思ったより打撃の圧はなかったんですけど、組んだ時に、自分の得意なポジションのときに、自分は簡単にテイクダウン行けると思ったのですけどやっぱりなかなか、柔道ベースということもあって腰が重くて、自分が思うようにテイクダウンできなかったのが、印象とは違います。
ーー初参戦のRIZINの舞台ははどのような印象でしたか。
万智 去年、兄弟子のドミさん(弥益ドミネーター聡志)がこの名古屋で戦っていて、その時は自分は観客席で見ていたのですけど、1年後、自分がこうやって選手として出て、しっかり勝つことができて嬉しいです。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。
万智 とりあえず、修斗チャンピオンに勝てたことは嬉しいんですけど、自分がまだベルトを持っていないので、今年中に、まあRIZINじゃなくて、とりあえずDEEP JEWELSの52kgのベルトを獲って、もう1回、RIZINの52kgの強い選手と戦いたいというのが、今の目標です。
ーーRIZINルール、判定基準のなかでどこが一番ポイントになったと思いますか。
万智 結構打撃もらってたんですけど、考えたら自分も当ててたのかなというのと、2Rめにバック取れたのが大きかったのかなと思います。
ーーRIZINの舞台の大きさは、気持ちの面で違いましたか?
万智 実はRIZINごっこをやるのがいつも好きでやっていたら、いざ選手として入場したら緊張しなかったのでよかったです。
ーーRIZINごっこというのは?
万智 自分が選手のつもりになって入場曲をかけたりするのを家でやっていたので。よかったです、練習しておいて。
ーーRIZINで、52kgという階級を作り引っ張っていけたらという感じでいますか?
万智 そうですね。日本は49kgの選手が多いですけど、海外で見たら52kgからなので。52kgで作って、RIZINも世界で戦えるぞという階級にしていきたい、先頭切ってやっていきたいというのはあります。
ーー52kg=ストロー級となると外国人の強い選手が多くなってくると思いますが、対海外ということですか?
万智 そうですね、まあまだとりあえず体が外国のストロー級と戦えるような体ではないので、今から少しずつ作っていきたいというのはあります。
ーー序盤、なかなかテイクダウンも決まらず、しかも結構遠い位置で、かなり梅田(恒介)さんからもよろしくない指示が出ていました。その後もパンチを受けながらも、2R、3Rとなんとかテイクダウンに持ち込めたのは、どういうところを変えたのですか?
万智 ちょっとやっていくうちに、距離を少しずつ掴めてきたっていうか、最初はなんか距離がよく分からなくてちょっと遠かったりしたんですけど、打撃を打った後にそのまま近づくと相手が下がってくっていう感覚が掴めたので、2Rめ、3Rめは、ちょっと自分の流れになってきたのかなって感じです。
ーーあれだけ切られていたときの精神面はどうでしたか?これで倒してテイクダウンして勝ててきたのに、あれだけ倒せなかったっていうのは初めてだと思うんですけど。
万智 ああ、まあ試合では初めてなんですけど練習ではいつも男の人とやってて。で、何回やっても蹴られたり、いつも心が折れるような練習してるので、まあれが全部試合に出たのかなというのはあります。
ーー自分自身でも打撃を使って見た目には結構ハイになっているようでしたが、高揚感があったのか冷静だったのかどちらですか。
万智 冷静でした。ちょっと当たったら、自分は血の気が多いので、ガー!ってなりやすいんですけど、すごい頑張って抑えていました。
ーー自分から喧嘩を売りながら相手がふっかけたようにしたことを、渡辺さんに対して今はどう思っていますか?
万智 自分がふっかけた喧嘩に乗ってくださって本当に感謝しかないです。グフ。
ーー階級の違いもありますが、お互いにもっと伸びるところがあると思います。もっと強くなってから、いずれもう1回しっかり決着をつけたい、またいつかどこかで戦いたいという気持ちはありますか?
万智 はい。あります。お互いまだキャリアが浅いので、お互いがどんどん上に上がってきてみんながもっと見たいレベルになってから、もう1回戦いたいというのがあります。
渡辺彩華「また頑張って積み上げていきます」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか?
渡辺 タックル切り続けたかったんですけど、ちょっと思ったよりもクラッチが強くて自分が思うような試合ができなかったという気持ちです。
ーー判定を聞いている瞬間はどのように思っていましたか。
渡辺 3Rの最後のダメージでRIZINルールなので「もしかしたら」っていう気持ちもあったのですけど、判定2-1、妥当かなと思います。
ーー対戦した万智選手について、戦う前の印象と実際戦って違った部分があったら教えてください。
渡辺 クラッチの強さ。もっと思ったよりも切れなかったのでクラッチの強さが試合前と試合している時では違ったと思います。
ーー渡辺選手の適正階級よりも上げてのチャレンジでした。階級に手応えはありましたか?あるいは適正は下の階級だと思いますか?
渡辺 去年も52kg=ストロー級で負けているのですけど、その時の試合よりかは打撃が効く場面があったりとかあったので、ちょっと手応えは感じているので今後もちょっと頑張ろうかなという気持ちもあります。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望をお聞かせいただけますか。
渡辺 「また1からか……」っていう気持ちもあるんですけど、でも負けてから強くなっているので、また頑張って積み上げていきます。
ーーかなり組みは切って、腰が強いなという印象もありました。ご自身としてはもっと組ませない、とか、差されて壁を背負っている時間を減らしたかったですか。
渡辺 そうですね。触られる時間を失くしたかったのですけれど、本当は。打撃と組みの散らせ方が巧くて案外触らせてしまった感じでした。
ーー判定では、ジェネラルシップをそこで取られたのかなというところですか?
渡辺 そうですね。
ーー打撃と、組みを織り交ぜているなかで万智選手の左ハイだったり、左ストレートは思ったよりも伸びてきた、刺されたという感じですか。
渡辺 距離ですね、どちらかと言ったら。打撃の距離がすごい自分のなかでは不快だった。
ーー相手の距離が?
渡辺 そうです、近くに寄ると組みがあって、離れると自分の打撃が当たらない展開が1R、2R続いたので、その距離感が巧かったと思います。
ーー全ラウンド通して動くことはできたと?
渡辺 そうですね。