10月1日(日)にドルフィンズアリーナにて開催されたFor Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
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中村優作「思ったよりホンマに強かったです」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか?
中村 いや、あの……。思ったよりホンマに強かったです。普通に強かったです。
ーー具体的にどんなところがイメージよりも強かったのでしょうか。
中村 組みのケージ際の回し方とかが、普通に巧かったですね、僕あまり回されることないのですけど結構回されて寝かされたので「あ、巧いな」と。
ーーヒロヤ選手が何かすると歓声が沸いていました。どのように受け止めていましたか。
中村 「完全アウェーやな」と思いました。
ーー試合前に宣言した「シャチホコ切り」という必殺技は披露はされましたか?
中村 いや。思ったより相手が巧くて切りきれませんでした。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。
中村 とりあえず2週間くらい前から風邪が治らなくて、いったんちょっと風邪を治させてください。
ーー個人的に、負けなんじゃないかと思ったのですが。
中村 まあ……、そう言われても仕方ないのかなと思います。
ーーどこに勝因があったとご本人では?
中村 ダウン取ったことと、最後終わる寸前まで1回行ったということと。まあでもダメージっすねやっぱり。ダメージは僕の方が与えていたのちゃうかなと。RIZINはダメージ判定なので、そこだけかな?という感じです。
ーーそれで勝てると思っていましたか?取られたかな?とは?トータルドミネーションの印象は向こうだったと思います。**
中村 漬けられている時間は長かったので正直僕も分からなかったんですけど、まあ神様が僕に味方したということで(笑)
ーー右で奪ったダウンは優作選手らしいすごくいいダウンだったと思いますけど、体が浮いて、左に回りながら右をもらって倒れた場面があったじゃないですか。
中村 あれはつまづいただけで、効いてはいないです。「あ、コケてもうた」という感じで。特に何もないです。
ーー見た目はダウンを喫したかなというような印象でした。
中村 ホンマですか?「ああコケてもうた」くらいの感じで、別に効いてはいないです。
ーーじゃあ、姿勢が立ち気味だったのはどうでしょうあ?あの場面は本当に立ち気味だったので。
中村 そうですね、やっぱり昔のような動きはできてないんかな?と思うてます。
ーー一番最初に右を入れてクッと引いたところはカッコよかったなと思いました。
中村 ありがとうございます。
ーーRIZINの大舞台で2戦目のヒロヤ選手。キャリアで勝っているという、そういう部分の差も大きかったと思います。ヒロヤ選手がファイターとして成長するためにベテランから言葉をかけるとしたら?
中村 すごい気持ちも強くて組み技もホンマまにしっかり、ホンマに練習していると感じて、あとは打撃もうちょっとできるようになったら上に行くんちゃうかな?というのと、フィニッシュに繋がるような、狙ってくるというのがあまりなかったかなとは思いますね。首は取りにきていたんですけど、もうちょい精度が上がれば、というところかなって。
ーー試合をしていて、攻められるけれどもフィニッシュに近づいている感覚はなかったということですか。
中村 体力をずっと削られているなという感じではあったんですけど、これで試合を終わらされるみたいな危機感というのはあまりなかった感じはありますね。打撃も別にそんなに怖さはあんまりなくて。そこなんかもうちょっと磨いたらもっと驚異的な、簡単にもっとタックル行けたりとかいうのはあるのかな。僕はずっとタックルに合わせて膝を狙って何発か入れましたけどそこのタイミングをずらされたらもっと嫌だったなというのもありますし。
ーーRIZINフライ級で上を目指す中でトーナメント開催の噂もありますが、どんなビジョンで戦っていきたいですか。
中村 ビジョンですか?うーん。もちろん来年あるかもしれんと言われるグランプリに入れるんだったら嬉しいですし、選ばれたんだったらそれの優勝に向けて一生懸命練習して勝っていくだけかなという感じです。
ヒロヤ「結果で返すことができないのが本当に申し訳ない」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか?
ヒロヤ 超RIZIN.2に出させていただき、引退覚悟で「負けたら引退する」という発言をしてそれで負けてしまって。でもいろんな方々の声があったからこそ組まれたカードで絶対に負けられない試合、それを、てのひらからこぼれたチャンスを掴むはずだった、そんな試合に負けてしまって。プレッシャーはもちろんあったんですけど何より自分を応援してくれた方々やファイトキャンプで、本当に毎日自分のことを第一に考えてくれたトレーナーの小倉(將裕)さんやエリーたちに結果で返すことができないのが本当に申し訳ないという気持ちが一番ですね。
ーーヒロヤ選手がアクションを起こすたびに声援が大きかったですが、届いていましたか。
ヒロヤ 声援はもちろん届いていました。でも、ここでやっぱり勝たないと絶対にダメだと思ったので。でも声援があったからこそ、やっぱり3R、相手がしんどそうな顔しても自分はしんどい顔しないし最後まで何が起きても前に出続けないと勝てないので出続ける力には変わったのかなとは感じています。
ーー中村優作選手について、戦う前のイメージと印象が変わったところがあれば教えてください。
ヒロヤ やっぱりトップ選手と肌を合わせて、差を感じたのはやっぱり要所の、組みの展開や打撃の展開だけはまだ戦えるのかなと思ったのですが駆け引きや心理戦のところで中村選手はすごく、ベテランの選手だと肌で感じました。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望をお聞かせいただけますか。
ヒロヤ やっぱり「ごめんね」とセコンドに言っても「謝る必要ない」と言われるのですけど結果で返したい、なんで俺は結果で返せないのだろうととても強く今本当に思っていて、今は展望は考えていないのですけど、俺にはやるしかないなという、ファイトキャンプだったりいろんなアクション起こしてもらって、色々な方のおかげでRIZINの舞台でも戦うことができて、だから無駄にしないためにもまだまだ格闘家としては俺は自分が恥ずかしい試合をしたら俺は辞めるつもりですけど、自分に負けない限りは格闘家は続けたいなという風に思っています。
ーー伊藤裕樹戦では15分間1秒も諦めることなく戦うことができたと。今日はいかがでしたか。
ヒロヤ あの時は気持ちだけで戦っていたんですけど、今回はやはり本当に勝つためにフィニッシュを狙って、そのフィニッシュを狙うためにも雑な動きであったりとか、そういうのも考えてしっかりやらなければいけないというのはあったのですけど、先週の僕のチームメイトの白川陸斗選手の試合を見て、ファイターとして一番大事なのは気持ちだなと、改めて、僕も仲間が負けたのは本当に悔しかったので、それを肌で感じて、考えることは、今までやってきたファイトキャンプや、超RIZIN.2が終わって2ヶ月間やってきた自分を信じて、あとはもうフリーで、何も考えず、負けたくない気持ちだけでリングに入ろうとは決めていて。なので、そうですね、練習の時は試合でダメだったことを意識して、試合では練習みたいに行けるようにガンガン何も考えず前に出てやってやろうと思っていました。
ーーチームメイトの朝倉海選手が試合直後にSNSで「もっと強くなる」と投稿していました。お話はしましたか?
ヒロヤ まだ試合直後には会っていないです。試合前には「リラックスして、いつも通り行けば大丈夫だよ」と声をかけていただきました。
ーー朝倉未来さんからは?
ヒロヤ アドバイスを試合前にいっぱいいただいて。練習は今回一緒にはしていなかったのですけど、アドバイスであったり、あの人が僕に教えてくれたプランであったりというのは、エリーやおぐらさんと一緒に共有していたプランと全く同じだったので、ああやっぱりこのやってきたことをそのまま信じて試合に挑めば勝つことができると思って、そういう意味であとはもうやるしかないと未来さんに後押ししてもらいました。
ーー会場を沸かせましたが結果は2連敗。継続参戦は客観的に見て難しい部分もあると思います。ご自身ではどう考えていますか。
ヒロヤ 自分が出たいから出れる大会ではないと思っているので。やることは別に明日から変わることはない。そのチャンスが来た時にいつでも掴み取れるように毎日練習して、今ままでやってきたファイトウィークを無駄にしたくはないし、そのためにも、今一喜一憂して勝ったら休んでとか、負けたら、次に同じ目に遭わないために変わらずやり続けるしかないと思っています。
ーー会場やPPVで応援してくれたファンにメッセージを。
ヒロヤ 会場に駆けつけることができなくても僕のことを応援してくれる方がいるからこそ格闘技やれているなという部分があるので。アンチばかかりだと格闘技できるメンタルじゃないので、その辺はやっぱり一般の方とそんなに変わらないなと毎回試合の日であったり、朝起きたりして思う。そういうのを噛みしめながら、自分が20年後、30年後にこういう気持ちは持てないのだろうなと思うし、こういう気持ちで戦えるのは、応援してくれる方がいるからこそ、負けてもまた頑張るしかないなという。エリーもそうですけど、小倉さんとかセコンドのみんなもそうですけどそういう応援してくれる人がいるからこそ諦められない理由があると思います。見てくれている方、会場に駆けつけてくれた方、本当にありがとうございます。