4月29日（祝・土）に代々木第一体育館にて開催されたFEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGIの出場選手たちの試合後インタビューを公開！
太田忍「練習がすべてだなとヒシヒシと感じます」
ーー衝撃のKO勝利でした、試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
太田 練習通りやっただけです。練習がすべてだなという風にヒシヒシと感じます。
ーー試合前インタビューで「倉本選手がアメリカに行った2ヶ月間を全て無駄にできるような試合を見せつけたい」と仰っていましたが、それに対して、ご自身ではどう評価をしますか。
太田 試合前だったので煽りのつもりでそう言いましたけど、決して無駄ではないという風に思っていますし、僕も、そういう経験したいですし、すごい羨ましいなと思って見ていました。僕は日本で勝てるようにしっかり準備してきたので、準備してきたなかの引き出しのひとつで倒すことができたので、「無駄」って言って本当に申し訳なかったし、アンサーとかなかったので、「俺、本当に悪者になっちゃうな」と思ったんですけど。何て言うんだろう、それに対する評価っていうか、練習してきたことが出せてよかったなっていう風に思っています。
ーーあの発言は煽りの1つだった、ということですね。
太田 そうです、下手くそな煽りですけど。
ーー今回で4回目の対戦となった倉本選手ですが、MMAで戦うイメージは、対戦する前と違うところはありましたか？
太田 イメージというか、戦い方としては、僕が打撃できないという風な想定でカーフを蹴ってきたりローで組み立ててきたりという戦い方をしてくるだろうと僕は思っていたので、思ったとおりというか。現に一発めカーフ蹴ってきましたし。僕も同じように、倉本選手の構え方だったりっていうのを研究したなかで、カーフから組み立てるのがいいんじゃないか、カーフから三日月蹴りとかを組み立てて行ったら、上のパンチだったり、テイクダウンもしやすいと思っていたので。本当に練習してきたことができたっていう。もうちょっと組みの展開とか、バックボーンがレスリング選手同士の展開っていうのが見せられたらファンの皆さんにも喜んでいただけたんだろうけど、うん。もうちょっと見せたかったなっていうのはありますけれど、あそこで決まっちゃったので、しょうがないですよね。
ーー今回の試合に勝利しました。今後の展望をお聞かせいただけますか。
太田 リング上でも申し上げましたけども、ひとつひとつ勝って、年末でタイトルマッチがしたいですね。それがタイミング等で叶わなくても、それに近いようなビッグマッチっていうのができればいいなって。そのために、今、僕の段階で、タイトルマッチができるような位置ではまだないと思っているので、まだまだしっかり上を目指して、ひとつひとつクリアしていけたらいいんじゃないかなっていう風に思っています。今回の勝ちっていうのは、RIZINのバンタム級での価値、存在意義を示せたんじゃないかなと思っているので、今後の僕にとっては大きな試合だったと思っています。
ーーフィニッシュの右クロスはずっと練習してて狙っていたものだったのですか？
太田 そうですね、離れ際の展開というのは結構肘であったりバックブローであったりあのクロスであったりと、いくつか準備していたなかで、結構相手のパンチが僕は見えていたので、リアルでスローモーションに見えたというか、パチっと合ったという感じですね。
ーーMMAでは初めて肌を合わせて倉本選手の感触はいかがでしたか。
太田 感じられずに終わってしまったので。コンタクトしたのは最初の相手のカーフと僕のカーフと、最後のクロスくらいなので、まだ感じる前に終わってしまった。感じる前に終わらせることができたと言った方がいいのかわからないですけど。
ーー打撃で勝ったことは大きな自信につながったのでは？
太田 そうですね、でも準備してきたことをやっただけで打ち合って勝ったわけでもないし、ストライキングの技術で勝ったというよりも、まだまだなので、もっとストライキングの技術を身につけて、自分の強みを出せるような選手になりたいです。
ーー最後の右はご自身のこれまでの格闘技経験のなかで、感触としてどれくらいの一撃だったと表現できますか？
太田 まずスタンドのパンチが当たったのって2回しかなかったので（笑）所さんの試合の時のストレートと祖根（寿麻）さんの試合でのバックブローと今回だけ、蹴り当てたから4回か。本当に練習通り。練習でドラムミット殴っている方が拳も痛いですし、当たったっていうよりタイミングで、相手が見えないタイミングで当てたので、衝撃とかもあまりなかったですし、振り抜いたというか。これから感触がわかるように、頑張って打撃いっぱい練習します。
ーー試合後、倉本選手への言葉もありました。レスリングには縦社会の部分もあっ。トラッシュトークを仕掛けるのは勇気がいることでしたか。
太田 試合じゃないと絶対できないことです。大先輩ですし、僕も背中を追っかけていた身だったので、全盛期が入れ替わりみたいな時期で、怖いというか、威厳のある印象だったので、他で会ったら、ぶん殴られたらどうしようと思ってましたけど（笑）そのとき「トラッシュトークです」と言っても許してもらえるかわからなかったけど、少しでも盛り上げられたらいいとは思ってました。
ーー試合後にやりとりは？
太田 お会いしていないので、これから倉本選手、ダウンしてしまってどういう様子かわからないですが、控室に挨拶にいくことができたら、ありがとうございましたと言いにいくつもりです
ーーレスリング時代からのライバル関係に終止符を打ちますか？
太田 どうなんですかね、今後僕が上を目指していくなかで、もしかしたら僕が先にチャンピオンになって倉本選手が挑戦者になるかもしれないですし。そしたらやらなきゃいけないですし。なので、ファンの皆さんが望んででいるようなカードであればやらなきゃいけないときがきたらやらなきゃいけないと思っているし。まあでもしばらくいいかなと。もっと上の選手とやりたいと思ってて、クリアしたと思っているので、上の選手と対戦したいと思っています
ーー次はいつ頃試合をしたいですか？
太田 本当にいつでもいいです。体重を落とす期間だけいただければ。本当に前回は体重落としている期間に5日前くらいからずっと熱が出ちゃって試合できるかな？くらいの状況だったのですが、今回は結構前からオファーをいただいてちゃんとしっかり体調整えて臨むことができたので、最低1ヶ月ちょいくらいは欲しいですね。今日いただけたら。1ヶ月半後は僕は出られるので。GW予定入れちゃってるので夏が希望ですけど。
倉本一真「負けは負けなんで、悔しいですけど、しかたない」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
倉本 いや、いいのもらっちゃったんで。負けは負けなんで、悔しいですけど、しかたないですね。
ーーもらった一発はおぼえていらっしゃるのですか？
倉本 覚えています。まだやれると思ったのですが、一発いいのしっかり入っていたので、止められるのは仕方ないと思っています。
ーーレスリングで3戦してきて、MMAで戦って違いを感じましたか？
倉本 いや、もう一瞬でしたし、別にそんな感じもなxんですけど。僕の作戦としては、向こうの得意なところにつきあわないっていう。それがああ言う結果になったので。
ーーその相手の得意なところというのは、レスリング、組みだということでしょうか。
倉本 そうですね、絶対組みをしてくるのはわかっていたので、組みの勝負したところで向こうはそれをしたいのはわかっていたので嫌なところで勝負するっていう気持ちでいたんですけど。逆にそれでいいの一発もらっちゃって、ダメでした。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望・目標をお聞かせいただけますか。
倉本 ダメージというのは全然ないんですけど、やっぱりこう、ここで負けるのは自分のなかでは結構あり得なかったので。だからこそこんな死ぬほど恥な悔しい負け方して絶対やめられないし、ちゃんと倒すべき相手をちゃんと倒して嫌でもリベンジしにいきます。
ルイス・グスタボ「ここにもう一度来れて嬉しい。勝利できてさらに嬉しい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
グスタボ ここにもう一度来れて嬉しいです、勝利できてさらに嬉しく思っています。
ーー右のパンチがかなり当たっていましたが武田選手はなかなか倒れませんでした。そのことをどのように感じていましたか？
グスタボ 自分が思っていたよりも耐えていました。そのおかげで試合が楽しくなった、いい試合になってよかったと思います。彼はとてもいい選手だと思います。
ーー試合前の武田選手の印象を強くて有名だとおっしゃっていました。実際に戦ってみて、イメージしたところと違いはありましたか？
グスタボ 印象は変わりません。強い選手だとは知っていました。今回彼が強かったおかげで自分の勝利がより価値のあるものになったと思っています。彼はプロフェッショナルで、経験のある良い選手ですので、最高の試合ができたと思っています。
ーー今回勝利しました、今後の目標を教えてください。
グスタボ 初めて日本に来たときから思っていたことなのですけれども、ここで大きな成功をおさめて、キャリアを積んで、チャンピオンベルトをブラジルに持って帰りたいと思っています。
ーーサトシ選手と戦いたいということでしょうか。
グスタボ そうですね、サトシ選手と戦いたいと思います。だれであれチャンピオンベルトを持っている人と戦いたい、ベルトは自分の腰に巻かれているべきだと思っています。
ーー日本にはたくさんのファンがいますが、メッセージをお願いします。
グスタボ 何度も言うようですが、ここに来れて本当に嬉しく思っています。日本は第二の故郷だとも思っていますので。応援ありがとうございます。
ーー覚えた日本語は？
グスタボ 「ちょっと」「元気ですか」「こんばんは」「こんにちは」……うーん、「猿」「虎」……あまり覚えていないですけれど、少しずつ覚えています。
ーーサトシ選手に勝つ自信はどれくらい？
グスタボ もちろんです。自分はそのために毎日練習していますし、誰が相手であれ、自分が勝者になると思っています。（日本語で）ありがとうございました！
武田光司「負けたっすね、それだけ。もうわかんないっす、自分が」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
武田 負けたっすね、それだけっすね。もうわかんないっす、自分が。
ーーグスタボ選手の右のパンチを被弾している場面では、そのパンチはご自身の中でダメージはどの程度でしたか。
武田 想定内だなとは。どうせ僕はもらうんで。パンチに関しては、外国人選手と連戦しているし、これくらい強いというのは把握できているので、そこらへんに関しては、「まあまあ」って感じしですね。
ーー試合前インタビューでは、被弾して耐えてになるのか被弾しつつ捕まえてになるのかは言えないと。元々の作戦を教えていただけますか。
武田 途中からタックル入ってテイクダウンしていたんですけど、あれを元々狙ってて。パンチを振り回してくるところで僕はタックル狙ってテイクダウンして、そこからアクションをしようと思ったのですけど、まあ寝技が元々強いというイメージがあったし、強いっていう印象を持っていたんですけど。寝技強かったですね、ハハハハハ。
ーー今、寝技が強いというお言葉がありましたが、グスタボ選手と戦う前と後で、一番大きく違った部分というのはありますか？
武田 まあ、寝技じゃないですか。ちょっとこう、舐めてたわけじゃないですけど、なんだろうな。ひとつひとつの展開も、下ｔた後のディフェンスだったりとか後は僕が下とられた後、追撃してこなかったりとか。そういうところですね。
ーー判定が割れました。結果を聞いてどう思いましたか？
武田 なんで2-1なの？と思いました。自分は3-0で負けていた気でいたので。まあ、そうっすね……厳しいですねライト級の……。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望を教えていただけますでしょうか。
武田 展望すか……。ないっすね。ハハハ、なんだろう……ないっすね、展望は。わかんないっす。連敗しちゃったし。グチグチ言える……なんだろう勝ったらいろんなこと言いたかったんです負けちゃったし、言える立場じゃないので、何もないっす。終わりが、というか、見えないっすね、先が。ファンのみんなも「このままじゃ武田は潰れるとか思ってる方もいると思うし、僕自身も思ってるんでそれは。それを改善するために海外に行くのか……わかんないですけど。何もないっす。