12月9日(木)都内にて、Yogibo presents RIZIN.33の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
会見には榊原信行CEOと、大晦日への参戦が決定した矢地祐介、斎藤裕、朝倉未来、浜崎朱加、伊澤星花、萩原京平、鈴木博昭、武田光司、“ブラックパンサー”ベイノア、シビサイ頌真、関根“シュレック”秀樹の計11名のファイターが登壇した。
サトシvs.矢地のライト級タイトルマッチ含む、全6カードを発表!
11名のファイターが着席すると、榊原CEOより追加対戦カードが発表された。
ライト級のカードとしてはタイトルマッチでホベルト・サトシ・ソウザvs.矢地祐介、ワンマッチで武田光司vs.“ブラックパンサー”ベイノアの2カード、9月に王者が入れ替わり混沌としているフェザー級からは斎藤裕vs.朝倉未来、萩原京平vs.鈴木博昭の2カードが、ヘビー級からはシビサイ頌真vs.関根“シュレック”秀樹の迫力あるカード、そして唯一女子の試合として浜崎朱加vs.伊澤星花のカードが組まれ、計6カードが読み上げられた。
王者サトシに“ブランニューヤッチくん”が再び挑む!「去年とは全く別人」
今回発表されたカードの中で、唯一タイトルマッチとなったのが、既に参戦が発表されていたホベルト・サトシ・ソウザと矢地祐介の一戦だ。
この2人は昨年8月のRIZIN.22で既に一度闘っており、その時はサトシが矢地に何もさせず1R TKO勝利。その後、サトシは今年3月に徳留一樹を、6月にはトフィック・ムサエフを下し、ライト級チャンピオンに輝いた。
一方の矢地はサトシ戦の敗北後、昨年8月に大原樹理に敗戦し2連敗。今年に入り練習環境・チームを新たに挑んだ今年6月の川名TENCHO雄生戦、続く9月の武田光司戦に勝利し、現在2連勝中だ。
矢地はマイクを持つと上記のことも踏まえ「このカードを聞いて賛否両論あると思う。外国人の来れない状況で決まったと思っているので、自分としても正直ラッキーだと思っている」と話し、「去年とは全く別人になっているので、僕自身もすごい楽しみ。期待してください。皆さん矢地祐介にちょっと夢を託して楽しみにしていてください」と続けた。
約1年4ヶ月振りの矢地のリベンジマッチ。“ブランニューヤッチくん”はサトシにリベンジを果たし、念願のベルトを腰に巻くことが出来るのか?!
朝倉未来、斎藤裕へのリベンジマッチは「一本勝ちで勝ちたい」
今年10月のRIZIN.31で牛久絢太郎に敗れ王座陥落となった斎藤裕と、同じく10月に開催されたRIZIN LANDMARK vol.1で萩原京平に勝利した朝倉未来の再戦が決定。
斎藤へのリベンジマッチを熱望していた朝倉は「斎藤選手とは1年越し、どちらも強くなっていて勝負論のある試合になる」と話した。記者から「自身で思い描く勝ち方は?」と問われると「一本勝ちで勝ちたい」と話した。
一度勝利している朝倉を迎え撃つ斎藤は「一年前にやっているが、今回全く違う展開になると個人的には思っている。世間に届くような試合にしたい」と話した。
女王・浜崎にジョシカクの超新星・伊澤がノンタイトルで挑む!
今年も大晦日に参戦する浜崎朱加は、DEEP JEWELSストロー級チャンピオンの伊澤星花を迎え撃つ。
浜崎は伊澤について「若手で凄く勢いのある強い選手」とし、「本当にワクワクしている。力の差を見せて、大晦日らしく一本かKOで勝ちたい」と話した。
対する今回RIZIN初参戦となる伊澤は「とても尊敬している浜崎選手と対戦することが出来てとても光栄。試合まで一生懸命頑張ります」と、試合に対しての意気込みを語った。
3ヶ月連続参戦の萩原京平、怪物狩りなるか?!
10月のRIZIN LANDMARK vol.1、11月のRIZIN TRIGGER 1stと、2ヶ月連続メインで試合を行った萩原京平が大晦日にも連続参戦!今回の相手はホベルト・サトシ・ソウザ、クレベル・コイケ等の練習の指導も行っている『怪物くん』こと鈴木博昭だ。
萩原はマイクで「大晦日は怪物狩りして、最高の年明けを迎えたい。またキックボクサーにMMAの厳しさを教えて上げようと思う」と話した。
対する鈴木は「若手絶賛売出し中の萩原選手と組んで下さってありがとうございます!頭から喰ってやろうと思います!」と怪物くんらしいコメントを残した。
真の黒さ対決?!武田vs.ベイノアのレスリング極真対決!
ライト級からは武田光司と“ブラックパンサー”ベイノアという、レスリングvs.極真空手のカードが組まれた。
武田はベイノアに対し「正直お笑いはそんなに面白くないが、凄く面白い試合をする選手。ベイノア選手と面白い試合をして会場を盛り上げたい」と話した。
対するベイノアは「念願だった大晦日に出場することは出来、非常に嬉しく思う。光司さんと最高の一番熱い試合をしたい」と、念願だった大晦日参戦について熱い思いを語った。
互いに相手の印象を聞かれると、ベイノアは「何よりも気持ちが強い。あと“黒さは強さ”と(武田が)言っていたが、自分もそこでは負けるつもりはない」と話した。これに対して武田は「同じく気持ちが強い選手である意味僕と噛み合うのでは。“黒さは強さ”に関しては僕個人の問題なので、そこはあまり関係ない」と応えた。
大迫力のヘビー級対決!シビサイvs.シュレック「とにかく夢だった」
今回発表されたカードの中で最も体重の重いヘビー級のカードとしてシビサイ頌真と関根“シュレック”秀樹の一戦が組まれた。
大晦日参戦が夢だったと話す関根は「自分の出来ることを思い切り全部、悔いなく出して、勝って叫びたい」とコメント。
対するシビサイは「大晦日の試合が決まりまして本当に嬉しい。関根選手は僕が格闘技を始めた10代の頃から知っている選手。僕も関根選手と闘うのが夢でした」と話した。
これで先に発表されたバンタム級GPの3カードと併せ、現在までに9つのカードが決定した。残りのカードは近日中に発表予定と榊原CEOは明かした。
いよいよ近づいてきた大晦日。今後の選手たちの動向からも目が離せない!今後の追加情報もお見逃しなく!