2021年もYogiboが冠スポンサーに決定!「広告を超えたものを初めて経験した」
まず榊原CEOから昨年に引き続き、2021年もYogiboがRIZINのバックアップを行うことが説明され、壇上には株式会社ウェブシャーク 代表取締役社長 CEOの木村誠司氏が登壇。
拍手で迎えられた木村氏へ、榊原CEOから「何でそんなにRIZINを応援してくれるんですか?」と質問が及ぶと木村氏は「ヤッチくん(矢地祐介)のYouTubeから始まったところがあって、そこから格闘技面白い、RIZIN面白いとなった。そこで、ひょんなことから榊原さんと食事する機会があって、そこから凄いスピード感で(スポンサードが)決まった」と答えた。
また木村氏は「昨年、初めてこのような大きなイベントのスポンサーをさせてもらったが、最初はリングの中央にロゴがあり露出度が増える、というビジネス的な側面で見ていた。しかしRIZINファンの皆さんからTwitterなどを経由して『RIZINを助けてくれてありがとう!』といった声をたくさんもらって、我々企業が広告としてお金を出すというものを超えたものを初めて経験した。これは僕にとってとても貴重な経験だった。もちろん広告効果としても選手やファンの皆さんのおかげで拡散されて、こちらこそありがとうございますという感じです」と話した。
榊原CEOはこれに対し、今年一年ファンの期待に応えられるようにしたいと話した。
浜崎朱加vs.浅倉カンナの女子スーパーアトム級タイトルマッチが決定!計10カードを発表!
続いて榊原CEOより、3月に開催されるRIZIN.27の決定カードが発表された。今回、徳留一樹、宮本和志、堀江圭功、田丸匠など、計8名の選手がRIZIN初参戦を果たす。
決定カードは、昨年に続き盛り上がりを見せるフェザー級のマッチとしてクレベル・コイケvs.摩嶋一整、堀江圭功vs.関鉄矢の2カードの他、ライト級ではホベルト・サトシ・ソウザvs.徳留一樹、武田光司vs.久米鷹介の2カードなど、注目のカードが並んだ。ヘビー級のスダリオ剛も昨年大晦日に続き連続参戦を果たす。
そして今回、昨年大晦日に王座奪還を果たした浜崎朱加と現在4連勝中の浅倉カンナの、女子スーパーアトム級タイトルマッチが行われることも発表された。
調印式では浜崎、浅倉、両名が調印書へサインし、最後に榊原CEOがサインをした。
浜崎「アトム級世界一は私だと試合で見せる」浅倉「自分だけは絶対に勝てると思っている」
選手からそれぞれ意気込みが語られた。現在、RIZIN4連勝中で約2年振りに浜崎との再戦となる浅倉カンナは「浜崎さんが持っているベルトにこうして挑戦させていただけることを、本当に嬉しく思っている。皆さんがどう思っているかわからないが、自分だけは絶対に勝てると思っている。今回しっかりこのチャンスをものにしてベルトを巻いて、女子の格闘技を自分が一番に引っ張っていけるように頑張って行きたい」と力強くコメントした。
これを受け現王者の浜崎朱加は「榊原さんもおっしゃっていたように『アトム級世界一は私だ』と言うことをしっかり試合で見てもらいたい」と、自身が世界一の王者である事を証明すると語った。
ライト級2カードが決定!サトシの相手は徳留、武田vs.久米の王者対決も!
人類最激戦区と称されるライト級ライト級からは2カードが決定!
20年8月以来の出場となるホベルト・サトシ・ソウザは、ONE Championshipで活躍してきた徳留一樹と対戦する。サトシは「本当はこの試合はちょっとやりたくない。でも、しょうがない。私はRIZINのベルトを獲りたい。だから誰が来ても試合をします」とコメントすると、対する徳留は「QUINTETではサトシとチームを組んで一緒に闘った仲だが、MMAでリングに上がればそれは違う話。しっかり今までやってきた技術を全部出して、いい試合をしたい」と意気込みを語った。
また昨年9月のRIZIN.24では互いに強豪を下した現DEEP王者の武田光司と、現キング・オブ・パンクラシストの久米鷹介の対戦も決定した!久米は「自分ももうキャリアの集大成。強い選手と闘うためにRIZINに来た。DEEPの現役王者の武田選手と闘わせていただけるということで、パンクラスの王者として、しっかり強さを発揮できる」と試合への意気込みを話した。
対する武田は、「パンクラス王者とDEEP王者で闘うので、DEEP王者のほうが強いぞということを証明したい」と語った。
フェザー級から2カードが決定!クレベル「摩嶋選手と良い試合をしたい」
昨年11月に初の王者が決定したフェザー級。その王座を狙うファイター達が集まりだしたこの階級からは2カードが決定!昨年大晦日の初参戦で衝撃的な一本勝ちで強さを見せつけたクレベル・コイケは、Rebel FC第3代王者の摩嶋一整と対戦。クレベルは「絶対に摩嶋選手と良い試合をしたい」と語った。
フェザー級のもう1カードは、昨年8月のRIZIN.22にTKO勝利を挙げた関鉄矢と、RIZIN初参戦の元UFCファイター・堀江圭功の一戦だ。堀江は「まずは目の前の敵、そして目の前に立ちはだかる敵たちを、これから一人ひとりぶっ倒します!」と力強くコメント。
対する関は「ストライカー同士の対決なので、殴って殴られてまた殴って、単純明快で面白い試合をします」と試合への意気込みを語った。
初参戦の田丸、山本もコメント!田丸「自分がどんだけできるか試しに来ました」
今回初参戦となる田丸匠は渡部修斗と対戦。田丸は「今、RIZINが国内で一番バンタム級が強くて、その中で自分もどんだけ出来るのかというのを試しに来ました」と、バンタム級戦線で自身の実力を試したいとコメント。対する渡部は「僕みたいな雑草でも必死になって努力すれば、天才を超えられるという所を見せたい」と話した。
またフライ級のカードとして村元友太郎、山本聖悟が決定。ROAD FCから逆輸入ファイターとして今回、RIZIN初参戦を果たす山本聖悟は「アンニョンハセヨ!(村元が)僕に勝てると言っていたようなので、しっかり当日はぶっ倒してやろうと思います」と宣戦布告。
対する村元は「RIZIN最速の階級、瞬き厳禁で、是非ライブで応援して下さい」とコメントした。
2021年の新たな取り組みについて発表!LENDEX、17Liveの取り組みも!
記者会見で榊原CEOからは2021年の取り組みについても話がされた。2021年の目標として以下の5つの目標とその詳細について話がされた。
- グランプリ
- YouTube
- 海外
- ビッグイベント(ビッグマッチ)
- 新機軸
前回の会見の際にも話していた、秋頃開催予定のでフェザー級グランプリの他に、バンタム級のグランプリ構想も明らかにした。今春に各地域でのラウンドを経て現王者・堀口恭司へチャレンジするというものだ。
またYouTubeについては昨年末のRIZIN関連の動画の総再生数から事業としてのポテンシャルがあると話した。今後、戦略的にYouTubeでの収益を上げる取り組みにもチャレンジするという。
海外への事業展開、ビッグイベント、新機軸については、今後の格闘技業界全体の活性化に向けて努力を行うというものだった。
また新しく今年からライブ配信サービス「17Live」と年間のタイアップを行うことも発表された。RIZINガールをキャスティングしたコンテンツやRIZINの裏側を配信するなど、若年層へのアプローチを積極的に行うというものだ。
そして2019年より行っている「RIZINソーシャルレンディング」について、新たに第4弾を2月後半に予定していることも発表された。
RIZINソーシャルレンディングは貸付型のクラウドファンディングで、参加するには事前に口座を開設する必要がある。詳細は後日発表される予定だが、気になる方は事前に口座を開設しておこう!
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対戦カード、2021年の今後の計画についてなど内容盛りだくさんだった今回の会見。3月の名古屋大会以降もRIZINの新たな取り組みから目が離せない!今後の追加発表もお見逃しなく!