ーーチャーリーさんっ!前回の「教えてチャーリー!」で聞けなかった他の試合の振り返りが聞きたくて待ちきれなかったので、早速また来ちゃいましたーー!!
お疲れ様です。雷美さん、今回はハイペースですね。。今日は何の試合を振り返りに来たんですか?
ーー今日はですね~、2月の浜松大会の振り返りを聞いてからずーーっと気になっていた、井上直樹選手の試合を振り返って欲しいんです~!
ほぅ、井上選手の試合ですか、良いですよ。
第6試合 井上直樹 vs. 渡部修斗を振り返る
ーー井上選手は〜試合の時のキリッとした表情と、インタビューの時のやんわ〜りした表情のギャップがすっごーいんですよ!もう、キュンでぇすッ!!って感じで、すごくファンになっちゃいました!
はぁ…そうなんですね…。僕にはよく分からないですが。。あぁそういえば、井上選手も渡部修斗選手もどっちも草食男子っぽいですよね。二人とも『弟にしたい格闘家ランキング』があったら上位に食い込みそうですよね。
ーー弟にしたい格闘家かぁ~♪たしかに!井上選手は弟になって欲しいかも……って、ちょっと、チャーリーさんっ!!それって井上選手と渡部選手が私より若く見えるってことですかーッ?!雷美は年齢公表してないんで、そういう事言わないでくださーーい!!(怒)
…は、はぁ。なんだかすみません…。
さて本題ですが、渡部修斗選手は今回レスリングシューズを履いていたんのですが、この時点でもう渡部選手がやりたいことは決まっているんです。当然、井上選手も予想通りといった感じでしょう。
渡部修斗のレスリングシューズが表す意味とは?!
ーーそうそう!私とっても気になってたんですよ~!渡部選手がシューズ履いてることっ!!
渡部選手がレスリングシューズを履いているということは、打撃をする気がないんですよ。さて、雷美さん。それを踏まえて問題なんですが、「打撃をしない」ということは渡部選手は何をしようとしているのでしょうか?
ーーむむっ?!今回は問題形式なんですね~!えーっと「打撃をしない」ということは……ん~~、寝技ですかぁ??
そうです。じゃあ、自分から寝技をするためには、何をしなければならないでしょうか?
ーーんん~~~~…タ、タックル…??
そう、正解です!
ーーふぅ~~~!良かったぁ~~!!渡部選手はタックルして寝技で勝負するためにレスリングシューズを履いていたんですね!!
そうです。井上選手もそれが分かっていて、そういう試合になるだろうと思っていたんです。だから渡部選手への反応が凄く速い。なので、そういう視点でちょっと試合を見てみてください。
ーーわかりましたっ!!ああーーーっと!開始早々、渡部選手はいきなり飛び膝を出してきましたね~!不発だったようですが、そのまま井上選手の足首を掴みましたよ!!
渡部選手はとても低いタックルをするんですよ。相手の足首を取りに行くようなタックルをして、足首からどんどん上に這い上がるスタイル。すごくネチッこい、すごくしつこいんですよ。
井上直樹の徹底した低空タックル対策!
ーーひゃーーー!渡部選手は井上選手の足首を掴んで全っ然離しませんね~!!
このネチッこいのに対して、井上選手は渡部選手の身体を上げさせないために相手の頭を押しているんです。ほら、前にRIZIN.19でハム・ソヒ選手が山本美憂選手の頭を抑えていたという話しをしたの、覚えてますか?
ーー……あーーっ!思い出しました!ハム・ソヒ選手が山本選手のタックルを跳び箱みたいに頭を抑えていたヤツですね~!!
そうそう、それです。最初に言いましたが、井上選手は相手のすることが分かっているので反応が速い、だからタックルを見切っていたんです。一方の渡部選手はタックルしたらドライブと言ってこの姿勢のまま前へ進むんですけど、前に出るしかないないんです。ロープ際、コーナーに行くまで頭を下げた状態でドライブするしかないんです。
ーーなるほど~!!おっと、井上選手の身体がリングからだいぶ出てしまいましたね。
そうそう、この後一旦ブレイクするんですが、再開する時の渡部選手を見てみてください。
ーーえ??再開する時の渡部選手ですか??
そうです。渡部選手はこの時、もうタックルのことしか考えていないんですよ。打撃をやるつもりはないので。井上選手的には渡部選手の打撃は怖くないんですよね。打撃をやる気のない人の打撃は驚異ではないので。その後に来るであろうテイクダウン、タックルに対応すれば良いだけなんです。
ーーほぉ~~!そう言われて見ると、たしかに井上選手は渡部選手の打撃に全然動じてないですね~!
そしてほら、渡部選手はすぐタックルに来ましたね。井上選手は相手がタックルに来たら頭を押して突き放す。そして相手の頭が上がったらアッパーを出す。このアッパーも練習していたんでしょうね。
ーーひゃあ~~!!このアッパーもヒットはしていませんが、この体制で当たったらとんでもない事になりそう…。
さて、渡部選手は低い体制で井上選手をコーナーに寄せてきましたね。ここから井上選手がチョークを極めるまでの流れは、ちょっと速いのでゆっくり見ていきましょうか。