2020年8月10日(祝・月)に行われたRIZIN.23 - CALLING OVER - のメインイベント、朝倉海と扇久保博正のRIZINバンタム級タイトルマッチの一戦は、朝倉海が1Rに扇久保へグラウンドキックを決め、TKOで見事勝利し、RIZINバンタム級新王者に輝いた!
昨年末のRIZIN.20では、マネル・ケイプに敗れタイトル獲得を逃したが、マネルのベルト返上により再びタイトルマッチのチャンスを得ることが出来た海。今回のタイトルマッチについて試合前に「今回負けたら終わりだと思っている」と語っていた海は、前回の敗戦から自分の弱い所を見つめ直し、練習内容も変え今回の闘いへ挑んでいた。
試合ではその練習の甲斐あってか、終始、扇久保を追い詰め、パウンド、サッカーボールキックと繋げレフェリーストップにより1R TKO勝利。見事、RIZINバンタム級新チャンピオンに輝いた!
海「みんなが見たいカードは堀口選手と僕のカードだと思う」
試合に勝利しバンタム級のベルト巻いた海は「みなさんお待たせしました!」と、昨年末取り逃したベルトをようやく自身に巻くことが出来たことを会場のファンへ伝えた。また「みんなが見たいカードは堀口選手と僕のカードだと思うので、実現させてください!」と、初代RIZINバンタム級王者の堀口恭司との再戦を要求した。
元谷「KO勝ちは予想してなかった」
今大会のセミメインで勝利した同階級の元谷友貴は、インタビュールームで海が新王者に輝いた瞬間を迎え、マスコミからこの結果は予想していたかと質問されると、「KO勝ちは予想してなかった。堀口選手と扇久保選手をKOしているので打撃の力が強い」と答え、海の打撃の強さを改めて実感するように話した。
榊原CEO「恐らく大晦日になると思う」
全試合終了後のマスコミ向けのインタビューに登場した榊原CEOは、RIZIN.22 / RIZIN.23の総評について「海が強い」と一言、言い切った。
榊原CEO 総評は「海が強いな」と。試合が終わってから海と二人で話したが、マネル・ケイプとの敗戦が彼を本当に強くし、リングに戻ってきた、大晦日の負けから約7ヶ月、彼は言葉だけではなく、実行を伴って強さを取り戻しバネとなり、更に強い朝倉海になって戻ってきた。8月ということもあり、堀口との試合がフラッシュバックした。
そして朝倉海本人が希望している堀口恭司との再戦ついて、マスコミから質問が及ぶと「恐らく大晦日になると思う」と答えた。
榊原CEO 恐らく大晦日になると思うが、そこに向けて準備をして行こうと思うし、堀口にもこのメッセージを送ろうと思う。
RIZIN.22、RIZIN.23の2大会だけでも、バンタム級は4カード、全8選手が熱戦を繰り広げ、朝倉海を含む4名の選手が勝利し、その層の厚さを見せた。その他にも、RIZIN.22で解説を努めた石渡伸太郎や復帰戦が望まれる佐々木憂流迦など、今後はバンタム級の選手たちが新王者に輝いた海の首を狙う。
新王者に輝いた朝倉海を筆頭に、今後のバンタム級戦線から目が話せない!今後の選手たちの動きにも注目だ!