ルール
RIZIN キックボクシングトーナメントルール:3分3R/インターバル60秒 57.0kg
試合結果
1R 1分27秒 TKO(3ノックダウン)
試合内容
「天心が圧巻の優勝劇!そして世界最強トーナメントを提唱!!」
Cygames presents RIZIN KICK ワンナイトトーナメント決勝戦。1R、天心が右ローから左ストレート、左ヒザで一気にラッシュをかけると藤田が1回目のダウン。藤田はカウント9で立ち上がるが、
天心はさらにパンチとキックのラッシュ。左ヒザが顔面をとらえると藤田は2度目のダウン。そして最後は左ストレートが決まり、藤田が3度目のダウンを喫して天心が秒殺KO勝ちをおさめた。
天心は「ありがとうございます。ちょっと最後、いい勝ち方ができて1年間を締められてよかったです。めちゃくちゃ嬉しいですね。自分がやりたいことができたと思います。総合格闘技も最高ですが、キックボクシングも最高だということが見せられたと思います。どうですか?自分はどんどん調子を上げていくのでトーナメントが得意なんですね。今回もうまく戦えて優勝できてよかったです。
自分は世界最強を目指してるんで、キックボクシングで世界最強トーナメントをやってくれたらと思います。誰と見たいですか?(会場から「武尊!」の声が飛ぶ)この歓声が答えだと思うんで、来年是非やりましょう!来年、本当に突っ走るんで、最高を目指して頑張りたいと思います!」とマイクアピール。
試合後インタビュー:那須川天心
「RIZINの舞台でいい試合ができたんで『MMA見る人にもキックボクシングもいいかなと思ってもらえた』とは思います。」
――お疲れ様でした。今の気分は?
那須川 いやー、もう最高ですね。今日2試合を勝ったというのもありまして、1年をいいカタチで締められました。
――トーナメントの1試合目も2試合目も天心さんらしい勝ち方だったんですが、振り返っていかがですか?
那須川 (浜本”キャット”雄大との)1試合目は距離が思ったより遠くて、手こずったた部分はあるんですけど、アップからずっとやってた飛びヒザ蹴り。走って飛びヒザ蹴りでキメようと思ってたんで、それがバッチリと入ったんでよかったです。本当は1ラウンド目の最初から走っていこうと思ったんですが、ちょっと戸惑って。効かせてから行くことにしました。それがうまく入ってよかったです。
――(決勝戦の)藤田大和戦はどうでしたか?
那須川 (試合前の会見で)蹴り倒すとは言ってたんですけど、まぁ相手はパンチの選手なんでパンチで勝負しようと決めてたんで。前回、倒せなかったんで「怒りモードの那須川天心」が出たんじゃないですかね。
――完璧な1年だったと思うのですが
那須川 いや、完璧ではないのですが、本当に短かった1年でした。いろんなことがあって。『RIZIN』に出てから『KNOCK OUT』が始まって『覚醒』という本まで出させてもらって、あとどのくらい続くのか分かりませんが、来年はもっといい年にしたいなと思いますね。
――かねてよりRIZINでキックの試合をしたい。キックの素晴らしさを見せたいとのことで実現したトーナメントだということもありいつも以上に「殺気」というかプレッシャーを感じていたと思うのですが
那須川 『キックボクシング』イコール『那須川天心』となるように頑張っているので、RIZINの舞台でいい試合ができたんで『MMA見る人にもキックボクシングもいいかなと思ってもらえた』とは思います。
――次の展望は
那須川 ファンの皆さんが見たいカードをやるのが格闘家だと思うんで。頑張ります。
――(バンタム級トーナメントで)堀口恭司選手が優勝したんですが試合は見ましたか?
那須川 そうですね。「本当にすごいな」と思いましたね。レベルが違うなと思いました。はい。
――拳を交えてみたいと思いますか?
那須川 そうですね。いずれ試合が組まれればやってみたいですね。挑戦者としてチャレンジしてみたいです。
――それは、オープンフィンガーグローブで?
那須川 MMAだとすぐやられてしまうと思うので、最初はキックボクシングで(笑)
――今後、MMAはやらないのですか?
那須川 いや、オファーがあれば。去年は「多めに試合をしない」と言って9試合して、今年こそは間隔を空けて試合をしていこうと思ったのですが、今年も9試合したんで、たぶん来年も9試合くらいするんじゃないですかね(笑)やれと言われたらやるしかないんで。来年も突っ走りますよ。
――優勝賞金は何に使う予定ですか?
那須川 ジムのみんなで旅行にでも行きたいなと思います。あと、自分のジム『TEPPENジム』がオープンするんで経費に使いたいなと思います。
――那須川天心という名前が大きくなりサポートしてくれる人の人数が増えいて、そのことをどう感じ、さらに2年後3年後、これからどうなっていく予感がありますか?
那須川 本当にありがたいですね。歓声も毎試合毎試合大きくなってますし、応援してくれる方も増え、スポンサーの方もいて、そういう人達のために負けられませんし、僕を見たい人が増えれば、もっともっと格闘技人口が増えていくと思うのでそのためにも来年再来年と頑張り続けたいと思います。
試合後インタビュー:藤田大和
「僕は負けて終るような男じゃないんで。一年後なり二年後なりに、キックルールでやらしてもらえば僕はリベンジする自信があります。」
――― 大晦日のRIZINはどうでしたか?
藤田 とりあえず楽しかったです。それだけです。
――― 天心選手との2度目の対決がありましたが。
藤田 うーん、メチャクチャ悔しいです。やっぱりあの、ちょっとあの、一瞬のミスですね。悔しいです。
――― 天心選手のパンチは見えていましたか?
藤田 そうですね。うーん、まあ、見えていましたね。
――― 食らってしまって一発目にダウンした時、記憶はありましたか?
藤田 全然あります。パンチを出し切ればよかったんですけど、出し惜しんでいたところにまた貰っちゃった。
――― 前回MMAで戦って今回キックルールで戦ってみて違った印象はありますか?
藤田 一回、手の内は合わせていてお互い知り尽くした部分もあってそこでタイミングが合った時……。どうだろう、ちょっと説明が難しいですね。まあでも速かったです。
――― 悔しいのもあると思うんですけどもう一回戦いたいと思うか?
藤田 それはもちろんあります。やっぱりメチャメチャ悔しいんで。僕は負けて終るような男じゃないんで。一年後なり二年後なりに、キックルールでやらしてもらえば僕はリベンジする自信があります。
――― いろいろなボクサーの方と練習をしてきたでしょうが、その選手たちと天心選手の違いは?
藤田 一番の違いは、やっぱり速さがありますね。それは一番感じますね。
――― 一年後にキックルールでやったら勝てるとおっしゃいましたけどボクシングルールではやりたいと思いますか?
藤田 それはやりたいですね。ボクシングなら大丈夫です。