堀口恭司
メインでも一番最初の試合でも気持ちは変わらないんで。ただ、しっかり盛り上げる試合をしないとなっていう気持ちはあります
──調子はどうですか?
堀口 調子は最高ですね。あともうちょい2キロぐらい減量があるんですけど、今夜落として。絶好調です。
──精神面はどうですか?
堀口 気持ちはいつも通りなんで、試合感はまだ全然ないです。こっから徐々に上げていくっていう感じですね。試合の時もいつも緊張しないんで、いつも通りです。
──今回メインイベントということですけど、それでも変わらず?
堀口 メインでも一番最初の試合でも気持ちは変わらないんで。ただ、しっかり盛り上げる試合をしないとなっていう気持ちはあります。
──前回は判定で納得がいかないところもあると思うんですけど、今回はどういう決め方を考えていますか?
堀口 しっかりと得意の打撃でKO取ったり、寝技もATTで練習しているので、一本取る。決める試合をしたいですね。
──所選手は寝技が得意ですけど、対策は?
堀口 相手が得意なことには付き合わない。自分が得意なことをやろうと思っています。
──空手がベースですけど、そこを全面に活かした闘いをする感じですか?
堀口 そうですね。
──日本に帰ってきたのはいつですか?
堀口 試合の2週間前ですね。
──どういうトレーニングを?
堀口 空手の道場に行ったりですね。元々KRAZY BEEの選手が来てくれて、そこで寝技の練習もしていました。
──群馬に戻っていたんですね。
堀口 ベースは群馬です。栃木に空手をに行ったりして。
──実家で過ごして試合前に作ったという感じですか?
堀口 はい。
──所選手の試合前の99%……という発言に不満があると。
堀口 レジェンドじゃないですか? レジェンドがそういうこと言っちゃダメだと思います。自分が挑戦するぐらいじゃないと。相手がどうだろうと自分が挑戦するつもりでいきます。
──所選手は一発技がありますけど、そういう対策も?
堀口 向こうの得意技をしっかり潰すっていうことをやっているんで。向こうのペースにしないという練習をしてきました。
──セコンドは?
堀口 マイク・ブラウンとピケット。あとは謎のマネージャーという。マネージャーはいざという時に(笑)。
──こっちで練習しているとアメリカで練習しているより施設の充実度は下がってしまうと思うんですけど、逆にそういう環境で練習したことによって得るものとか変化はありましたか?
堀口 自分はこっちの空手を学んでいたんで。アメリカに空手がないんで、そこの調整を自分は2週間前に来てしていました。
──イケてるなっていう感じですか?
堀口 こういう感覚だったなとかそういう気付きはありますよね。
──空手っぽいムーブが増える可能性は?
堀口 そうですね。増えるし、空手だけでは勝てないところがあるので、他のトレーニングも混ぜてやっています。
──空手がオリンピック種目になりましたけど、どういうお気持ちですか?
堀口 うれしいですよね。寸止め空手は弱いって言われていて、注目が集まってうれしいですよ。ただ、自分がいない時にそれかよみたいな(笑)。
石橋佳大
きっちり勝って修斗のチャンピオンは強いんだぞってことを見せます
──現在のコンディションはどうですか?
石橋 ごくごくいつも通りです。
──精神面ではどうですか?
石橋 いつもよりもちょっと緊張してるかなっていうところはありますね。まあまだ最後の水抜き前なのでリラックスできてます。
──いつもとは違う舞台だからというのもありますか?
石橋 そうですね。緊張もありますし、興奮もありますね。イメージができないんですよ。さいたまスーパーアリーナの凄い演出とか。後楽園も凄くいいとこですが、また違いますよね。気持ちは高ぶっています。
──対戦相手の対策は?
石橋 そうですね。チームのみんなが考えてやってくれたんで、あとは試合はそのままやるっていうイメージです。
──どんな試合を見せたいですか?
石橋 残念ながら僕はそこまで注目されてないかじなので(笑)。でもいつも通りの激しい試合をしたら見てくれると思うので。
──フィニッシュは?
石橋 首絞めて勝ってるのが多いのでそのカタチまで行けば絶対に極める自信がありますし、パンチでも決める自信があります。
──緊張があるとおっしゃっていましたけど緊張は得意なほうですか?
石橋 緊張は苦手です。あんまり緊張とうまく付き合えないといいますか。でも毎回試合前にリング上がったり、ケージ入ったりすると緊張はしなくなるので、今回もそうなればいいなと思います。
──どんな試合を見せますか?
石橋 1試合1試合、完全燃焼しきっていこうと思います。全然、省エネで行こうとかは思ってないですし、試合内容で見せていこうと思うので、石橋の試合がまた見たくなるっていう試合をします。相手が向かってきてくれたらたぶん僕のペースになるのでどんどん前に出てきてほしいですね。ひかれたらちょっと嫌ですね。
──今回は修斗を背負って出るわけですか?
石橋 先週も修斗の会場に行ったんですけど、関係者とか選手たちからも声をかけられて修斗のチャンピオンとして出る以上は絶対にそこは付いてくるので、修斗のチャンピオンって弱いんじゃんって思われたらいままで闘ってきた選手たちも弱いと思われるので、きっちり勝って修斗のチャンピオンは強いんだぞってことを見せます。
山本美憂
やっぱり緊張がありますね。ここで勝たなきゃっていうのと、どんどん築き上げていったものを試すのが楽しみです
──沖縄からいつこちらに?
山本 さっき(笑)。
──ギリギリまで沖縄で練習してたんですか?
山本 そうですね。
──体調は?
山本 体調はいいです。ケガもないし。
──沖縄ではボクシングをKIDさんとかとも一緒に練習されていたんですか?
山本 ボクシングもやっていたんですけど、今回はムエタイのコーチもタイから来てたし、ブラジルから柔術のコーチも来てたし、バランス良くできてました。
──沖縄にKrazy Beeもできました。
山本 そこでやってました。そこの所属になったので。
──対戦相手のビデオを見たりはしたましたか?
山本 見ました。最初、5年ぐらい前は立ち技が強いんですけど、最近の試合を見ると組んで首投げで寝技にもっていくシーンが多いんで。最近の試合を見ると引き込むのでどっちなんだろうって。でも、どっちで来ても大丈夫なように。
──今回の試合は特に時間をかけた部分はどこですか?
山本 詰めの甘さというか、寝技にしてもディフェンスだけでもできるようにしたり。慣れないところがあったんですけど、そういうミスがないようにしっかりとディフェンスを。対戦相手は私がテイクダウンして上になるっていうのを想定して、下からの攻撃を練習していると思うんで。
──まだ勝ち星がないですが、お気持ちは?
山本 やっぱり緊張がありますね。ここで勝たなきゃっていうのと、どんどん築き上げていったものを試すのが楽しみです。
──アーセン選手が勝ちましたけど、どんなお気持ちですか?
山本 凄くうれしかったです。レスリングの時はいろんな国に行ったから、そういうのが懐かしかったというか、私も行く予定だったんですけど、行けなくて、ライブで見てたんですけど、良かったなって。今度は一緒に行けたらいいなって。
──今回の試合は10月のトーナメントへの査定試合とも言われていますが。
山本 そうですね。10月にトーナメントがありますけど、まずは目の前の試合に勝つのみなんで。
──RIZINでは女子の注目度が上がっているんですが、そこらへん意識されていますか?
山本 そうですね。どんどん女子が盛り上がる中でみんなに負けないようにいい試合を見せたいですね。
──緊張感と楽しみはどちらが強いですか?
山本 その時の気持ち。今は早く終わってくれないかなって(笑)。でも、一日一日どんどん近づいているから、いろんな選手と会って気持ちは高ぶっていますね。
テオドラス・オークストリス
観客が総立ちになるような試合を見せます
──コンディションは?
テオドラス 凄くいいです。
──去年の9月にRIZINに出場してその時は敗戦してしまいました。今回はどんな気持ちで出場しますか?
テオドラス 負けたにもかかわらずまたRIZINに出場することができて嬉しく感じています。今回は勝つためにすべてを出し切りたいと思います。私たちは第1試合なのでいい試合を見せるということが凄く大事になっていきます。準備はしっかりできています。
──対戦相手にはどんな印象をお持ちですか?
テオドラス 彼は若くて強くてとてもいいファイターだと思いますが私のほうが勝っていると思います。それはRIZINの舞台で見れば分かることでしょう。相手がどんなトレーニングをしているかわからないので特別に彼の対策はしてない。
──どんな試合を見せたいですか?
テオドラス 観客が総立ちになるような試合を見せます。
北岡悟
だから返りが大きいのも俺だし、負けた時に失うものが大きいのも俺だしね。賭け方が違うから
──コンディションは?
北岡 2日前のコンディションです。
──いつも通りですか?
北岡 そうです。より良いと思います。
──今回がRIZINが2回目の出場ということですが改めてどうでしょうか?
北岡 緊張というか気が張る部分はありますね。まあ楽しみな部分はありますが、お気楽キャラじゃないんで。ナメてないというか。いろんな感情があります。時間によっても変わるし。分によっても秒によってもかわります。
──前回、RIZINに出場して激闘を制しましたが北岡選手の存在感を改めて示しましたね。
北岡 結果的に激しい試合になったんだけどね。でもRIZINのリングは特別というか。ステージは高いと思いましたね。勝ったからこそ、それを感じられたと思いますね。
──以前、北岡選手は「格闘技は夢と夢の潰しあい」だとおっしゃっていましたが、矢地選手もそれに共感していました。
北岡 ああ、なんか「勝ったほうが総取り」みたいなこと言ってましたね。でも賭け方が違うから。ベッドの仕方が俺と対戦相手じゃ違うからね。だから返りが大きいのも俺だし、負けた時に失うものが大きいのも俺だしね。
──積み上げ方もキャリアも違いますね。
北岡 うん。別に今日始まったわけじゃないので。そういうスタイルでやってきたのは。こうして生きてきました。「これが僕です」って感じですね。大事なことは変わらないし、ブレないから大丈夫です。
──髪型は?
北岡 脱色して一部分だけ赤を入れてみました。ちょっとやってみたくて。
──今回は色が一段といいですね。
北岡 ああ、ありがとうございます。でもちょっと日サロの限界を感じてて(笑)。全然クロくならないので日光浴、天サロを利用して、ジムの近所の公園で寝たりとかしようかなと思ってます。
──凄い筋肉がSNSでアップされてましたね。
北岡 ああ、はい。俺が背中のアップしたら相手も上げてきたじゃないですか? 別に俺は彼の動きを追ってるわけじゃないんです。インスタの検索機能を使うと勝手に彼の写真ばっかり上がってくるんですよ(笑)。でも腹筋の時は一瞬目を疑って「あれ、誰だろ? このボディビルダー?」って思ったら相手で(笑)。「うわ」って思いました。それで俺も日サロ終わりにインスタにあげました。くだらない話……(笑)。