フランチェスコ・ギリオッティ

「ハイキックで倒したいですね。とにかくアグレッシブにいきたいと思います」

──現在のコンディションは?

ギリオッティ ちょっと昨日は時差が強く出ていたんですけど、コンディションとしては今は万全です。

──対戦相手の天心選手の印象はどうですか?

ギリオッティ 彼は凄く素晴らしいファイターだと思います。若いし、スピードはあるし、強いパンチとキックを持っているのでいい試合をできると思います。彼と試合ができることをうれしく思います。

──前回のRIZINの試合は観ましたか?

ギリオッティ 前回の天心選手の試合はいい試合でした。MMAも上手なので私ともいい試合になると思います。

──どんな展開で倒したいと思いますか?

ギリオッティ ムエタイのプロのファイターなのでそういうところでアグレッシブに攻撃しようと思っています。ヒザを使って倒したいですね。

──向こうはKOか一本を狙ってくると思います。

ギリオッティ ウフフ。ならば、こっちはハイキックで倒したいですね。とにかくアグレッシブにいきたいと思います。

──グラウンドスキルはどうなんですか? 天心選手はスタンドで勝負を挑んでくると思いますけど。

ギリオッティ おそらくそうだろうと思います。

石井慧

「今回、ミルコ・クロコップ選手がヘッドコーチでついてくれて、つっききりでやってくれました。今年はこの試合に勝って、リベンジの年にしたいなと思います」

──現在のコンディションはどうですか?

石井 昨日までに一番のコンディションを作れたと自分では思っています。

──今回はトレーニングはどうされたんですか?

石井 今回ミルコ・クロコップ選手がヘッドコーチでついてくれて、つっききりでやってくれました。

──場所はどこでやったんですか?

石井 クロアチアのミルコ選手のジムです。

──どのぐらいいたんですか?

石井 2カ月間ぐらいですかね。

──打撃中心の練習ですか?

石井 いえ、総合格闘技というか僕の長所を活かすというか伸ばす練習をしていました。

──RIZINの出場は2015年の年末以来なんですけど、どうですか? なぜ今回出場を決断されたんですか?

石井 出ようと思った理由ですか? 僕から是非ヒース・ヒーリング選手とやらせてもらいたいと言って、こういうチャンスをいただいたので感謝しています。

──これまではランペイジとかと試合をしたりしてましたけど、RIZINは観てたんですか?

石井 RIZINにかぎらず総合格闘技の試合は観てました。

──精神的にも充実していますか?

石井 去年はいろいろ噛み合わない部分があったんですけど、試合やってないのでわかんないですけど、充実して自信があります。

──ヒーリング選手の印象はどうですか?

石井 印象というのは僕が昔PRIDE観ていた時から好きな選手の1人だし、試合ができるのは幸せなことだし光栄だと思います。力を出しきって闘いたいと思います。

──今後もRIZINに限らずどこでもやる?

石井 はい。

──ミルコ選手とのトレーニングは石井さんの希望ですか?

石井 そうです。僕のほうからお願いしました。

──お願いした理由は?

石井 僕が2回闘って、2回とも負けて、その前まで8連勝で来て、凄い自信があって調子がいいのに勝てなかったところがあったので、今回RIZINのトーナメントで優勝されて、凄く興味があったんですね。どんな練習しているのかとか、技術的な面でも、そこは貪欲に学ぶという意味で行きました。

──実際に行ってみて他と違う部分は感じました?

石井 ミルコ選手のチームが凄くしっかりしているというか、素晴らしいチームでやってて、トレーニングも計画を立ててやっているっていうのが印象的でした。

──長所を伸ばす練習ということですけど、元の柔道の技術とかになるんですかね?

石井 それを活かせる技術っていうか、グラウンドや柔道の技術は自信があって、それを活かせる技術というかそこまで持っていく技術をやりました。

──そこを強化する?

石井 自分が強いところに持っていく技術。

──打撃のミルコ選手にかぎらず、向こうにはいろんなジャンルの選手がいる感じですか?

石井 そうですね。本当に総合格闘技のコーチだったり。

──ミルコ選手からアドバイスで印象に残っていることは?

石井 まず練習と栄養と休養、この3つがちゃんとなってないと、どれか一つ欠けても一流にはなれないとか、チャンピオンになるにはチャンピオンの練習をしなければいけないとか毎日教えてもらって、凄く充実したキャンプでした。

──セコンドはミルコ選手のセコンドがつくんですか?

石井 はい。ミルコ選手のセコンドがそのまま。

──何人ですか?

石井 2人。

──精神が噛み合わないと言われてましたけど連敗が続いているということで久々に日本で試合ということですけど、この試合の位置づけはどうなりますか?

石井 本当に勝たなきゃダメだし、結果を残さないとダメだし、結果に飢えている分、試合が怖いというのもありますし、非常に今回いい状態で来られたので試合が楽しみです。

──ここから巻き返していく?

石井 今年はこの試合に勝って、リベンジの年にしたいなと思います。

──具体的には誰になりますか?

石井 去年3人に負けましたけど、その3人にリベンジできればと思っています。

矢地祐介

「今回は言い方悪いけど“喧嘩”。日米大喧嘩的に僕は思っていますね」

──試合近いですが、コンディションはどうですか?

矢地 絶好調(笑)。僕は常に絶好調なんで。

──次は2戦目ですけど、どうですか?

矢地 2戦目というよりは相手がしっかりと強い選手なんで、そこが楽しみです。

──インタビューを読むとナメてんじゃないかっていうことでしたけど。

矢地 それはちょっと思っちゃいましたね。腹タルンタルンだなって(笑)。

──研究はバッチリしたってかんじですか?

矢地 RIZINの試合はしっかり見ましたね。イメージはできてます。

──勝ちにこだわりますか? それとも魅せる試合をやろうと思っていますか?

矢地 いやもう楽しく。まずデカい大会なんで、もちろん勝ちたいのは勝ちたいですけど、そこは一回忘れて、お客さんに喜んでもらって、RIZINの人に矢地いいなって思われるような試合をしたいですね。まず自分が楽しめる試合をしたいですね。

──前回すぐに試合が終わっちゃいましたけど、今回も最初から飛ばして。

矢地 飛ばしていくつもりです。前回のテーマは祭りだったんですよ。今回は言い方悪いけど喧嘩。格闘技でもスポーツでもなくて喧嘩。日米大喧嘩的に僕は思っていますね。

──なぜ喧嘩なんですか?

矢地 俺が何を求められているのかって言ったら、打撃での試合だろうし、何やったら喜んでもらえるのかって考えたら打撃でやったほうがいいんじゃないかって思いました。

──今大会には山本家がいないですけど、クレイジー・ビーを背負ってやりますか?

矢地 そうですね。ボスの顔に泥を塗れないっていうか、クレイジー・ビーは強いジムでいないといけないと思うんで、しっかり看板背負って闘いたいと思います。

──KIDさんは来るんですか?

矢地 来てもらえると思うんですけど、まだちょっと聞いてないですね。

──試合は接近戦になりそうですか?

矢地 僕は距離を詰めていこうと思っているんで、接近戦になると思います。相手が距離を大事にしてくるタイプなんで詰めながら。アホみたいに殴りにいってもしょうがないんで、そこはうまくやろうと思っていますけど。

──テレビで放送されるというのもありますし、なるべく映ってほしいという部分もテーマを喧嘩にした理由ですか?

矢地 それはあるんですけど、最近というかフェザー時代ですけど、最後のほうはやっぱり当時はUFCを凄い目指してたし、ベルトを取ったんですけど、あと一歩で固くなっちゃって。せっかく好きで格闘技やってんのに、試合は発表会じゃないですか? なのに自分が楽しめてなくて。ライトにしたら元気いっぱい動けるし、結果もついてきたんで、こっちのほうがいいのかなって。固くやるより結果もついてきたんで、こっちでやろうかなって。それで最近ガンガン攻めたいなと思いますね。

──でも、その闘い方はリスクもありますよね。

矢地 リスク背負わないといい試合はできないし。KOされる覚悟ないとKOできないと思うし、そういう感じで捉えてますね。リスク背負って派手に勝ちたい。なんかことわざあります? 肉を切らせて骨を断つ的な? 僕は本当に格闘技はスポーツじゃないと思っているんで。

アミール・アリアックバリ

「日本も大好きなのでこのRIZINに残りたいと思っているし、今回の試合で勝って、次はRIZINのベルトを目指したいと思います」

──コンディションはどうですか?

アリアックバリ おかげさまで良くなってますし、ケガもないし、前回よりも完璧な状態で臨めます。

──前回ミルコ・クロコップ選手に負けてしまいましたけど、振り返るとどのような大会でした?

アリアックバリ ミルコとの試合では疲れもあったし、ヒザをケガしていて医者に注射を打ってもらったので力が出なかったので、今回はその試合の経験もあるので完璧な状態で臨めます。

──ヒザは完治しているんですか?

アリアックバリ 完治しました。

──今回は対戦相手に対してどのような印象をお持ちですか?

アリアックバリ とても良い試合になると思います。彼は経験があるので、その試合を楽しみたいと思うし、皆さまにも是非期待してほしいと思います。

──今回もまたRIZINに上がるわけですけど、今後の目標はありますか?

アリアックバリ RIZINはもちろん好きだし、日本も大好きなのでこのRIZINに残りたいと思っているし、今回の試合で勝って、次はRIZINのベルトを目指したいと思います。

──またミルコ選手とやりたいですか?

アリアックバリ 彼は引退されたとお聞きしたので、また復帰されるんであれば一番最初に彼と試合をしたいと思っています。

堀口恭司

「おもしろい試合になるんで、しっかり楽しんでください」

──コンディションはどうですか?

堀口 コンディションはバッチリですね。あと体重も3キロぐらい。

──体重は問題ない?

堀口 そうですね。

──今回RIZINは初参戦ですけど、UFCを経験してきましたけど、どういう感じですか?

堀口 いつも海外で試合やって、帰ってくるのも休憩で帰ってくるので、試合感がまったくないっていうか(笑)。俺試合するのって。

──試合感がないっていのはいつもと違う緊張感があるっていうことですか?

堀口 それもないですね。アメリカでも緊張しないんで、会場に行って集中してやろうという感じなんで。

──今回はいつ日本に帰ってこられたんですか?

堀口 2週間前ですね。

──どうやって過ごしたんですか?

堀口 体重コントロールと自分のベースの空手の練習をしてきました。

──空手の師匠から言葉はありましたか?

堀口 べつに団体変わっても変わらなくてもやることは同じなんで、「しっかり自分の動きをやれよ」って言われました。

──元谷選手の印象はいかがですか?

堀口 寝技が強い選手だなと思います。しっかりKOで勝ちたいなと。

──KOを狙いにいくと。

堀口 そうですね。それはしっかり狙いにいきます。

──おもしろい試合を期待しているファンも多いです。

堀口 見ていればおもしろい試合になるんで、しっかり楽しんでください。

──RIZINだとルール、試合場が違う環境になりますけど、それの対策は?

堀口 コーチと話合って、そういう用の練習してきたので問題ないですね。

──アメリカでの試合ではレスリングが成長している部分があったんですけど、進化の手応えはありますか?

堀口 練習でやっていることを試合でも出していきたいなと思って。自分のなかでは毎日やっていることなので成長はわからないんですけど、ファンの方を見ればわかると思います。

──改めて日本のファンの方に自分のどういうところを見てほしいですか?

堀口 自分の得意な打撃をしっかり見てほしいなって。

──釣りしました?

堀口 しました。帰ってきて時差取りながら2日目ぐらいに行きました。いつも行く釣り堀に行って。ルアーでできるところなですけど(笑)。

──そこはリラックスする場所ですか?

堀口 そうですね。普通にリラックスできるんで、試合が終わったらずっと通うと思います(笑)。毎日のように。

──RIZINのプロモーションで空手着を着たビデオがありましたけど、どう思いましたか?

堀口 MMAでいつも裸でグローブをハメていたので、コスプレ感があって嫌だなと思いました(笑)。

──元谷選手についての技術はどう思いますか? そして、日本のファンもこの試合が組まれたことに驚いたと思うんですけど、どう思われますか?

堀口 自分もこういうRIZINというデカい舞台で闘えることをうれしく思っているし、元谷選手は強い選手なんで、しっかりとKOで勝たないとダメだなと思っています。

──UFCで試合していた時はファンが日本のMMAファイターだということで受け入れていたと思うんですけど、日本に帰ってきてファンが寄ってきたりすることはどう思いますか?

堀口 うれしく思っているんですけど、テレビの煽りでは自分がガイジン選手、敵みたいな感じで言われていたので、なんかちげえよなって思っていましたね(笑)。

──元谷選手が日本のMMAを背負ってっていう。

堀口 そんな感じでテレビを観ていたら、いや俺も日本人だって(笑)。

──日本代表みたいな感じですよね。

堀口 俺が最初の日本代表なんだけどなって。それを証明しちゃおうかなと思ってます(笑)。

──ファンの皆さんにメッセージを。

堀口 4月16日、おもしろい試合になると思うんで、是非横浜に試合を見に来てください。よろしくお願いします。