[RIZIN 女子MMAルール:
5分3R / インターバル60秒(49.0kg契約)]
スペシャルワンマッチ。
1R、前に出てくるウィンは左右のストレートで牽制。美憂もローで応戦すると両足タックルであっさりとテイクダウンに成功する。上からパウンドを当てていく美憂だが、攻め手に欠き、ここは膠着ブレイク。スタンドで右ストレートを決めた美憂は、またも両足タックルでテイクダウン。トップポジションからパウンドを落としていくが、ウィンは下から左腕を入れて右ひじを極めるとこれで美憂の左ひじが伸びきり、レフェリーが試合を止めてウィンが勝利を収めた。
マイクを持ったウィンは「コンニチワー! アケマシテオメデトウゴザイマス! 日本のみなさん、ありがとうございました。チームに感謝と、そして対戦相手の美憂選手、必ずテイクダウンに来ると思ってました。勝つことができて嬉しかったです。サンキューベリマッチ!」と喜びを爆発させた。
山本美憂のコメント
──試合の感想をお願いします。
美憂 悔しいだけですね。2連敗。今回こそは勝とうと思ったので、2連敗は悔しいです。
──テイクダウンは何回か取れていたと思うんですけど、コントロールされてしまったという感じですか?
美憂 今回もテイクダウンしてから相手にプレッシャーをかけるようにしてたんですけど、そこでちゃんと次は取られないように対処すればいいんですけど、取られて。そこからすぐに対処すればいいんですけど、ここからアームバーに来る危機感を持たないままだったんで。セコンドの声も聞こえたんですけど、まだまだ寝技とかの対処の仕方ですね。
──またMMAをさらにドンドンやっていきたいですか?
美憂 自分にとってまだ2戦目なので、これで自分自身を評価したくないので。やっぱり前回よりも自分で気持ちも落ち着いていたし、相手もよく見えていたし、苦手だった立ち技も自信がついたじゃないですけど、闘っていて平気で落ち着いけていたので。タックルも前回はちょっと来たのをカウンターというよりも焦って入ったような感じだったんですけど、今回は自分で好きな時に入れたので。
──今回、打撃で成長の度合いを見せられたと思うんですけど、ご自身の手応えと、それから今回の相手はKOTCのチャンピオンでしたけど、もっとキャリア積み上げられるような相手のほうがいいとかありますか?
美憂 打撃成長してました?(笑)。自分でもそう思っています。ずっと練習してきてよかったと思うし、皆さんにそう思ってもらえるのはうれしいです。相手ですけど、やっぱりチャンピオン、チャンピオンって来たほうがやりがいがあるし、強い選手とやれば成長する幅も広いと思うし、スピードも早いと思うので、強い相手を用意してくれるRIZINに感謝しているというか、よくわかってくれてるなと思うので、次もチャンピオンでも構いません。
──コムロックみたいなのは練習では想定していましたか?
美憂 練習ではこういうふうに手を抜いているので、そういうところも寝技も課題ですね。
アンディ・ウィンのコメント
──試合の感想をお願いします。
ウィン いい試合になったと思います。美憂さんも前回よりボクシングの腕を上げていて、かなり強くなっているだろうなという期待はしていました。
──テイクダウンを警戒しているとおっしゃっていましたけど、作戦通りでしたか?
ウィン 後ろ側から自分でガードできればと思っていたんですけど、その通りになりました。
──RIZINという舞台はどうでした?
ウィン (テンションが高くなって)すっごくよかったですね! (日本語で)ワタシハシアワセデス、ベリーハッピー!キャハハハハ!
──今後も日本でやりたいですか?
ウィン もちろん! ぜひ呼んでください!
──美憂選手のパウンドにオーバーフックからヒジを極めるあのパターンは練習を重ねていたんですか?
ウィン 三角絞めを極めようと考えていたんですけど、アームバーができる状態になっていたので、そのタイミングであのカタチが極められたんだと思います。