スウェーデンの海賊王子が再びRIZINに登場。「ザ・サンボマスター」ワレンティン・モルダフスキーと対戦する。日本デビュー戦でワジム・ネムコフを破ったアルブレックソンに、師匠ヒョードルがワレンティン・モルダフスキーを指名した形だ。無差別級トーナメント開幕戦、RIZINトーナメントルール5分2Rで行われる。

1R、モルダフスキーが左右のフックからアルブレックソンに組み付きに。そのままコーナーに押し込むとスタンドでアルブレックソンの足に膝蹴りを当てていくが、ここは膠着をしてレフェリーがブレイクをかける。モルダフスキーの左フックがヒット、アルブレックソンもカウンターで左右のフックを決めていく。モルダフスキーが再び胴タックルでアルブレックソンをテイクダウンするが、1R終了のゴング。

2R、開始早々からお互いが積極的に打撃勝負に出る。モルダフスキーがまたしても組み付きからテイクダウンを狙うが、これはアルブレックソンが許さず。だが、モルダフスキーのフックでアルブレックソンが尻餅をついてグラウンドへ。上になったモルダフスキーがパウンドを打っていく。立ち上がりに成功したアルブレックソンだが、両足タックルでふたたびテイクダウンさせるモルダフスキー。アルブレックソンが下からアームロックを取りに行くが、これは極まらずに試合終了。

判定3-0でモルダフスキーが勝利して一回戦を突破した。

ワレンティン・モルダフスキー コメント

──試合の感想をお願いします。

モルダフスキー 非常にうれしく思っております。前戦より大変だったんですけど、勝者になれてよかったです。

──今日のRIZINの雰囲気はどうでした?

モルダフスキー 非常にいい感じだと思います。気に入りました。皆さん責任持って対応してくれて、運営がハイレベルで素晴らしいと思いました。

──最後に12月の2nd ROUNDへの意気込みをお願いします。

モルダフスキー もちろん勝ちたいと思っております。もっとできるっていうところを見せたいと思っております。

カール・アルブレックソン コメント

──試合の感想をお願いします。

アブレックソン 試合が終わって振り返りますと、こうすれば良かったなと思ってしまうところですが、試合というのは負けたことからも学べるし、考える切っ掛けになるのでいいと思います。

──最後まで闘い抜きましたが、もうちょっと時間があればいけると思いましたか?

アブレックソン まあ、元々判定での勝ち負けは好きじゃないんですね。闘うのは死ぬまで闘うという意気込みでやっていますので、時間の制限がなかったら闘い続けたと思います。

──またRIZINで闘ってみたいと思いますか?

アブレックソン もちろんです。日本も大好きです。