キックの鉄人アンディ・サワーとMMAルールでの対戦が決まった長島☆自演乙☆雄一郎。「KO勝ちかKO負け。止まった時計の針を動かすのは自分」と、魅せる試合へのこだわりを語ってくれた。
――アンディ・サワー選手とMMAルールでの対戦となりましたが、心境は。
びっくりですよ。青天の霹靂というか、謎ですよね(笑)。立ち技と寝技のミックスルールになるかなと思ってたんですけど。しかも、相手がサワー選手ということでさらに驚きです。彼は本格的にMMAに転向すると聞いているんで、僕のことかませ犬だと思ってるんじゃないですか(笑)。こっちとしては、やれることだけやるという感じです。
――サワー選手にはどんな印象がありますか。
僕はPRIDE全盛期を見てきた世代ですからRIZINのリングに上がれることだけでもじゅうぶん光栄なんですけど、サワー選手のようなファイターと対戦できるということで、さらに光栄です。サワー選手といえば、パンチのコンビネーションとローキックかな。K-1 WORLD MAXのチャンピオンでしたし素晴らしいファイターなんで、過去には参考にすることもありました。
――RIZINでは、どんな試合を見せたいですか。
地上波の格闘技は、5年前の僕と青木戦で止まっているので、時計の針を再び動かすという役割を勝手に意識しています。だから、それに見合った試合をしたいですね。格闘技をプロでやるにあたって意識しているのは、いちばんはKO勝ち。その次はKO負けです。自分にとっていい悪いは別にして、もちろんいいほうに転びたいですけど、それよりも会場が湧くことが大事。そういう試合を見せたいんです。とにかく、いちばん「え!?」って言わせる試合にしたいです。
――入場パフォーマンスでコスプレする理由はなんですか。
アイデンティティーです。昔、引きこもりで家に一人でいたときにアニメに救われました。アニメがなかったら僕は潰れていたと思います。そんな自分を表現する方法がコスプレなんです。試合は二の次ですよ。長島が登場したら、まず入場見ろよ、コスプレ見ろよ、と。そこがいちばん盛り上がるようにします。というか、お前らで盛り上げてくれよ、という感じです。