このコーナーでは、RIZIN出場選手や関係者の方々に、今まで観た試合・参戦した試合でいちばんの転機となったものを一つ選び、それにまつわるエピソードを語っていただきます。

—ゴラン・レリッジ
RIZINトーナメント一回戦でワジム・ネムコフと対戦することになったゴラン・レリッジ。すべての格闘技のルーツを持つ日本でのトーナメント出場に喜ぶレリッジだが、そんな彼が格闘家になったきっかけもやはりPRIDEだった。

「印象的な試合を一つ挙げることは難しい。一つの試合がターニングポイントになったということはないからです。今まで観た試合のすべてが自分にとっての学びにつながっています。ただ、PRIDEでもっとも心動かされたのはノゲイラの試合。彼のスキル、テクニック、ハートのすべてに感銘を受けました」

—ワジム・ネムコフ
RIZINトーナメント一回戦、第四試合でゴラン・レリッジと対戦するロシアMMA ユニオンのワジム・ネムコフ。もっとも印象に残った試合として、昨年千葉県成田市で行われた2014 World SAMBO Championship Japan(世界サンボ選手権大会)でチャンピオンになった試合を挙げた。

「昨年のサンボの大会は、やはり自分が世界チャンピオンになった試合なので印象深いです。格闘家として大きな自信がついた試合といえます。チャンピオンになって、世界のサンボの選手たちに対する見方が変わりました。誰を相手にしても勝てるぞと思えるようになり、格闘家として成長できたと思います」