5月10日(日)GLION ARENA KOBEにて開催されたRIZIN.53の出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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RIZIN.53 試合後インタビューまとめ2

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松嶋こよみ「RIZINで作った借りはRIZINでしか返せない」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

松嶋 ただただ、情けないというのが今の気持ちです。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

松嶋 想像していたようなファイトスタイルだったし、それを超えてくるっていうところはなかったんですけど、やっぱり気持ちの面で、すごい必死に戦ってきたなっていうのが。ま、そこで僕が引いてしまったのが敗因かなという風に思ってます。

ーーカファロ選手に対してのプランはありましたか。またそれは遂行できたのか、できなかったのかを教えてください。

松嶋 そうですね。蹴りでの試合の組み立てをしようとしていたので、その辺に関してはやろうとしてたことはやれたかなっていう風に思ってるんですけど。まあちょっと距離感の問題だったりとかが試合中に出て、あんまりいいタイミングでの膝だったりとかを使えなかったのがちょっと心残りというか、そんな感じです。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

松嶋 RIZINで作った借りはRIZINでしか返せないと思うので、またチャンスが巡ってくるようにしっかり作り直していきたいなっていう風に思ってます。

ーー1ラウンドはかなり松嶋選手が攻め立てるシーンもあったと思います。フィニッシュしきれなかった、倒しきれなかったことをご自身としてはどういう理由があると考えていますか。

松嶋 そうですね。まあ、それこそ最初に取りに行ったフロントチョークもそうだし、ハイからの展開もそうですけど、フィニッシュしきれるだろうっていう風な感覚ではあったですけど。向こうの根性だったりとかに、取りきれなくて、ま、そこでちょっと僕が力を使ってしまったなっていうのが感じました。

ーー想定していたよりも相手に実力や対応力があったということですか。

松嶋 そうですね、まあその我慢強さだったりとか、負けられない気持ちがすごい向こうからも感じたし、もちろん自分も負けたくないっていう気持ちでやってたけど、それを上回ってこられたなっていうのが、感じたところです。

ーーRIZINファンに対して、自分の強さはもちろん、「こういうところを見せきれなかった」という悔しさはありますか?

松嶋 そうですね。もう“謎日本人”のままではあるので、このまま“謎日本人”のままで終わりたくはないなっていう風に思ってます。

ーーダメージがあるように見えませんが、またすぐ次に、という感じなのか、体制を作り直してからという感じなのか、いかがですか。

松嶋 うーん。でもそれはもう僕次第というよりオファー次第っていう感じで考えているところですかね。まあダメージはないですけど、もう一回ちゃんと作って、という風には思ってますし、そこも踏まえてちょっと考え直さなきゃいけないと思ってます。

ーー確実にボディや三日月蹴り、パンチも効いていたと思います。それが、もう一歩踏み込めなかったのか、入れられなかったのか。続けられなかったのは、どういった点からだと思いますか。

松嶋 そうですね、なんかもうウォーミングアップの時から「ちょっとパンチ、今日よろしくないな」っていう感覚があって自分の中で。で、蹴り主体で作ろうっていう話ではあったんですけど、ま、その中で、蹴りで止めきれなかったのがちょっとあったなって。お腹効いても前にズンズン来るのに対して止められる攻撃がちょっと足りなかったなっていうのは思ってます。まあ、ただパンチも見えてたし、その辺に関してはもっとうまく頭を使って試合を運べば良かったのにな、っていう後悔と……っていう感じですかね。

ーー最後ギロチンから、リバースブルドッグなのか、ブルドッグじゃないと思うんですけど、あの切り返しはちょっと読めなかったのでしょうか。

松嶋 そうですね。彼の得意なギロチンの形に対してこういう反応をしようっていう準備をしていたんですけど、まあなんか首っていうよりは、ネッククランク的な、ちょっと首が伸びている部分もあって、その用意はできてなかったのかなっていう感じです。

ライアン・カファロ「ここが私の家です」

カファロ (勝利者賞のトロフィーを握りしめて)これはもう絶対離しません(笑)。

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

カファロ 夢みたいです。

ーーフィニッシュについて、技の名前が分からないのですが、どういった技なのか教えてもらえますか。

カファロ まったく自分でも分かりません。ジムで練習したこともなければ、今までそれを極めたこともないので、本当にその瞬間にとっさに出た技で、非常にクレイジーな技だと思うんですけれども、ネットで見たら“ドラゴンスリーパー”だっていう風に、そういう声がありました。プロレスの技だったとは思います。

ーーすごい技だったと思います。アメイジングな技でした。

カファロ どうもありがとうございます。本当に SNSで自分がすごく煽って期待感を上げて、しっかりと期待に答えることができていれば嬉しいです。

ーーそのソーシャルメディアで、日本のファンは勝った瞬間に「カファロ勝った!」っていうようなポストをたくさんしていました。

カファロ 日本にたくさんのサポーター、たくさんのファンがいることを非常に嬉しく思いますし、試合前にもたくさん応援していただいたんですけれども、こうやって実際に試合をして、「自分がやるよ、楽しい試合を見せるよ」と言ってたことに対して、しっかり結果を出せたことがすごく嬉しいと思います。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

カファロ 自分が想定した全ての技術を持っている選手でした。本当にスキルだったり、その耐久力だったり、ディフェンスだったり、本当に危険な相手でした。そして自分としては、日本のスタイルの三日月蹴りを使う、あの蹴りを使える相手と戦うのが初めてだったので、そういった意味でもすごくそこに対して懸念はあったのですけれども、言ってしまえば思った通りの選手でした。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

カファロ ここが私の家です。本当にもう2度とアメリカでは戦いたくないという風に思っていて、日本で戦い続けて、日本でキャリアを終えたいと思いますし、その代わり、やっぱり本気で RIZIN のフェザー級タイトルを獲りに行きたい。本当にそう思っていますし、たくさん支えてくれるファンと共に、日本でやっていきたいなと思っています。

ーー試合後のマイクで、平本蓮選手の名前を叫んでいたようですが、その点をもう一度お伺いできますか。

カファロ そうですね。最初に「平本ちゃん」と言って、「ライアン・キム・カファロ対平本蓮、素晴らしい」という風に言ったつもりなんですけれども、伝わっていたかは分からないんですが、ただ本当にそういった意味で、平本選手の名前を出すことができてすごく嬉しいと思います。彼のことは嫌いです。

ーーそれは昨日 SNS で「蓮は完全にクズ野郎」という風に投稿されてましたけど、それは計量の時に皇治選手をキックしたシーンを見てそう思ったのでしょうか? 

カファロ その通りですね。本当に彼のその行いによって、セミがもしかしたらなくなってしまうという危険性を犯すような行為だったと思いますし、やっぱり後ろから蹴るっていうのは非常に卑怯な、小心者がやることだと思っています。どうせ蹴るならば正面から蹴って、少なくとも相手に分かるようにやるのが筋じゃないかなという風に思いますし、非常に幼稚で下品な行いだったという風に思います。自分としては、やっぱり須藤元気選手だったり佐藤ルミナ選手っていう選手を見て育って、そのマーシャルアーツ、武道っていう部分の素晴らしさを教えてもらって、自分も格闘家になっているわけなので、若い世代のちょっと突っ張った振る舞いはどうにも好きになれません。

ーー平本選手は9月に復帰しますが、その対戦相手として立候補するということでしょうか。 

カファロ 松嶋こよみ選手みたいな非常にレベルの高くて危険な相手に勝利した後に、とってもイージーファイトをマッチアップしてくれるのであれば喜んで受けたいなという風に思いますので。すごい軟球を投げてくれるのであれば、喜んで打ち返したいと思います。

ーー本当に試合前からずっと SNS で盛り上げたり日本で訪ねた場所の様子を発信したりとかされてましたけど、実際に来日されたのはいつなのですか。

カファロ 大会2週間前に入りたいという風にスケジュールしていたので、おそらく地元を4月28日に出て、月曜日か火曜日に日本に着いたと思います。

ーー先ほど「日本でキャリアを終えたい」とまでおっしゃってました。どんなところが日本の魅力だと感じてますか。

カファロ 平本選手に SNS で発言する前までは、日本のファンとは本当に素晴らしいやり取りだったり、反応もすごくポジティブな部分しかなかったんで、そういった選手に対してリスペクトを返してくれる部分に対して、すごく素晴らしいなっていう風に思います。やっぱりアメリカの SNS とかでは、自分はもう年老いた負け犬だったりとか、もうキャリア終盤で全く強くないとか、自分の妻にも発言をされたりとかですね。本当に SNS で実際に住所を見つけて殴り込みに行ってやろうかと思うぐらい、不快な思いをしてきたので。我々選手たちは、自分の命だったり健康っていう部分を顧みずに戦っている中で、本当に初めてようやく、自分たちのやっていることを評価してくれる人たちがいる国という意味で、日本にいてすごく新鮮な空気で、本当にここが居心地よくて、ここにいたいなという風に思いました。

ーー減量もあって、日本食を楽しんだりとか、なかなかできなかったと思いますも、試合が終わってこれが食べたいとか、ここに行ってみたいなどがあれば教えてください。

カファロ お好み焼きです。

ーー試合後「誰かと違って、本気で日本を愛している」といったことを英語で発言していて、ネット上で色々な反応がありました。

カファロ それはですね、“ある団体のボスの方”です。その団体の先日の大会でメインが終わった後に、主役が引退するにも関わらず、「自分はすごく日本を愛しています、日本愛しています」と、すごく偽物っぽく、ずっと嘘っぽいことを言っている人間がいたんですけれども、彼とは違って私は本当に日本を愛していますよ、という意味です。私にとっては、彼の「日本を愛してる」という発言が非常に軽く、嘘っぽく聞こえて、「私を助けてください」って言ってるように聞こえたんです。そういう人とは違って、本当に日本を愛しています、という意味で言いました。

梅野源治「積み上げるしかないんで、上に行くには」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

梅野 うーん……、なんか、何もできなかったなっていう。何もさせてもらえなかったなっていう。いや、俺弱かったな。っていうのは本当にもう素直な一言ですね。別に MMA を舐めてたわけじゃないし、対戦相手のダイキ選手を舐めてたわけでもないし。しっかり勝つ準備もしてきたんですけど。分かってたけど「やっぱ MMA 甘くねえな」っていう。それが本当、素直な感想です。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

梅野 やっぱりこうテクニックがすごかったなっていうか。本当に思うように動けないっていうか。何をしてくるかも分かっていたけど、全部なんかこう誘導させられて動かされたっていうか、最後の引き込むタイミングとかもすごいうまかったし、本当テクニシャンだったなっていう。はい。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

梅野 そうっすね、うーん。いやもう本当FIGHTER'S FLOWの選手や、上田代表からも言われてますけど、近道はないんで、もう積み上げるしかないんで、めちゃくちゃ悔しいすけど。でもやっぱり打撃の選手が時間もかかるっていうのはもう最初から始める時から言われてたんで、負けたからってここでもう無理だって諦めないで、必死に喰らいついて少しでも上に、RIZINでしっかり存在感示せるような、「あいつMMAちゃんとやってきたな」って認めさせることができるような試合を必ず見せるんで、それまで待っててほしいですね。

ーーファイターとしてのキャリアが長い梅野選手にとっても、これほど自分のやりたいことが何もできないまま終わった試合っていうのは、立ち技時代から振り返ってみてありましたか? 

梅野 それもさっきもずっと裏でこう、考えてたんですけど、やっぱりでもムエタイ時代も練習も試合も「何もさせてもらえないな」っていうのは今までたくさん経験してきて、辛いこともたくさんあったし。今回競技が違って MMA だったんで、ちょっと感覚は違いましたけど。でもやっぱ立ち技時代も本当あったんで、この悔しさとかを乗り越えて、本当に立ち技同様積み上げて上に行くしかないと思うんで、うん。そうっすね。この気持ちを忘れずにまたしっかり練習していかないとなっていう。

ーーあの展開も当然想定して、ジムで練習されていたと思います。本番では違う部分がありましたか。 

梅野 そうですね。やっぱりダイキ選手がそこまで前に来るっていうのはそこまで想定はしてなかったんですけど、でもやっぱりタックルは狙ってくるだろうし、絶対寝技の展開に誘導されるっていうのは分かってたんで、四つで組んだ時の対処とか、タックル来てもしっかり切れるようにっていう練習はやったんで。で、しっかり打撃で倒す、倒し切るっていう。そういう練習をしっかりやってきたんすけど、さっきダイキ選手ともお話しさせていただいたんですけど、やっぱり僕の打撃をすごい警戒して、ちゃんと梅野源治の対策をしてたっていう風に聞いたんで、向こうの方一枚も二枚も、もっとかな、上手だったなっていう。

ーー梅野選手に勝つにはあのやり方が、つまり打撃をもらうと危ないので、あれが最善策で、そこをさらに上回るためにもっと練習をしなくてはならないですか。

梅野 そうですね。やっぱりでも本当にああいう風に来るのは分かったし、練習でもしっかりやってたんですけど、やっぱり試合と練習は違うし、向こうは経験値がすごい高くて、やっぱすごいうまかった、で、なかなかやりたいこともやらせてもらえないっていう。やっぱ本当試合になると難しいっすよね。全然思うように動けないっていうか、やりたいことは何もやらしてもらえなかったなっていう。

ーー意欲は消えていない/気持ちは折れていないですか。

梅野 いや、全然もう折れてないです。もう本当にずっと言ってますけど、積み上げるしかないんで、上に行くには。本当に近道も絶対ないし、これはもう立ち技、ムエタイ時代の時からそうでしたし、人一倍練習やってきてムエタイのチャンピオンになれたんで、MMA の世界でもしっかりと、基礎からちゃんと積み上げて積み上げて。試合前のインタビューでも言ったんですけど、本当いいとこ取りをしないようにしたいなっていう。そのトップ選手にタックルだけ習うとか、柔術だけ習うとかして、なんかこう、いいとこ取りせずに、しっかりとアマチュア選手やプロになったばっかの選手たちと一緒に練習して、コツコツと積み上げて行った先に、やっぱり自分の持ってる武器、ストライキング、首相撲も肘もそうですけど、それは活きてくると思うんで、積み上げていくしかないですね。

ダイキ・ライトイヤー「一番下の子が誕生日やったんで、ええとこ見せれてよかった」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ダイキ 最高です。それしかないですね。最高です。

ーーちょうど平本丈選手がここでインタビューをしている時にダイキ選手の試合が終わりました「ダイキ選手、勝ったんだ!」というような声を上げられていました。

ダイキ 丈君がですか?最高ですね!

ーー一緒に練習していた仲間同士、勝って嬉しい気持ちですか。

ダイキ  はい、もちろんめちゃくちゃ嬉しいです。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

ダイキ すごく、正直、蹴りだったり肘だったりっていうのに恐怖があったんですけど、このレベルの選手の蹴りとか肘とかもらったことないんで、どんなんかなっていう恐怖心はあったんですけど。その攻撃をもらうことなく試合を進めることができて安心してます。

ーー地元神戸での一本勝ちで、歓声であったり、リングから見た景色は、いかがでしたか。

ダイキ いや、もうなんか、わかんないです。夢のような感じです。ほんまに久々の勝ちやったんで、もうその、勝てたことがほんまに嬉しいです。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ダイキ ちょっとマイクでも言わせてもらったんですけど、娘のダンスと一緒に入場するのが 現役中の目標のひとつでもあるんで、またそれが叶えられるように、ちょっとずつ頑張っていきます。

ーー試合時間自体はあまり長くなかったですが、ご自身としてはどうでしたか。 

ダイキ そうですね、長くなく、ほんまに無傷でパンチも蹴りももらうことなく終われたんで良かったです。

ーー三角絞めは、ダイキ選手の得意技なのですか。

ダイキ そうですね、三角、得意です。結構どこからでも入れるような意識はしてますね。

ーー短い時間の中で、先ほどおっしゃったような梅野選手の打撃の怖さを実際に感じる部分はありましたか。 

ダイキ 試合前はすごくありました。 試合始まるともう僕、その怖さもあったんで、自分から前に出な!と思ってあのパッと詰めたんでその恐怖心を感じる前に組めることができたんで良かったですけど、そうですね、試合中感じる前にあの展開に持っていけたんで、よかったです。

ーーでは完全に自分の理想通りに? 

ダイキ そうですね。下になってしまったのは全然理想じゃないんですけど、まあまあ、最終的に極めれたんで、よかったです。

ーー先ほど娘さんのお話もありましたが、お子さんは皆さんが今日も会場で応援を? 

ダイキ はい。もちろん、上の璃一(りいち)が「パパ、頑張れ!」という声がめっちゃ聞こえてました。 で、昨日一番下の子が誕生日やったんで、ええとこ見せれてよかったですね。

ーー息子さんが大好きな平本蓮選手の試合をこのあと一緒に見るのですか? 

ダイキ はい。そうですね。

ーーダイキ選手のスタイルを考えると梅野選手がずっとあの形でトップをキープするっていうのがちょっと分からなかったんですけど。あれそうさせたのか、あるいはずっとトップをキープしてる間に「しめしめ」と思ってたんでしょうか? 

ダイキ あ、「しめしめ」と思ってました。でも、立たさないようにもしてました。 だから立とうとしてきたら、まあまあその後の展開とかもちょっと考えつつ、腕は抜かせないようにっていう意識はしてましたね。

雑賀“ヤン坊”達也「やっぱり引いたら負けじゃないですか」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ヤン坊 いや、負けたなあ!って思うのと、あと、めちゃくちゃ楽しかったっすね。あの空間、あのヒリヒリ感。打ち合わずにいられませんでした。

ーーすごい打撃戦でしたが、ご自身の中では楽しかった、のほうが勝っていますか。

ヤン坊 そうっすね。負けたのになんかこんなにすっきりしているというか。悔しいですけどね。 なんか本当楽しくて「やったな!」っていう感じが。ま、でもやっぱ悔しいっすよ。

ーー衝撃的な倒れ方でしたが、その際の記憶はありますか? 

ヤン坊 多分アッパーに対しての左フックで見えてなくて倒れた時に「うわ、やばい、また左ハイか!」と思って、ちょっと去年の11 月の神戸の記憶が蘇みがえった瞬間に止まってたんで。ちょっとなんか、走馬灯のような感じで「やべっ!」と思ったら止まってました。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

ヤン坊 もう見ての通りもパンチのスペシャリストっすよね。めちゃめちゃ精度高かったし当ててくるポイントもすげえうまかったし、はい。楽しかったっす(笑)

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ヤン坊 また戻ってこれますかね?でも、宇佐美君とあんな打ち合うの、多分僕しかいないっすよ。みんな多分打ち合うっていう選択取らないと思うんで(笑)。ま、「仕事はしますよ!」っていう感じなんで、また呼んでくださいって感じですね。

ーー負けた後の試合とは思えないほど笑顔が見られ、さっぱりした感じですが、そこはやはり、パトリック選手と打ち合えた満足感が大きいのでしょうか。 

ヤン坊 どうなんですかね。なんかその「楽しかった」っていうのがやっぱ多分一番、前回11月ここで負けちゃった時は、何もできずに負けちゃってもう悔しくて涙が出るぐらい。「この先どうすんだ」「死にたい」まで言っちゃうとアレですけど、「死んじゃう」みたいなぐらい落ち込んでたんですけど。今回もうこんな感じっすね、なんかもう「やったな!」みたいな。「殴り合ったな!」みたいな。自分の持てるモン出して自分の一番強いとこで 負けたんで、なんかちょっとすっきりしてますね。 悔しいですけどね。こんなですけど(笑)。めちゃくちゃ悔しいっすよ。

ーー自分の強いところも出したということでしたが、打撃のスペシャリストのパトリック選手を相手に、本来試合に勝つためであれば打撃戦を避けるのが定石だと思いますが、そういうことは一切考えなかったのですか。

ヤン坊 いやもう作戦はもちろんありました。はい。打ち合うなんて作戦にはもう一切入っておりませんでした。はい。最初組んだじゃないですか。組んでたんですけど。組んだ時に……、まあ組みも入れてっていうのが作戦だったんですけど、距離取りながらっていう。一回目離れた時に……、なんかまあ、性格なんすよね、「違えな」と思って、こう、「引いたら負けだな」と思っちゃったんですよね。はい。そしたら負けちゃいました(笑)。

ーー組み合ってもしかしたら判定で勝っていたかもしれない選択肢よりも……、

ヤン坊 そうっすね、やっぱり引いたら負けじゃないですか。ハハ。やっぱ引けないすよね。はい。ま、そういう性格なんすよ。「負けられっか!」みたいな。自分もそこで勝負してるんではい。なんか試したくなっちゃったんじゃないですか。パンチのスペシャリストに。はい。

ーーそれでこういう結果になっても後悔はない、と。

ヤン坊 そうですね。僕が自分で選んだやったことなんで、はい。結構「なんで打ち合ったの?」っていう連絡は来てます(笑)。

ーー負けながらも満足感が得られるような試合ばかりとは限りません。それでもまだファイターとしての意欲は衰えませんか。

ヤン坊 燃え尽きてはないですね。 むしろ「次いつ?」みたいな感じです。8月行っちゃいますか?行きますよ。

ーー明日は職場に復帰ですか? 

ヤン坊 明日はまだ神戸にいるんで明後日から。

ーーまた仕事をやりながら練習を再開ですか。

ヤン坊 そうですね、また。ま、ちょっと休ませてください。今月いっぱい休もうかなと思ってるんで、そしたらまた次に向けてアピールしながら頑張っていきたいなと思ってます。

ーー息子さんとはまだお話はされていませんか。

ヤン坊 今、多分バイト中っすね。ハハハ。僕の試合の日にまさかのバイトのシフトを入れちゃってたみたいで。「行ってこい」って。「自分で入れちゃったんだから」って。ま、ネタバレしないように帰ってきて後でゆっくり見てね、って言ってあります。

宇佐美正パトリック「RIZINが最強っていうのを証明したい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

パトリック すっきりしました。

ーーすっきりしたのはもちろんやはりこう自分の綺麗なフィニッシュで終わって、ということですよね。

パトリック それもそうですしなんかまあ大会このなんですかね。 ま、判定とか1試合目とかもこう結構長く続いてこうなんすかね、だれてるような感じの空気もあったんで、その空気を変えられた。すごい良かったかなて思います、はい。

ーー試合後に、(この部屋で別の選手の)インタビュー中に、(後ろを通ったパトリック選手が)「パーティーだぜ!」みたいに叫んでいましたよね。

パトリック あ、そうです。僕、パトリックって言うじゃないですか。パーティーのPって。「パトリックのPはパーティーのP!」って言って、ふざけてました。すみません(笑)。

ーーそっち(名前の話)なんですね。 お誕生日だったから、 パーティーと言っているのかと思いました。

パトリック あ、それもあります。誕生日もあったから。この誕生日の日にね、もう何もしてなくても、減量、練習っていうのもあったんで、今日は普通に素直に誕生日を祝ってもらおうかなって思ってます。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

パトリック ほんまに渋いお父さんやなって感じですね。カッコええなって思いました。試合したからこそ分かることもあると思うんですけど、まあなんやろ、向き合って打ち合った時も、目はビビってなかったし、やっぱこう獲物を狩るようなすごい、いい目もしてましたし。でも僕もやっぱ譲れへん部分もあるし。でもカッコよかったですね。ヤン坊選手。

ーー先にインタビューをしたヤン坊選手は、宇佐美選手ほどのパンチャーと打ち合わないわけないでしょうというような、そんなのやらなきゃ男じゃないというぐらいでした。

パトリック やっぱ、そういうとこカッコいいですよね。はい。なんかもう試合終わってすぐメディカルチェックのところで会ったのですけれど、その時パッて喋った時もすごい気持ちいい人やなって。素直に思いました。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

パトリック いい勝ち方ができたと思うんで、ま、これを継続できるように頑張りたいと思います。

ーー戦前には、色々なプランもあったかと思います。作戦通り全てできたましたか。 

パトリック そうっすね。最初一発目ジャブ打った時に僕の打ち終わり狙ってきたんですけど、その後の戻りがすごい遅かったんで。パッて打ってた時に、「お、打ち終わり狙おう」と思って打ったら全部が当たってたんで、あ、もうこのまま多分いつか倒れると思いながらやってましたね。 だからそんな焦ることもなく自分のペースでできてたんかなって、今日は。

ーー半年前、この神戸の地で一本負けしました。悪いイメージは今日払拭されましたか。 

パトリック その時はその時で悔しいですけど、今日は今日で自分と向き合って自分の殻を破れたんじゃないかなって。みんなが見たかったものが見せれたんじゃないかなって思います。

ーー試合後のマイクで何かすごく怒りながら話されてるようでしたが。

パトリック はい。あの、なんやろ、あんま名前とか出さないですけど、ま、SNSで俺がいけなかったりとか、ま、色々あったりしたんですけど、グチグチ言ってるやつ多かったんで、逆に見返してやったわ、みたいな。「見たかコラ!」みたいに言って、リングの上で中指立てたりとかもしてましたけど。あんまり、格闘技もやってない奴がそんなに偉そうに文句言うなよっていう気持ちが ありましたね。

ーー試合前にもBreaking Downやってやるよと。その怒りですか。

パトリック はい。怒りっていうよりかは、アイツらは舐めてるんで。僕はこのRIZINっていう舞台を最強っていうか、RIZINが、なんて言うかな「最強」っていうのを、証明したいと思うんで、僕。それでなんですかね、そのアマチュアのぺーぺーの奴らが、なんて言うんかな、RIZINの戦手に勝てるとか、そんなん言ってんのは、俺からしたら気分悪いし、それやったらガチでやってる打撃のストライカーとか、「じゃあ俺とやれんのか」っていう感じですよね。ってなった時にXではみんなあんま(自分に)絡んでけへんかったから「可愛いな」って思いましたけど。ま、でも、これからね。なんか動きとかあればね、面白いと思うんすけどね。はい。

ーーそれはパトリック選手が向こうに出るということですか。

パトリック ま、あの、その話があればもう是非、全然。あの、(芦澤)竜誠君もやられてるんで。その敵を取りに行くようなイメージでも全然。ま、でも本当になんすかね、RIZINを舐められたくないていうのはあります。僕もやっぱここをずっと試合出させてもらってて、このRIZINっていうのが最強っていうのは証明したいと思うんではい。

ーーこの今大会のメインではその同じ階級のタイトルマッチが。どう見ていますか。

パトリック はい。いや、取らないといけないしょ、僕が。かき回して、かき回して、あ、パトリックじゃないとアカンなってみんなが思ってもらえるような試合をこれからしていきたいと思うし、ま、今日一回勝ったからって、みんながね、次に期待するかって言ったら分からんから。これから強い相手とやりながら、証明していきたいです。

RIZIN.53 試合結果一覧

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