4月12日(日)マリンメッセ福岡 A館にて開催された大和開発 presents RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKAの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
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ジェームズ・ギャラガー「完全に打ちのめされています、絶望している」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
ギャラガー 完全に打ちのめされています、非常に心苦しい、絶望しているというという感じです。自分は人生をMMAに捧げていますので、MMA以外にほとんど何もないくらいの状況なので、毎日この競技のために身を捧げて生きています。食べることも、呼吸することも、眠ることもすべてです。なので、試合して勝てずに終わることは本当に胸が張り裂ける思いです。とはいえ、やっぱりこれまで簡単に手に入ったものは一つもないし、今日のこの負けもまた、人生簡単ではないというような教訓として捉えているので、自分が成長しなければいけないことで、このまま突き進むしかないかなと考えています。今の状態の自分が、目標に向かって、つまりこのレベル、この世界の舞台、トップ団体で戦うために必要なレベルに足りていなかったので、それだけの実力を身につけて、そこへ到達しなければいけません。
ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。
ギャラガー 本当にいい選手だと思います。とても力が強かったです。その打撃であるとか一つひとつのことにはそんなに感じなかったけれども、グラップリングに関しては飛び抜けて強かった。自分は下の状態になったとき、緊急性というようなものが足りなかったことと、スペースを作ろうとした時も、彼はそれを詰めるのが非常に上手くて何もさせてくれず、攻防で秀でた技術があったと思います。自分がチョークを極めにいった時もかなり深く入っていたし、自分は世界トップレベルのグラップラーと肌を合わせてきてグラップリングに自信がありますが、普通はあそこから抜けられないし、そういう経験がありませんでした。それでも彼は根性と技術で抜け出しました。逆に自分が極められた時は抜けられなかった。それがこの試合であり、現実を受け止めています。
ーー初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。
ギャラガー 言葉では言い表せないほど素晴らしいです。本当に全てにおいて会場のセット、演出、ショー全体の運営の仕方や見せ方、リングアナウンサー、入場からケージに至るまで、すべてが最高でした。世界中の数々の団体の大きな大会で戦ってきましたが、全くもう比べ物にならないぐらいここまでのものは見たことがありません。とても高い期待値を持って来日しましたが、その予想をはるかに超えているくらい素晴らしいものでした。逆に、だからこそ勝てなかったのはイタいです。本当にファンからスタッフから本当に唯一無の存在だと思っていてそういう方々と一緒にやれることや、日本のファンの前で戦えたことも特別で光栄ですのでもう一回やり直して、また必ず戻っていきたいと思います。
ーー試合の中で自分の強さを発揮できた部分はどういうところですか。
ギャラガー チョークの場面では自分の強みを見せられたと思います。それを強みであるとか、全体としてどこで強さを出せたかは言いにくいです。むしろ今日どこで間違えたかは分かっていて、下になった時、自分がいかに不利かという部分を把握するような、そういう緊急性が足りなかったこと、フレームを作ってスペース、空間を作り、攻撃的、オフェンシブなグラップリングに繋げるべきだったのに、それができずに下にいるまま相手の有利なポジションを受け入れてしまったことです。もっとスタンドでもアグレッシブにいくべきでした。まあ、こういうことも起こるものですよね。
ーー初戦は負けてしまいましたが、日本のファンというのは、そこから立ち上がる姿で応援したくなる気持ちが大きいです。ここからまた勝ち上がっていく姿を日本のファンに見せたいという思いは持っていますか?
ギャラガー もちろんそう思っています。自分の人生でこれまで何もラクをして簡単に手に入れてきたことはなく、すべて努力で掴んできました。どんなに押し戻されても倒されても必ず立ち上がります。この地球上、この世界に自分を押さえつけ続けられるものなんて、自分が負けたままでいられるようなものは何ひとつないと思っています。実のところさっきまで、30分前くらいはそう思えなかったけど、今は一回振り返ってみて、冷静に考えたら、まちがいなく「またやるしかない」と思っています。ファイティングスピリットは壊れていないのにまた頑張ります。それに加えて、次に日本のファンに対して、どれだけ打ちのめされて心が折れても諦めずに立ち上がり、また上を目指す姿勢を見せたいです。それを見せるのが楽しみです。
ーー敗北後に申し訳ない質問かもしれませんが、RIZINとPFLとでクロスプロモーション的なことが始まっているなか、これまでギャラガー選手が戦ってきたPFLやBELLATORの選手と比べて今日の対戦相手の摩嶋選手が、PFLなどの舞台でどれくらい通用すると思いますか?
ギャラガー 世界レベルの選手だと思いますから、今日自分にやったようなことはおそらくできるんじゃないかと思いますし、自分もトップレレベルの選手だと思ってますので、その自分に何もさせなかったという点で全然通用すると思いますし、本当に、答え方が難しいけれど、自分のグラップリングは特別なものだという自負がありますので、その自分に何もさせてくれなかったっていう部分で、彼は特別な世界レベルの選手だと思います。
浜崎朱加「完敗って感じですね」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
浜崎 悔しいですね。こんなに何もできなかったのは初めてだったんで、完敗って感じですね。
ーー「何もできなかったのは初めて」ということですが、どんなところが今までのファイターと違うと感じましたか?
浜崎 フィジカルが強いっていうのは分かっていて、そこも警戒はしてたんですけど、やっぱりこう組力というか、抑え込む力もすごい強かったです。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
浜崎 まだ何も考えられないですね。ゆっくり考えます。
ーーたらればになってしまいますが、ここをこうすればよかった、ああすればよかったという場面はありますか?
浜崎 組まれないようにはしていたんですけど、結果組まれてしまったんで、そこは結果論になるんですけど、もっとこう遠い距離からやっとけばよかったなとは思います。
ーー実際戦ってみて、想像していたのとは結構違いましたか。
浜崎 うーん。まあ想像してた通りだったんですけど、思ったよりもMMAにアジャストしてきてるな、とは思いました。映像を見たときよりは。
ーー先ほどは「まだ先のこと考えられない」ということでしたが「再戦したい」であるとか、今そういった気持ちは?
浜崎 ナターシャ選手と?今はすぐにはないですね。
ーー試合に向けて色々と準備されてきたと思います。その中で出せたこと、自分なりに手応えをかんじたことは何かありましたか?
浜崎 そうですね。打撃もなんですけど、今までにしてこなかったようなこともたくさん練習してきたんで、それは多少は出せたと思います。
ーーキャリアがあることで、煽りVもそうですが、その締めくくり方が問われてくるかと思います。ご自身としては練習の日々から考えてるのか、試合終わった今、何か思うことはありますか。
浜崎 本当に今は考えられないというか。そこまでは考えてないです。何も考えれらないといったら、アレですけど(苦笑)。そこまでは。
ーー戦っていくことっていうのは続げていきたいですか。
浜崎 そうですね、とりあえずはちょっと休んで考えたいなっていうのはありますね。
ーー今回、大学で縁のある福岡という土地で、歓声はいかがでしたか。
浜崎 応援もたくさん来てくれたので、その方たちにはちょっとごめんって感じなんですけど、はい。歓声も聞こえたので、嬉しかったです。
ナターシャ・クジュティナ「私はチャンピオンになるために来ました」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
クジュティナ 勝つことができて嬉しいですし、フィニッシュできて嬉しいです。自分にとっては判定ではなくフィニッシュで勝つことは非常に大切なことで、なぜなら私はチャンピオンと戦うために来ているからです。ただ試合をするために来たわけではなく、チャンピオンになるために来ていて、それが大事だからです。
ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。
クジュティナ 浜崎選手のことをすごくリスペクトしています。今日はどちらかというと柔道の展開、柔道の技術で勝負したと思いますが、彼女はとても打撃も強くて、大変尊敬する選手ですけれども、自分としては負けるわけにいかないので。
ーー初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。
クジュティナ とてもよかったです。アメリカをはじめいろいろな国で戦ってきましたが、日本は私にとって特別な国です。ここで試合ができて嬉しいです。柔道家としては来たことがありますが、MMAファイターとしては今回が初めてで、違った印象があります。開会式であったり、関わっている方たち、ファンの皆さんの応援など違った空気があって、とても楽しくて嬉しかったですし、いい経験になりました。日本の観客が私を応援してくれてとても大切に感じていますし、リスペクトを感じますので、日本の人が大好きですし、とても素晴らしいショーです。ありがとうございます。とても感謝していて、嬉しいです。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
クジュティナ もう次はチャンピオンと戦いたいです。私はチャンピオンになるために来ました。
ーー先ほどちょうどそのRIZINのチャンピオンの伊澤星花選手がベルトを返上しました。
クジュティナ ちょうど今しがた、控室でそれを見ました。
ーー空位のベルトを狙いに行きますか。
クジュティナ はい、とにかく私はチャンピオンになりたいし、その資格はあると思います。
ーーキング・モーさんがコーチということですが、日本で戦うにあたり、浜崎戦やRIZINについてどんなことをトレーニングで教わりましたか?どんな作戦で臨みましたか?
クジュティナ 作戦というものはなくて、私は毎日のトレーニングでレスリング、柔道、打撃など様々な技術を練習していますので、全てを出すだけ。試合前に受けたアドバイスは、とにかくフィニッシュすること、そしてなるべく早くフィニッシュしなさいというものでした。
ーー最後にご自身の名前のコールを呼びかけられていましたが、キング・モーさんが選手時代に日本で自分の選手名をコール&レスポンスしていたことを受け継いものなのでしょうか。
クジュティナ はい。試合前、キング・モーに「勝ったらみんなに名前を覚えてもらうように(ああいうことをしなさい)」と言われました。彼もそうやって有名になったので、私も同じようにしました。チャンピオンになりたいと思ってますので。
ーー提案ですが、キング・モーの場合「キング!」「モー!」のコール&レスポンスなので「クー!」「ジャ!」のようなコール&レスポンスにしたら、もっと盛り上がるのでは?
クジュティナ かもね。そういうショーとしての部分も非常にこう楽しんでますので、いいと思います、検討しますね。
ーーほんの数分前までは伊澤選手と戦うことを想定していたと思いますが、伊澤選手から妊娠の発表があったことについての今の感想は?
クジュティナ 私には対戦相手は全く関係ありません。チャンピオンになりたいだけです相手が誰だろうが戦って私がチャンピオンになる。それだけです。
ーー所属ジムのATTにはサバテロ選手のベルトもあります。もう一本ジムにベルトのコレクションを増やしたいという気持ちもありますか?
クジュティナ ノー。私は自分の家にベルトを持って帰りたいと思ってます。
ーー今日の試合を(ATT同門の)堀口恭司選手は何と言うと思いますか?
クジュティナ まだ話していませんのでなんとも言えませんが、一緒に祝ってくれると思います。RIZINに参戦することを報告したとき、すごく喜んでくれて。彼はすごくいい人なんです。
ーーベルトの空位期間を短くするためにも、RIZINも早々にタイトルマッチを組むと思いますが次戦はいつ頃戦いたいですか。
クジュティナ もう本当に明日にでも戦いたいと思います、関係ないので。
ーーMMAで抑え込んでいると、大抵は退屈でブーイングを受けたりします。ただそれはユニファイドルールの話であって、今日、クジュティナ選手のすごく強い抑え込みに加えて、(ユニファイドルールでは許可されていない)ヒザがある(RIZINならこの状況で出すことができる)ことで、あの抑え込みがものすごくスリリングな展開を作るということが改めて見えました。ご自身として、このRIZINルールで戦うことで新境地を見出したようなことを、今日の試合で手応えとして感じることはできましたか?
クジュティナ 私はトレーニングを始めたときからMMAファイターとして様々なことができると感じていました。柔道をやってる時はやっぱり道衣を掴んでしか戦えなかったので逆にMMAになったときに「顔も殴っていいんですか」となって、それがすごく楽しかったんですけれども。今度は「顔に膝を当てでもいいんですか」となって、どんどんルールが解放されてることによって私はすごくそこに喜びと楽しみを見出しています。