11月6日(日)ドルフィンズアリーナにて開催されたANGEL CHAMPAGNE presents RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYAの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
カルリ・ギブレイン「12月、RIZINで闘う準備が出来ています!」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
ギブレイン 1ラウンド目でKOできました。準備万端でしたので疲れていませんでしたし、怪我もしませんでした。12月、RIZINで戦う準備ができています!
ーーRIZIN2戦目での初勝利は嬉しいですか?
ギブレイン もちろんとても嬉しいのですが、興奮しているような状態ではなくとても冷静です。もっと練習してこの階級のチャンピオンになりたいと思っています。
ーー今回の作戦やプランを教えていただけますか?
ギブレイン もちろんプランはありました。相手は相撲の選手でとても強い選手なので自分が速く攻撃してしまうとクロスやアッパーで反撃もあったと思うのでまずはしっかり彼の動きを見て、彼の動きを研究して、よけながら自分も攻撃していきました。
ーー対戦を終えて相手の印象は試合前と後で違うところはありましたか。
ギブレイン 印象は変わりました。最初はもうちょっとゆっくりで遅いと思っていたのですが意外と速くて、お兄さんとよく練習しているのだと思います。
ーー日本のファンにアマゾンのアクアマンの強さを見せられましたか。
ギブレイン そうですね。今回の試合を見ていただいていて、日本人の格闘家でも外国人の格闘家でも自分と打撃を打ち合えばどうなるかわかったと思います。自分はKOされませんので、打撃で自分と打ちあったら、倒れるのは向こうです。
ーーあまり速く攻めすぎると相手の反撃があるかもしれないという話でしたが、相手の強さや危険さを感じたのはどのような場面ですか。
ギブレイン 特に危険は感じませんでした。この試合に向けて彼のお兄さんの試合を分析しました。前足をよく蹴ってくる特徴があったので対策していました。自分はディフェンスが強いので、一発目蹴られても二発目は相手が痛がるだけです。
ーー相手はMMAではルーキーですが可能性を感じる部分がありましたか?
ギブレイン もちろん可能性は感じました。この階級はとても危険で、たとえば自分が一番初めにMMAの試合をしたのは2014年で相手は空手の世界チャンピオンだったのですが、自分がKOで勝ちました。ルーキーだからと言って見下すようなことはしてはいけません。この階級は一発入れば練習を始めたばかりの選手でも倒すことができる階級です。彼はまだあまり試合がなくデータがなかったので彼のお兄さんの映像を見て研究した、ということです。
ーーお兄さんの試合を研究したということですが、対戦したい思いもありますか?
ギブレイン 自分はプロなのでどんな相手とでも戦います。もしお兄さんとでも戦います。
ーー大晦日の試合も希望されていました。短い期間で試合が続く不安はありませんか。
ギブレイン 自分は準備万端、整っていますので、短い時間は問題ないです。この試合が終わって火曜日には練習に戻って続けますので、問題ありません。
ーーサッカーの優勝予想もブラジルですか?
ギブレイン 自分は特にサッカーファンではないけれどもユニフォームを着ているのはブラジルの大統領選があり自分の支持者ではなくなり汚職やそういう問題をみんなで乗り越えようという意味をこめて、ブラジルのシャツと国旗を掲げました。ブラジルに力を与えてください。
貴賢神「まだまだ腐らずもっと練習を積んでいきたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
貴賢神 悔しいです。
ーー対戦を終えて相手の印象は試合前と後で違うところはありましたか。
貴賢神 うーん、印象はそんなに変わらないんですけど、やっぱり、そうですね、これも経験なんですけど、日本人の選手の方々と違う打撃リズムだなと映像を見てても思ってたのですけどやっぱり試合をして感じるのは全くものが違うというのか、打撃のリズムもやりにくいなと感じました。
ーーそれは、ステップだったり、元々のリズム感なのでしょうか?
貴賢神 ステップっていうより、単純に上半身、肩まわりの力が強いタイプの選手なので、足の使い方っていうより手だけで出る打撃のリズムが読みにくい感じでした。
ーー 一番ダメージがあるのはどこですか?
貴賢神 痛いのは足ですね。自分で相手のカーフ蹴った足ですね。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望をお聞かせいただけますか。
貴賢神 まだまだ腐らず、もっともっと練習積んでいきたいと思います。
ーーどうしてもケージを背負って、回りながらの展開は、圧力が強かったのか、カウンター狙いだったのでしょうか。
貴賢神 圧力も強かったですけどもっと自分のイメージ的にはやりたいこととっていうのが回りながらでも相手が詰めてきたところを自分からもっと詰めていく展開をつくりたかったのですけど、そうですね、予想以上に途中から自分が蹴った足が痛くなったのもあって下がりすぎちゃったなというのがありました。
ーーそんななかで手応えがあった部分はどこですか?
貴賢神 手応えがあったところ…いやもう反省しかないですけど。そうですねえ……、あれだけ打撃強い選手と少しでも頑張って打ち合おうって思えた気持ちはよかったのかなーと思いますけど、負けたら何の意味もないですけど。こういう気持ちも今後もっと大事にしていきたいと思います。
ーー「不撓不屈」という親方の言葉をここで使った意味や思いをあらためて教えてください。
貴賢神 キャリアも実績も全てが自分より上の選手なので、そこにひるまず立ち向かうっていう意味でこの言葉を、今後もしばらくは使わせて頂こうと思っているのですけど。だから途中で相手のプレッシャーを試合中かけられているときにどうしてもセコンドの声が聞こえなくなっちゃって、そのときはやっぱりどうしても立ち向かわなきゃいけないと思う気持ちが、この「不撓不屈」という言葉が頭に浮かんで、その気持ちが前に出たので、そこだけは気持ちが死んでいなかったならいいかなってちょっと思っています。
ーー早い段階で組みに行くイメージは?
貴賢神 あったのですけど、やっぱり相手がそれを一番警戒していたので、前回シビサイ選手とギブレイン選手が戦ったときの距離感とは違ったのかなという感覚はありました。自分はタックルより、バックボーンが相撲なので、スタンドでの組みを相手は多分、結構警戒していたんだとは感じました。
ーーカーフを蹴って足を傷めたのは当たりどころが悪かったのでしょうか。
貴賢神 どうなんですかね、ちょっとあまり覚えていないのですけど、相手の顔を見て、わざわざ下を見て蹴らないので。相手の顔見ながら蹴るので、どこ蹴っていたのかもわかっていないですね。
ーーデビュー戦に続き、今回もケージでの試合となりサークリングで足が動くことが多くなります。ご自身はリングで戦ってみたいという思いはありますか?ケージを続けたいですか?
貴賢神 負けて言えることじゃないですけどゆくゆくは世界で戦っていけるようになりたいので、そうなると世界はケージがメインなのでその舞台で慣れておきたいので、2回ケージで戦わせてもらえて自分はすごく感謝しています。
ーーこの敗戦をバネにすぐに練習を再開したいですか。
貴賢神 再開したいのと、体がやっぱり、気持ちが前に出ても体が正直なところがあるので、そこは体との相談なのですけど、早く治ってもらいたいなとは思います。
ーーまだまだ心は折れていない?
貴賢神 そうですね。とは思っているのですけど、どっかでやっぱり、「このままやって勝てる日が来るのかなあ」なんて思ってしまうところもありますよね、正直なところ。ただここで諦めたら何のためにこの世界に来たのかなと思うところがあるのでそこだけは簡単に折れたくないという自分の意地というところで、もうちょっとというかまだまだ続けていきたいしもっともっと精進していきたいなと思います。
SARAMI「勝てた事を自信にして強い選手達と試合をしていきたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
SARAMI ホント勝ってよかったなって思ってます。
ーー1ラウンド早々にバッティングでカットした時の気持ちを教えていただけますか?
SARAMI 私的にはそんなに切れていると思っていなくて。「すごい血が出るなあ」と思ったくらいです。
ーーでは、ご自身はカットは気にせずに?
SARAMI はい。このカットで視野が狭くなったとか見えづらくなったということはなかったので、「すごい血が出るな」と思いながらやっていました
ーーこれによって試合が終わってしまうことや、続いてもここを狙われる心配などはありませんでしたか。
SARAMI 試合中に相手選手がカットしたところを当てているとは思って、嫌だなとは思ったのですけど、逆に3ラウンド目、最後テイクダウンに行く前、このカットを見るために止まった時にテイクダウンに行く絵が見えたのですごいよかったと思います。
ーー判定結果を聞いた時に感情が出ていたようですが、あの時の気持ちを教えてください。
SARAMI 今回も行けなくて「やっちゃったな」ってちょっと思ってたんですけど、こっちに3つ全部ついていたのですごい嬉しかったです。
ーー自信のないところがあったのでしょうか。
SARAMI そうですね、まあ絶対的な何かがあったわけではないので。最後テイクダウン取ったのもどう評価してくれているかわからなかったので、本当に勝ててよかったです。
ーーラーラ選手との身長差13cm、リーチは15cm差で戦っていかがでしたか。
SARAMI 私の攻撃は多分、結構入っていかないと当たらないし、ラーラ選手も私が入ってくるのをずっと狙っていて、そのせいで行くに行けないとなって思っていたけど、今までの反省も含めて焦っていってしまうと向こうの思うツボになってしまうとわかっていたので、あまり気にせずにいきました。フェイス・トゥ・フェイスでも大きいなと思ったのですがそれは気にしないことにしていました。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望をお聞かせいただけますか。
SARAMI 今後のことは考えていなかったのですが、今回勝てたということを自信にしてRIZINにいる強い選手たちと試合していきたいと思います。
ーー「行けなかった」という言葉がありましたが、行かなくてよかったのではないかと思いました。無理に自分から前に攻める必要はなく、ちゃんと前蹴りとかも決めていたので思い通りの試合かと思っていましたが。
SARAMI そうですね、イメージ的にはもっと打撃が当たるし、もっと攻めれるかなと思っていたのですけど、思った以上に距離があったので、ちょっと焦ったんですけど、まあ結果的にはよかったです。あと、打ち終わりに前蹴りなどが入っていけてるとは思っていたのでよかったとは思います。
ーー最後のラウンドのボディロックから小外で倒したシーンはブレイクがあったからやったのか、最初から残り少なくなったら最後はやろうと思っていたのか、どちらですか。
SARAMI カットのブレイクがあったから閃いたテイクダウンです。
ーー7針縫ったと聞きましたが、過去これほど、もしくはそれ以上ということはありましたか?
SARAMI カットしたのは初めてです。
ーーかなり焦りはあったのでは。
SARAMI いや本当に試合中は自分がこんなに切れていると気づいていなかったので焦りはなかったです。
ーーセコンドからはどんな指示がありましたか?
SARAMI カットしたことには何も言われなかったですけれど、後半は行かないとだよって「行けるから大丈夫」と言われて「行きます」と言ったんですけれど。
ーー今後の課題になりましたか?
SARAMI もうちょっと試合展開を自分で作っていけるようにしていきたいなとは思っています。
ーー最初はテイクダウンや寝技の展開は捨てていく感じでしたか?
SARAMI 相手選手がもっと寝技に来ると思っていたので最初は付き合わない、でもタイミングでテイクダウンを合わせる、そのタイミングで行くというのが最後、閃いてできたので良かったなと思います。
ーー最後にせめて行っている時に、RIZINの判定基準だったら行けるんじゃないかな、みたいな確信はありましたか?
SARAMI いや、なかったですね。
ーー全体として、ラーラ選手は自分が勝っていたと言っていました。そこまで完全に支配されている感覚はありましたか?
SARAMI 支配されてるイメージはなかったんですけど、向こうの攻撃のほうが当たっている印象は強いなと思ったので、最後行かないとと思ってちょっと焦りはありました。
ーー試合後、セコンドの北岡悟選手からは何か言葉はありましたか?
SARAMI 「やっぱり勝つと嬉しいねー」と喜んでいました。
ーー(北岡悟)ご本人も試合前のタイミングにセコンドについてくれたことには何か思うところはありますか。
SARAMI ずっとここ数年、北岡さんのところで作ってきたので、わざわざ名古屋まで来てくれて、勝って繋げられてよかったなと思います。
ラーラ・フォントーラ「自分では勝ったと思っています、この試合は。頭を上げて前に進むだけ」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
フォントーラ 嬉しく思っています。自分ではあの試合は勝ったと思っています。もう頭を上げて前に進むだけです。
ーーバッティングでSARAMI選手がカットした際に思っていたことを教えてください。
フォントーラ 自分はすべてのラウンドで支配していたと思いました。自分のほうが殴っていたし、彼女は最後の30秒できただけだったと思います。
ーー対戦を終えて相手の印象は試合前と後で違うところはありましたか。
フォントーラ 12月にはもうきたくないと思います。
ーーリングからケージでのやりにくさなどは感じましたか?
フォントーラ 前回の試合は負けを完全に認めますが、今回は自分は絶対に負けていません。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望をお聞かせいただけますか。
フォントーラ 頭を上げて、練習するのみです。