3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪で行われた湘南美容クリニック presents RIZIN.34の出場選手たちの試合後インタビューを公開!
アラン“ヒロ”ヤマニハ「7年前のリヴェンジができて本当に良かった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
ヤマニハ あー嬉しいね、本当に嬉しい。7年前のリヴェンジができたから、本当に良かったです。
ーー対戦相手の印象は7年前とは今回戦って違いましたか?
ヤマニハ 違いました、本当に違います。(私にとって)7年前の試合は本当に勉強になりました。だから、私がアップした!イメージは(低いところに手をかざして)子どもが、(手の位置を上げて)この辺=大人というように、大きくなった感じで、本当に良かったです。
ーー2Rめに腕を振っていたパフォーマンスは、リラックスしてやっていたのですか?
ヤマニハ スタンスのコントロールです。(それによって良い)パフォーマンスができる。あとは、メンタル(のコントロール)です。トップ選手はメンタルが大事ですから。
ーー決まり手はリアネイキッドチョークでしたが、キックやパウンドでもフィニッシュできたと思います。今回、柔術でフィニッシュしたかったのでしょうか?
ヤマニハ 柔術極めたほうがいいね、相手が柔術が上手だから柔術で極めて、気持ちが良かったです。
ーー勝利の後、弓で矢を射るようなポーズをとっていたのは?
ヤマニハ (会場内にいる)奥さんと娘(を指して)「どこ」(という意味でした)。(胸を押さえてハートを放つような感じで)2回。1回目は娘に、2回目は奥さん(に対して矢を射りました)。
ーー今後の展望を教えていただけますか?
ヤマニハ ベルトを獲ってチャンピオンになり、そして日本でレジェンドになりたい。私は、普通の選手じゃない。私の名前が日本のレジェンドとして刻まれるようになりたい。
ーー今日の試合は完封じゃなくて一本勝ちにこだわりがあったのですか?
ヤマニハ 一本の方がいいと思うし、たとえどこでもプランがあって、KOとかグランドパウンドのKOとか。でも寝技を極めるともっと気持ちいいです。
ーーバンタム級で次に戦いたい相手は?
ヤマニハ たくさんいますがベルトに一番近い戦いをしたいです。誰でもトップ選手、例えば、扇久保(博正選手)とは本当に(やりたい)。あとは井上(直樹選手)とか、瀧澤(謙太選手)とか、その3人と試合をしたいです。
ーー朝倉海選手はいかがですか?
ヤマニハ うんうん。朝倉海とはもう友達になったけれど、試合が決まったらしょうがないですね、戦います。友達としてリスペクトがありますが、試合は違います。
手塚基伸「打ちのめされたのでぐうの音も出ない」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
手塚 えーと、ぐうの音も出ないようにね、打ちのめされたので。清々しいというかね、「あー、強かったなー!」と思いましたね。
ーー7年半ぶりの再戦を終えて、相手の印象はその時と違いましたか?
手塚 あの試合もすぐ終わったから、その時の組みとかがどうのこうのっちゅうのはなかったですけど、対策立ててきたのもあるし、やっぱ身体が、今ままで戦ってきた選手ー、色々ね、UFCも行ったし、ROAD FCも行ったし、外国人選手と組んできたけど、それを凌駕するくらいフィジカルが強かったですね。
ーー1ラウンド目に複雑な体勢になっていて、あれは、ツイスターだったのでしょうか?
手塚 あれはね、色々仕掛けを練ってて、向こうに攻めさせて、ネルソンみたいな形になったんだけど、それを離してくれたら肩固めに行こうとセッティングはしていたんですけど、うん、なんかうまいこと向こうも対策やったし寝技もうまいから、うまいこといかなかったですね。
ーー今回RIZIN初参戦で、RIZINの舞台はどのような印象でしたか?
手塚 RIZINのオープニングがあって全選手入場の時にちょっと泣きそうになりましたね。それくらい、やっぱりPRIDEとかDREAM、HERO’Sを見て格闘技を始めたので、やっぱりそこに立てる、あのコール受けて名前呼ばれて立てるというのは嬉しかったですね。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望を教えていただけますか。
手塚 今回の負けで、まあ、やっぱ変えていかなあかんというのもわかったので。ちょっと最近は、自分のこだわりもあったし、そのスタイルでずっと6連勝できてたから、なんか自分の考えや、結構こだわりが強かったですけど、これからやっていくには崩していかなアカンところもあるし、ぐうの音も出ないくらい叩きのめされたので、あとは上がるだけやなと思って、またこれからも頑張っていきます。
ーーヤマニハ選手のトラックポジションやネルソンは予想外でしたか?
手塚 そうですね、ネルソンは予想外っちゃ予想外でしたね。まあ、ネルソン外してきてくれたらもう「行ける!」と思ってたんですけど、なかなか外してこないし、よう身体折りたたまれたんで、ちょっと嫌な感じしたんで、ちょっと移行してしまったところがあるので。あとはもう、ハーフのときにやっぱこう、ギロチンやって背中にマットつけさせるとか、それも、ギロチンのプレッシャーも強かったし。うん、強かったですね。
ーー戦っていて執念を感じましたか?リヴェンジしたかったようなのですが。
手塚 うーん、執念も感じたけど、根本が強かったっすよね。
竿本樹生「こういう試合をしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
竿本 今回グラップリングで、グラップリングというかまあ関節技=腕十字とかバックチョークで試合極めたいなと思っていて、1ラウンド目に腕を1回取れそうになって「あ、これ行けるな」と思っていたんですけど、自分の極めきる力がなくて、極められなくてグダグダな試合になってしまって。前回に引き続きまたこういう試合をしてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ーー打撃ではなく寝技で一本を取るというプランだったということですか。
竿本 そうですね、パンチのフェイントとかから入って、そのままテイクダウン行って。で、極めに行くっていう作戦だったんですけど、逆にテイクダウンされて自分が下になっちゃって。そこからうまく作れなくて。そうですね、不完全燃焼な感じの試合になってしまいました。
ーー対戦を終えて相手の印象は戦う前の後とで違いましたでしょうか。
竿本 思った以上に攻めてこなかったので逆にそれがまたやりづらかったですね。
ーープランとしては、もっと相手がガンガン攻めてくるところを突いていこうと思っていたのですか?
竿本 打撃とか、あとは寝技の展開でも、僕が下になって、相手が上になって、もっとパスとか、上から極めに来るかな、とか、パウンドとかも結構打ってくるかと思ったら全然打って来なくて逆に守りに入られて。やりづらかったですね。
ーー今回18勝目、連勝的には14連勝という記録ですが、それについてのお気持ちは?
竿本 連勝記録は本当に全然気にしていないんで。「14連勝もしてるんだー」って感じですね。
ーー今回60kg契約を含め、フライ級の試合が3試合組まれていますが、フライ級戦線どのように考えていますか?
竿本 結構おもしろい選手がいっぱいいると思うので、トーナメントやってほしいなというのはあります。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望を教えていただけますか。
竿本 また今回もああいう試合をしてしまったんですけど、トーナメントをやってもらえるならやってほしいし、もしダメならダメで、ワンマッチでもいいんで、またRIZINの舞台で戦いたいので、使ってほしいです。
ーー下からのデラヒーバですが、柔術技で対抗していたのは対策だったのですか?
竿本 柔術の技ですか?(デラヒーバフックのようにして)こういうので? ああ、あれはなんか、結構前に宮田先生に教えていただいて、それが不意に出ただけで、技の名前もちょっと知らないので詳しくなくて。何も考えてなかったので分からないです。
**ーーグラウンドコントロールが評価されずにスプリットになったというイメージですが、ご自身はいかがですか?
竿本 僕が下になっている時間が長かったので、もしかしたら取られたかなとも思っていたんですけど、腕十字で僕が、キャッチ入っていたのかな、キャッチ入っていたか分からないけど、2、3回くらいチャンスあったので、なんとか勝ったかなという感じでした。
ーー顔色を見る限り、連勝記録は更新しましたけど納得行かないような感じでしょうか。
竿本 そうですね、1ラウンド目の腕十字で極めきって勝ちたかったですね、はい。反省しかないです。
ーー出身が和歌山ということで今回大阪大会という近いところでできたのはいかがでしたか?
竿本 家族とか知り合いが結構来てくれているので、このインタビュー終わったら会いに行って、そのまま実家帰ろうと思っているので。地元の人たちと会えるのは嬉しいですね。
ーーご家族から感想は?
竿本 怪我の心配だけは、LINE来てましたね。
ーー宮田(和幸)さんからは何か言われましたか?
竿本 宮田先生からは、「もっと練習しないとダメだね」って言われました。
宇田悠斗「自分の見せたいことができなかった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
宇田 悔しいです。
ーー初黒星としての気持ちも「悔しい」となりますか?
宇田 そうですね、レコード的にも悔しいんですけど、一番は自分の見せたいことができなかった。ってとこが一番悔しいです。もっと見てほしかった部分があるのに、そこを出せなかったというのがとても悔しいです。
ーー見せたかったこととは具体的にはどういうところですか?
宇田 もうちょっと打撃の交錯だったり、もうちょい攻めの姿勢を見せたかったんですけど、ちょっと手堅く行き過ぎたな、というのがあります。
ーー先に試合後インタビューを終えた竿本選手は、「もっと来ると思っていたけど、案外来なかった」と。それは竿本選手の攻撃を警戒していたためでしょうか?
宇田 正直、圧っていうのはなかったんですけど、一番最初、確か飛び膝が来たんでしたかね。それでペースが崩れてしまって、ちょっとそこで、何て言うんですかね、ペースを乱されました。
ーー対戦を終えて竿本選手の印象は試合の前と変わりましたでしょうか。
宇田 特にないです。印象通りでした。ただ自分がやることできなかったんで負けた。と思っているので、全然実力は俺の方があるとまだ思っているので、いずれリベンジして次こそボコボコにしてやろうと思っています。
ーー初参戦となりますが、RIZINの舞台はどのような印象でしたか?
宇田 すごい華やかで、燃えましたね。初めてなんで、こんな大きい会場でこんな客がいる中、試合するのは。ちょっとアガっちゃった部分があるんですけど、こういう大舞台に出れてとても幸せです。またこの舞台に必ず帰ってくるんで。帰ってきたいです。
ーー今後の展望もぜひ教えてください。
宇田 さんざん偉そうなこといって負けちゃって、僕、負け犬なので、また1から出直してきたいと思います。