6月27日（日）に丸善インテックアリーナ大阪で行われたYogibo presents RIZIN.29の出場選手たちの試合後インタビューを公開！
白鳥「強さを見せて、大晦日に戻って来ます」
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
白鳥 最初に思ったことは、悔しかったのです。事前に言っていた一回戦、決勝を相手に何もさせず圧倒するというのを有言実行したかったのですが、一回戦は圧倒できましたが最後は圧倒出来なかったので悔しいです。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
白鳥 全然違いました。髙橋選手は男でした。蹴りの選手だったのですが、後から聞いたらRIZINという舞台だからとパンチで勝負してきてくれて、思ったより蹴りが少なかったので、髙橋選手はリスペクトしています。皇治選手は、やるのかやらないのか決勝に行くまでに話し合いしたところから、こういうのも初めてで、僕はこのトーナメントの一回戦と決勝を闘うために大阪まで来たので、色々話し合った結果、無事に決勝戦が出来てそこはよかったです。
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
白鳥 とりあえずはチャンピオンベルトを獲ることが出来たので、でもこれはキック最強の証ではないと思っています。一つの結果だと思っているので、僕はRISEを主戦場としていて、まぁRISEでは2連敗していますが、それを打破して強さを見せて、大晦日に戻って来ます。
——RIZINでキックでメインを張るのは那須川天心選手以来は初めてだと思いますが、それについてはいかがですか？
白鳥 光栄なことです。RIZINではMMAがメインでキックが軽く見られている部分があるので、こういう機会を与えて貰ったのは光栄ですが、メインらしく締めたかったですね。そこが悔しかったです。KO負けしていない皇治選手をKOしたかったです。誰も成し遂げていないことをやりたいじゃないですか。だから悔しいです。
——チャンピオンベルトのデザインについて思うことはありますか？
白鳥 めちゃくちゃ格好良いですね。子供の頃を思い出す、そういうのをくすぐられましたね。みんな「仮面ライダーじゃん」って言ってたじゃないですか。僕もそう思ったし、だからポーズはやろうっておもったし、前日に一応ポーズを研究して、決めました。
皇治「梅野選手に申し訳なく思っています」
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
皇治 本当に心から、何ていうか、すごく梅野選手に申し訳なく思っています。梅野選手に申し訳ないです。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
皇治 一緒というか、このトーナメントにかけて必死に挑戦してきた梅野選手ももちろんですが、梅野選手のファンや格闘技ファン、たくさんの方々に支えてもらったのに申し訳ないと思います。
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
皇治 自分のしたことなので申し訳ないと思っています。受け入れなければならないことがたくさんあると思います。
——決勝をやると決めた話し合いはどう思いましたか？
皇治 梅野選手に申し訳ないと思いが強かったです。お客さんもたくさん来ているので、ここで被害者ぶって試合をしないのは違うので、リングに上がりました。
——バッティングについてはどう思いますか？
皇治 故意ではないですが相手にダメージを負わせているので、自分の実力の無さです。
——優勝を逃した気持ちはいかがですか？
皇治 悲劇のヒロインぶっているわけでもないし、散々言ってますが、受け入れないと行けないなと思います。
——梅野選手と再び正々堂々と闘いたいですか？
皇治 闘いたいと言うより、しっかり会って謝りたいです。
——受け入れなければならないととは、どういうことですか？
皇治 批判もちろん、悔しいこともあったし、自分がやらないとアカンと思って必死にやって来たのですが、全てを見返すためにやって来たのですが、人生そんな簡単なもんじゃないなと、結果を受け入れるということですね。
髙橋「変わらず大晦日を狙って、魂の見えるような熱い試合を見せたい」
——試合後の率直な感想をお聞かせください。
髙橋 悔しいというのが第一ですね。何も出来なくて悔しいですね。変に判定負けより、倒された方がも観客も盛り上がったのかなと思いました。
——対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。
髙橋 昨日の計量で見たときより身体がデカかったのと、右フックをめちゃめちゃ警戒していたので、左の警戒がおろそかになっていたのかなと思います。
——始めてのRIZINのリングはどんな印象でしたか？
髙橋 素晴らしいリングで、演出から何から凄くて、憧れる舞台に立てたのが良かったですけど、この舞台で活躍出来るように、また這い上がって来れたらなと思います。
——試合を終えたばかりですが今後の展望を教えて下さい。
髙橋 変わらず僕は大晦日を狙っているので、今日は倒されましたけど、もっと魂の見えるような熱い試合を見せていけたらなと思います。
榊原信行CEO 総括
大阪大会の総括は、非常に格闘技らしい試合が多かったと思います。それぞれいろんな思いがある中で、完全に噛み合って、ファンが求めるような決着の着き方ではないというか、もう少しKOや一本が続くような試合があると良かったかなと思いました。ただ、バンタム級グランプリ一回戦は見応えがありました。
波乱のキックトーナメント「トーナメントならではの難しさがあった」
非常に難しい形になったのは、キックトーナメント。トーナメントならではの難しさがありました。競技を超えたところで白鳥選手、以下参戦した4名のプロフェッショナルイズムを、プロとして何を成すかという思いの中で、決勝戦が成立しました。
いろんな思いがあったと思いますが、決勝に駒を進めて闘ってくれた白鳥選手、皇治選手、そして梅野選手と髙橋選手に、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
難しい決勝になりました。白鳥選手も皇治選手もそれぞれ思いを作るなどあったと思いますが、決勝にふさわしい攻防が見られたことは良かったなと思います。
梅野選手に関してはRIZINとして闘う機会を、皇治選手とのリマッチを含め、今後の梅野選手の回復を待って試合の機会を作れればと思っていますし、梅野選手にはその旨伝えました。
バンタム級グランプリ二回戦は9月、リザーブマッチの選手はファン投票で
今回でバンタム級グランプリに勝ち上がった8名が出揃ったので、どういう形で抽選会にするのか、我々主催者のマッチアップなのか、早急に決めて発表をしたいと思います。
9月大会にリザーブマッチを組みたいと思っています。一回戦で負けた8名の中から、ファンがもう一度リザーブマッチで出てきて欲しいと思うような選手を、ファン投票というような形で決めるのも良いのかなと思っていますので、一回戦に負けた8名にもう一度、リザーバーとしてのチャンスをファン投票という形で選ばれてくるという事を一つの大前提として、リザーブマッチを9月に組んでいきたいと思います。
9月19日（日）開催予定のさいたまスーパーアリーナ大会について
9月の大会に向けて、浜崎朱加選手の試合、サトシ・ソウザ選手の試合も当然組まれるのもあると思いますし、クレベル・コイケ選手、斎藤裕選手、朝倉未来選手など、この9月の復帰に向けて動き出せるのかも含めたところを明日から調整に入りたいと思います。
オリンピック開催有無で8月に新たなチャレンジ実施を想定
7月8月、7月はなかなか難しいと思いますが、オリンピックをやるという発表もないしやらないという発表もない中で進んでるんですけど、やるんですよね？オリンピック…マスコミの皆さんがどう捉えているのかわからないですけど、正式な発表は何もないですよね。僕ら民間からすると、オリンピックがなければそれによって環境が変わるので、その二週間。そのジャッジは早いタイミングで頂けると思って、7月8月のタイミングでの大会を準備していました。
さいたまスーパーアリーナもあれば、有明、代々木、いろんな会場の調整もできるので、極論言うと国立競技場でもやれないかと思っていたんですけど、流石にここからのタイミングであれば、一回で1万人規模の大会を1ヶ月切るタイミングでは全然間に合わないので、少し趣向を変えて、7月は難しいですが8月には何か新しいチャレンジが出来る事を進められたら良いなと思っているので、追って発表したいと思います。
今日の中での正式なアナウンスは、9月19日に、バンタム級JAPANグランプリの2ndラウンドを軸とした大会を、さいたまスーパーアリーナで開催させていただくと言うことを、発表させていただきます。
Yogibo presents RIZIN.28 総動員数
9,731人