3月21日(日)名古屋の日本ガイシホールで開催されたYogibo presents RIZIN.27のメインイベント、RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで現王者・浜崎朱加が浅倉カンナを判定で下し、王座防衛を果たした。

激闘の末、浜崎が2-1判定勝利で見事王座防衛に成功!

RIZIN.27の第14試合として行われたタイトルマッチは、1Rは浜崎が浅倉に猛攻するも、2R後半に浅倉が反撃、3Rに浜崎得意のアームロックを浅倉が凌ぐも最後は再び浜崎のラッシュをかけ試合終了。

判定の結果、2-1で浜崎が浅倉を下し、第3代王者初の防衛を果たした。

浜崎「私もできる限り頑張りたい」涙の勝利者マイク

浜崎は、勝利者マイクで「試合前にカンナちゃんを煽るようなことを言ったんですけど、メチャクチャ強くなっていました」と、カード発表時の記者会見で浅倉に「2年前とあまり変わっていない」と煽った発言について、浅倉の成長を認めるコメントをした。

続けて「私もあとどれだけできるか分かりませんが、格闘技はこれから先ももっと盛り上がっていくと思うので、若手のみなさん頑張ってください」と、浅倉含めた若手選手に対してエールを送った。

しかし「私もできる限り頑張りたいと思うので、よろしくお願いします」と自身も若手とともに頑張ると浜崎らしいコメントをした。

勝って悔しむ浜崎、負けて悔しむ浅倉、二人が語るジョシカクの未来

今回のタイトルマッチに関して関係者からは「ジョシカクの未来がかかっている」と囁かれていた。浅倉が浜崎を下せば今後の女子格闘技界に勢いがつくのではと予想されたが、浜崎が勝てば国内ではもう浜崎の相手は居ないとなり、女子格闘技が停滞するのでは、とまで言われていた。

しかし今回の浅倉の健闘で、今後のジョシカクの未来について問われた浜崎は試合後のインタビューで「(自身が王者となり)浅倉カンナが二番手と思うが、浅倉はこれからも強くなると思うので未来は明るいと思う」と浅倉の存在で今後女子格闘技界の未来は明るいとコメント。

また浜崎は今回の試合内容について「悔しかったのでもっともっと練習して圧倒的に勝ちたい」と勝利しても尚、勝利への貪欲さを滲ませ、自身の成長についてもまだまだこれからだとコメントした。

敗戦した浅倉は、今回の結果に悔しさを滲ませ「まだ浜崎が上にいるので、一気に駆け上がって女子格闘技を引っ張っていきたい」と、今後も浜崎を追いかけ自身が女子格闘技界の最前線でみんなを引っ張ると、力強い意気込みを語った。

榊原CEO「これでジョシカクが終わりではない」

今大会の総括で榊原CEOはメインを飾った浜崎とカンナのタイトルマッチについて「これでジョシカクが終わりではない」とし、そして「今回の試合で浜崎の底が見えた気がした。チャンピオンが手の届かない選手ではないということが垣間見える試合だった」と、これまで女子の中で圧倒的な存在と思われていた浜崎が、今回の浅倉の健闘により、手の届かない存在ではないという可能性が見えたことを明かした。

王座防衛を果たした浜崎が今後どんな相手と闘うのか、また今回敗れた浅倉は今回の敗戦から更にどれほど成長を遂げるのか。

女子格闘技界の今後の動きにも注目だ!

Yogibo presents RIZIN.27 試合結果一覧