2020年7月19日(土)、都内にて行われた記者会見の第二部として、榊原信行CEOと新たにRIZINに参戦する選手としてこれまで他団体で活躍してきた皇治が登壇した。

皇治がRIZIN参戦!榊原CEO「リスク背負ってRIZINに出ることを決意してくれた」

会見第二部の開始早々、榊原CEOが「新たにRIZINに参戦してくれる選手を発表します」と話し始めた。

榊原CEOは8月の横浜での2大会のあと、翌週に大阪での大会を予定していたことを明かした。その大阪大会も含め8月で3大会、全30試合、60名の選手の試合を考えていたが、新型コロナウイルスの感染が収まらず、海外選手との交流も進まない中での3大会実施は難しいため大阪での大会開催を断念したと話した。

その大阪大会で「メインカードとして出場を予定していた選手」として呼び込まれたのが、今までK-1で活躍していた皇治だ。皇治はスーツケースを持ちサングラス姿で登場。「あれ、旅行先間違えたかな?これK-1じゃない…これ何の会見ですか?」と言いながらマスコミの前に現われると、榊原CEOは笑顔で皇治を迎え入れた。

榊原CEOが「いろんな思いでここに来ている。思いの丈を、思いっきり話して下さい」と皇治に話を振ると、皇治は「K-1から来た皇治です」と自己紹介した。

皇治、RIZIN参戦を決めた2つの理由を語る

皇治は話し始めるなり榊原CEO に「K-1からのお土産です」と、自身が表紙を飾ったK-1のオフィシャルフリーマガジンを手渡した。これを見て榊原CEOが「皇治選手が一番輝いていた試合」と話すと皇治は笑顔を見せた。

そして「なぜ自分がここに来たかと言うと、以前よりK-1選手としてここRIZINに出たいと話してきた。でもルールというものがあって、31歳ですが最後のチャレンジと思って、大切な居場所を失い違約金を払って出てきた。愛するK-1を抜けてなぜこういうことをしたかと言うと、それはファンと約束したから。何よりも大切なファンに、新しい景色を見せると約束した。漢は言ったことを貫こうと思い、ここへ来た」と、RIZINへ参戦した理由を明かした。

「もう一つは武尊と那須川天心。ファンが本当に望んでいるカードはそれだと思う。天心も武尊も凄く尊敬している、凄くリスペクトしている。でもあいつらの人生は1回しかないので後悔してほしくない。今のままではおじいちゃんになったときに『あの時やっていればよかった』と絶対に後悔する。あの二人はファンの前でずっと『やる』と公言しているので、必ずやって欲しい。自分はそれの何かちょっとでも力になれば光栄かなと思う」とRIZINへ参戦した2つ目の理由も包み隠さずに話した。

「…という事を喋りに来ただけです。俺は闘わなくて良いんで...」と皇治が話したところで榊原CEOがマイクを持った。これまでの皇治の話を聞き、話しの旨さや明るいキャラだが男気あふれる選手であることを讃えつつ、いきなり皇治に「8月のメインかセミで出て欲しい」と超緊急オファー。

その背景には、8月の大会で那須川天心にオファーをしていたが拳を痛め全治6週間のため出場できなくなったことがあると明かした。そのため現在ピンチに陥っており、この場で皇治に急遽オファーしたと話した。「皇治に漢を見せて欲しい」と榊原CEOが皇治の目を見て話すと、皇治は「ちょっと拳の調子が悪くて、多分7週間くらいかかる…」と会場を笑わせつつ「…というのは冗談で、盛り上がるカードが有るなら」と超緊急オファーにも笑顔で答えてみせた。

榊原CEOはさらに、RIZINのリスタートとなる今大会を是非一緒に盛り上げて欲しいと再度口説くと、皇治は「自分らが盛り上げなアカンと思うので、俺は俺なりに盛り上げたい。みんなで日本を元気にしましょう」と返した。

そして最後に「皇治軍団とともにRIZINのリングで盛り上げて、共に闘って、共に進んで行きたいと思っているので、めちゃくちゃ応援してくれたら嬉しい」と話し、続けて「RIZINのリングではびっくりするようなカードで試合をしたいと思うので、榊原さんお願いします」と榊原CEOに対戦カードについての要望を伝えた。

「みんなで盛り上げましょう!」と締めくくった皇治は、今後どんな相手との対戦カードが組まれるのか?!今後の皇治の動き、そして今後の追加情報にも注目だ!

記者会見の様子(Youtube)

RIZIN.22/RIZIN.23 対戦カード発表・皇治 電撃参戦 記者会見 2020.07.18

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記者会見 第一部