かねてよりRIZINへの参戦アピールを続け、ファンの後押しもあってRIZIN.17への出場を見事に果たしたビタリー・シュメトフ。その実の兄、セルゲイ・シュメトフより先日RIZIN宛にメッセージが届いた。セルゲイ本人から「自ら恥を晒し、今回のことを真摯に受け止めたい」と切実な願いだった為、ここで翻訳版を本サイトで公開する事にした。
セルゲイ・シュメトフからの反省文
拝啓 ロシアでは夏が早々に過ぎ、我々の大好きな寒い季節が訪れようとしています。RIZINのみなさまは、いかがお過ごしでしょうか。
試合を終えて帰国し、ビタリーのコーチ陣と改めて試合を見直しました。そして重大なミスと彼のスタミナ切れの原因を突き止めました。
コーチたちからは私のセコンドとしての能力の低さを指摘され、ラウンド間に何の仕事もしていないと、呆れられました。
ラウンド間にイスも出さず、マウスピースも取り出さず、ビタリーに深呼吸をさせる指示も出しませんでした。さらには水も与えず、鼻血を止める努力もしていませんでした。
そうです。私のセコンドとしての能力の低さが、ラウンド間に弟のスタミナを削ってしまっていたのです。
弟の敗戦は私のセコンドとしての能力の低さだという結果を受け、このミスから学び、次の試合はセコンドとしてしっかり役目を果たしたいと思います。恥をしのんで、そのことをファンの皆さんに報告させていただきます。次回の参戦オファーをお待ちしております。
敬具
このメッセージが届き、我々も念のためGYAO!の動画を見ながら検証を行って見た。
1R インターバル
兄・セルゲイは鼻血をタオルではなく素手で拭き取っている様子が伺える。
2R開始直前になっても座っている様子はない。首を冷やしながらビタリーへ何やら囁いているようだ。
2Rインターバル
リプレイ映像が続き、詳細は判別出来なかったものの、ここでも座っている様子はなく、セルゲイは何やら囁いているようだ。少し気になったのは、何故かジェイクも座っていない。
果たしてインターバル中のセルゲイの対応が勝敗を分けたのかどうかは不明だが、この反省を活かし、再びRIZINのリングで躍動する姿を期待したい。