GOOD SPEED presents RIZIN.18に出場する堀口恭司が、8月7日(水)に「ようこそ!!ワンガン夏祭りTHE ODAIBA 2019」のマイナビステージで練習を公開した。

堀口は2017年末にRIZINバンタム級トーナメント優勝、18年末に初代RIZINバンタム級王者、19年6月にアメリカメジャー団体のBellator世界バンタム級タイトルを獲得した史上最強の日本人MMAファイター。8月18日(日)に開催されるGOOD SPEED presents RIZIN.18では、新鋭・朝倉海との対戦が決定している。

THE ODAIBA2019のマイナビステージに堀口が二つのベルトを掛けて登場すると、集まった観客からは大きな歓声が飛んだ。

RIZIN実況を担当している鈴木アナとのトークショーの後、堀口はステージ上でシャドーとミット打ちを披露。

ミット打ちでは若干19歳でDEEPフライ級チャンピオンとなった神龍誠選手が登場し、堀口恭司のミット打ちのパートナーを務めてくれた。暑い日差しが照り付ける中、軽快なステップとキレのある打撃で会場のファンを盛り上げてくれたぞ。練習を終えた後は、会場に来てくれた方に堀口選手が直接指導をすることに。

パンチの打ち方を丁寧に教えている堀口選手の優しい表情がとても印象的だった。体験指導が終了すると、会場に集まってくれた方とのじゃんけん大会が開催された。

じゃんけんに勝利し、二冠王者の堀口選手からサイン入りRIZINタオルがプレゼントされると子供達は満面の笑顔を見せてくれた。

会場にはファンの他にも沢山の報道陣が集まり、イベント終了後には囲み取材が行われた。

ー質疑応答ー

ーー先ずは今日のイベントの感想から教えてください

こんな暑い中、ずっと待っててくれて本当にありがたいですよね。すごく力になりますね。

ーー皆さんの前での公開練習はやっぱり違いますか?

そうですね、ファンの方も来てくれて、いつもは公開じゃないので、みんなのパワーをもらえますね。

ーーこういったイベントをやることによって盛り上がってる事をを実感しますか?

そうですね。沢山の人も集まってきて来てくれるので、すごい盛り上がってきているんじゃないかなと思いますね。

ーーアメリカから日本へ来るとより(盛り上がってきている事を)感じますか?

普段アメリカにいるので、全然こういう「ワー(歓声)」とかないので。(アメリカでも)声掛けてもらう事はたまにあるんですけど、全然そんなには無いので。日本に帰ってくると、コンビニとかでも声掛けてもらえるので、盛り上がってきているなという実感はありますね。

ーー今までこういう所(屋外のイベント会場など)で練習を見せる事ってありましたか?

ベラトールの時に、外で動きましたね。

ーーでも湿度は全然(日本と)違いますよね。

そうですね。でもニューヨークは黒のマットだったんですけど、熱すぎて足の裏を火傷しました(笑)

ーーでは今日は(炎天下の下でも)練習でそんなに疲れたという感じではないですか?

そうですね、靴も履いていたので大丈夫でしたね。

ーー炎天下での練習など、どんな思い出があったりしますか?

いやー。あんまり無いですね。空手の時はやっぱり全部室内なので。なので別にないっすね。
ハハハハ(笑)すいません(笑)

ーーダブルチャンピオン(RIZIN、Bellator)になって、何か変わったことは?

んー、全くないっすね。自分がダブルチャンピオンになったからって気持ちも変わらないですし。なんか変わった事といえば、ATTに帰った時に祝福が大きくなったとか、それぐらいですね。

ーー朝倉海戦が決まり、ビデオも見たとのことでしたが、改めて(対戦相手の)印象を教えてください。

そうですね、トータル的に出来る選手だなって。主に打撃の選手ですけど、タックルもしっかり狙えるし、まぁそっから先は多分ないと思うんですけど。しっかり総合的に強い選手だなと思っています。

ーーそっから先は無い、というのは極めの部分でという意味ですか?

そうですね。極めはないなと。まぁ研究しているので。

ーー先日矢地選手が未来選手に敗れました。(KRAZY BEEの元同門として)弔い合戦のような意識などはありますか?

そういうのは無いですね。やっぱりそういうの(感情など)を勝負に持ち込むといい事はないので。自分はあくまで自分という感じですね。

ーー未来選手と矢地選手の試合は見ましたか?

見ましたよ。リングサイドで。

ーー未来選手が海選手の参謀についているような感じですが、何か警戒するべきところは?

誰が付いていても関係なくて、やっぱりやる事は自分と相手なので、まぁ別に(無い)ですね。

ーー(海選手と)差があると仰っていましたが、どの辺が違うと思いますか?

全体的に自分の方が上というのはありますけど、やっぱり勝負なので一発当たれば分からないですし、しっかり気を抜かないように。

ーー世界の王者に新鋭がチャレンジ、のようなマッチメイクだと思うのですが、RIZINっぽいマッチメイクについてはどう思われますか?

いや、有難いですよね。UFCとかのマッチメイクだと強いから強い選手を当てなきゃならなくなって、(そうすると)相手側のスケジュールとかの都合で(試合が)組めなくなるし。でもこうやって若い選手と試合すると自分の経験にもなるし、試合もコンスタントに出来るので。試合勘を忘れない事が大事だと思っているので、自分はすごく嬉しいですね。

ーー実績で言えば堀口恭司と他の選手では(大きな)差があると思うのですが

まぁでも差があると周りは言いますけど、いざやってみないと分からない事なので、格闘技は。一発当たれば終わりなので。そこは慎重にいこうかなとは思っていますね。

ーーフィニッシュのイメージは?

そうですね、打撃でも寝技でもしっかりと将棋みたいにバーっと詰めていって、最終的に決めるってところまでやりたいなとは思っていますね。

ーー将棋みたいに詰めていくというのは朝倉兄弟も同じような戦略、考え方をします。あえて向こうの土俵に立つというイメージでしょうか?

いや、敢えてというより元々(自分自身)がそういう感じなので、あえても何もないですね。

ーー相手は勢いがあって連勝してて若い。そういう選手との戦いで気をつける事は?

そういう選手だから、というより、一発当たってしまって効いちゃったら終わりの世界なので、そういうパンチだったりをもらわないようにしたいなと思ってますね。

ーー二冠王はそこまで(心境などは変わらない)というお話がありましたが、今までそこを視野に入れてやってきたからという事ですか?

いや、そういうのじゃなくて、自分の感覚的には強い対戦相手に勝って、ついてきたものがベルトという考え方です。なので別にベルトにあんまり拘りがないんですよ。二冠王になったからと言って心境が変わるかと言われてもそうではないですね。

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