12月28日(金)、HMC JAPAN(東京都渋谷区)にて『Cygames presents RIZIN.14』(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)に出場する堀口恭司の公開練習が行われた。
1週間前に帰国し、調整を続けている堀口はこの日、2分間のシャドーを披露。セミファイナルでRIZINバンタム級初代王座をかけてBellator世界バンタム級チャンピオン、ダリオン・コールドウェルと戦う堀口恭司は「強い日本人がいるんだということを世界へ向けて発信していきたい」と意気込みを話した。
以下、質疑応答
——オファーが来て、対戦相手を聞いての感想をお願いします。
堀口 大きな団体のチャンピオンが来るということで、すごく気合が入り、嬉しかったです。
——Bellatorの印象は?
堀口 よくテレビで観ているのですが、すごく大きい団体だなと思います。
——対戦相手の技術面の印象、強いと思う部分を教えてください。
堀口 レスリングベースの打撃が強い選手かなと。レスリングがすごく強い選手だなという印象です。
——タイトルマッチになりましたが思いをお聞かせ下さい。
堀口 しっかりとこの『RIZIN』という舞台で勝たないといけないなと思っています。
——アメリカではダリオン・コールドウェルを想定した相手と練習をしたのでしょうか?
堀口 少し身長が高くてレスラーの選手との練習をたくさんしました。
——どのくらいの階級の選手と練習をされたのですか?
堀口 バンタム級とか同じぐらい(の階級の選手たちと)ですね。
——コールドウェル選手はフェザー級から階級を下げてきた選手ですが、階級は気にしないですか?
堀口 気にしないです。はっきり言ってそこを気にしても仕方がないので。当たれば倒れるので。気にならないです。
——今回の試合に向けてアメリカで強化してきたのは?
堀口 すべて強化しますが、相手がレスラーなのでその対策ですね。
——打撃で仕留めたいですか?
堀口 しっかり打撃で仕留めたいです。
——コールドウェル選手のレベルは過去、戦ってきた選手と比較するとどれくらいですか?
堀口 やはりチャンピオンなのでね。これまでも大きい選手と戦ってきましたが、大きくてレスリングベースの選手はやりづらいタイプかなと思いますが、しっかり極めて勝ちたいなと思います。
——これまでRIZINで戦ってきた選手と比べてもやはり強いですか?
堀口 そうですね。トップレベルだと思います。
——UFC時代を含めても?
堀口 う~~~ん …。トップレベルですが、特徴が全然違うのでUFC時代の相手は自分と同じくらいの身長だったりしたので。コールドウェルは大きいし、特徴があるので今まで体験してきたことのないタイプかなと思います。
——バネがあったり、投げ技や飛び蹴りだったり、そういった部分に関しては、どう評価していますか?
堀口 レスリング出身の選手はバネがある選手が多いので、そういうところに気をつけて戦っていかないといけないですね。
——大晦日ということでバラエティ豊かなカードが並んでいる中で、セミを任されています。どのうような試合をしていきたいですか?
堀口 相手はBellatorのチャンピオンで、自分は世界で戦ってきたのでレベルの高い試合になると思います。そこをしっかり自分が最後に極めて盛り上げたいです。
——フィニッシュはどう極めたいですか?
堀口 しっかりKOでいきたいなと思います。
——リングで戦うことは有利に働くと思いますか?
堀口 う~~ん…。どこでも変わらないと思います。
——コールドウェル選手のテイクダウンを切るイメージは?
堀口 ずっと、その対策をしていました。
——手足の長いコールドウェル選手の打撃に関してはどうですか?
堀口 打撃よりも突発的なタックルにくるとみせかけて打ってくるとか、(フェイント)に気をつけたいなと思います。
——あの9月(RIZIN.13、那須川天心戦)の経験は自分にとって糧になった?
堀口 そうですね。すごく良い経験になりましたね。
——来年、Bellatorに出場させたいというお話しが出ていましたが?
堀口 自分は、いつでも行きたいと思っています。
——デメトリアス・ジョンソンがアジア圏内に進出してきますが刺激を受けたりしますか?
堀口 そうですね。やはり日本人なのでアジア圏内でしっかり存在感は示していきたいですね。
——日本を代表して世界のチャンピオンと戦う意識はありますか?
堀口 強い日本人がいるんだよ、と世界に発信していきたいと思っています。